ペールギュント

2014.07.25| 三又瑛子&文京華

こんにちは。
ピアノの三又瑛子です。
せんくらへの出演は数年ぶり!とても嬉しいです。

今日は、10月4日に出演する演奏会 『ファミリーコンサート 音楽と世界の絵本~ペール・ギュント~』 について書いていきたいと思います。

今回は、朗読の木村美砂恵さんとご一緒させて頂き、朗読と連弾によるコラボレーションが実現します。
波乱万丈なペール・ギュントの人生と愛を描いた物語と、美しく異国情緒あふれる、どこか切なく懐かしい音楽が一体となった、19世紀北欧からの風をお届けいたします。

さてさて。
題材はペール・ギュントにしよう!と決めた私達デュオ(名前未定。募集中です(*^^)v)。
どんな風にお話と演奏を絡めていこうか?
テキストはどういう風にする?
などとウキウキ話し合っていたのですが、ここで壁が出現。

…もしかして、楽譜とお話の順番が違う?よ、ね?

そうなのです。
全く無知だったのですが、この作品には以下のような経緯があります。
(とっても要約して書くので、ご興味ありましたら検索してみてください!)

原作は、ノルウェーの作家イプセンによる戯曲『ペール・ギュント』。5幕もあります!
これに同郷の作曲家グリーグが音楽をつけ、もともとの27曲(!)のうち8曲を抜粋し、コンサートでの演奏にふさわしいように曲順も入れ替え、まとめたのが 『ペール・ギュント組曲』。
今回私達が使用する連弾の楽譜も、グリーグ本人による編曲です。

以上のようなことが判明し、
どうやったら音楽とお話を融合させてお客様に届けられるか企画会議を行い、
紆余曲折を経て!
先日めでたく!!

《せんくらスペシャルヴァージョン》が完成いたしました!ぱちぱち!
ここでしか聴けない曲もあるかも・・・?

朗読と合わせたらどのようになるのか、私もとても楽しみです。
皆さま、ぜひご家族で、お友達同士で、おひとりさまでも!足をお運びいただけましたら幸いです。
三又瑛子

 

ルフランでのコンサート

2014.07.24| 三又瑛子&文京華

7月13日に仙台で行ったデュオコンサート。
ルフラン、という場所、初めて伺ったところなのですがよくコンサートが行われているようで、非常に温かく、かつおしゃれな雰囲気のサロンでした。
普段はカフェとして営業されています。
なんとピアノが2台!あるということで、ちょうどその時期ソロと2台ピアノのプログラムのコンサートが別の場所でもあったので、せっかくだから仙台でも!ということで実現に至りました。

今回初の試みとして、それぞれ曲について弾く前にしゃべろうということになり、MC初挑戦だったのです。
プログラムノートはいつも自分で書いていますし、曲の解説を考えること自体はちっとも苦じゃないのですが、ただでさえ緊張している弾く直前に満席のお客様に面と向かってマイクでしゃべるなんて・・・。気絶するんじゃないかしら・・。とふるふるしていました(笑)

結果、二人ともとっても緊張したらしく、しゃべりはじめに名乗るのをお互い忘れていた、ということを後から関係者につっこまれ、あ・・となったのですが、やはり曲についてのおしゃべりがあってよかった!と言ってくださるお客様が多くて、慣れないながらにやってよかったなと思ったのでした。
知らない曲のときは特に、手がかりがあるのとないのとでは、全然違いますよね。
これからも続けていけたらいいなと思っています。

無事終演を迎えた後、そのまま今度はせんくらのためのPV撮影開始です。(PVでは何の説明もなく私達2人だけドレスですが、そういう事情だったのです)
もちろん事前に二人でなんとなくの内容は考えていたのですが、ぼんやりすぎたのか最初は相当グダグダでありました・・はい。
というかカメラを向けられるととたんにもじもじもじもじしだす私達。
朗読の木村さんがいらっしゃらなかったらどうなっていたか、というくらい彼女の存在に助けられました。
今回朗読して頂く木村美砂恵さん、やはりプロの声の出し方はまったく違っていて、私達が自己紹介して、その後に彼女がしゃべり出した時の衝撃ったら。
電子ピアノとグランドピアノくらい差のある響き方でした。
体自体が楽器のようで感動してしまいました。
たくみに誘導してくださり、なんとか最後には形になっていた、はずです!

おしゃべりのほうももっと精進していかないとだめだね、という結論に至った私達でありました。

ではお次はいよいよ今回の公演の内容について触れていきます。
文京華

幼馴染デュオ

2014.07.23| 三又瑛子&文京華

こんにちは、ピアノの文京華です!
去年に引き続きせんくらに出演できること、とっても嬉しく思っています。

せんくらでのコンサートはいつも企画の面白いものばかり。
今回は北欧の物語、”ペールギュント”をピアノ連弾と朗読で、という企画で、物語と音楽、朗読と音楽、という組み合わせでコンサートをするのは私にとって初めての経験。
今からわくわくしています。

長いベルリンでの留学生活を終えて、仙台に拠点を置いて一年。
いろんな地方を行ったり来たりして、沢山の人に新しく出会い刺激をもらったし、今までに経験したことのないさまざまな種類の舞台を沢山踏んで世界が広がった一年でした。
仙台に戻ってくるとどこかホッとしたりします。
やっぱりピアノを始めた街、中学生までの多感な(笑)時期を過ごしたこの街での思い出はかなり濃厚なものがあります。

連弾でデュオを組むのは同い年の幼馴染、三又瑛子ちゃんです。
小さいときから仙台で同じ教室、同じ先生に習い、一緒にいろんな本番に出たり、東京までレッスンに連れて行ってもらったり、実技試験の順番も”ぶん”と”みまた”なのでアイウエオ順で隣同士。
高校も桐朋で共に上京しました。
その後は道が別れ音信不通の状態も長かったり(笑)しましたが、そこは縁というのか、去年私が留学から帰ってきてからひょんなきっかけで一緒に弾くようになり、そうしてみると不思議なほどしっくりはまる、ってかめっちゃ楽しいじゃん!とお互い感じ、そこからデュオとしての活動をスタートさせました。

お互いのソロを聴くと、方向性はかなり違うし、曲の好みとかも結構ばらばらだったりするのだけど、一緒に合わせをしていると”ずれ”を感じないのですよね。
ベースに流れているものが共通しているのかもしれません。
お互いやりたいことを遠慮なく言って聞きあって、でもけして押し付けない。
相性もあるのかもしれないですが、そういう関係が長い月日をかけて育まれたものなんだとしたら、面白いし貴重なものだなあと思っています。

舞台を重ねるごとにに変化しているのを感じるまだ産声をあげたばかりのデュオですが、せんくらではどんな化学変化がおこるのか、楽しみにして頂ければ、と思っています。

お次は彼女とつい先日行った仙台でのサロンコンサートについて、そしてせんくらPV撮影の裏側についてなどを、書きたいと思います!
文京華

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