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SENCLA BLOG

ブログ

ピアノデュオ・リブラ
2018.09.22

こぼれ話

ピアノデュオリブラのせんくらブログ3日目は再び、文京華が担当します。

 

今回のせんくらでは、知ってるようで知らないこと、実は多いと思われる”連弾”について詳しく解剖していくような演奏会になっています。

今回は普段見れない裏側も少し見て頂こうかなということで、鍵盤の中で4つの手がどうなっているかや、ペダルのこと、合わせている時に生じる連弾あるあるを、カメラを使って映して貰いながら皆様にご紹介できる…はずです!

 

今日は公演には乗らないであろうこぼれ話を書こうかな、と思います。

 

例えばパート決めですが。鍵盤の上の部分を弾いている人をプリモ、下の方を弾いている人をセコンド、と呼びます。誰がどちらを弾くかは、負担が偏りすぎないように、不公平になって喧嘩にならないように慎重に決めます。公平さがピアノデュオリブラの信条です(笑)

 

が、どうしても予期できない偏りが出てしまうことも。

 

例えば今年の夏の演奏会のプログラム。なぜか三又さんのパートにことごとくグリッサンドが。グリッサンドは普通に弾くのではなく鍵盤に爪を引っ掛けて横に滑らせ、音を区切らずなめらかにつなげて弾く奏法のことです。

本番で流血してしまった会もあるほどで、痛い痛いと文句を言うのですが、私はグリッサンドで怪我したことがないのでなんでかねぇ?と話してたら、

 

 

 

三又さん(左)爪ちっちゃ!

と言う発見が。私の方はそれなりに面積が大きく、爪でグリッサンドができるため擦り剥かないのですね。

 

ほらぁ!これからはグリッサンド担当してよ!とドヤ顔で信条が追加されたのでした。

 

合わせに入ると1日7、8時間は合わせていたりする私達なので、疲れてくると変なテンションになってこういうくだらない会話をしてることも。

 

もちろん大半の時間は真剣に真摯に音楽と向かい合っています。合わせている時間はお互いのスキルをフルに使い、新たなアイデアが湧き出す場でもあるので、1つの公演が終わるごとに得たものに対しての充実感があります。

 

 

弾く側だけでなく何より聴く側の皆様に、この連弾のたまらない楽しさ、お伝えできるよう心を込めて準備をして行きます。お会いできるのを楽しみにお待ちしています!

 

文 京華(ピアノデュオ・リブラ)

 

ピアノデュオ・リブラ
2018.09.21

リブラ活動紹介

みなさまこんにちは。

ピアノデュオリブラのせんくらブログ、2日目は三又瑛子がお届けします。

 

今日は、リブラのこれまでの活動を紹介させていただきます。

 

♫定期演奏会

1年に1度必ず行なっているのが、仙台でのサロンコンサートです。

 

地道にレパートリーを増やしながら、お客様とより良い時間を共有することを目標に、継続しています。

 

♫ゲストを迎えて

昨年11月には、同じ師匠にピアノを習ったピアニスト2人をゲストに迎えて、4名での演奏会を行いました。

※右から三又、文、蔡翰平氏、大伏啓太氏

 

メインは2台8手の作品。

 

大迫力で豪華!!と、お陰様でご好評を頂き、私たちも、ピアノという楽器の魅力、音楽の素晴らしさをお伝えできた手応えを感じました。これからも続けていきたいものの一つです。

 

♫こんな編成も…!

今年6月には、2人の打楽器奏者と2台ピアノによる演奏会もさせて頂きました。

このようなセッティング!すごいですよね。

 

バルトークの傑作「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」をメインに、かなり珍しいレパートリーが並んだ演奏会になりました。

※右から石川達也氏、文、三又、古谷はるみ氏

 

 

♫おまけ

と、このように、毎回の演奏会が刺激的で充実しております。

ここで少しだけ裏話…?を。

 

①お衣装

女性同士のデュオということで、お衣装も毎回悩みの種の一つ。

お互いに普段着ているドレスの趣味が違うので、決めるのがなかなか大変なのです笑

私よりもこだわりがある相方に怒られながら、手持ちのドレスの写真をやり取りしています。(また怒られそう)

その時の演奏会に合った色や形や素材を吟味して、どうにもならなかったら新調…なんてことも!!

 

②プログラミング会議

私たちリブラはだいたいの演奏会で2台ピアノ(2台4手)と連弾(1台4手)を織り交ぜたプログラムを作っているのですが…

プログラミングが本当に大変!

お互い弾きたい曲を挙げるところから始まり、どのように組み合わせたら、より楽しく味わい深い演奏会になるか?今の自分たちにとっても意義のあるものになるか?

試行錯誤の繰り返しなのです。

ですので、プログラムが決まった時の達成感といったら「一番大変なのが終わったね!あとは弾くだけだね!」となるくらい…。

 

今回のせんくらのプログラムも、お客様に楽しんで頂きたい一心で考えました!どうぞご期待下さい。

 

 

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

三又瑛子(ピアノデュオ・リブラ)

ピアノデュオ・リブラ
2018.09.20

ピアノデュオ・リブラについて

こんにちは!ピアノの文京華です。今年のせんくらは4年ぶりに、同じく仙台出身のピアニスト三又瑛子さんと組んでいるピアノデュオリブラで、せんくらに出演します。日曜日ということもあってかあっという間に完売になりました、嬉しい限りです!

楽しみに準備を進めています。

 

 

ブログ1日目は、結成5年を迎えるピアノデュオリブラについて、自己紹介がてら書こうと思います。

 

 

私達は同い年で、同じ音楽教室、同じ先生の元で小学生の頃から切磋琢磨しながら育ち(“ぶん”と”みまた”なので試験なんかの順番もいつも隣(笑))、高校も桐朋学園附属の音楽高校に進学して共に上京しました。いわゆる幼馴染同士ですね。

 

 

なんと誕生月まで同じく10月、日にちも11日しか違いません。それにちなんで天秤座のラテン語”リブラ”という名前で私がベルリン留学から帰って来た2013年から活動を始めました。

 

こちら初めての演奏会のリハの様子ですね。少し若いです。

 

 

小さい頃から知ってて仲良しだから組んだのか?と言われるとそういうわけでもないかなと思います。

ピアノデュオ、特に今回せんくらで取り上げる1台4手連弾はアンサンブルの中でも少し特殊、お互いの相性が本当に大事なジャンルでもあります。

 

ピアニストが2人いて一緒に弾けば成り立つというものでもくて、音の種類や音楽の作り方、お互いの持つ個性をうまく融合して新しいものを作れるか、ということも含めて、”見つめる先が重なっているかどうか”がとても重要なんじゃないかなと、一緒に弾いて行けばいくほど実感します。

その深みに魅了されて、抜けられなくなってからはや5年。私たちが愛してやまない連弾の世界を皆様にのぞいていただける濃い45分になるかなと思います。

お楽しみに!

 

文京華(ピアノデュオ・リブラ)

 

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