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SENCLA BLOG

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2020
2020.09.28

出演アーティスト カルテット・アマービレからのメッセージ

皆様、初めまして。カルテット・アマービレの篠原悠那です。
初めて参加させて頂く予定でした仙台クラシックフェスティバル2020がコロナウイルス感染症の影響で中止となってしまったことをとても残念に思っておりましたが、クラシックエール仙台にて仙台の皆様にお会いできることを心から嬉しく楽しみにしております。

 

コロナ禍でコンサートが続々と中止や延期になっていた中、私たちカルテット・アマービレは半年近くの自粛生活明け6月、調布国際音楽祭でベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番をオンライン動画配信させて頂く機会がありました。

 

4人でこの作品の中の第3楽章”病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌”を演奏し、1日も早い収束を願うのと同時に今の私たちが感じる音楽の力や、一緒に演奏できる喜び、いつまで続くかわからないこの状況にどこか希望が持てればという気持ちが込もる本番となりました。
数ヶ月ぶりにコンサートホールで音楽を発信し、画面を通してですが不思議と聴いてくださる方々と繋がることが出来たような感動的な経験となりました。

 

その後も動画での配信や、座席数を減らしての公演で演奏する機会がありましたが、今回日立システムズホール仙台 シアターホールでのコンサートは私たちアマービレにとって久しぶりに多くのお客様をお迎えしての演奏会になるのでワクワクしております。

 

演奏曲目は王道のカルテットと題して、
モーツァルト~ハイドン~ベートーヴェンから演奏させて頂く予定です。皆様よくご存知のモーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第 1 楽章 、ハイドンから弦楽四重奏曲第 67 番「ひばり」~第1,4 楽章、こちらは第1楽章の1st vnによって奏される冒頭の主題がひばりのさえずりに似ていることから名前がつけられたとても愛らしく幸福感のある作品です。
そして私たちにとって初挑戦となるベートーヴェン:弦楽四重奏曲第 11 番「セリオーソ」。”厳粛な”という意味でベートーヴェン自身スケルツォの第3楽章にセリオーソと書き込んでいることから名付けられました。今年はベートーヴェン生誕250周年というアニバーサリーな年でもあります。
それぞれの作品の魅力を皆様にお楽しみいただけるよう、(しっかりコロナ対策をしながら!)本番に向けてリハーサルを重ねて参ります。
引き続きお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。会場でお会いできるのを楽しみにしております!

 

 

カルテット・アマービレ
篠原悠那

 

公演番号:12
王道のカルテット モーツァルト~ハイドン~ベートーヴェン
公演日:10月4日(日)12:30~13:45
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール

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