誕生から今まで

2006.09.09| NHK仙台少年少女合唱隊

昭和34年、仙台ユネスコ協会に、少年少女合唱団を作る機運が高まり、福井文彦先生の熱意に、私が協力する形で、作られることになりました。先輩格にあたる東京少年少女合唱隊を見学させて頂くことから始まり、合唱団の組織・運営などについて、色々教えて頂きました。

当時、仙台ユネスコ協会の副会長であった有永弘人氏と、氏家愛子氏に、それぞれ、仙台少年合唱隊長、仙台少女合唱隊長に就任して頂き、各隊とも100名を超える子供たちで発足しました。今、考えると夢のような話です。

その後、仙台ユネスコ協会から独立し、名称も仙台少年少女合唱隊と変更、更に、昨年よりNHK仙台少年少女合唱隊と改称し、現在に至っているというわけです。

子どものうちから、良い音楽に接し、すばらしい合唱体験をさせるという福井先生の設立趣旨は、今も変わっていません。

間もなく50年にわたる活動を通じて、今でも音楽を楽しんでいる卒業生、あるいは、プロの音楽家として、オペラ歌手に、作曲家に、そしてミュージシャンとして活躍している人が沢山います。音楽家のプロを育てる目的ではないのですが、結果として、音楽を専門とする卒業生がいることは、大変嬉しいことでもあります。

日頃の厳しい練習の中から生まれた、子供達の、一途で、純粋な歌声が、聞いて頂く方々に、希望と力を与えるものであることを確信しつつ、合唱隊を育てて生きたいと考えています。

今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。

NHK仙台少年少女合唱隊 指揮者 大泉勉

美しい響きを求めて

2006.09.08| NHK仙台少年少女合唱隊

声ほど不思議なものはない。

人間の身体を楽器として、音を作り音楽を表現する。しかし、声帯では殆ど振動だけで音は鳴っていない。

声帯自身では、つやも響きもないブオーブオーといったひどい声なのだそうです。

響きのあるよい声は、あくまでも共鳴のさせ方、工夫次第にかかっているといえます。

私も歌う度にこのことを考えては声の不思議を思わされます。

毎週一度の子供達の練習でも、共鳴を求めて、初めにストレッチ体操を行い、腰や横隔膜筋に注意を向け、乍ら身体をほぐし、手鏡を使って注意深く自分の声のひびきを探します。買い替えることのできない、世界にただ一つしかない素晴らしい楽器を与えて下さった両親に感謝の気持ちをこめて・・・。誰もが素晴らしい響きを作る事が出来ると信じて・・・。

生まれつき良い声、悪い声というのはなく、あるのは声の質の違い(ソプラノやアルト等)だけと言い聞かせ乍ら、常に正しい姿勢を求め、健康で美しい姿勢からのみ美しい音が生まれる事を信じて・・・。

こうした事は、私自身根気強く、自分の声の響きを求め続ける以外になく、子供達も全く同様です。下あごの力をゼロにして頭の上の空気が美しく響いていく為にも、常に健康でバランスよく支えられた、素晴らしい楽器作りの為の努力を続ける事と、自分に言い聞かせ乍ら、これからも歩み続けるつもりです。私自身の、そして子供達の美しい声の響きをどこまでも追い求めて・・・。

NHK仙台少年少女合唱隊
発声指導 姉歯けい子

2006年09月07日

2006.09.07| NHK仙台少年少女合唱隊

事務局を担当して16年目を迎えました。今日まで先生方をはじめ、沢山の子供達やご父兄と出会うことが出来、沢山の時間を共に歩んでまいりました。

私が事務局を担当した当初、隊員は70〜80名在籍しておりましたが、少子化の影響か、現在では50名前後となりました。しかし、今年の春にも新入隊員を迎えることができ、12月の定期演奏会へ向けて練習に励んでいるところです。

又、毎年夏には3泊4日の強化合宿があり、小学校1年生〜高校生までの隊員が共同生活を送ります。勿論、練習がメインの合宿ですが、隊員1人1人が隊員全員と親しくなれるチャンスとなり、結果、強い団結力が生まれます。そしてその団結力が定期演奏会へ向けて更に強くなり、美しいハーモニーとなって、ステージで輝く様子を見ると、毎年胸が一杯になります。

定期演奏会の他、様々なコンサートやテレビ出演、オペラ出演などの貴重な経験を通して、その度に隊員が成長し、自信に満ちた生き生きとした表情を見せてくれます。

在籍している隊員の年齢は小学1年〜高校生までですが、練習の中で思いやりの心、協力し合う事を自然と身に付けていくことができ、合唱の素晴らしさを、耳だけでなく、肌で感じています。

私として出来る事は、隊員の体や心の健康のフォローを、微力ながら心掛けていく事だと思っております。

これからも隊のため、応援して下さる皆様のためにも、陰ながら事務局としての仕事に努力したいと思います。

NHK仙台少年少女合唱隊事務局 庄子幸枝

2006年09月06日

2006.09.06| NHK仙台少年少女合唱隊

今の時代、どの合唱クラブでも「合唱団」などという名称にしている。が、我が愛する仙台少年少女合唱隊は「合唱隊」なのである。この「隊」であるところに、この合唱隊の歴史を垣間見ることが出来る。創設者は、郷土の有名な作曲家、福井文彦先生である。まだ軍事色濃い時代の名残なのだろうか。

今、合唱隊などという合唱団は全国でも珍しいそうだ。そのはずである。我が仙台少年少女合唱隊は来年、創立50年を迎える。「隊」であることの歴史には、何と50年もの長さと重さがかかっていたのである。継続は力ということであろう。

この合唱隊の名を消さぬよう、昨年からNHK仙台放送局よりご支援を頂いている。NHKという巨大なメディアが、そのようにしてこの合唱隊を育ててくれるのか、期待しているところである。

私は、この合唱隊の後援会長を23年もしている。23年もの間、公演会長をしてきての思いは、合唱団同士のネットワークの弱さ、無さを感じている。この少子時代である。一人勝ちなどありえない。

「楽都・仙台」と言うのであれば、子ども合唱団同士、もっと連携を持って、楽都・仙台らしい「子ども合唱文化」の意欲的な発信を望みたいものだ。

その意味でも、今回の仙台クラシックフェスティバルは、まさに「試される事務局の力」となるのではないだろうか。楽都・仙台にふさわしい独創性を持ったフェスティバルにして欲しいと、エールを送っている。

NHK仙台少年少女合唱隊後援会長 渡辺義昭

2006年09月05日

2006.09.05| NHK仙台少年少女合唱隊

NHK仙台少年少女合唱隊は、毎週土曜日NHKのスタジオで練習をしています。

練習は、姉歯先生による体操や発声指導で、心と体の準備をすることから始まります。

美しい声、美しいハーモニーを目指し、熱心なご指導が続きます。そして、大泉先生のユーモアにあふれたお話を聞きながら、時には厳しくも優しさに満ちあふれた練習が行われます。現在、合唱曲だけでなく、原語でのオペラや定期演奏会に向けてのミュージカルなど、様々なジャンルに挑戦しています。

合唱隊では、夏休みに毎年3泊4日の合宿も行い、子供たちの楽しみな行事となっています。約7時間の練習でたくさんの歌を歌い、生活を共にすることで、お互い助け合ったり、思いやりの心が育まれ、合唱隊の気持ちが一つになります。

この合唱隊の魅力は、小学生から高校生まで年齢の異なるお友達ができ、一つの音楽を目指し、練習できることだと思います。音楽をする喜びを分かち合い、さらに友情も深まります。

「せんくら」に向けては、『動物の謝肉祭』のゆったりとしたメロディーをなめらかに美しく歌えるように、『くるみ割り人形』では、曲の雰囲気を感じながら早口言葉など様々な練習に励み、気持ちを込めて練習しています。

今回は、これらの曲を妹との連弾で伴奏させていただきます。

心を合わせて子供たちの合唱のサポートができればと思っております。

NHK仙台少年少女合唱隊 伴奏者 尾澤香織

2006年09月04日

2006.09.04| NHK仙台少年少女合唱隊

合唱隊に入って、今年で11年目になる。

入隊当初、私は習い事を増やすこと自体に気乗りがしなかった。それでも、入ってみたら楽しくなって、いつの間にか高校3年生になっても歌っていた。

今まで合唱隊にいて、たくさんの演奏会やオペラを経験してきた。歌うことはもちろん楽しい。だけど私は、舞台袖の、あの緊張感がたまらなく好きだ。それからステージの上で、指揮者が“サイン”をくれるのを待つのも。自分のニブい反射神経を集中させて歌い始めると、緊張が少しずつほどけ始める。いろんなことを一緒に学んできた仲間たちと、感覚がぴったり合っていると感じる瞬間に出会うのは、涙が出るほどに心地良く、幸福だ。

合唱隊で学んできたのは、音楽だけじゃない。音楽をきっかけにして集まった仲間たちからは、学校では学べないことを教えてもらった。先輩からも、後輩からも。

卒隊して、大学生、社会人となった先輩の何人かとは、今でもメールのやりとりをする。

“もう高校3年生?あんなにちっちゃかったのに”なんて、親戚のお姉さんのようなことを言われつつも、変わらず音楽の話ができることが、嬉しい。

NHK仙台少年少女合唱隊 佐藤仁美

2006年09月03日

2006.09.03| NHK仙台少年少女合唱隊

昨年4月から、NHK仙台少年少女合唱隊と改称した団体ですが、旧名称の仙台少年少女合唱隊から数えると、48年の長い活動をしてきました。

このたびは、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」と、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の中から、合唱曲に編曲されたものを歌います。

「動物の謝肉祭」からは、原曲が“水族館”となっている“海のしじま”と、有名な“白鳥”の編曲で“旅の白鳥”、そして、“フィナーレ”です。

ピアノ連弾による伴奏で、榎木富士夫の作詞、寺島尚彦の合唱用編曲版ですが、“フィナーレ”は、ピアノのみで演奏されます。

“くるみ割り人形”は、台本と音楽、中山知子、編曲増本喜久子によるもので、1.序曲(ピアノ連弾)、2.行進曲、3.子守唄、4.雪のワルツ、5.ロシアの踊り(トレパック)、6.花のワルツ、以上6曲が演奏されます。

“動物の謝肉祭”も“くるみ割り人形”も、よく知られたオーケストラの作品ですが、子供達の清らかな歌声による演奏も、又、違った魅力を見せてくれることでしょう。

合唱 HNK仙台少年少女合唱隊
指揮 大泉勉
ピアノ 尾澤香織、尾澤麻衣
発声指導 姉歯けい子

NHK仙台少年少女合唱隊 大泉勉

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