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SENCLA BLOG

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2021
2021.08.19

出演アーティスト 鈴木雄大さんからのメッセージ

みなさま、こんにちは!仙台フィルハーモニー管弦楽団クラリネット奏者の鈴木雄大(ゆうた)です。

いやー、毎日暑いですね。。。僕は普通の人よりも代謝が良いらしく、少し体を動かそうものならあっという間にシャツがビショビショに。汗拭きシートはすでに4パック目に突入し、いつでもタオルと制汗剤が欠かせない今日この頃です(笑)

 

さて、2年越しの開催となりましたせんくら。今回出演します「仙台フィル若手メンバー大集合!」と銘打つ公演は、2017年以降に入団した僕たち3名がそれぞれソロを演奏するわけですが、ちょうどこの公演がある10月1日、僕は入団5年目を迎えます。果たして僕は若手の括りに混ざってしまって大丈夫かしら…と些か不安を抱きつつも、すばらしい仲間と共に音楽ができる喜びを感じながら、日々準備を進めております。

 

今回は2人のイギリス人作曲家にスポットを当て、選曲をしました。どちらも吹奏楽界では大変有名な作曲家ですね。

1人目はマルコム・アーノルド。「戦場にかける橋」などの映画音楽を始め、様々なジャンルの音楽を手がけた多作家で、今年生誕100周年(しかも10月生まれ!)になります。実は20歳の時にはロンドンフィルのトランペット奏者としても活躍していたんです。凄いですね。そんな彼が30歳で作曲した「クラリネットとピアノのためのソナチネ」は、全体に快活で疾走感があり、特に終楽章は1度始まったら止まらない、止められない(当たり前ですが)スリル満点な曲調です。果たして本番はどうなってしまうのか。僕自身もとても楽しみです!

2人目はフィリップ・スパーク。吹奏楽曲やブラスバンドのための作品が多く、今年古稀を迎える作曲家です。おめでたい!日本とも繋がりが深く、東日本大震災の際には「陽はまた昇る」という曲を送り、今なお様々な場面で演奏されています。さて、今回取り上げる「パントマイム」という楽曲。本来ユーフォニアムのために書かれた曲になりますが、スパーク節とでも名付けたくなるような独特の美しいメロディと、ポップで楽しい曲調がわずか5分程度の中にギュッと濃縮されていて、吹いて楽しい、聴いて楽しいを両立した楽曲となっています。僕も大好きな曲のひとつです!また、この曲は普段ソロで聞く機会が少ないバスクラリネットで演奏いたします。クラリネット族の持つ様々な魅力を、短い時間ではありますが皆さまにお届けできたらと思います。

 

いつものクセでついつい喋りすぎてしまうので、このあたりで終わりにします(笑)

いやはや、バスクラで吹くと言ったは良いけれど、その他に普通のクラリネットと衣装と…当日の荷物が盛りだくさんな予感。。。10月だし、少しは涼しくなっていると良いなぁ。当日はぜひ、僕の汗のほとばしり具合にもご注目を!(笑)

そして、オケの公演にもぜひ足をお運びいただき、応援してくださいますと嬉しいです!!

それでは、会場でみなさまとお会いできることを楽しみにしております!

 

 

仙台フィルハーモニー管弦楽団
クラリネット・バスクラリネット奏者
鈴木 雄大

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