
— スヴェトリン・ルセヴと —
僕は2001年1月から2004年3月末まで仙台フィルのコンサートマスターとしていろいろな方にお世話になりました。
すでに今、伝田君という新しいコンサートマスターを迎え早2年?仙台フィルも僕がいた頃とはかなり変わっているのだろうと思います。
お客様も僕のことを知ってくださっている方が少しづつ減っているのではと思いますが、やはり仙台は行くより住むほうが好きですね。車があれば色々いけますし、海もすぐ、山もすぐ、温泉もあれば、大好きなお店にも、同僚の家にもすぐいけるし、楽しいですねー。今では時折仙台へ行くとき、ホテルに泊まると、どうしても街中ですべてをすましてしまう。僕は街中以外も好きなのに。「これじゃ東京いるのと変わらない」なんて寂しさがあります。
すでに仙台を離れて3年め、それなのに恋しく思うということは、それだけ魅力のある街ということなんですね!それ以上に仙台の人が好きですが。
今年のせんくらでは、前々から取り組みたいと思っていたシューマンのソナタ第2番に初挑戦。なんと10年来です。
1番は何度も弾いたのですが、2番は初めて。1番を弾いていると2番がいいと思い、2番を始めると1番もいいなと思う。こんなもんなんですかね。
曲の印象、聴いた演奏の印象というのも、練習を始める前としばらくしてからではいつも変わってきます。
そしてチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト。
ルゼヴ(第1回仙台国際音楽コンクールの優勝者)の名演が頭に焼き付いてしまっています。
ルゼヴといえば、このあいだチョン・ミュンフン率いるフランス国立放送響の演奏会に行ってきました。すばらしい名演で、三階までスタンディングでした。ルゼヴがコンマスなのでとても楽しみにしていたのですが、本当に行った甲斐がありました!
終演後、彼と話をして、その翌々日は二人で焼き鳥を食べに行きました。その後ルゼヴは仙台でトリオの本番があったようですね、「今度一緒に何かやろうよ」と声をかけてもらいましたが、なにをおっしゃるルゼヴさま、あなたと一緒に演奏ができたらほんと幸せです(*^0^*)/
西江辰郎