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SENCLA BLOG

ブログ

渋谷由美子
2009.08.22

愛犬

我が家には二匹のコーギー犬がいます。

以前はハスキー犬を飼っていたのですが、15歳と8ヶ月の長寿を全うし、5年前に死んでしまいました。
悲しくてもう犬は飼わないと思っていたのですが、翌年衝動買いで一匹を買ってしまいました。
今までは外で飼っていたのですが、家の中で飼いたいとの私の希望を聞いて、かわいい子犬が新しく我が家の仲間入りをしました。

私が練習するときは足元で眠り、音を出すのをやめると起きるので、ずっと弾き続けなくてはいけないので、「これは私の為にいいわ」と大変喜んでいました。

しかし、大きくなるにつれて家具はかじる、など悪いことばかりすりようになり頭を痛めていました。
一匹だと留守にしたときにストレスからいたずらをするから、二匹にしたらいたずらはなくなると言われ、もう一匹飼うことにしました。
同じ店に行ってみると、同じコーギーが少し大きくなっていましたが、不細工なので売れ残っていました。

しかし性格は穏やかで良い子ですよと、店員さんの言葉を信じ抱いてみると、べったりあごを肩に乗せ眠りだしました。
それで決心をし、連れて帰ってみると、玉三郎と喧嘩をすることもなく仲良く遊びだしました。
そうなのです、一匹めの犬は玉三郎、後から来た方はけんしろうという名前なのです。

けんしろうの方、は私が練習するときに部屋に連れてきて音を出した途端に、ソファーの上で身をよじりすごく悶えます。
私が音を出すのやめるとパタッと動きを止めるのです。
「何でそんなに悶えるの?」と言うと、フリーズしたように私をじっと見続けます。
それでも無視して音を出し続けると、ソファーの隅っこに頭を突っ込んで、観念したかのようにじっと耐えているようです。
その様子があまりにもおかしいので、時々練習するときに連れてきて、嫌がる様子を楽しんで見ています。
犬にとっては大変迷惑なのでしょうが。
渋谷由美子(ヴァイオリン)

 

 

渋谷由美子
2009.08.21

アクシデント!

世の中にはいろんなアクシデントが転がっていると思いませんか?

だいぶ前になるのですが、主人と九州で演奏会があり、最終の飛行機で福岡から帰るときのことです。
空港に着いたら、仙台空港に自衛隊機が緊急着陸したので、仙台空港は閉鎖になっております、
仙台便は飛ばなくなりましたので払い戻しをします、と言われました。
これに乗らないと子供たちが待っているのにとあせりましたが、どうしようもありません。

出発カウンターは文句を言う人、他の便に変更する人達で大騒ぎ。
私達も払い戻しをし、急いで地下鉄に乗って博多駅に向かいました。
そこで何とか最終の、のぞみのグリーン車だと取れますとの事で、やっとの思いで乗車しました。

主人は初めてのぞみに乗れる、しかもグリーン車だと子供のように喜んでいましたが、大阪過ぎる頃から「飽きてきた早く降りたい。」の連発。
無事東京駅に着いてみると、東北新幹線は最終便の出た後。
夜行バスも出発した後で、どうしようもなく東京駅の近くのホテルに一泊して翌日の朝やっとの思いで仙台に無事着きました。

またある時は、駐車場に車を止めて用事を済ませ戻ってみると、両隣に駐車した車がぴったりつけていて、腕がやっと入るくらいしかドアが開きません。
駐車場の係りの人を呼んで、どうにか窓をあけてもらい、そこから入って車を出してもらったことがありました。
大体駐車するときは、隣の車のことくらい普通考えるでしょう、と腹が立ってそれ以来そこの駐車場には止めないことにしております。
渋谷由美子(ヴァイオリン)

渋谷由美子
2009.08.20

若きソリスト

お盆も過ぎ、真夏のなかった今年の八月も、もう終盤に差し掛かってきました。

秋ももうそこまで迫ってきていることでしょう。

今年もせんくらの季節がやってきました。
私が出演するのは永遠の名曲、ヴィヴァルディの「四季」全曲です。
と言っても私がソロをするのではなく、バリバリの若いソリスト4人がそれぞれ一曲ずつ演奏し、私をはじめ仙台に根を下ろしている人たち、仙台フィルの方々が、若い4人サポートいたします。

今回、仙台の隣の多賀城出身で、仙台の高校に通いながら一方桐朋学園のディプロマのソリストコースにも籍を置き、頑張っている郷古くんもソリストの一人として出演いたします。小学生の時に初めて演奏を聞き、心を奪われたことを今でもはっきりと覚えております。
いつでもありがちな、ただ達者に弾く子供と言うわけでなく、子供なのにどうしてそういう感覚がわかるの?と聞きたいくらい大人の感覚を持った子供でした。
ヴァイオリンを弾いているのが本当に好きで、一時も楽器を離したくないというように、いつもいつも弾き続けいたことを思い出します。

今回出演する方たちは、当然幼少の頃から天才と謳われてきた人ばかりで、才能と努力の賜物でしょう。
次の時代を担ってくれる4人と、一緒に演奏できることを、楽しみにしています。

それぞれ4人の感性、個性の違いを一度に見れて、きっと楽しい演奏会になると思います。
渋谷由美子(ヴァイオリン)

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