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SENCLA BLOG

ブログ

山下一史
2009.09.26

笑顔

いよいよ本番。
いらして下さったお客様には、楽しんでいただけたコンサートになったと思う。
勿論、バンダの生徒さん達の演奏は素晴らしく、何といってもそのひたむきさに感動。
演奏後のカーテンコールの時の、彼らの顔は輝いていた。またそれを見守る仙台フィルのメンバーの笑顔を見たとき、この場に居られる幸せをしみじみと感じた。
いよいよ「せんくら」が始まるまで1週間を切りました。
3日間という短い期間ではありますが、皆さんとわれわれ演奏家、または作品との新しい出会いが数多く生まれることでしょう。
この新しい出会いが、どのように発展していくか。
「せんくら」は、とてつもなく大きな可能性を秘めているし、これからの仙台の音楽界の未来の一翼を確実に担っていく催しとして、全国にも誇れるものであると思います。
心より皆さんの応援をお願いします。
山下一史(指揮)

 

山下一史
2009.09.25

中学生バンド

胆沢でのリハーサル。
「1812年」の最後の部分を地元の中学生のバンドのメンバーがバンダとして参加してくれているので、彼らとの合わせが最大の目的。
9月14日に前もって胆沢に伺ってリハーサルを行っているが、オーケストラと合わせるのは今日が初めてで、みんな緊張の面持ち。
まず、舞台両袖の花道に並んだ彼らの中に仙台フィルのメンバーに入ってもらって、バンダの部分を一緒に演奏する。これは効果てきめんで、プロの「音」に合わせて吹いて感覚を掴む。

山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.24

剣岳

26日の胆沢でのコンサートの為の仙台フィルのリハーサル。
11月公開の映画「剣岳」のサウンドトラックを担当したのは、なんと仙台フィル。
その中から、池辺晋一郎さんが編曲した、バッハの「幻想曲」、ヘンデルの「サラバンド」、
伝田君ソロによる「四季」から「冬」、西沢君のソロでマルチェッロのオーボエ協奏曲。
後半はチャイコフスキーの「眠りの森の美女」「1812年」という盛沢山なプロ。
夜は、仙台ジュニアオーケストラのリハーサル。
8月の合宿以来だったが、皆な格段の進歩。仙台フィルの講師の面々に感謝しきり。
この分なら、11月1日の20周年記念演奏会は大成功間違いなし。
山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.23

仙台

昨日の東京でのリハーサルの後、仙台入り。
今日は、仙台国際音楽コンクールのプレ企画で、来年2月に開かれる子供たちによる「街角コンサート」のソリストのオーディション。
仙台に縁のある子どもたちという参加の縛りがあるにも拘らず、皆さん優秀。
仙台フィルも、地元の音楽家の人たちと交流を深めるためにも、この様な若くて優秀な人材がいることに思いを寄せることが大切と痛感。
これは、先日ヴェルディの「レクイエム」(仙台フィルの10月定期の曲目)の合唱リハーサルをした時にも感じたこと。
オーケストラとか合唱とかオペラとか吹奏楽とか、この厳しい社会状況の中だからこそ、ジャンルを超えて仙台の音楽界全体が手を携えて進んでいかなければならないと思う。

山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.22

コーラス

今日は、10月1日の演奏会のコーラスリハーサル。
曲目は、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の有名な「復活祭の合唱」、「アンヴィル・コーラス」、「川の流れのように」(!)
オペラの合唱は、劇的で素敵です。
せんくらのファイナルコンサートでも、恒例の「第九」「威風堂々」のほかに、ヴェルディの「ナブッコ」から「行け、我が思いよ、黄金の翼に乗って」を演奏します。
また、今年没後25年のヘンデルの「メサイア」から「ハレルヤ」もお聴きいただきます。
お楽しみに!
山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.21

オフ

今日は、完全なオフ。
昨日感じた体のだるさの正体は、やはり風邪だった。
祝日の為、我が家のホームドクターは休診日。
ネットで検索して、近くの病院に行き診察を受ける。幸いインフルエンザは陰性、薬をもらって帰宅する。
山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.20

打楽器プレイヤー

学園祭という人ごみの中にどっぷり浸かったせいか、少々体がだるい。
今日と明日は9月の貴重なお休み。僕たちの仕事はカレンダーと全く関係ないので、世間が5連休の9連休のといってもさっぱりピンと来ない。
今日は、今年の2月3月に20年ぶりにヨーロッパに一緒に演奏旅行した早稲田大学のオーケストラの打楽器プレイヤーたちとの、僕のスケジュールのせいで延び延びになっていた打ち上げ会。
打楽器といっても、石井真木さんの「モノプリズム」という曲で大活躍する和太鼓のメンバーで、総勢6名。この曲は、6台の締め太鼓による繊細なピアニッシモでの32分音の連打に始まり、最後は直径3メートルはあろうかという大太鼓を2人で叩き、それに中太鼓、締め太鼓、もちろんオーケストラも絡み壮大なクライマックスを形作る。
一人一人がソリストであり、また緊密なアンサンブルも要求される、体力的にはもちろん、何といっても精神的に過酷な作品で、しかも1カ月の間移動しながら十数回の演奏会をするのだから尚更大変だ。演奏家というより修行僧のような趣さえある彼らと一か月を共に過ごし本番を重ねるうちに、プロとアマチュアの垣根を越えた連帯感が生まれていた。
大いに語り合った一晩だった。この集まりはこれからも続く予感が。。。。
山下一史(指揮)

山下一史
2009.09.19

学生時代

今日は我母校桐朋学園の学園祭「桐朋祭」で、学生さんたち有志のオーケストラの本番でした。学校の中庭に特設ステージを設けての野外演奏。僕が学生のころから(何年前?)ある催しで、でも指揮するのは初めて。
プログラムは、ショスタコーヴィチの「祝典序曲」、ハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲のフルート編曲版、ソリストはヴィルトゥオーゾ工藤重典さん!メインは「展覧会の絵」という大変ハードなもの。
後輩たちは、終始熱い演奏を繰り広げてくれました。
この中から近い将来、プロのオーケストラに入団して我々の仲間として一緒に音楽できる子が出てくると思うと、なんだかワクワクします。
学生サン達の手作りの演奏会は、温かかったなあ。
遠い学生時代をちょっぴり懐かしんだ1日でした。
山下一史(指揮)

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