
新しい曲をどう練習するか。
今日はこれをお話します。
写真はこの夏参加するサイトウ・キネン・オーケストラで演奏する、ヤナーチェクのオペラ「利口な女狐の物語」のハープパート譜と格闘中の図。
■まずハープパートを譜面台に置き、「譜面を作る」作業開始。
譜面を作る、とは。。。
★どこでどのペダルを操作するか決め、ペダル記号を書き込む。
*ハープは、1オクターブ内にある12個の音の中で、ピアノの白鍵にあたるドレミファソラシの7つの音の弦しかなく、残りの5音(黒鍵)は、それぞれの弦の音高を半音上げ下げする7つのペダルを操作することによって奏します。
楽譜上の音符の横にシャープやフラットという記号が付いていると、その音が鳴る様に、ペダルをセットする訳です。
ここで「ソ」のペダルを上に上げ、ここで「ド」のペダルを下に踏み込み、、、、
という様な具合に。
ペダル操作の良いタイミングを考え、指示を書いておくとスムーズに演奏が出来るのです。
(ペダル操作の事を文で説明するのは難しいですね!せんくら10/13の朝のコンサート(87番)では、
実際に楽器をお見せしながらお話しますので、わかり易いと思います。是非おいで下さい~!)
★指遣いを考える。フレーズを大事に弾ける様に、また、指揮を見られる様な余裕を作れる様に。
ここまでの作業に時間がかかるのです。
実際に弾く段階に来るまでが、仕事の半分位を占めている感じ。
譜面が作れたら、後は
■練習する
■スコア(総譜)を見ながら、他の楽器の動きを知り、自分の役割を研究する。
■CDを聞きながら練習する。
■指揮者(小澤征爾さん)の棒を見ながら演奏出来る様にイメージを持ちながら練習する。
地道な準備をして、オーケストラのリハーサルに臨みます。
このオペラ本体の練習は長野県松本市で約2週間行われ、その後4回の本番を迎えます。
~今日の食事~
朝 くるみパン コーヒー 青汁豆乳
昼 温野菜 豚しゃぶ
間食 マンゴーマフィン チョコ 牛乳
夜 鮭かす漬け 冷や奴 ブロッコリーサラダ 酢の物 さくらんぼ
今日は割とバランス良し?