
皆さん、トランペットには沢山の種類があることをご存じでしょうか?
私たちトランペット奏者は演奏する曲によって様々な楽器を使い分けています。
今日は代表的な物をご紹介したいと思います。
まずは写真の左側から、ピッコロトランペット。
通常のトランペットの半分ほどの長さで高音域を演奏する際、主にバロック時代の曲やソロ、アンサンブル等で使用します。
キラキラした輝かしい音色です。
その隣がE♭管(変ホ調)トランペット。
写真には写っていませんが、いくつかのパーツを組み替える事でD管、ニ調の楽器にもなります。
こちらもバロック時代の曲やソロなどで使用します。
次がC管(ハ調)トランペット。
オーケストラでは90%くらいの割合で使用します。
トランペットは楽譜が移調して書かれていることが多いので、読み替えなどに最適です。
そして皆さんが最も目にする機会が多いB♭管(変ロ調)トランペット。
ブラスバンドや吹奏楽、ジャズ等で使用します。
基本となる楽器で私もこの楽器から始めました。
その隣はロータリートランペット。
暖かく響きがある音色が特徴で、主にベートーヴェンやブラームス等、ドイツ物を演奏する際に使用します。
ドイツではこちらの楽器が通常で、日本で主に使用している楽器はジャズトランペット等と呼ばれているそうです。
その次はコルネット。
楽器の長さ、音域はトランペットと同じですが、管の形状、巻き方が違い柔らかい音色が出ます。
オーケストラでは楽譜で指定されている場合に使用しています。
金管バンド等でも大活躍する楽器です。
最後がフリューゲルホルンです。
管の開きが太く、巻が大きいので、とても柔らかい音が出せます。
アンサンブルやジャズ等で多く使用されます。
大雑把に説明してしまいましたが、詳しく知りたい方はWikipediaでどうぞ。
無責任な発言はさて置き、、、。
足を運んだ演奏会ではどんな楽器を使用しているのかな?と観察してみるのも面白いかもしれません。
今回の五重奏でもいくつかの楽器を使用しますので、是非、会場にてその音色の違いをお楽しみください!
仙台フィル金管五重奏団
♪Trumpet 鎌田朋幸♪