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SENCLA BLOG

ブログ

音楽隊うたうたう
2018.08.23

音楽隊うたうたう、せんくら・うた劇場の武田直之です

皆様、初めまして!

バリトンの武田直之です。

私は、仙台のお隣、山形県東根市の出身で、仙台には幼い頃より、関山峠を越えてよく遊びに行っておりました。

 

街中での買い物は勿論、道中にある定義如来の三角油揚げに味噌つけおにぎり、割り箸に刺さったきゅうり漬けを食べながらの楽しいドライブは、亡くなった祖母とのあたたかい思い出の1つです。この度、そんな思い出深い仙台の地でこの様な機会を頂き、心より嬉しく思っております!

音楽隊うたうたう、は先日顔合わせを兼ねた第1回の音楽稽古を終え、モチベーションが上がっております!

子育ての大先輩、庄司先生と子育て真っ只中の山中さんと不肖武田、直ぐにうちとけて、ワイワイガヤガヤとあっという間に時間が過ぎました!楽しい舞台になりそうですよ!

 

今月は茨城県筑西市の皆様と共に創りあげる舞台、モーツァルト「フィガロの結婚」に、スペシャルゲストとして、なななんと、現在ヨーロッパで大活躍中のソプラノ、クリスティアーネ・カイザーを迎えて公演してしまおうと言う、素晴らしい企画!を12日に無事に終えまして、次の公演、8月17日の白寿ホールにおける「こうもり」に向けての稽古に励んでおります!どちらもクリスティアーネの夫役という事で、大変恐縮している次第なのですが、このクリスティアーネさん、日本人じゃないの?と思うほどの気遣いの人。我々の無理難題に対しても常にニコニコと引き受けて下さり、逆にこちらに気を配って下さる丁寧ぶり。加えて、余計なものの微塵もない本物の声と本物の表現力に、皆、心を奪われております。

 

茨城の本番前、調整の為のお休み、、の筈が、体力の有り余った人達が集まり、ボーリングに出かける事に!!!(笑)

トランポリンやゲームなども沢山あり、楽しんでもらえたようです!

 

そしてフィガロの結婚は無事に終演

 

この企画は、実は一昨年に試みられ、筑西市にて「こうもり」を上演したのですが、アデーレ役で企画発案者、台本作家でもある二期会のソプラノ、坂井田真実子が稽古中、難病に倒れ降板し、本番当日も音楽監督兼ピアニストの石井里乃が体調を崩し、本番直後に救急車で運ばれるという幾多の苦難を乗り越えて実現させた企画でした。

それから2年、一生車椅子生活を覚悟してくれ、と医者に告げられた真実子が、信じられないような厳しいリハビリを乗越え、元気に舞台で跳ね回り、里乃の美しい音楽に歌う姿を見ることが出来て、本番中ながら、袖で涙を流しました。

 

そんな訳で17日は念願の「こうもり」です!ウィーンの伝統あるフォルクスオーパーで長年ロザリンデを歌い続けてきたクリスティアーネと共にこの作品に取り組める喜び、幾多の苦難を共に乗り越えてきた我々のチームワークで、成功に導きたいと思います!!!

 

音楽隊うたうたう

武田直之(バリトン)

音楽隊うたうたう
2018.08.22

「音楽隊うたうたう」の山中敦子です。

皆様こんにちは!

公演番号40番「音楽隊うたうたう」のソプラノ山中敦子です。

 

 

昨年に引き続きせんくらに出演させて頂ける事、大変嬉しくそしてワクワクしております!!

 

さて、せんくらと言えば、仙台にゆかりのある方が多く出演されるのですが、私はと言いますと…

生まれは岐阜県、大学時代は愛知県で過ごし、その後はイタリア、そして東京と宮城県にご縁はありませんでした。

 

それがあの2011年の東日本大震災をきっかけに仙台をはじめ、東北地方に毎年訪れる事となりました。

 

少し長くなりますが、仙台と私の出会いを…

 

震災当時私はイタリアのローマで勉強しておりまして、朝テレビを付けると日本の震災ニュースで持ちきり、母国が大変になっている事に涙が止まらず、いてもたってもいられなくなり、何かしなくちゃ!と6月に帰国した翌月には石巻市へ瓦礫撤去に。

 

現地の状況を見て私なんかの小さな力では…と愕然としました。

でも皆の小さな力が集まれば!と信じて住んでいる東京から度々車を走らせ訪れました。

しかしながら自身の演奏活動もあり、なかなか継続して訪れる事が出来ず、何か他の形で支援出来る事はないかと検索しまくりまして、見つけたのが

「被災地へピアノをとどける会」でした。

 

ピアノを失った子供達にもう一度ピアノを弾かせてあげたいという実行委員の皆様のお気持ちと活動に感動し、

これだ❗と思った私はすぐ行動❗

 

私の地元岐阜県大垣市で行ったチャリティコンサートに実行委員である庄司美知子先生方にお越し頂き、そこで、はじめまして!と出会う事となったのです。

 

これが私の仙台との出会い、今回のピアノを弾いて下さる庄司先生との出会いです。

きっかけは悲しい出来事でしたが、今では仙台が大切な故郷の様です。

 

そんな訳で仙台には想い入れが強く、毎度毎度訪れるのが嬉しくて仕方ないのです!!

 

さて、そんな大好きな仙台で今年も可愛いお子達、そして子育て頑張るパパママ、優しく見守るジィジ、バァバにお会い出来るのを楽しみにしています✨

 

今年は童謡誕生100周年という年!

今は学校の音楽の授業でも童謡唱歌を習わなくなってきて、ポピュラーソングを歌ったり…。。。

 

私の教える小学生の生徒に

「この歌知ってる?」と有名な唱歌を口ずさむと、

「知らなーい」と。

 

ガーーーーーーーーーーン(T_T)

 

ショックで椅子から転げ落ちました。

 

色んなジャンルの音楽を学ぶ事はとても良い事!!

でもやはり日本の伝統的な歌は歌い継いで欲しい(熱望)!!

 

昔の美しい言葉で書かれたり、とても素敵な歌が沢山あるのです!

歌詞や言葉、音楽から今の日本とは違う昔の風景が見えてきます。

 

やはりこれはパパママ、ジィジバァバが是非歌い継いであげて欲しいです(熱望2回目)!!

 

言葉が解らない小さな赤ちゃんも

音楽や歌はすぅーーーっと体に入っていく様で、音楽に乗せて言葉を習得したり、きっと親子の素敵なコミュニケーションにもなりますよ❤

 

私自身も我が子とのコミュニケーションに沢山歌いました♪

その息子今年3才の大怪獣になりまして、走りまくったり、跳んだり、童謡を歌って踊ったり、外で耳に入ってきた音楽に合わせて踊っていたり、とにかくブレーキ知らずで動き続けるその凄いパワーに私は毎日フラッフラです😆💦

 

今年もパパママグランマの子育て孫育て真っ最中の3人でお贈りするこの0歳からのコンサート♪

嬉しい事に完売だそうで、メンバー3人大変喜んでおります✨

 

当日お越し下さる皆様と共に

あたたかい時間になりますように🎵

 

フラッフラ母ちゃんは仙台行ったらまず牛タンとずんだでエネルギー補給だな!

楽しみ(ウフフ)❤

 

では当日会場でお待ちしておりまーす❤

 

音楽隊うたうたう
山中敦子(ソプラノ)

音楽隊うたうたう
2018.08.21

童謡誕生100周年記念 – 音楽隊うたうたう

せんくら2018〝音楽隊うたうたう〟に出演致しますピアノの庄司美知子です。
童謡誕生100周年を記念して、歌い継いでいきたい童謡を中心にコンサートを進めて参ります。

 

ソプラノの山中敦子さんは3歳の坊やのママ。今回せんくら初出演の武田直之さんは3人のお子さんのパパ。そして私には孫が1人おりますが、なんとこの「せんくら」の最中にもう1人孫が生まれる予定です。そんな訳で私達はみんな子ども大好き、音楽大好きメンバーです。
2016年、初めて孫を抱いた私は嬉しくて、抱いては毎日沢山の童謡を歌っていました。

 

その子のために0歳児のためにと、―家族から伝えたい歌がある― というコンサートを企画したのがきっかけで、2017年のせんくらで「 歌い継ぎたい名曲0歳の子ども、パパ、ママへ贈るコンサート」に出演させて頂きました。その時1歳半だった孫は、このコンサートで歌った歌を次々と覚えていきました。

 

スッチャ、スッチャ 、ことりはとっても歌が好きー
トゥルントゥルントゥルン(これはトリルです)スッチャスッチャと前奏、後奏も口ずさむようになりました。

 

 

私が子どもだった頃。まだ音楽的な環境などおよそ考えられなかった時に、母は沢山の童謡のレコードを聴かせてくれました。

 

〝からすの赤ちゃんなぜなくの〟〝ゆりかごのうえに〟〝森のこかげでどんじゃらほい〟などなど、沢山の童謡を聴きました。

 

〝叱られて〟〝あの町この町〟などの歌を聴いては、子どもながらに淋しい暗い道を思い出して泣いたものでした。
今の時代はリズミックな曲が多くなり、歌の数も驚くほどに増えました。しかし、昔の童謡には親子の絆、町の人の人情、移ろいゆく季節の美しさを描いた曲が沢山あり、次の世代の子ども達にも是非聴かせていきたいと思っています。

私はピアノの教師をしており、今までに沢山の子ども達を見てきました。音楽的な資質はどのお子さんも持っています。それを伸ばすか、伸ばせるかは家庭環境、良い指導者との出会い、本人の努力があります。お子さんが生まれる前からお母さんが歌を口ずさみ、子どもが生まれたら日々の生活に身近に取り入れられる歌を取り入れたり、音楽を聴いていくことで、子どもがもっている資質は開花していくと私は経験から思うのです。
子どもの心の中にパパ、ママが歌ってくれた歌声は必ず残っているはずです。

戦後こんな歌が歌われました。〝良い子が住んでる良い町は 楽しい楽しい歌の町〟〝良い子が集まる良いところ 楽しい楽しい歌の町〟
この仙台が歌に溢れ、良い子が沢山集まる町になって欲しいと願っている私です。

 

音楽隊うたうたう
庄司美知子(ピアノ)

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