寄る年波には勝てず、敏捷性も緩やかになって、動作も遅くなるから、年々忙しさは倍増する。
そういう理由で、このところめちゃくちゃ忙しく、センクラのブログは開けたこともありません。
チケット販売に多少なりとも影響するかもしれないでしょと、7日分を書くように迫られ、それならば、まず、「残暑お見舞い申し上げます」から始めなくちゃ。
せんくら出演者の殆どの方が演奏家でいらっしゃる中で、私ができることは一体何でしょうねぇ?
タイトルは往々にして客集めのキャッチフレーズに過ぎないので、「五嶋みどり・龍 二人の天才を育てたが・・・」は、実にあほらしい。
私の子供はいくつになっても一番心の開ける、反抗的な、世話の焼ける分身。お蔭様で二人の子供達を一言で皆様に印象付けるとすれば、『トンビが鷹を産む』以上に上出来な子供達です。ゾッとするような青少年の問題にも今のところ手を染めていないし、ボランティア活動にも意欲的に取り組んでいるし、頭も悪くはないと、まぁ、この3拍子が揃っても“天才”と言うには羞恥心がなさすぎですよ。
現在の時点では、会場で話すことも思い当たらないので、2回のうち1回は、精神科のお医者様のところへカウンセリングに行くがごとく、お集まりいただいた観客の皆様に私の愚痴を聞いてもらって、私自身がすっきりする、その後で自己嫌悪に陥る、のパターンで逃げ切り、2回目の講演は、“天才児を育てた母親”である私に、イジメさながらの質問をしていただき、皆様の鬱憤も少々は晴らしていただいて、五分五分といきましょうよ。
五嶋節(講演)