
今 二つのオペラの稽古を抱えています。
ひとつは「シラノ・ド・ベルジュラック」。日本初演です。
有名なフランスの戯曲がアルファーノというイタリア人作曲家によりオペラ化されており、私はロクサーヌを演じます。
演劇の方にはもうすでになじみが深~い作品なので「シラノ」の話をすると思わぬ所からの反応があり面白い毎日です。
今までも何度か日本初演のオペラ上演に参加してまいりましたが、今回の役は中でも特に難しい役です。
ですので 個人稽古を8月から始めています。
何より音楽が・・・難しい~~!!
今はまだ音楽と言葉とを重ねるのに苦労していて、毎回稽古が終ると 脳が飽和状態です(笑)。
もうひとつは「うずら」。こちらも初演作品です。
童謡詩人:清水かつらの随筆をもとに未発表の8つの作品に新たに曲をつけ、”童謡詩劇”としてひとつの物語になりました。
私は瞼の母役。
出番は少ないですが美しい子守唄もあり素敵な役です。
大きな子供が3人います(笑)。
中でも一番末っ子の”はなちゃん”に「おかあちゃ~ん」と呼ばれると胸が締め付けられて毎回困ります。
子供から大人まで楽しめる素敵な作品になると思います。
というわけで今年の夏はバカンスなしでしたが、どちらの役も日本初演公演で歌わせて頂くのですから、初めてでもその役を最高に引き出せるようにしたいと思い、勉強する毎日です。
鈴木慶江