
皆様一年ぶりでございます。如何お過ごしでしたか?
一年なんてあっという間といいますが、私は本当に早く感じています。
この間ベートーベンを弾かせてもらったばかりじゃないの?!
…あまりに忙しすぎて、間のことも覚えていないのがホントのところ。
どうしても震災と区別できないお仕事環境ですが、共に生きていくのが使命なんだろうなぁと考えています。
震災前から使っていた携帯の待ち受け。
(*写真1(桜))
立派な、見事な桜です。
ガンバってる感じ、しますよね。
一年半たってチェンジ。
(*写真2(うさぎ))
癒やされます(^-^)
今回はあまり馴染みのない作曲家でしょう、コダーイを取り上げました。
東京でも、ライブで聞くことはまずないでしょうね。
コダーイと同じくハンガリー生まれで同時代の作曲家、バルトークのカルテットはやったことがありますが、コダーイも作っていたとは知りませんでした。
ロンドン留学時代、私はハンガリー人のジョルジュ・パウクに師事しました。
当時「バルトークは理解できない!」と嫌がった私に、「日本人はなぜか上手く弾けるんだ、血が似てるのかな、大丈夫。」と優しく微笑んだ先生のお顔が忘れられません。
お陰で、バルトークはコンチェルトやソナタ(無伴奏ひとつとピアノとのデュオ二つ…後者は滅多に弾かない)など、民族色の強い独特なリズムの出し方やメロディーの歌い方はもちろん、そのためにボーイングはどうしたら簡単に表現できるのかを体得しました。
実はコダーイはそっくりなのです。
こんなところで役に立つなんてヽ(´▽`)/
皆さんも、コダーイねぇ…なんて煙たがらずにまずは同じ時間を共有しませんか?
大丈夫、日本人ならなぜか理解しやすいのですから。
お待ちしています。
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子(ヴァイオリン)