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SENCLA BLOG

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2021
2021.09.02

出演アーティスト 福田進一さんからのメッセージ

第1回「せんくら2006」のトップバッターとして参加、以後は震災の2011を除き、毎回レギュラーのように参加させて頂いています。

今秋、第15回「せんくら2021」にも招いて頂き、せんくらでは今回が2度目となる「アランフェス協奏曲」のソリストを務めます。アランフェスの作曲家、ホアキン・ロドリゴ(1901-1999)は、今年が生誕120年、20世紀を丸々生き切った長寿作曲家でした。第2楽章アダージョの哀愁に充ちた名旋律は有名で、クラシック界に限らず、巨匠マイルス・デイヴィスや先頃亡くなったチック・コリアなどが取り上げたことによって、ジャズの世界にとってもスタンダードとなっています。また、フラメンコのリズムによる溌剌とした両端楽章は高度な技巧が要求され、弾きごたえ、聴きごたえのある音楽になっています。

さて、このコンサートでは、私の長年の友人でデュオのパートナーでもある工藤重典さんがモーツァルトのフルート協奏曲のソリストとして出演されます。

長年、沢山のステージで共演してきた工藤さんとコンチェルトのソリスト同士として仙台フィルとのステージをシェアするのは初めてで、これまた楽しみな「せんくら2021」になりそうです。

もう2つの楽しいコンサートは今や女流トップ・ギタリスト朴葵姫さんとのステージ。そして藤原道山さんの尺八と切り拓く新しいアンサンブルのステージです。

葵姫さんは、15歳の時に私に習うために日本にやって来た天才少女でした。あれから20年、世界が注目する女流ギタリストに成長した彼女とのデュオはいつも楽しく心躍る瞬間の連続です。

 

 

今回はブラームスの変奏曲や、ソルのファンタジアなど通向きのコアなギター名曲と先のロドリゴのアダージョを私がギターデュオに編曲したバージョンをお聴き頂きます。ここでは葵姫さんが独奏パート、私がオーケストラパートを演奏します。

 

尺八の貴公子、藤原道山さんとは今年生誕100年を迎えるタンゴの巨人アストル・ピアソラ(1921-1992)の名作タンゴの歴史(1985)を中心に、和の尺八と洋のギターという、ちょっとイメージしにくい未知のアンサンブルに挑みます。

 

 

変幻自在な道山さんの尺八との共演は、昨年すでにプライベートな某所で実験済み。この素晴らしい組み合わせを「せんくら2021」で披露出来ると思うと今からワクワクしてきます。

 

「せんくら2021」ファンの皆さま、

今年もよろしくお願い致します!

 

福田進一

2021
2021.09.01

出演アーティスト 西本幸弘さんからのメッセージ

皆さん、こんにちは!

仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターの西本幸弘です。

昨年は新型コロナウィルスの影響でせんくらとして皆様にはお会いできませんでしたが、今年はせんくらでお会いできますね😊

 

皆様はstayホームなどどんな時間をお過ごしだったのでしょうか?僕は普段ゆっくりと時間の取れない趣味の料理やギターの時間を増やしつつ、今後のアーティストキャリアを考えたりの日々でした。料理では初めてカワハギを捌いたりと、少し腕を上げられた気がします。(笑)

そしてそんな時間の中で、登山という、もう一つ趣味の様な、自分と向き合う貴重な時間を作ることが出来ました。父がワンダーフォーゲル部だったこともあり幼い頃は山登りに行ったこともあったので、昔も思い出せる時間です。登山中は少しの間だけ完全に音楽と離れて足元に気を付けながら一歩一歩頂を目指し、一つ一つ色々なことを考えられます。貴重な時間です。登山に向けては、数日前から気温や天気を調査しながら、色々なリスクを想定して荷造りをする。そして地図を読みながら目の前の景色を見ながら進んでいく。数時間かけて行き着いた先には絶景も待っています😆その達成感足るや快感です!そして、遠足と一緒で家に帰るまでが登山。実は危険は下り道の方が多くて、集中力を要します。ある意味音楽から完全に離れるけど音楽とも似ている気がしています。一つのコンサートを制作して演奏して終演後にフィードバックしてのような。

そんなわけで、これからも登山は時間の許すときに続けていこうと思います。

 

 

さて、肝心の今年のせんくらの出演公演についてです。仙台フィルの公演はもちろん、個人では、今年は久々のフェスティバルソロイスツと、どしゃ降りバンドでの出演です♪

 

毎回ソロイスツでは素晴らしいメンバーと限られた時間で最大限の化学反応を目指す時間です。きっと今年もお楽しみいただけること間違いなしです!

 

もう一つのどしゃ降りバンドは、大学時代の同級生と結成した何でもありのボーダーレスバンドで、僕が雨男であることも理由で、音のどしゃ降りをも起こしたい「どしゃ降りミュージックアワー」というのをスローガンに活動しています。メンバーの健ちゃん(髙杉健人さん)は、ここまで行くか!といつも思う超絶アグレッシブなコントラバシストです。クラシックはもちろん、どんなジャンルでも活躍していて、特に今ではタンゴのスペシャリストでマルチなアーティストです。そして今回はピアニストのポチ(髙橋翔吾さん)が諸般の事情で参加できないこともあり、スペシャルゲストとして信頼しているピアニスト山中さんとのコラボをします。作曲家でありピアニストでもある山中さんとどんな音楽が出来るのかは、僕ら自身も未知数で今から楽しみです。

きっと、レンジが広くてクラシックもこんな表現にチャレンジできるんだということをお伝えできるのではないかなと思いますし、純粋にライブ感のある「ライブコンサート」を目指していきます。ぜひ心よりお待ちしております🙇

 

最後になりますが、せんくらではこんなときだからこそ心が柔らかくなり豊かになるようなコンサートが沢山あると思います。ぜひ楽都仙台の音楽祭楽しんでいただけると幸いです🙏

 

Ciao!!

 

西本幸弘

2021
2021.08.31

出演アーティスト 加羽沢美濃さんからのメッセージ

仙台の音楽祭『せんくら』

こうして略されている事が、皆様から愛されている音楽祭の証ですね^ ^!

街に活気があり、各地のホールでクラシック音楽が溢れていて、本当に素晴らしい音楽祭です。

ボランティアの方々もやる気満々で、いつも素敵な笑顔で迎えてくれます。

大好きな音楽祭の一つ😘です!

 

今年は、二つのソロ公演を予定しています。

 

【加羽沢美濃が贈る「徹底解剖!謎解きクラシック!】

ミステリー仕立てで、クラシック音楽の秘密をお届けします!

なぜあの名曲は世界中で愛されるのか?

美しい旋律はたった5つの音で作られた?

誰でもサティになれるってホント!?

様々な作曲家の名曲を、独自の視点でピアノを使って徹底解剖します!

子供から大人まで、楽しく学べるコンサートです。

 

もう一つは、

【加羽沢美濃 の「名曲リサイタル」~ピアノはうたう~】

ピアノ一台で、クラシックから童謡、ディズニーの名曲まで「うた」をテーマにお届けします。

音楽祭の為の、スペシャルアレンジあり、大人気の「リクエストコーナー」ありのピアノマジック!

小さなお子様も楽しめるコンサートです。

ピアノで聴きたいリクエスト曲を考えて、是非、遊びにいらしてくださいね!

 

この音楽祭のもう一つの楽しみは、各ホールの素晴らしいお花のオブジェ!

毎年お邪魔している「楽楽楽ホール」をはじめ、見事なお花のアートが、正真正銘、ステージに華を添えてくれています^ ^

 

 

 

 

 

 

アーティスト同士の交流も音楽祭ならでは。普段はニアミスばかりで、なかなかお目にかかれない皆様との貴重な時間も頂いています!マル秘写真も少し載せちゃいます。

 

 

 

 

今年も、どんな出逢いがあるのか、今から本当に楽しみです。

皆様も、リラックスして、楽しみにいらして下さいね!

もちろん、どこかで見かけたら、気軽に声をかけてくださいね(^^)お待ちしてます。

 

 

加羽沢美濃

2021
2021.08.30

出演アーティスト 宮城学院女子大学さんからのメッセージ

「せんくら」ブログ読者の皆様、こんにちは!

宮城学院女子大学音楽科学科長の太田 峰夫です。本日は10月3日に開催されるコンサート「及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達」のことを中心に、本学音楽科について書かせていただきます。

宮城学院女子大学音楽科は東北地方では珍しい、音楽を専門的に学べる学科です。宮城女学校時代も含めると、その歴史は100年以上もあります。現在の学科は器楽コース・声楽コース・作曲コースの3コースからなっており、器楽コースでは2019年度より、16の専攻(ピアノ、オルガン、ヴァイオリン・ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、サクソフォーン、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、打楽器)が学べるようになりました。1学年25名(定員)という小さい規模ながら、とてもにぎやかな学科です。

残念ながら昨年からのコロナ禍で、大学では現在、実技指導を行うことがなかなか難しくなっていますが、現在も一部はオンラインで、一部は感染防止対策(ソーシャルディスタンスの確保、消毒作業など)を十分にとった上での対面指導によって、教育活動が続いています。

 

 

 

 

 

昨年度は仙台市からの助成を受けて、多重録音・録画技術を使った《合唱幻想曲》(作品80)(ベートーヴェン)の演奏動画を制作いたしました。

 

 

 

また、毎年行われる卒業演奏会も昨年度は無観客の動画収録会となりました。

 

 

なにしろ集まって練習するときも、お互いの距離を意識しなくてはならない状況です。「せんくら」でなにを演奏すればよいのか、頭をかかえましたが、じつは専攻が増えた分、今の音楽科ならばいろいろな編成が可能なことに後から気づきました。そこで今回は、以下のようなプログラムを考え、本学特任教授でもあるピアニストの及川 浩治先生を中心に、ピアノと管楽器によるアンサンブルをお聞かせすることにいたしました。

 

一曲目はベートーヴェン(1770-1827)《七重奏曲》(作品20)より 第3楽章「メヌエット」です。冒頭主題は「ソナチネ・アルバム」でおなじみの「ピアノ・ソナタ第20番ト長調」(作品49-2)第2楽章からとられているので、聞き覚えのある方も多いことでしょう。《七重奏曲》についてベートーヴェンはピアノ三重奏曲版(作品38)も残しましたが、今回はメインの編成にあわせ、ピアノ五重奏用の「メヌエット」を用意いたしました。編曲を担当したのは作曲家で本学教授の小山 和彦先生です。演奏するのは及川 浩治先生(ピアノ)、三澤 真由(器楽コース4年、オーボエ)、副島 謙二先生(本学特任教授、クラリネット)、大滝 杏里(器楽コース3年、ファゴット)、須田 一之先生(本学非常勤講師、ホルン)。世界初演の響きをお聴きください!

二曲目はモーツァルト(1756-1791)作曲《2本のファゴットのためのソナタ》(原曲は《ファゴットとチェロのためのソナタ》) 第1楽章です。シンプルな編成ながら、丁々発止のアンサンブルもあり、まぎれもないモーツァルトの世界を楽しめるでしょう。持田 富士美先生(本学非常勤講師、ファゴット)、大滝 杏里(ファゴット)の演奏でお楽しみください。

三曲目はベルギーの作曲家ジャン=バプティスト・サンジュレー(1812-1875)の《協奏的二重奏曲》第1楽章です。サンジュレーはベルギー王立モネ劇場のコンサートマスターとして活躍したヴァイオリニストですが、サクソフォーンの発明者アドルフ・サックスの友人でもありました。親しかった友人のために、サンジュレーは数々のサクソフォーン曲を書きました。今回演奏する《協奏的二重奏曲》はその中でも、華やかな名曲として親しまれています。演奏するのは小田島 航太先生(本学非常勤講師、ソプラノサクソフォーン)、及川 ひなた(器楽コース3年、アルトサクソフォーン)、庄子三未(研究生1年次、ピアノ)の三人です(研究生は学部を卒業した学生達のためのコースです)。

そして四曲目はラフマニノフ(1873-1943)の《ヴォカリーズ》。もとは声楽とピアノのために書かれた名曲ですが、今回は2018年の「せんくら」と同様、クラリネットとピアノのヴァージョンでお届けいたします。演奏は副島 謙二先生(クラリネット)、及川 浩治先生(ピアノ)のお二人。いぶし銀の響きに耳をおすませください!

最後の曲目、ベートーヴェンの《ピアノと管楽のための五重奏曲》より 第1楽章は今回のメインともいえる曲目です。モーツァルトの同ジャンルの作品に触発されて書かれた1796年の作品で、初演ではベートーヴェン自身がピアノ・パートを演奏しました。とてもスケールの大きい音楽ですが、今回は及川 浩治先生のピアノ、三澤 真由のオーボエ、副島 謙二先生のクラリネット、持田 富士美先生のファゴット、須田 一之先生のホルンでお聞かせいたします。

 

 

以上、今回の「及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達」のプログラムは、これまで以上に彩り豊かなものとなりました。及川先生をはじめ、教員、学生一同は現在、コンサートに向けて鋭意準備中ですので、ぜひ本番を楽しみにしてお待ちください。それでは皆様、10月3日当日に会場にてお会いしましょう!

 

及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達

2021
2021.08.28

出演アーティスト 上原彩子さんからのメッセージ

皆さん、こんにちは。上原彩子です。

 

今年は、初めてせんくらでショパンを演奏致します。

ショパンは大好きな作曲家なのに、私には課題が山積み過ぎて、なかなか人前で弾く勇気が出ないままでしたが、そろそろ挑戦しようと決心し、今回はオールショパンのプログラムを組みました。

 

特に、葬送ソナタは、ショパンの高貴さと狂気寸前の荒々しさが同居している曲で、それを上手く表現できればいいなと思います。

 

思い起こせば、昨年の公演は、コロナ禍という状況下、皆様の熱い思いで何とかフェスティバルが実現した特別なものでした。

 

今年も、まだ安定には程遠く、でも数年後に振り返ったら、きっと世界中が狂気の沙汰に陥っていた時期があったなぁとなるのかもしれません。

この葬送ソナタは、そんな今の私達にちょっと近いのかなと、感じたりします。

 

仙台で皆様にお会いできることを、楽しみにしています。

 

公演番号:18
公演日:10月1日(金)14:15~15:00
上原彩子 ピアノ・リサイタル
~上原彩子のショパン

会場:仙台銀行ホール イズミティ21|小ホール
出演者:
上原彩子

 

公演番号:55
公演日:10月2日(土)17:30~18:30
ハンガリー・ロシア・イタリア・ポーランドを旅する

世界の名曲ピアノ・ガラ
会場:仙台銀行ホール イズミティ21|大ホール
出演者:
上原彩子

 

 

上原彩子

2021
2021.08.26

出演アーティスト 宮城教育大学リコーダーずさんからのメッセージ

こんにちは!

宮城教育大学リコーダーずです!(^^)!

私たちは10月1日(金)、太白区文化センター展示ホールにて「放課後の音楽室Ⅵ~リコーダーのすてきなところ~」を開催します。

 

 

今年度のせんくらでは、おなじみの「ピタゴラスイッチ・メインテーマ」を始め、サン=サーンス作曲「動物の謝肉祭」や「星条旗よ永遠なれ」の演奏を予定しています。

2021年はサン=サーンスの没後100年の年です。母国のみならず愛され続けている名曲を、リコーダーの優しい音色でお届けします。

セッションコーナーでは、会場の皆さんにトーンチャイムを演奏していただき、グノーの「アヴェマリア」をリコーダーずのメンバーとセッションします。是非一緒に素敵な音楽を奏でましょう!

 

みなさんが知っているリコーダーは、中世のヨーロッパで完成して以降、盛んに演奏されてきました。歴史ある楽器の演奏をぜひお楽しみください!

せんくらは6回目の出演ですが、初登場メンバーが3人いるので、メンバー&コメント紹介をしたいと思います!(☆初登場メンバー)

 

 

ソプラニーノリコーダー・ソプラノリコーダー:木村侑矢(きむら ゆうや 上段左)

今年度も出演の機会をいただきありがとうございます🙇‍♂️学部3年でリコーダーずに加入し、早いもので、今回が3度目のせんくらになりました。

今回の「放課後の音楽室Ⅵ」は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、例年のようにリコーダーを使ってセッションをすることは叶いませんでしたが、いつもとはまた違った形で、お客様と音楽を共有できないか試行錯誤しております。

教員採用試験、教育実習、修士論文執筆など、他のアーティストの皆様とはまた違った夏を過ごしている我々ですが、せんくらまで精一杯駆け抜けていきたいと思います!当日会場でお会いできることを楽しみにしております😌

 

アルトリコーダー:田中李奈(たなか りな 下段左)

こんにちは!宮城教育大学リコーダーずの田中李奈です。今年のリコーダーずは、新しい仲間が増え、さらにパワーアップしました!日々の練習では、個性豊かな仲間とともに、ひとつの音楽を作り上げる楽しさを感じています。ぜひみなさんも一緒にエンジョイしましょう!

先が見えない不安な毎日ですが、少しでも気持ちが明るくなる時間になるよう、頑張ります!

心も体も健康第一!お待ちしております!

 

アルトリコーダー:千田三鈴歩(ちだ みずほ 上段右)☆

今年からリコーダーずの仲間入りをさせていただきました。宮城教育大学2年の千田三鈴歩です。普段はフルートを学んでおりますが、リコーダーも大好きです!その音色から癒しをもらったり、ワクワクをもらったり。フルートを学ぶ身としてはリコーダーの魅力に浸らずにはいられません!私にとって初めてのせんくらですが演奏を通してお客様へ様々な出会いを提供できますよう、頑張ります!

 

テノールリコーダー:齋藤寛(さいとう ひろし 中段真ん中)

専攻楽器のサックスでアルトとバリトンを持ち替えるように、リコーダーでもソプラノからバスまで吹き分けます!アンサンブルではそれぞれのリコーダーにそれぞれの役割があって吹き分けるのは大変ですがまたそれがおもしろさだと思って日々練習しています!

 

テノールリコーダー:海野竜輝(うんの りゅうき 中段右)☆

こんにちは。宮城教育大学3年の海野です。

宮城教育大学リコーダーず加入2年目にして、今回初めてせんくらに出演させて頂きます!まさか自分が、しかもリコーダーという楽器と共にせんくらに出演させて頂けるとは夢にも思っていませんでした。小学生の頃の自分がこのことを知ったら驚きのあまり失神してしまうことでしょう…。

またとない貴重な機会ですので、精一杯演奏したいと思います。会場でみなさんとお会いできることを楽しみにしております!

 

バスリコーダー:松橋孝二(まつはし こうじ 中段左)

今年度もリコーダーずとして出演させていただきます、宮城教育大学大学院2年の松橋です。普段は研究活動をしつつ、今回は「動物の謝肉祭」の編曲もさせていただきました。

昨年度は残念ながら中止となってしまった「せんくら」でしたが、こうしてまた皆様にお会いできることをとても嬉しく思います。今年度はリコーダーによる合奏はもちろんの事、リコーダー+様々な楽器による合奏、また例年と少し趣向を変えた、皆様とのセッションを企画しております(今年度はリコーダーをご持参いただかなくても大丈夫です)。ぜひ気軽に、お子様とご一緒にお越しください。

それではみなさん、放課後の音楽室でお会いしましょう!

 

バスリコーダー:鈴木琉月(すずき るな 下段右)☆

せんくら初登場メンバーの1人、宮城教育大学3年の鈴木琉月です。小中学校の授業で大好きだったリコーダーを、こうして演奏することができ、とても嬉しいです。リコーダーずとしての初舞台がせんくらということで緊張していますが、みなさんと楽しい時間を過ごせるよう精一杯頑張ります。

 

普段は、リコーダー以外の楽器も演奏している私たちですが、メンバー全員リコーダーが大好きです(^^)

今回の公演も、原田博之先生と共に素敵な演奏をお届けします!

皆さんと一緒に演奏するコーナーもあるので、是非お友達を誘って遊びに来てください!

リコーダーず一同、みなさんとお会いできることを楽しみにしています!

 

リコーダーず

2021
2021.08.25

出演アーティスト 1966カルテットさんからのメッセージ

みなさまお久しぶりです、1966カルテットです!

せんくらと共に成長してきたと言っても過言ではない私たちですが、去年メンバーチェンジを経て、今年はまた新たな1966カルテットを聴いていただけるはず!と楽しみでなりません♪

今年は1日でギュギュっとお届けしますよ♪

10月2日、まずは13時半から太白区文化センター展示ホールにて。

こちらは、クラシックプログラムとなっております。弦の音色でのトランペット吹きの休日や、一風変わった動物の謝肉祭などをお届け予定です。聴き慣れた音楽もヴァイオリン2本、チェロ、ピアノの1966サウンドでお聴きいただくとまた違った新鮮な曲に聴こえるのではないでしょうか♪

 

そして、夜はこちら、日立システムズホール仙台のシアターホールにて、18時半から!

実は私たち、この度、NEWアルバムをリリースいたします!!

中身は、今はまだナイショかな、、??

でも10月2日には、もちろん、NEWアルバムを引っ提げて、新曲たちと共に参ります!

イギリスのロックナンバーのカバーの数々をたっぷりとアルバムの中からお届けしますよ!!おたのしみに!!!

 

皆さまにNEW1966カルテットをお見せできるのを楽しみに楽しみに、10月2日を待っております!

それまでは、毎週アップしておりますYouTubeなんかをご覧いただけると嬉しいです♡

それでは10月2日にお会いしましょうー♪

 

 

1966カルテット

2021
2021.08.24

『想いの届く日』

せんくらファンの皆さま

 

こんにちは。コントラバス奏者の助川 龍です。

今年も大好きなせんくらに参加させていただける事とても嬉しく思っています。

 

今日は私の兄でギタリストの助川太郎とのデュオユニット”助川ブラザーズ”の公演について紹介いたします。

 

私たちはボサノヴァ・ジャズ・タンゴをはじめ南米や世界中の楽曲から“今“自分達の心に響く楽曲をアレンジして演奏しています。クラシックやオリジナル曲も演奏します。

 

今年は世界中の“うた”をお届けします。

うたを歌い届ける場所、そして大好きなボサノヴァにかけて、《ウタノバ》と題しました。

 

うた、というのはもちろん歌詞があります。つまり明確なメッセージがあります。

でも僕は最初にその曲を感じるのはメロディとリズムで、メッセージは後から知る事も多いです。

 

今回演奏するうたの歌詞はどんなメッセージがあるのか、少しご紹介します。

 

スコットランド民謡の“The Water is Wide”は広い河の岸辺と訳されたりします。この広い河を渡る翼を私は持っていない。私達2人が乗って渡れる小舟が欲しい、と歌っています。

 

ひとは夢み、旅して、いつか空を飛ぶ、と歌うのは武満徹の“翼”。

 

遠い旅路に思いを馳せる、いつの日か故郷に帰ろう…

日本の名曲“椰子の実”ではこの様な意味が歌われています。

 

タンゴの名曲“想いの届く日”では

君を夢に見て目覚めた朝には、柔らかな陽射しに揺れる花がうたう…と始まります。素敵。

 

映画「黒いオルフェ」で使われた名曲“カーニバルの朝”はブラジルの国民的お祭りリオのカーニバルが終わったその翌朝の切ない気持ちを歌ったうたです。

 

昨年はせんくらを始め楽しみにしていたコンサートが沢山無くなってしまいました。

 

辛い現実を目の当たりにして、

その現実からいつもの日常を夢み、

そして夢が現実だったのだと知った、

そんな一年でした。

 

世界中で愛されるこれらのうたも時代や背景はさまざまですが、どの曲も想い通りにはならない現実や、またその現実を乗り越える夢や希望を歌っています。

 

偶然好きなメロディを繋いだ選曲でしたが、偶然はいつも意味を帯びてくるものだと感じます。

 

さまざまな規制の中で生活する今ですが、せんくらのこの一時、参加する音楽家の皆さんや集まる皆さんそれぞれの想いの届く日になる事を願っています。

 

そしてこの様な状況下でフェスティバル開催の準備をして下さるスタッフの皆さまに心より感謝しています。

 

それでは皆さんと再会出来る事を心待ちにしてます!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

公演番号:4
公演日:10月1日(金)11:30~12:15
ギターとコントラバスの

ボッサな名曲広場
「ウタノバ」

会場:日立システムズホール仙台|パフォーマンス広場

出演者:

助川ブラザーズ

 

公演番号:23

公演日:10月2日(土)17:00~18:00
一期一会のドリーム・アンサンブル

「せんくら・フェスティバル・ソロイスツ」
名曲で聴く弦楽アンサンブルの極み!
会場:日立システムズホール仙台|コンサートホール
出演者:
助川 龍(コントラバス)
ほか

 

 

助川ブラザーズ

助川 龍(コントラバス)

2021
2021.08.23

出演アーティスト 井野邉大輔さんからのメッセージ

今回のLagacy~“ 一つ先を聴きたいお客さまへ” には、NHK交響楽団でご一緒した大先輩の銅銀久弥さんと臼木麻弥さんのお二人を、仙台フィルの信頼する二人と共にお迎えします !

 

お二人に出会ったのは遡ること30余年..

 

銅銀さんは、入団以来NHKホールでの定期業務はもとより、N響メンバーによる全国での室内楽、富山県魚津市の常設カルテットなど、数えきれないほどの本番をご一緒した、言うに及ばぬ大先輩 ‼︎
臼木さんもまた、私が新人楽員だった当時によくN響常エキストラとしてご一緒したのみならず、彼女がゲスト首席として通っていた広島交響楽団の仲間達との室内楽に誘ってもらったり、近年では仙台フィル定期のゲスト首席としても来仙の、信頼するプレイヤー♪

 

今回メインのBeethoven  8番の交響曲室内楽版の楽譜は、初演から2年たらずで出版されたものを使います。これはオーケストラスコアとパート譜出版を手がけたシュタイナー社のもの。もちろん彼も存命中!9つの交響曲のうち、この曲のみ誰にも献呈されずにいた為、出版権が取りやすかったのか、はたまた..

 

昨年できなくなってしまったプログラムを満を持して! お届けする為、お客様へのプレゼントとして、別にご用意したもう一つの名曲、これを現代の我われに遺してくれた作曲家の命日が昨年から一日ずれてしまったことだけが悔やまれますが、こちらもどうぞお楽しみに‼︎

 

さてこちら、この原稿を編む直前にお詣りに行った際の写真を2枚。

洛南から京都市望む   左端に愛宕山麓?

御神木ゆえ全体を写すことは憚られたので下の方の一部分ですが、本殿脇の御神木で樹齢は約700年!! なんと建武元年に植えられたものだそうです。そして本殿をぐるりと囲む手前の塀は、本能寺に斃れる武将の手に依るもの。塀普請工事の最中、樹齢200年に達しようとするこの樹を見上げて、天皇を支え続けた武将一族に思いを馳せていたのかもしれません。

 

次の参詣目標は、仙台藩祖伊達政宗公が大坂の陣の際、外交や軍事を執った右腕、片倉小十郎さんに戦勝祈願詣りに行ってもらった、京都市最高峰に鎮座する愛宕権現です。

 

その昔は鉄道とケーブルカーで途中まで上がれたらしいですが、今は徒歩で片道約2時間との由…   なんと往復で5時間はみておいた方が良いという知人。

 

仙台にもこの愛宕権現の分社、愛宕神社があるので、ご興味のある方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪

 

井野邉大輔

2021
2021.08.21

出演アーティスト 田崎尚美さんからのメッセージ

はじめまして。このたび、「せんくら」に初出演させて頂きますソプラノの田崎尚美です。

 

福島県会津若松市出身の私にとって、仙台は憧れの大都会というイメージです。東北唯一の政令指定都市ですもんね。小学校の修学旅行も仙台でした♪ 全てのお小遣いを「笹かまぼこ」にして帰宅した私ですが、何故「萩の月」を買って こなかったのか?と家族に責められた記憶があります。

高校生の時は高速バスに乗って仙台に買い物に行ったこともありました。遊ぶ事ばかり考えて生活してましたね 笑。

 

仙台でお仕事をさせて頂いたのは、一昨年の仙台フィルさんでの第九が初でした。 あの頃はまだ未知のウイルスは流行っていなかったなぁ。まだ2年経っていないですが、とても昔の事のように感じてしまいますね。大きな看板の前ではしゃいで撮ってもらった写真を載せます(^^)

 

 

2年前と状況は違いますが、また仙台の地で歌わせて頂けるのはとても幸せな事です。

 

今回出演させて頂くのは、公演番号24番「コンサートホールが歌劇場に変わる!華麗なるオペラの世界!有名オペラ・アリア集」公演番号83番「グランド・フィナーレ華やかなるウィンナ・ワルツの世界へ!」の2ステージです。

 

共演者の皆様が非常に豪華で、今からウキウキしております。

メゾの谷口睦美さんは、皆さんご存知の通り超美貌のプリマドンナです。初めて現場でお会いしたのは10年近く前だと思いますが、歌唱はもちろん、その美しさに圧倒されました。今回、二重唱を歌わせて頂けるのが凄く楽しみです。

テノールの西村悟さんは言わずと知れたイケメンプリモテノールですが、私にとっては大学院時代のオペラ科での先輩なのです。あんまり敬った感じを出さない不出来な後輩ですが、本心は尊敬しておりますので。同じ舞台に立たせて頂けるのはとても嬉しいです。

そしてバリトンの今井俊輔さん、今や日本を代表するバリトンとなられておりますが、実は大学の同級生だったりします。彼の活躍を見るたびに、「今井ちゃん、、、」と胸を熱くして自分も頑張ろーと密かに思っております。「彼はうちの学年の首席だから!!」と色んなところで自慢しているのは私です。

さらにスペシャルなのは、ピアノが石野真穂さんだということです。ご縁があって、高校生の時に学生コンクールでの伴奏をして下さったのが真穂さんでした。初めて会ったプロのピアニスト、そして凄く美人、、心細いコンクール時を暖かく支えて下さったことは何年経っても忘れておりません。あれ?嘘でしょ、何十年か経っておりました。。。

 

マエストロの山下一史さんと御一緒させて頂くのは初めてですが、もちろん一方的に存じ上げている素晴らしいマエストロですから、今回御一緒出来るご縁を頂けたことに感謝し、楽しい「チャールダーシュ」を歌わせて頂ければと思っております。

そして、東北で育った私としては仙台フィルさんとの共演はめちゃくちゃに誇らしい事なので、今からとっても楽しみにしております!!

 

歌う曲はレパートリーとして沢山歌わせて頂いているものがほとんどです。特に『ルサルカ』の「月に寄せる歌」は2017年に日生劇場で全幕演奏の機会を頂いてからは1番歌っている曲だと思います。自分でプログラムに入れる事も多いですし、リクエストを頂いて歌うことも多い曲です。個人的に“月“が大好きなので、特に思い入れが強くなっているのかもしれません。チェコ語でお届け致します。写真は大宮からの月でございます。仙台といえば青葉城、青葉城といえば「荒城の月」ですよね。実は我が出身地の会津若松にも鶴ヶ城というお城がありまして、そこにも土井晩翠の碑があるので、子供のころから何度も歌ってきました。今回のプログラムでは荒城の月は歌いませんが、いつか仙台で歌いたいなぁと密かに思っている私です。

 

 

今回、仙台でする事は、青葉山公園に行く!美味しい牛タンを食べる!!牛タンと笹蒲鉾のお土産を買う!!!です。
そして何よりも、お客様方に心地良い音楽をお届け出来れば嬉しいです。

10月、皆様にお会い出来ますことを楽しみにしております♡

 

 

田崎尚美

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