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SENCLA BLOG

ブログ

三宅進
2013.08.08

大切なこと

さてさて三日目でございます。
短い間でしたが、ミヤケワールドいかがでしたか?

なんと偶然にも昨日8/7は私の誕生日!
プレゼントは仙台フィル事務所のほうにお願いいたします!!((*´∀`)♪)
ま、この年になると嬉しいというより噛みしめる感じかな~。

若い頃は、欲しいものが沢山あり、物欲王でしたが、楽器も弓も一段落した今、価値観も変わってきました。
もちろんモノもお金も必要ですが、一番欲しいのは「平和」です。

日本は戦争していないし、平和じゃないか?という方もいらっしゃるかと思います。
けれどいまの社会の貧富の差の拡大、内向きの思考、コミュニティの崩壊していくさまは、決して平和だと胸を張れる状況ではありません。

僕たちはただ音楽を奏でるミュージックマシーンではなく、クラシック音楽の歴史を通して人間の幸せとはなにかを問うことのできる存在になるべく努力していかなければいけないと思います。
それでこそオーケストラははっきりとした存在意義があり、社会にたいして貢献できるのだと思います。

あ、なんだか良いこと言っちゃいましたねー。

コンサートホールでお会いできることを楽しみにしています。
三宅進(チェロ)

三宅進
2013.08.07

仙台とワタシ

仙台に来ることになった時、沢山のひとに「仙台にご縁があるのですか?」と聞かれました。

ゼロではないけど、ほとんどないと言うのが正解。
母が高校生のころに住んでいたらしいです。
ただし、首席として客演歴は実に20年になります。
仙台フィルの歴史には相当詳しいですね。

東京に家族がいますし、大学の教員でもありますので、東京と仙台行ったり来たりしています。
東北新幹線にマイレージがつかないものか、と真剣に思う今日この頃。
誰かJRのお偉いさん知らないですか?
(もちろん冗談ですよー、流して流してー。)

仙台は住みやすいですね。街の規模もちょうどいいし。
店もいろいろ親切だし、一生懸命です。

写真はヤマハ仙台店の弦楽器コーナーにあったオリジナル松ヤニ、その名も「松ヤニ子」!
関西だったらツッコミがくるネーミングですね。
でもそこらへんの素朴さがかえって信用できるっていうか、心地よいです。

お客様からもノリノリの拍手はなかなかいただけないのですが、実はいつまでも拍手してる。
なんだか心に沁みてくる拍手です。

これからの目標は演奏家、聴衆ともにより積極的に働きかけあうような仙台のミュージックシーンをつくりあげたいですねー。
そういう意味でも、せんくらは絶好の機会です。

せんくらで僕が出演するのは、仙台フィル全公演プラス、加藤昌則さんとのDuoでお送りする映画音楽のリサイタル。

これ、はっきり言って相当いけてます。

昨年、銀座の王子ホールでの公演で同じ内容をやったのですが、素晴らしいアレンジ、ゴキゲンな演奏(あ、自分で言ってしまった…)、そして僕と加藤さんの掛け合い漫才で満員のお客様に大変喜んでいただきました。
その引っ越し公演ですから、乞うご期待♪
ただし、せんくらは時間が短いのでトークはほとんど無理かな~。
せんくらのお客様投票ナンバーワン公演を狙ってます。そんなのないか。。
チケット、買っておいてください、プラチナチケットになるかも?
いやいやダメですよ、ヤフオクで高値で売ったりしちゃ。
三宅進(チェロ)

三宅進
2013.08.06

どーもー

こんにちは、仙台フィルのソロ首席チェリストの三宅進です。

昨年10月から仙台フィルに在籍しています。
コンマスの西本、クラリネットのダヴィッドと同時入団、ひとりだけオジサンでございます。

今回せんくら出演に際してオフィシャルブログを書いてくださいという依頼、気軽にホイホイ引き受けました。
実は自分でも「チェリストの孤独」というアラン・シリトーの「長距離ランナーの孤独」からのパクリのタイトルのブログを書いており、まあ文章を書くことに慣れているのです。
ところが、ブログの締め切りも過ぎ、慌てて原稿を書き始め、参考までに西本やダヴィッドのブログを読んだら・・・
お、面白いじゃないか・・

「中年ブロガーの星」?の負けず嫌いに火がつきました。。
とはいえ、もう締め切り2日過ぎているし、今日も本番あるし。。

とりあえず自分のことでも書いてしまおう。

大学は桐朋学園。
同級生は指揮者の沼尻くん、ヴァイオリンの森下幸路、といったあたりが仙台にはおなじみです。
そのあとアメリカのインディアナ大学でヤーノシュ・シュタルケルという巨匠に習いました。
つい先だって亡くなってしまい、残念だったなぁ。
音楽の友、サラサーテ、両誌の7月号に記事を書きましたので、ご興味のある方はお読みください。

仙台フィルと契約する前は15年くらいフリーランスでしたが、その前は群馬交響楽団の首席チェリストでした。
(決して酒席ではありません。)
群響もとっても居心地のいい楽団でした。
音にとっても特徴があって、ドイツの地方オケみたいな不思議な野太さがあったのです。

ベテランの楽員さんに一癖もふた癖もあるひとが多くて、それがまた楽しかったなー。
なぜそんないいオケを辞めたのか、ですか?
これはオフィシャルの場では内緒。。
メンバーさんとはいまでも仲いいですよ。

趣味は群馬時代に始めたゴルフ。
そんなに下手じゃないんですが、肝心なところでドタバタ、通称「ミヤケ劇場」が始まるので、みなさん必ず「またいきましょう」と誘ってくださいます。

忘れ物大王としても悪名を轟かせており、タキシードを脱がされた大阪のオケのステージマネージャー、「エンドピンを忘れた!!」と泣きつかれてパニックになった神奈川のオケの裏方等々、被害者同盟が日本全国にひろがっております。

このブログの締め切りも忘れていて、担当者の寿命を縮めております。
あ、そういえば今日書くって約束したトピックも忘れてたー。

続きは明日でーす。
三宅進(チェロ)

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