
せんくらに出てくる出演者の人たちって、幼い頃から一日何時間もの猛練習を重ね、今日に至る…というイメージを抱く人も多いと思います。
そのイメージ、当てはまる人とそうじゃない人がいますね!
僕ですか?
そりゃ、毎日4時間の練習を欠かしたことなんて。。
どころか、どうやってチェロを弾いたふりをして外に遊びにいこうかという方法を考える天才でしたな!
学校から帰ってきて、両親がいないときは弓に松ヤニ塗るだけ塗って、音なんて出さずにすぐに外に行き、野球やらザリガニ取りに出かけてました。
でも、なぜかばれるんだよな、これが。。
こんな調子ですから、中学まではチェロはてんでやる気なかったな~。
ところが中学2年で東京ユースシンフォニーというオーケストラに入団して、いきなり音楽が楽しくなりました。同級で渡邉辰紀(現東京フィル首席)というモンスター級によく弾ける友人もいてとても刺激を受けました。
それからはまあまあ頑張ったかな。
よく小学低学年で
「うちの息子はちっとも練習やる気がなくて」などと嘆くお母さんがいらっしゃいますが、僕はその子、むしろ健全です!と言いたいな。
とくに男の子はやめさせないことが大切、なんとか騙し騙し(笑)続けていれば、いいことありますよ。
いったん火がつけばね。
演奏家になんかなれなくても、その子の人生が必ず豊かになりますよ!
あれ、なんだかインチキ教育評論家みたいになっちゃった。。
三宅進