こんにちは!ヴァイオリンの大江馨です。
今年もせんくらに出演させて頂けること、非常に楽しみです!
故郷にこんなに素晴らしいフェスティバルがあるというのは、とても嬉しく、誇りに思います。
音楽仲間と出身地の話をする際、仙台出身だというと「仙台はせんくらもあるし、文化が盛んな場所でいいよね!」と、羨ましがられることがよくあるんです。
さて、今回は2つの公演に出演致します。
まずは公演番号25番の、せんくら・フェスティバル・ソロイツ。
毎回このせんくらでしか聴けないメンバーでの弦楽アンサンブルです。
私は何度も参加させて頂いていますが、このアンサンブルはいつもとにかくアツいコンサートになります!
一期一会のメンバーなので、最初はお互いの様子を伺うような雰囲気でリハーサルが始まったりするんですが、本番では、あの最初の雰囲気は盛り上げるためのフリだったんですか?というくらいの化学反応が起こります。(笑)
今年もご期待ください!
そして公演番号45番、ピアノの青柳晋さんとのデュオコンサート。
2021年が、サン=サーンスの没後100周年ということで、オール・サン=サーンスのプログラムを考えてみました。
(1年過ぎちゃってますが、亡くなったのは2021年12月16日だそうですので、数え方次第では100周年!?🙇♂️)
コンサート当日は、解説などをする時間がなさそうなので、サン=サーンスについてここで少し。
サン=サーンスは幼少期からピアニストや作曲で非凡な才能を発揮し、モーツァルトの再来とまで言われた、まさに神童。
フランスを代表する作曲家であるわけですが、彼は音楽のみならず、幅広く様々な分野に興味を持った人物だったそうなんです。
哲学や、考古学、天文学などにも興味があり、作曲料で当時はさぞ高級品であっただろう望遠鏡を買ったりもしたとか。
外国にも興味があって、積極的に海外にも出向いており、今回演奏するハバネラや、序奏とロンドカプリチオーソにもキューバや、スペイン風の要素が入っています。
余談ですが、19世紀後半から20世紀初頭、ヨーロッパではジャポニズムという、フランス発の日本ブームが起こっていました。その影響を彼も受けて、日本を舞台にしたオペラも書いたりしています。
現代においてもフランスでは、柔道が盛んだったり、日本のアニメや漫画が大人気だったりと、フランスと日本にはなにか惹かれ合うものがあるのかもしれませんね。
今回はせんくらでもお馴染みの、名手である青柳晋さんと共演させて頂けるということで、以前からずっと弾きたいと思っていたサン=サーンスのヴァイオリンソナタ1番に初挑戦致します。
この作品はサン=サーンスも特に気に入っていて、度々自身のコンサートで取り上げたという傑作です。
世界を股にかけたサン=サーンスの魅力がいっぱい詰まった45分間、どうぞお楽しみに!
(異国の文化に関心があったサン=サーンスにならって、現在私が今1番興味のある異国の文化である、タコスを皮から自作した時の画像をもって、締めさせて頂きます。サン=サーンスもタコスって食べたことあるんですかね…)
皆さまこんにちは!チェンバロ の梅津樹子です。
9月に入り、仙台クラシックフェスティバル2022まであと少しとなりました。
毎回新しい出会いや嬉しいサプライズがあるドキドキワクワクの”せんくら”、楽しみです。
今回私が出演するステージ1つ目は、「気分はプリンス、プリンセス!むかしむかし王宮の音楽会 (プログラムNo.19 9/30 10:30 太白区文化センター展示ホール)」です。
タイトルからワクワクしてしまいますね!
このコンサートでご一緒するのは、仙台フィルの西沢さん、小池さんのお2人。
お2人とは昨年のパトナシリーズでもご一緒しました(このコンサートもエキサイティングなプログラムで超楽しかった!)が、何年か前の真夏の名取市でチェンバロ を運びながら行ったアウトリーチは忘れられない思い出です。
詳しくは西沢さんのブログをご覧いただければと思いますが、どの小学校の子どもたち(4年生)も目をキラキラさせて音楽を聴いてくれて、小さい頃に生の音楽を聴くことの大切さを改めて感じました。
プログラムは全てバロック時代の美しく楽しい曲ばかり。
赤ちゃんを連れたママも、初めてチェンバロを見る小さいお子様も心配なく参加できるコンサートです。
楽しいお話もあります。ぜひ、お気軽にお出かけくださいませ。
さて、もう一つのステージは、プログラムNo.29 「音楽の園 結成10年の名手4人が奏でる北ドイツバロックの巨匠作品」です。
こちらは、仙台フィルのコンミス神谷さん、ヴァイオリンの小池さん、ガンバのジラールさんとの4人。
なんと、結成10年になりました!
この間、テレマン の新パリ四重奏曲を全曲演奏できたのはとても嬉しい思い出です。
昨年からはブクステフーデの作品、今年はそれに加えてラインケンの作品も演奏します。
エネルギッシュで魅力溢れる神谷さん、小池さん、ジラールさんとの熱い演奏をお楽しみに!
今年もせんくらでお会いしましょう♪
こんにちは!ヴァイオリンの辻彩奈です。
初めて「せんくら」に出演させていただきます。よろしくお願いします。
SNSで、毎年の「せんくら」の情報を拝見していたので、自分が出演できることをとても嬉しく思っています!
こういった音楽祭は、たくさんのアーティストの方が出演されるので、他の方の演奏が聴けたり、久しぶりにお目にかかる方がいらっしゃったり、普段のコンサートとはまた違う、ワクワクした雰囲気を感じることができることがすごく好きです!
お客様としても、どの公演を聴こうか、タイムスケジュールと睨めっこしながら組み立てていくの、楽しいですよね!!
実は、仙台市内での演奏は今回が初めてになります。
仙台フィルの皆様とは、昨年8月に東京公演にてご一緒していますし、今年の8月は岩沼市でご一緒することになっていますが、仙台での演奏機会は今までありませんでした。
私は、バリトンの大山大輔さんの「魔王」の聴き比べ公演にお邪魔してシュポアの魔王を、そして、ピアノの阪田知樹さんとのデュオリサイタル2公演にて演奏します。
大山大輔さんとは初共演になります。
先日歌手の方と初めてご一緒する機会があったのですが、楽器を演奏するのとは違う、「呼吸での表現」を初めて体感し、自分にとって新しく、すごくためになる経験でした。
大山さんとご一緒して、リハーサルや本番を通してまた新しい発見に出会えそうで楽しみです。
魔王はシューベルトしか知りませんでしたが…😂
作曲家によって違う魔王をぜひ聴き比べにいらしてください!
公演番号:7
公演日:9日30日(金)16:15~17:00
大山 大輔 バリトン・リサイタル
~3つの魔王~
会場:日立システムズホーム仙台|パフォーマンス広場
出演者:
大山 大輔(バリトン)
石野 真穂(ピアノ)
ゲスト:辻彩奈(ヴァイオリン)
阪田知樹さんとは今まで何度も共演しています。
この7月も、10公演のリサイタルツアーでご一緒しています!
ちなみに今はツアー真っ最中です。
彼は私にとってとても大切な室内楽のパートナーであり、心から信頼しているピアニスト。
そんな阪田さんとの共演を、仙台の皆様にも聴いていただけることが嬉しいです!
(7月のツアーでは山形市での演奏はあります。)
プログラムは、大好きなブラームスの1番のソナタ「雨の歌」とシューマンのロマンスという王道ロマン派プログラムと、プロコフィエフのメロディーとソナタ2番というプロコフィエフを集めたプログラムです。
阪田さんとは様々な作品を取り上げてきましたが、ブラームスは2番と3番を一緒に弾いているので、今回初めて1番を一緒に弾けるのをとても楽しみにしています。
2人ともとても大切にしているブラームスの作品、ぜひたくさんの皆様に聴いていただきたいです。
プロコフィエフの2番のソナタは技巧的で華やかな作品です。
元はフルートソナタとして作曲されたこともあり、軽快で明るく、活発な雰囲気を楽しんでいただけるのではないかなと思います。
公演番号:32
公演日:10日1日(土)18:00~18:45
辻 彩奈&阪田 知樹 デュオ・リサイタル
会場:日立システムズホーム仙台|シアターホール
出演者:
公演番号:65
公演日:10日2日(土)18:15~19:00
辻 彩奈&阪田 知樹 デュオ・リサイタル
会場:太白区文化センター|楽楽楽ホール
出演者:
たくさんの皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています!会場でお会いしましょう!
皆さま、こんにちは!バリトンの武田直之です。
今年もせんくらに出演できる幸せを噛みしめながら、少しずつ近づいてくる秋の足音に耳を澄ませています。
一歩進んで二歩下がる、を繰り返してきたこの数年、マスク越しにしか子どもたちやお客様の表情が見えず、歌声も笑い声も制約されてしまう中、どうやって音楽と向き合おうか、悩んでしまう時もありました。
そのような時、一筋の光を示してくれたのは、2020年10月に開催された”クラシックエール仙台”でした。
舞台に立った瞬間、仙台の皆さまが、歌を、音楽を待ちわびてくださっている、と強く感じました。
そして、拙い歌にも関わらず、熱を帯びた沢山の拍手を頂きました。
フッと何かが楽になりました。誰より音楽を信じられていなかったのは自分だと言うことに気付いた瞬間でした。
そんな大切な場所、仙台で、 今年は「うたのえんそく」です!
会場の皆さまと”音楽”でお出かけしますよ!!
どんな道のりになるのかな?
どんな出会いがあるのかな?
わくわくドキドキしながら、皆さまにお会いできる日を心待ちにしております!
こんにちは!ソプラノの山中敦子です。
暑い夏が過ぎ、耳を澄ますといつの間にか虫の声、香りも夕焼け空も植物の色も秋へと移り変わるこの季節が私は大好きです。
自然は五感に沢山の刺激を与えてくれます。
古くから伝わる童謡や唱歌には美しい日本語が使われており、四季や伝統行事を感じることができる素敵な歌が沢山あります。
私は季節が変わると同時にその季節の童謡が思い浮かびます。
さくらさくら、うみ、どんぐりころころ、ゆき・・・。
幼い頃に歌った歌が心に沢山の色を与えてくれ、宝物となっています。
コロナ禍で歌うことが禁じられたこの数年、子どもたちもお友だちと声を合わせて歌を歌うことなく育ってきました。
学校給食だってお友だちと向き合ってお顔を合わせながら食べられないのです・・・。
そんな状況が続き、まだまだ園や学校でマスク無しにおもいっきり歌うことが難しいですが、唯一、ご家庭だけがマスクを外し、お子さまとお顔とお顔を合わせ歌うことができる場所です。
赤ちゃんは0歳から五感に刺激を与えてあげることで豊かな感性が育まれます。
是非、このコンサートで聴いた歌を、おうちでお子さまと一緒に歌い、親子の宝物を沢山つくっていただきたいと願っております。
今年は、「うたのえんそくGo!Go!Go!」と題しまして、歌と映像でお届けします。
赤ちゃんからパパママ、じいじ、ばあばまで、みんな一緒に遠足に出かけて、いろんな動物やみんなの大好きなはらぺこあおむしに会いに行きましょう!!
家族みんなでせんくらへGo!Go!Go!
会場でお会いできることを楽しみにしております。
皆さまこんにちは。ピアノを担当致します庄司美知子です。
コロナに振り回され、戦争の不安に駆られる昨今。
更に仙台は、この3月にまたまた大きな地震に見舞われました。
もうどうしたらよいの!どうしてこんなことになるの!という気持ちをどこにぶつけたらよいのかわからない日々を送ったのは、私だけではなく皆さまも同じであったことと思います。
そのような中で、5~6月には仙台国際音楽コンクールが無事に開催され、世界各地から集まった若い方々の素晴らしい演奏を聴けた日々は、気持ちが落ち込んでいた私には一筋の光を見ると言っても過言ではないくらい心休まる時間でした。
また、仙台育英学園高校が甲子園で初優勝を遂げた瞬間、選手は勿論、見ていた多くの人が涙を流し、そして、本当に久々に思い切り笑顔になっていました。
心が重くなっていた私たちに、彼ら野球男児は何と清々しい風を吹き込んでくれたことでしょう。
音楽のステージにもスポーツの場においても、この若き英雄たちは私たちの心を大きく開いてくれました。
そして誰に言われるでもなく多くの人が心からの拍手を送り、感動しました。
忘れられない2022年夏の贈り物でした。
この2年半の間はスポーツも然り、音楽の世界も多くの制限がなされました。
歌を歌ってはいけない音楽の授業が続いていました。
歌うことさえも許されずに子どもたちはこのまま大人になっていくのでしょうか。
こんなことが続いていったら、心を震わせることも感動を覚えることも、感動を伝えることもできない人間になってしまうのではと心が痛む毎日でした。
3.11の大震災後も東北は音のない、感動で心を震わせることのない日々が続きました。そんな悲しい想いをもう二度と繰り返してはなりません。
これからを担う子どもたちが心を開き温かい気持ちを持てるよう、歌うことの喜びや音楽の素晴らしさをご家族皆さまに楽しんでいただけるようにと私たち3人は思っております。
今回のコンサートでは、エリックカールの名作「はらぺこあおむし」を絵本と音楽でお楽しみいただきます。
その他にも私たちの演奏する沢山の歌の中から、想像力を広げ、歌から見えてくる景色を思い描いたり、色を想像してみたりと、お子さんの心の扉をそっと叩けるような音楽をお届けしたいと思います。
皆さまとご一緒できることを楽しみにしながら、10月1(土)、会場でお待ちいたしております。
せんくらブログをご覧の皆様、はじめまして!
ギタリストの大萩康司です。
2000年にCDデビューしてから今年でデビュー22年目となるのですが、今回初めての出演が決まり、心躍る思いです。
しかも、SOLOだけではなく、私の恩師でもある福田進一さんとのDUOもさせていただけると言う光栄な機会をいただけているので、さらに楽しさ倍増です。
これまでにリサイタルや、最近ですと「Travelogue」と言うCDを一緒に出させていただいたチェロの宮田大さんとのデュオで仙台に来ましたが、音楽の祭典「せんくら」は、2020年からの大変な時期から考えると、一つ一つのコンサートに演奏者、主催者、そして聴いていただく皆さまに特別な思いが詰まったものが集まっている場所だと思いますので、また新たな気持ちで臨む所存でおります。
実は宮城県はずっと前からお付き合いのある場所でもあり、私がデビューして間もない頃からお付き合いのあるギタリスト佐藤正隆さんも居られたり、朝ドラで有名な登米市にある三浦屋旅館さんは御主人の心と技が凝縮された感動のお料理とそれにしっかりと寄り添うお酒も厳選されており、たびたびお世話になっておりますし、もっと山道を入っていった先からふと抜けると、ジブリ作品に登場する様な景色の中に佇む、自家焙煎珈琲店coffee iPPOさんで大好きな珈琲をいただいたり、と割とマニアックではありますが、大好きな人、場所があります。
ソロ・リサイタルでは、予定していたプログラムに一曲ガルデルの「想いの届く日」を足そうかと思っております。そしてギターのために書かれたピアソラの「5つの小品」からと、タンスマンの「ポーランド風組曲」から数曲。そして不思議な世界に連れていってくれる吉松隆作曲の「リトマスディスタンス」…と生命力に溢れた楽曲を選曲しました。
福田進一さんとのデュオでは大事な曲が沢山入っている宝箱の様な、名曲の数々を聴いていただける予定です!
あともしかしたら、セルフレーベルで作っている真っ最中のソロCD第2弾(H.ヴィラ=ロボス作品集「Melodia Sentimental」)がちょうど出来上がっているかもしれません☆
10月2日、出会いと再会を楽しみにして行きます。
そして会場で皆さまとお会いできる時を楽しみにしております!!
みなさんこんにちは!バロックヴァイオリン奏者の小池まどかです。
今回は初ブログ書かせていただきます^_^
今年は二つのバロックアンサンブルに出演させていただきます。
まずは、神谷さんの古楽器によるバロックアンサンブルです。今年は結成10年目ということで、プログラムもとても充実しています。
その中でも、特に聴いていただきたい曲は、
ヨハン・アダム・ラインケンの「音楽の園」!!!
オランダ出身のラインケンは17世記後半~18世記初めにかけてハンブルグで大活躍したオルガン奏者ですが、即興が得意だったために残っている楽譜はとても少ないそうです。
その中での代表する作品「音楽の園」は、はたしてどんな響きがするのでしょう☺️
みなさん、お聴き逃しのないよう‥
他には、同じくオルガン奏者で北ドイツで活躍したブクステフーデのトリオソナタ、J.S.バッハに多大な影響を与えたテレマンの三重奏曲を演奏します。
それが、全てとっても美しい曲なんです!!!!1
この世のものとは思えない美しい響き‥ぜひ一度生で聴いていただきたいです。
もう一つのアンサンブルは、今年初!!!
オーボエ、チェンバロ、ヴァイオリンの三重奏でバロック音楽をお届けします。
どこかで聴いたことのあるメヌエットや、意外な楽器が登場するかもしれません^ ^笑
0歳からご家族のみなさんで聴いていただけるコンサートですので、どうぞお楽しみに‥
みなさま、お待ちしていま~す♪♪♪
むかしむかし宮廷のおんがくかい
9月30日(金)10:30~11:15 太白区文化センター地下1階展示ホール
結成10年の名手4人が奏でる北ドイツバロックの巨匠作品
10月1日(土)18:45~19:30 日立システムズホール仙台パフォーマンス広場
皆さまこんにちは!小井土文哉です。
せんくらには3年ぶりの出演になります。
前回はヴァイオリンの大江馨さんとのデュオと、高木竜馬さん、藤田真央さんとのジョイントコンサートで出演させていただきました。
素晴らしい方々との共演、今でも鮮明に記憶しております。
仙台という場所は自分の音楽人生にとってとても大切な場所です。
私は岩手県の釜石市に生まれ、2011年の中学卒業まで釜石で育ちました。
卒業式の2日前に東日本大地震が起こり、約1ヶ月後に混乱の中盛岡の高校に進学しました。その時は生きるのに必死で、音楽どころではありませんでした。
高校に進学してしばらくは、勉強と部活動でピアノは弾いていませんでした。
東北には震災復興のため、沢山の素晴らしい音楽家の方々が演奏会を開いて下さっていました。
高校1年の終わりに、ある演奏会に招待していただき、久しぶりに音楽に触れて、何か自分の中にあった腑に落ちない感情が綺麗に浄化されました。
それから、音楽の道を志し、仙台の松坂優希先生にピアノを、桐朋の音楽教室でソルフェージュを習い始めました。
一度ピアノを辞めてから改めて音楽に触れて、こんなにも素晴らしいものだったのだと、再認識しました。
これらのどれが欠けていても、今自分は音楽を続けていないと思います。
そんな大切な場所、仙台で演奏させていただけることはとても喜ばしいことです!
今回のせんくらでは、世界的ヴァイオリニストである前橋汀子さんと、2つのプログラムを演奏させていただきます。
自分が今更言うことでは無いですが、音楽的にも人間的にも本当に素晴らしい音楽家の方で、一緒に演奏することが夢のようです!是非聴いていただきたいです!
公演番号:2
公演日:9日30日(金)13:15~14:15
前橋 汀子 ヴァイオリン・リサイタル
「スプリング」ほか珠玉の名曲集
会場:日立システムズホーム仙台|コンサートホール
出演者:
公演番号:41
公演日:10日1日(土)16:45~17:30
前橋 汀子ヴァイオリン・リサイタル
無伴奏パルティータとツィゴイネルワイゼン
会場:太白区文化センター|楽楽楽ホール
出演者:
(自分のソロのリサイタルもありますので、宜しくお願いします…!)
会場でお会いできることを心待ちにしております!
#BBC RADIO3にて 生放送で英語でのインタビューと演奏をさせていただきました。
#イギリスでのリサイタルのリハーサルです。
#Ray というかわいい街でリサイタルでした。
駅のホームで電車を待っていたり、買い出しに出た道すがら視線を遠くにした時..
そうした、ふとした瞬間、微かに聞こえる虫の音や高い雲に秋の気配を感じる様になった今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて今年、オーケストラ以外に私が楽しみにしている公演はこちら2公演 ♪
“ せんくら•フェスティバル•ソロイスツ “ では、長きに渡ってイ•ムジチ合奏団のリーダーを努めたフェデリコ•アゴスティーニ氏と、約20年振り!! にご一緒します。
もう一つの 【一つ先をお聴きになりたいお客さまへ】と銘打った室内楽公演では、今年はベルリンと大阪より、“ めっちゃ“素敵な女性アーティストをお迎えすることとなりました ♪
そうなのです、お二人ともに関西出身 !!
友滝 真由さんは、言わずと知れた前回の仙台国際音楽コンクール入賞者にして、作曲家とその遺してくれた楽譜に対して真摯なアプローチで、バルトークのコンチェルト擁する機微を掘り下げ、鮮烈に表現した演奏がいまだに耳に残ります。
大阪フィルの同僚である石原 優香さんは、実は同窓の後輩でもあります。入団間もないながら、大阪の現場では、ヴィオラサイドからヴァイオリンセクションとのアンサンブルの核になる様な、シビアな要求にも応えてくれる、信頼する同僚。
お互いともに面識は無いそうですが、そこはこの企画のコンセプトで繋がるお二人。
作曲家達が作品として遺してくれたスピリット、それは、その作品を演奏する為に集ったプレイヤーを介して連綿と次の世代へと受け継がれます。側からみると一期一会のフェスティバル的演し物に映れど、我々仙台組の若者たちとの縁(えにし)をも、そのスピリットが紡いでいってくれることでしょう。
そこにある作曲家を含めた人と人との繋がり、縁の伝承( Legacy )を何より大切にしたいと願う、我われの公演に是非お運びください☆
仙台の若者達と友滝さんは、皆さまは色々なシーンで目にされたり、聴いていると思うので、石原さんのスナップショットとこのブログに添えてくれたメッセージをご紹介します!
この原稿締め切り間近! 折りしも出番の重なった京都は舞鶴公演、ステージリハーサル後の様子より ♪
#右は同じく大阪フィル1st ヴァイオリン奏者 石塚 海斗氏
【今回、尊敬する井野邉さんをはじめ、友滝さんや仙台フィルの同年代の方々とご一緒させていただけること、本当にうれしくワクワクしています!
大フィルではいつも、音楽面や技術面など様々な視点からアドバイスや提案をしてくださる井野邉さん。(時々、無理難題が飛んでくることも…笑)
公演のたびに新しい「気付き」のためのヒントをくださるので、このせんくら期間中にもどんな発見があるのか、今からとっても楽しみです♪】
9月30日|金|
11:45-12:30 Legacy of Act
-受け継がれていくもの-
名曲は“有名曲”のみならず !
10月1日|土|
19:45-20:45 せんくら名物企画!
「せんくら・フェスティバル・ソロイスツ」
名曲で聴く弦楽アンサンブルの魅力!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 ソロ首席 ヴィオラ奏者
みなさま、こんにちは!仙台在住のソプラノ高橋絵里です。
今年久しぶりに、せんくらに出演できますこと、とても嬉しく思っています。
公演番号:66
公演日:10月2日(日)12:00~12:45
歌とリュートで出会う
シェイクスピア・エリザベスⅠ世の時代・パーセルの歌
会場:太白区文化センター|展示ホール
出演者:
2014年、2015年に続き、今回もご一緒してくださるのはリュート奏者の佐藤亜紀子さん。
せんくらはいつも彼女に共演をお願いしています。
仙台ではリュートの演奏を聴く機会があまりないので
多くのみなさんにこの素敵な音色を聴いていただきたいです。
特にこの楽器が全盛期だったイギリスの音楽は、本当に魅力的なものばかり。
どの歌もシンプルでありながら、それぞれに個性があり、
とても表情豊かなリュート伴奏がついています。
亜紀子さんは普段、関東にお住まいなので、私たちはそれぞれ孤独に練習を重ねています。
先日彼女のアトリエでリハーサルがありましたが、やはりこれでようやく音楽が
一つになったね〜という実感。
まさに離れ離れのロミオとジュリエットが出会った時のような喜び。
二つに分かれた蛤の貝殻が、ピタッと一つの貝になったような嬉しさ!
(この夏、大好きな小説『澪つくし料理帖』を一巻から読み直していたので
それに影響を受けた表現になってしまいました。読んだ方なら、意味がわかるかも!?)
閑話休題。
今回は「十二夜」や「ハムレット」などシェイクスピアの有名作品から歌詞がとられた歌。
エリザベス1世の統治下で愛された歌。そしてその後に続くパーセルまで、
広い時代の括りになっているので、よりダイナミックな低音を出してもらうために
大きめの”アーチリュート”を演奏してもらいます。
弦の数、すごいですね〜。指はどうなってるのかしら。ぜひ会場でじっくりご覧ください。
みなさまにお会いできることを、心より楽しみにしております!
皆様、 こんにちは、ヴァイオリニストの川久保賜紀です。
今年も”せんくら”で皆さまにお会いできることを楽しみ にしています!
私の初”せんくら”は確か10年くらい前、チェロの遠藤真理さん、ピアノの 三浦友理枝さんとのピアノトリオが結成されて間も無くだった頃で、夜本番の帰りに台風が来て、最終の新幹線が止まってしまい、仙台にもう一泊することになったのですが、3人でホテルの窓から外を見ると、木がすごく揺れていて怖かったことを思い出します。
2011年3月11日東日本大震災の時も、音楽祭を続けることは大変だっただろうなという思いもありましたが、出演者とお客様の力を合わせて、たくさんの方に演奏会に来ていただいて、私もとてもパワーを感じました。
私にとっても、この音楽祭は3日間の間に、色々な素敵なコラボレーション、 そして仲間との思い出が積み重なり、音楽を通してお客様とも交流できるかけがえのない場所でもあります。
昨年はピアニストの青柳さんとフランスのプログラムでフランク のヴァイオリンソナタとショーソンでした。
今年は同じくピアニストの青柳さんとオーストリアのプログラムでシューベルトのヴァイオリンソナタ第4番とクライスラーの小品をお届けします。
ソナタは、シューベルトが19歳の時に作曲した作品で、純粋でもあり大人っぽいメロディーを感じていただきたいと思います。
もう一つは、オーストリア人でヴァイオリニストでウイーンの踊りを代表する作曲家、クライスラーの小品です。今年はオーストリア満載のプログラムを是非お楽しみください!
川久保賜紀