はじめまして。仙台在住のソプラノ歌手の卵で斎藤真理と申します。
先生との出会いは2年前、菅先生のレッスンを受けたくて、どうしたらいいか悩んでいたんですが、偶然にも、先生と同じ飛行機に乗り合わせたんです。こんなことがあるなんて・・・運命を感じましたね(笑)
本当に今でも感じてます!そのとき、興奮気味の私に、優しく微笑んでくださった先生は今でも忘れられません
さて、菅先生といえば『夜の女王』。そう思うのは、私だけではないと思います。先生が歌う『夜の女王のアリア』を聴き、ファンになられた方も多いのではないでしょうか。これほど技巧を極めた曲なのに、卓越したテクニックにより歌いこなしている、誰にもまねできない、パーフェクトなコロラトゥーラソプラノです!
でも、先生はそれだけではないんです。みなさんは、菅先生の声に、どんなイメージをお持ちですか?その声は、しっとりとしたミルクのように優しく、それでいて激しく燃えるんです。ん?『ミルクが燃える』どういう意味?って思いますよね。
先生がかつてウィーンに居られた頃、ある方に『ミルクのような声だ』と言われたことがあると先生から伺ったことがあります。そこから頂いちゃいました(笑)そのあと、私がその方とお会いした時、どのようなミルクか伺っておけばよかったのですが・・・。私のイメージでは、コンデンスミルクのようにねっとりした感じではなく、優しくて濃厚な、ジャージー牛乳ような・・・。言葉がみつかりません。
今回のプログラムの中でも、私が大好きで、オススメの曲が『落葉松』小林秀雄作曲の日本歌曲で、メロディーも美しく、日本語ということもあって、心にストレートに伝わります。
実は先日、先生の『落葉松』を聴いて泣いてしまったんです。きっと、先生の声が私の心の何かに触れたんでしょうね。
せんくらが開催される秋、山々が色づく季節に心に染み渡る音楽、必聴です!
斎藤真理(さいとうまり)