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SENCLA BLOG

ブログ

三舩優子
2011.09.28

~キワミ~

昨日はグリーのお話をしましたが、私の数少ない趣味に映画鑑賞、舞台鑑賞があります。

リラックス出来る時間がある時は必ず映画館に行くか家でDVD。
これはもしかしたら幼少期のアメリカでの週末の過ごし方の名残なのかもしれません。

小学生の頃から、金曜日は友達と近くのシアターに誰かの親御さんに車で連れて行ってもらって、終わる頃にまた迎えに来てもらうというのが習慣でした。入場料が安いというのも大きかったですね。

または、マンハッタンまで両親と出て行って、カーネギーホールでコンサートを聴いたり、ブロードウェイでミュージカルを観たり、と、今思い出してもよく子供のうちからいろいろなものを観させてもらったなぁと感謝しています。

その鮮烈な印象や思い出は、年とともに強くなったりするもので、何十年かののちにようやく一本の線として繋がるのだと最近気付きました。
それと同じことを自分の娘にもさせたいと(ホントは自分が観たいからなんですけどね)、なるべく生の舞台などは観に行っています。

中でもふたりの一番のお気に入りはコーラスライン。
「ブロードウェイ・ブロードウェイ」というドキュメンタリー映画を最初に観てから、次にマイケル・ダグラス主演の映画を観て、そしてこの夏私の誕生日に、来日していた現・メンバーの念願の舞台を観に行きました!

自分の仕事柄、役者さんたちの気持ちや、舞台に立つまでの苦労が手に取るように伝わって来てしまい、すぐに涙があふれてきてしまうのが困ります。
ありふれた言い方かもしれませんが、やっぱり努力って素晴らしい!

人は皆パフォーマンスの向こうに、その日までに積み上げて来た努力や苦悩を通して視るので感動を覚えるのだと思います。

生のステージの素晴らしさは、その瞬間にしか味わえない感動です。
我々出演者は、すぐそこで演奏します。闘います。

早く皆さんとお会いしたいです!
三舩優子(ピアノ)

 

三舩優子
2011.09.27

~GLEEK!~  

ギリシャ人のことではありません。
2009より全米で始まって以来、とんでもなく世界中でヒットしているテレビドラマシリーズ、

「GLEE(グリー)」を愛する人たちの呼び名です。
グリーク。中1の私の娘がこの1年くらいこの話しかしなくなっており、DVDコレクターズBOXを買い、説明を聞きながら一緒に全部見て・・・マズイ!
もしかしていつの間にか私もグリークになってしまっている?!
と、ふとドキドキするのでした。

日本でも一部で放送されていたり、レンタルも出ているのでご存知の方もいらっしゃいますよね。

グリーとはいわゆる大学などにあるグリークラブ、合唱部なのですが、舞台はハイスクール。

レディー・ガガのように現在ヒット中の最新の曲から、我々が懐かしい80年、90年代のヒット曲を、彼らがドラマの中でうまーいタイミングで歌ったり踊ったりするので、ドラマとしても歌そのものも楽しめるという人気番組です。

軒並み賞を取っているだけあって、出演者達の歌と踊りのレベルは圧巻!
かなりの練習を積み重ねているとは思いますが、才能ってこういうものなのか、としみじみ思わされます。

その彼らの3D映画が2週間限定で23日から公開されました!
渋谷パルコには特設ショップも。いずれも初日に行きましたとさ。
思春期に突入した娘との絆を守るためにも、私はグリークにならねばならないのです~。笑
三舩優子(ピアノ)

三舩優子
2011.09.26

~かんたん ピアノの弾き方~  

本屋さんでのスナップ。

どこを見て頂きたいかと言いますと、ちょーっと見にくいかもしれませんが、真ん中の段にグランドピアノが描いてある本です。

この春、初の教則本を出させて頂きました!
その名もずばり、「DVDですぐわかる かんたん ピアノの弾き方」。

実はお話はすでに2年ほど前にあったのですが、チェックにチェックを重ね、こだわりにこだわっているうちに1年ちょっとかかってしまいました。

約2時間分のDVDの撮影、写真撮影、エッセイ、インタビュー。。。
私の今までのピアノ人生のすべてを出しちゃいます~といった、あんこがはみ出すほど入っているアンパンのような本になりました(^^)

ピアノの初心者から、すでに趣味でやっている方まで、かなり使える本に仕上がっていると思います!

全15曲。
載せたい名曲があり過ぎて、選曲が一番つらかったかもしれません。
手の写真や、DVDでの模範演奏も、いざ意識してみると、日頃いかにたくさんのことを気にしたり工夫したりしながらピアノを弾いているかがわかって、自分でも面白かったです。

この本の特徴としては、楽器店や音楽関係のお店だけでなく、全国の書店に一般書とともに置いてあるところです。

つい気になって書店があると「趣味」のコーナーを見に行ってしまう今日この頃***うふふ。
三舩優子(ピアノ)

三舩優子
2011.09.25

~魔法の粉~  

食べることも大好き、料理も大好きです。
料理は最大の気分転換でもあり、ストレスを発散するものでもあり。

外食も楽しいですが、自分が今食べたい、イメージ通りのものが出来上がったときは、幸せですねぇぇ。

最近のお気に入りのスパイスはこれ。La Chinataのスモークパプリカのパウダー。これはスペインの中でもエストレマドゥーラ州ノカセレス県のみで生産されている、原産地呼称保護制度で認定された世界で唯一のスモークパプリカパウダーだそうです。

日本でもパプリカパウダーといわれる赤い粉は時々ポテトサラダや肉料理にかかっていたりして、ほとんどなんの味もしない「色づけ」だと思って来たのですが、スペイン土産で頂いたこの粉は、普通のパプリカと全然違う味がするんです!

なんでも、丁寧に選別された赤いパプリカを、通常のパプリカパウダーの工程とは異なる、独特の方法で乾燥、スモーク(薫製)させるそう。

この工程は、10日から15日もかけてゆっくりと行われ、その間、最適な乾燥度に達するまで、熟練された職人の手でパプリカを繰り返し裏返していくらしいです。
その後、乾燥したパプリカから軸や種を除いてから、何度も細かく石臼で挽くそうです。

この丁寧な作業が、このパウダー特有の特別な香り、味、色を生み出しているようです。やはり丁寧な作業が、深い味わいを出すのですね。

もちろん、パエーリャやスペイン風魚介のマリネに散らしてもいいですし、私は色づけも含めてよくパスタにさっと入れたりします。お好みの野菜、ツナやアンチョビーなどを軽く炒めて、ゆで上がったスパゲッティーを
入れて塩コショウ、イタリアンハーブである程度味を整えたら最後にささっとふりかけて出来上がり。

この粉をほんの少し入れただけで、驚くほどコクが出て本格的な味になります。見た目も鮮やか!

今はネットでも売っているかもしれません。ぜひお試しあれ!

三舩優子(ピアノ)

三舩優子
2011.09.24

~Love for Wine~  

私のお酒好きは・・・もうご存知でしたっけ?(笑)
元々家系的にも素質は充分なのですが、ここ数年の日々の楽しみの一つはお酒です。

なんでも一応は飲めるのですが、主にワイン、ですね。
その日の気分や体調、またはうちにある食材によって今日は赤、今日は白、泡・・・と選ぶのが楽しいのです。

外で食事をするとまたいろんな出会いがあるのですが、先日ワインの巨匠のような方とご一緒させて頂いた時、なんと1933年の赤のポルト・ワイン(食後酒)を頂く機会に恵まれました。

左の黒い瓶がそうですが、右のものでも1977年という古さ。
ここまで古くなるとコルクを開けることが出来ず、ボトルの上部をナイフで削って開けたりするそうです。

食後酒なので甘~く濃厚、とろけるような滑らかな舌触り。
今まで”ヴィンテージ”と聞いても漠然としかイメージ出来なかったのが、これこそ長い年月を経てきた深み!とわかる気がした素晴らしいお味でした。

本物を目に、口にしたとき、たとえそれを知らなくても人はそれが本物だということがわかるのだな。。。と実感した瞬間でした。

そんな音楽を目指したいものです。
今夜もワインを飲みながら~~~~~。
三舩優子(ピアノ)

三舩優子
2011.09.23

今年のプログラム  

今回は30日と2日、計3回公演です。
まず、毎年私自身も楽しんでいる「金曜の夜はJAZZ」。
今回はずっと弾きたいと思っていたチック・コリアの “SPAIN”を知人のアメリカ人ミュージシャン・作曲家のジョナサン・カッツさんに、せんくらのためにアレンジしてもらっているところです。

もらっているところです・・・って言いましたよ、はい。
実はまだ出来上がっておりませぬ!
最初のイントロは送って下さり、「いいね、バッチリ!」とお返事しておいたので、きっとあと数日のうちにはカッコイイのが届く、、、はずです(笑)。
コンサートまでには間に合わせますから〜!

それともう1曲、私が2001年に出したCDのタイトルにもなっている「ウィングド」。
9.11のあとにこのアルバムが出て、天使の翼…天に向って羽ばたく…
遠い光へ…というメッセージを込めた作品でしばらく弾いていなかったのですが、今回の3.11を機にふとまた紐解いてみたら、以前よりさらにみずみずしく、と同時に胸に深く響くものがあり、10年の歳月でやっと一筋の光が見えた気がしました。これはぜひぜひ聴いて頂きたい曲です。

あとは奥田佳道さんのナビゲートのもとにふたりで楽しいトーク!
そして最後はこれまたお馴染み「名曲コンサート」で、トルコ行進曲から、今回は盛り上がって〆よう!と「ラプソディー・イン・ブルー」も入れました。

しっとりからノリノリまで、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!

《せんくら・アーティストを迎えてトーク Vol.(6)三舩 優子》
ナビゲーター・奥田 佳道  http://sencla.com/performer/p40.html

●10月2日(日) *エル・パーク仙台 ギャラリーホール 16:00~16:45
http://sencla.com/performer/p23.html
《美しいメロディーの花束・名曲コンサート》

三舩優子
2011.09.22

こんにちは!  

こんにちは!せんくら参加3年目、ピアノの三舩優子です。
今年も参加させて頂けますことを、心より幸せに思います。

震災が起きたときにまず脳裏をよぎったのがせんくらでお会いした皆さまのことでした。
私の場合は親戚がそちらに居るワケではないので、お仕事を通じて親しくさせて頂いている方々と、会場に足を運んでくださる皆さまが身内のようで、しかも震災のつい1ヶ月前に仙台の電力ホールにてリサイタルをさせて頂いたばかりでしたので、たまらない気持ちで毎日を過ごしました。

すぐにでも行きたい思いでいましたが、その思いをやっと遂げることが出来たのが5月半ばでした。日帰りで仙台、そして石巻の知り合いを訪ね、目の当たりにした光景に以後、震災のことをしばらく口に出来なくなりました。

この状況のなかで「せんくら」が開催されますことは、復興の歴史に残る出来事だと思います。
あと10日を切りました!

出演者ブログ最終組、どうぞよろしくお願い致します!

三舩優子(ピアノ)

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