
皆さまこんにちは。
ピアノの田原さえと、童謡を歌う子どものグループ“マリン・ミュージック”です。
初回の今日は、田原がブログ担当です。
まずはマリン・ミュージック(以後、“マリン”って呼びますね)と私の不思議なご縁について。
マリンを率いている磯村由美さんは、私と高校時代の同級生です。
個人的なお話で恐縮ですが…私は高校生の時に休学して、1つ学年が遅れました。
彼女とは、もしそうでなければきっと出会うことはなかったと思います。
思い出話をひとつだけ。
今でも小田和正さんは現役ですが、あの時彼(オフコースですね)の曲をたくさん教えてくれたのが由美さんでした。
彼女が育ててきた子どもたちの歌声に魅せられて、昨年の3月5日に一緒にコンサートをしたのが、私たちの音楽活動のスタートでした。
そして、あの東日本大震災。
同じ被災した宮城県民として何かできることをしたい!ということで、震災直後の5月、女川町の避難所で「田原さえ&マリン・ミュージック」のミニコンサートを行いました。
皆さんに少しでも笑顔になっていただけることを願って…。
バスで避難所へ向かう途中には、まだまだ津波の被害の跡が残っていました。
大人の私たちでさえ、言葉を失うようなむごさでした。
子どもたちはそれを見て、小さいながらも何かしら感じたものがあったようです。
コンサートでの歌声には、とってもとっても気持ちがこもっていました。
お年寄りにとっては懐かしい曲もたくさんあったんでしょうね。
避難所の皆さんは大変喜んで聴いてくださいました。
子どもの声って、パワーを秘めていますよね。
震災から1年半が経ちましたが、まだまだ復興途中です。
これからも、マリンと一緒に皆さんが明るく元気になれるお手伝いができればいいなと思っています。
田原さえ(ピアノ)