はじめまして、ソプラノの山中敦子と申します!!
今回初めてせんくらに出演させて頂けることになり、大変嬉しく思っております! 仙台とのご縁は、東日本大震災の後、「被災地へピアノをとどける会」の皆様の活動を知ってから。 岐阜県出身(現在は東京在住です)の私はそれまで東北地方を訪れたことがありませんでした。 それ以来、毎年仙台を訪れておりますが、町、人、食べ物全てが大好きで、今ではすっかり故郷に帰る様な気分で毎回ワクワクしています。
さて今回子ども向けのコンサートをさせて頂く訳ですが、私自身、現在2歳男児の子育て奮闘中です! 共演のバリトン草刈さんも0歳の女の子のパパ、ピアノの庄司先生も1歳6か月の女の子のグランマという訳で、全員がリアルタイムで子どもと向き合っております。
子どもを産み、子育てをする中で感じたことは、小さな我が子にどんな素敵な音楽を聴かせるよりも、まずはママの声、ママの歌が子どもにとって最高の音楽なのではないかということ。 上手い下手ではなく、ママの声が安心なのですよね! という我が子は子守歌を歌うと私の歌声が大き過ぎたのか寝てくれませんでしたが・・・(笑) 寝てはくれませんでしたが私が歌うとニコニコご機嫌になっておりました。
我が子がお腹の中にいる時には、第九のソリストをさせて頂いたり、また別のコンサートで唱歌や昭和歌謡曲を歌うことがあり、幅広いジャンルの歌で胎教になっていたかなと(笑) 第九の本番では、ティンパニが大きな音で鳴った時にびっくりしたのかお腹の中で物凄い勢いで動き出し、その蹴りの力強さに私もびっくりした思い出があります。 お腹の中でもちゃんと感じているのですね!!! 1歳頃だったでしょうか、TVで第九の演奏が流れていたら釘付けになっており、もしかして覚えているのかな、なんて思ったり。
その後も特に音楽を教え込んだ訳でもありませんが、お片付けを歌で促したり、お散歩中にお花に出会ったらお花に関する歌を歌ってみたり、バスを見つけたら「バスに乗って」(今回演奏します)を歌ってみたり、日々の中で歌を取り入れていたら、 音楽が聞こえると手拍子してリズムを取ったり、体が勝手に動いてしまう程大好きになったみたいです。
1年弱前になりますが、今回共演の3人で合わせをしていた時の動画です。
シューベルトの鱒の曲。
鱒が泳ぐ様子なのか、盗人の役になり川の水を濁しているのか、音楽を聴き何かしら感じて体が動いているのでしょうね。今ではこの幼き頃が懐かしい…(笑)
子どもを見ていると無限の可能性を感じますね!! 今回はそんな子ども達に是非パパやママに歌って欲しい、伝えていって欲しい歌を歌います!! 世界に同じ物はない楽器、それは声!! 世界に一つしかないママの声、パパの声で、我が子と歌って動いてみんなで楽しみましょう!!
会場で皆様にお会い出来る事を楽しみにしております!!!!
さて、それまでまた怪獣化してきた我が子の子育て頑張ります(苦笑)。。。
山中敦子(山中&草刈&庄司)