街なかコンサート@仙台市戦災復興記念館

2018.07.23| せんくら事務局

こんにちは。今日は昨年大好評だった仙台市戦災復興記念館での「街なかコンサート」についてお話したいと思います。

 

先日、池山由香さんもこのブログでお知らせしてくださいましたが、今年も池山さんの指揮のもと、仙台の子どもたちの元気な歌声が戦災復興記念館に響き渡ります!「今年はどんな子が歌うのかな・・・?」と楽しみにしている方もたくさんいらっしゃると思います。そこで、今回は出演する南小泉児童館・長町児童館の皆さんからスペシャルメッセージをいただきました!

 

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《南小泉児童館さんからのメッセージ》

南小泉児童館“ミュージック若中“は、“せんくら街なかコンサート”で歌うことに憧れ集まった11名の子どもたちで結成されました。半数以上が2年生ということもあって、3名の5年生男子が美しいボーイソプラノで練習をリードしてくれています。“歌うことを楽しむ!”をモットーにワイワイ楽しみながら練習しています。


合唱練習の様子

 


演奏曲のイメージ作りのためにみんなで作りました!

 


 

《長町児童館さんからのメッセージ》

長町児童館【ながまち合唱KITTZ】は,歌うことが大好きな3年生から6年生の11名の子どもたちが和気あいあいと活動しています。みんなで決めた「笑顔」と「気持ちを合わせて」を合言葉に,本番に向けて練習を頑張っています。ぜひ見に来てください!

 


合唱練習の様子

 


普段は元気に運動しています!

 


 

どちらも気合十分な様子が伝わってきますね。そして、今年はこのほか、仙台市立立町小学校合唱団とジュニア&ユースコーラス“Raw-Ore”(有志)のみなさんが加わり、総勢60名近くの子どもたちが参加します!

 

 

8月後半には池山さんが東京からやってきて、子どもたちに直接指導をする予定です。今年はどんな池山さんと子どもたちとの掛け合いが見られるのでしょうか・・・?

 

今年も前半は池山さんの素晴らしい演奏を聴けちゃう、とってもお得なコンサートです。昨年に引き続き、皆さんに馴染のある曲をたくさん用意しておりますので楽しみにしていてくださいね。9月14日(金)の18時に戦災復興記念館にてお待ちしております!

 

せんくら事務局

街なかコンサート@パトナ

2018.07.22| せんくら事務局

せんくら本公演前の「街なかコンサート」、今年は3会場で1公演ずつ、全部で3公演おこないます。トップバッターは宮城野区文化センターのパトナホールホワイエです!

 

昨年のパトナホールホワイエでの街なかコンサートでは、助川ブラザーズ(ギター:助川太郎、コントラバス:助川龍)のお二人に出演いただきました。せんくらのプレ公演にするにはもったいないくらい、たくさんのお客さんにお越しいただきました。

 


せんくら2017街なかコンサート@パトナの様子

 

さて、今年はどなたにお願いしましょうか…白羽の矢が立ったのが、三宅進さんです。せんくらでは音楽サプリも処方してくださる、“せんくら三宅クリニック”の医院長先生です。こちらの三宅医院長は、実はMusic from PaToNaの音楽監修もされています。

 


せんくら2017 音楽サプリを処方した公演

 

Music from PaToNaとは、宮城野区文化センターパトナホールを舞台にした、室内楽をお届けするシリーズです。仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバーを中心に構成され、高いレベルの演奏はもちろんのこと、メンバーによる楽しいトークや様々な音楽発信プロジェクトをお送りしています。

 


三宅さんとMusic from PaToNaの仲間、助川龍さん西沢澄博さん

 

さて、そんな三宅さんが街なかコンサートのパートナーとして声を掛けられたのは、仙台フィルのフルート・副首席奏者の芦澤 曉男(あしざわ あきお)さんです。チェロとフルートがどんなアンサンブルを奏でてくれるのかワクワクしませんか?

 


仙台フィルフルート・副首席奏者 芦澤暁男さん

 

演奏が楽しみなのはもちろんですが、“せんくら”の魅力もたっぷりと語っていただけるこちらの公演。Music from PaToNaでも人気を博している三宅さんのトークが街なかコンサートでも聞けちゃいますよ。

 


トークの準備をする西沢さん、三宅さん、助川さん@Music from PaToNa

 

皆さんのお越しを待っています!

 

【日時】9/4(火) 10:45~11:30
【会場】宮城野区文化センター パトナホールホワイエ
【出演】三宅進(仙台フィルチェロ・ソロ首席奏者)/Music from PaToNa 音楽監修
芦澤暁男(仙台フィルフルート・副首席奏者)
※当日、先着100名の方にご入場いただけます。

 

せんくら事務局

ホルン奏者の演奏業

2018.07.21| 濵地宗

ブログ最終日になりました。

早いものです。

暑い日が続きますね、、、

40度ですって、、、

ヒトだったら高熱ですよ。

入院レベルです。

水分こまめにとってくださいね!!

 

さてさて、最終日の本日は、ホルン奏者としての演奏業について書きたいと思います。

 

先ずは、所属の群馬交響楽団での公演です。群馬交響楽団は大友直人音楽監督の下、年間100回を超えるコンサートを開催しております。

 

群馬交響楽団の成り立ちでもある移動音楽教室。これは小、中学校の体育館を回ります。北は草津や嬬恋村(一回長野県を通過しないといけません)東は明和町(一回栃木県に入らないといけません)兎に角、県土を全て回ります。演奏後にその地域の野菜を購入したり、温泉が楽しみです。

 

そのほかにホール音楽教室。これは群馬県の各ホールに小中学生を招いてコンサートをします。群馬県には隠れた名ホールが沢山あります。そういえば2019年には群響の本拠地が新しく出来る予定なのですよ!

「ホール音楽教室開演前」

 

高校音楽教室もあります。これは、普段定期演奏会を行うようなプログラムをその高校1校のために演奏会を行います。これが、1番我々にとって過酷です。

チャイコフスキーの5番(ホルンの有名なソロがあります)を1日2回!!や、R.シュトラウスシリーズで薔薇の騎士、ドンファン、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、と三本立てや、ストラヴィーンスキイの火の鳥など、容赦ありません笑

 

音楽教室のほかには自主公演、年9回の定期演奏会や依頼公演など、さまざまなコンサートがあります。続いては、所属のオーケストラ以外にほかのオーケストラからの以来でエキストラ出演もします。

「ウィーンフィルの方々と、名古屋フィルで」

 

仙台フィルさんにも何度もお邪魔しましたよー!!

 

仙台フィルって憧れる先生もいるし、なんか特別なんですよね!!入団したいなー!と思えるオーケストラナンバーワンです!招待オーディションお待ちしてます笑

 

この間は新日本フィルハーモニー交響楽団さんにお邪魔しました!定期演奏会でブルックナーの4番「ロマンティック」を演奏しました!指揮はシモーネ・ヤングさんという珍しく女流の指揮者です。

「ロマンティックの楽譜とすみだトリフォニーホール」

 

インターネットやSNSで大評判で、私の株が一段と上がりました笑。そちらもご覧いただけたらと思います!

 

スタジオやレコーディングの仕事も沢山やります。最近の有名どころだとディズニーランド35周年のプロジェクションマッピングの際に流れる曲は私吹いてます!!今の7月クールから始まったTBS系ドラマ、「義母と娘のブルース」というドラマ、吹いてます!!夏の映画、ポケモン、吹いてます!!

 

ほかにもいろんなアーティストのCDや映画、ドラマなど、僕の音で溢れてます!!

ホルンが聞こえたら僕の可能性ありますよー!!

そして、ソロの公演も沢山あります。

 

今回のせんくらもそうなのですが、先日は珍しく群響とコンチェルトを演奏する機会がありました。

日本音楽コンクールの優勝者コンサートでしたが、一緒に出演したお2人がお若い、、、

 

「指揮は元仙台フィル常任指揮者の梅田俊明先生!Jr.オーケストラからの長〜い付き合いです!左はチェロの香月麗さん!中央はヴァイオリンの大関万結さん」

 

しかもベラボーにブラボー、、、!!

今後、せんくらにも登場するかもしれませんね!!

その時は第86回優勝者アンサンブルとして私も一緒に出たいな!

「群響とのリハーサル」

 

「東京フィルともコンチェルト!これも梅田先生の指揮!」

 

一つのオーケストラに所属していても、活躍の場は全世界。このお仕事の醍醐味は、見知らぬ土地に行けること、まだ知らぬ名演奏者との共演もひとつなのかもしれません。

 

前回も書きましたが、私、ツイッターやってます!そちらでもいろーいろな出演情報や小ネタなど呟いてますのでご覧くださいませー!

濱地宗 Hamaji Kaname 

で検索してみてくださいね!

 

では、皆様と「せんくら」でお会いできることを楽しみにしております!!

どうやら私の公演の29番、売れてるみたいです!嬉しいです!

皆様もチケットはお早めに!!

あうふびーだーぜーえん!!

 

歴代の車

2018.07.20| 濵地宗

ブログも2日目、個人としては5個目の投稿になります。(前回は2013年)

 

前回の出演から日が空きまして、結構色々と身の回りの環境も変わりました。

 

 

・ずっと若手と言われていたが中堅になってきた。

・演奏の依頼やお仕事を先生から貰うことが多かったが、直接先方事務所に頂き、仕事を渡す側になってきた。

・弟子が何人か入門し、先生と呼ばれることが増えてきた。

・30歳にして所持した車は5台目になった。

・家を建てた。

 

 

人生が落ち着き、破天荒な自分も少しずつ少しずつ大人への階段を上っている気がする、、、、

 

 

その中でも今回話題にしたいのは「車」!

歴代の車を遡ろうと思います。

 

 

先ず 「1台目」

 

トヨタ カローラ ランクス 中古 平成15年式

 

大学四年の頃に

「大学生のうちに車持ったらカッコいいよなー」

 

という漠然とした夢を父と姉の大反対を退け、実現させました。

 

当時、大学近くのマンションに住んでおり、その駐車場の値段の高さに愕然としたっけ、、、

 

実家の貸し月極め駐車場の10倍くらいだったなぁ。。。

 

反対される理由も、みんな持たない理由もよーくわかった買い物でした。

 

神奈川フィル時代はとってもお世話になりました。

 

総合走行距離12万キロ 所持年数およそ4年

 

 

「2台目」

 

マツダ プレマシー 中古 年式不明

 

カローラの車検の時期も近づき、父親が新車を買うために車を手放そうか、という話も聞き、それを譲って頂いた形。

 

既に7万キロは超えていたがカローラよりも大きい車、また、カローラに飽きていたので即決。

 

インパネ周りも当時の私としては

(カッコいいー!!!)

 

と思っていました。エアコンの効きがよく、すぐ冷えすぐ温まったのがとても良かった。

 

音もカローラよりも静かで走りもとても良かった。マツダが好きになりました。

 

総合走行距離 9万キロ 所持年数およそ8ヶ月

 

 

 

「3台目」

 

メーカーすら語りたくもない伝説のキャンピングカー   中古

 

伝説のキャンピングカー

 

 

群馬から埼玉に引っ越すにあたり、群馬に宿泊施設が欲しいと思い、購入。

 

プレマシーを売り、初めてローンを組んで買った。しかし結局二泊しかせずその後、売却。黒歴史。

 

5速マニュアルだったが、1800ccなので車体が重すぎて関越道の坂道が登れなかった。

初めて高速を低速で走った。当然燃費も最悪。リッター3キロ。群馬から新潟まで300キロで2回給油満タンにしないといけなかった。

 

草津温泉までの坂道も登れなかった。

 

故障も当然多い。修理代もバカにならなかった。

 

しかし、マニュアルはとても楽しかったし、街中を走っているとみんな一目置く大きさだったので見られてる感がとても気持ちよかった。

 

総合走行距離 不明 所持年数 2ヶ月

 

 

 

「4台目」

 

日産 キューブ 平成24年式

 

 

キャンピングカー事件の後にそれに見兼ねたある方に頂いた車。新古車。

 

修理、修理、とタダより高いものはないな、と思ったがとてもよく走ってくれた。

 

頂いたものだから大事にしよう!

とは思わなかった。今我慢して、次は絶対にいい車買うんだ!!と心に炎を滾らせていた。

 

いい時も悪い時も常に一緒にいた。燃費も良い。

 

総合走行距離13万キロ 所持年数3年半

 

 

 

 

「5台目」

 

ミニ クラブマンSD 新車

 

 

今の車。自分の先生が乗っていて憧れていた。先生の紹介で購入。

 

まだ買って半年なのにもう1万キロ越え

 

乗るのも楽しくて都内の仕事も全部車。

 

走行距離13000キロ 所持年数 3月から現在

 

 

人生落ち着くと車も落ち着きますねー!

 

 

ではまた次回ー!

 

濵地 宗

あの方と共演@せんくら!

2018.07.19| 濵地宗

「せんくら」ブログをご覧の皆様こんにちは!

今回で「せんくら」参加は2回目、仙台市出身のホルン奏者の濵地宗と申します!

 

前回は宮城出身新人枠として仙台フィルさんとフィナーレのコンサートに出演、モーツァルトのホルン協奏曲第1番を演奏させていただきました!

 

その演奏聴いて覚えててくださる方は何人くらいいるのかなぁ、、、

 

さてさて、今回は、フィナーレの仙台フィルさんとのコンサートに加えて、第86回日本音楽コンクール優勝者として、仙台国際音楽コンクールの覇者の方々と室内楽もやらせていただけることになりました。

 

これがね、実は、めっちゃ嬉しいのですよ。

 

何を隠そう、私、松山冴花さんの大大大ファンでして。

 

わたしの所属する群馬交響楽団にソリストとしていらした時に、楽器ケースにサインを頂いた程!!

 

彼女のチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトは世界一好きです!!!

 

そんな舞い上がる中、着々と迫ってきましたこの「せんくら」。

 

まだまだチケットは絶賛販売中のようです!!

 

どうぞ、公演ナンバー29をお買い求めください!!わたしの浮かれた姿!!見れますよ!!そこの奥さん!!

 

いいですか?公演ナンバー29です。

 

「にく」

 

そう

 

「肉」!

 

と覚えてください!

 

 

で、肉といえばですね。

 

前回のせんくら以降に熟成肉にめっちゃめちゃハマってまして。

 

エイジングビーフさんの熟成肉

 

熟成肉って一度生肉を乾燥なり発酵なりさせてその腐った表面を切り取って、中の部分だけ食べるので元々の大きさの半分くらいになってしまうんです。その腐って廃棄の部分の栄養素や旨み成分が奥底まで浸透しているため、贅沢で芳醇な味わい香りのする肉が出来上がるわけです。

 

ネットには

 

「熟成肉はあまり焼き過ぎないほうがいい」

 

「寧ろ、生で食える」

 

「焼くなら表10秒、裏5秒が黄金比」

 

などの情報が書かれておりました。

 

 

な、な、なるほど、、、奥が深い。。。

 

 

と思って、熟成肉を調べに調べ、安く美味くたべれるお店を見つけたわけです。

 

それを私の結婚式の前日に、友人2人が

「独身最後を男3人で楽しもうぜ!」

ということで、満を持して行きました!

 

独身最後の夜を祝ってくれた友人と先輩

 

 

その店の名も、エイジングビーフ!!!

 

 

エイジング とは時を経る という意味がありまして、そのままですね。

ネットの情報を頼りに三種の神器

「焼き過ぎず、寧ろ生肉、10秒5秒」

で臨みました!

 

う、うめぇ!ネットマジ神!マジ卍!

 

塊肉まで熟成肉!

 

ロースにザブトン、ハラミにカルビ!!

 

全部三種の神器で食ったりました!!

 

すごーく満足!!!!

 

 

次の日の結婚式は、3人ともおトイレとお友達でしたとさ。

具合悪そうに演奏へと向かう私

 

 

皆さん、ネットの情報には騙されてはいけません。鵜呑みにしすぎるのは良くないことです。噂もそうです。話半分、自分の目で見て判断しましょう。

 

 

そう、本当にこの公演ナンバー29は優勝者の名にふさわしい演奏家なのか、、、

 

それはチケットを買って、見にこないと分からない。

 

何が最終的に言いたいか、、、!!!

 

松山冴花さん、アンダローロさん、私の演奏、絶対に見に聴きに来てください!!

 

濵地 宗

ピアノ協奏曲づくし(!)の演奏会

2018.07.18| 横山幸雄

今年は仙台にお伺いして、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲とピアノ協奏曲第2番の、1度の演奏会でピアノと管弦楽のための作品を2曲演奏させて頂きますが、11月には東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールで、ロシアゆかりの作曲家たちによる4曲のピアノ協奏曲を1度の演奏会で演奏する、「華麗なるロシア4大ピアノ協奏曲の響宴」という演奏会を行ないます。「ロシア」をテーマに、個性の異なる多彩なピアノ協奏曲の世界をたっぷりと堪能していただきたいと思います。

 

前半に演奏しますチャイコフスキーの第1番とラフマニノフの第2番の協奏曲は、言わずと知れた最も人気のある作品で説明は不要でしょう。

 

後半のプロコフィエフの協奏曲第3番は、卓越したピアニストでもありかつて日本にも滞在したことがあるプロコフィエフの研ぎ澄まされた感性、リズム感、色彩豊かなオーケストラの響きが楽しめるロマンティシズムとモダニズムが絶妙に融合した傑作です。

 

そしてラストは第2番の協奏曲によって大成功をおさめたラフマニノフがさらに自身の作曲家、そしてピアニストとしての技量の全てを注ぎ込み、初めてのアメリカ演奏旅行のために満を持して書き上げた第3番の協奏曲。全ての作曲家のピアノ協奏曲の中で最も豪華で壮大、演奏至難でロマンティックの頂点とも言える作品です。

 

1回の演奏会で通常協奏曲は1曲ですが、今回の仙台と東京の演奏会では「協奏曲づくし」、しかもそのどれもがロシアの作曲家による豪華絢爛な作品。

 

お客さまにとっても、また僕にとってもまたとない貴重な機会です。


11月の演奏会のチラシ

 

横山 幸雄

ポーランドで演奏しました

2018.07.17| 横山幸雄

2018年6月19日から23日の間に、ショパンの祖国ポーランド国内で4回、演奏会を行いました。

 

最初の演奏会は19日にワルシャワの日本大使公邸で演奏し、つづいて21日のトルン、22日のヴウォツワヴェク 、そして23日にビドゴシュチという街で演奏会を行いました。

 

ビドゴシュチの街は、かつて僕もショパンコンクールの際に訪れた街なのですが、当時に比べれば道路も、街も、行き交う車も(!)とても整備されていました。

 

来年2019年は日本とポーランドの国交樹立100年に当たる年で、ポーランドと日本の両国でそれにちなんだ「芸術祭」が行われる予定です。ポーランドという国とその発展にとって、初代首相で偉大な作曲家でもあったパデレフスキの存在をなくして語ることは出来ないと思いますが、ポーランドと日本の両国に「パデレフスキ協会」があり、僕が今「日本パデレフスキ協会」の会長を務めさせていただいていることから、ポーランドのパデレフスキ協会の招きにより、今回このような機会に演奏させていただく運びとなりました。

 

また、ワルシャワのヤマハさんの協力で各会場にピアノをご準備いただけたので、とても気持ちよく演奏させていただきました。

 

関係の皆様に御礼申しあげるとともに、この出会いやご縁を来年日本で開催される「ポーランド芸術祭」につなげられればと思っています。

 


ポーランド/ビドゴシュチの演奏会にて

 

横山 幸雄

ドイツで演奏しました

2018.07.16| 横山幸雄

2018年6月17日(日)、ドイツのライプツィヒにありますゲヴァントハウスのメンデルゾーンホールで、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団と共に演奏会を行いました。

 

昨年ゲヴァントハウス弦楽四重奏団の来日公演で共演したご縁で、今回は僕がドイツで演奏をご一緒させていただく運びとなりました。

 

今回のプログラムは、シューマン:ピアノ四重奏曲、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団のために、ジェームス・マクミランが作曲した委嘱作品の弦楽四重奏曲、シュポア:ピアノ五重奏曲。全てゲヴァントハウスで初演された作品ばかりを集めたプログラムでした。

 

シュポアの作品は、カルテットにとっても馴染みのない作品らしく、カルテット自身が事前にリハーサルをしていても訳がわからず、ピアノ・パートが入ってようやく合点がいった場所もあったようで、第1ヴァイオリンのエルベンさんはじめみなさん、喜んでくださっていたようでした。

 

シュポアの作品は技術的にはかなり難しいものの、大変美しく、ロマンティックでお聴きいただいた皆さんには心地よく楽しんでいただけた様子です。(演奏を聴かれた方の感想)が、僕は作曲者の楽譜と向き合っているので、正直なところ「なんでこんなに難しく書くんだろう」と思うところもしばしばあったのではありますが、、、

 

ヴァイオリンのエルベンさんは、自分たちのこのゲヴァントハウスでの定期シリーズの公演は、会場もメンデルスゾーンホールというよいサイズのホールでお客様も素晴らしい…と誇らしげにお話されておられましたが、J.S.バッハゆかりの、音楽が色濃く息づく街で、その伝統を受け継ぐ音楽家たち、そしてかの地の聴衆の皆様とともに演奏会の時間をご一緒できたことは、僕にとっても素晴らしいことでした。

 


ゲヴァントハウス弦楽四重奏団とのリハーサル風景

 

横山 幸雄

仙台にきてビックリしたこと、印象的なもの、こと

2018.07.15| 仙台フィル 中の人

・ゴミ収集車から音楽が流れている

[参考/YouTube]https://www.youtube.com/watch?v=EZanoqDpyI8

このオルゴールの音を聞くと「あっ!今日ごみの日!」と焦る朝。ただ、車のエンジンの音に消されるため、「ポロン、ポロン」程度しか聞こえず、何の曲なのかは全くわからない。分別の種類によって曲が違う(らしいが、エンジンの音でほぼ聞こえない)

 

・地下鉄の駅に音楽が流れている

[参考/YouTube]https://www.youtube.com/watch?v=yedOH0KeilU

季節感にぴったりな音楽や、ジャズ、クラシック、様々なジャンルの音楽が流れている。羽生選手が金メダルを取ったときは、ショパン:バラード第1番が流れていた。トレンディー。楽都仙台。

 

・「うらおーもーて」

これはいろんな意見があると思いますが、わたくしの育った環境は「グットッパ」でした。そこにいる人たちを2つのチームに分ける時などに使う、アレ。

 

・「おばんです」「おばんでがす」

夕方~夜にかけてのあいさつ。「こんばんは」に当たる言葉。「皆様、おばんです!」みたいな。

 

・秋に「芋煮会」という会を開催

[参考/Wikipedia]https://goo.gl/9169n9

仙台風(豚肉/味噌)と山形風(牛肉/醤油)があり、どちらもおいしいけど「富士山は山梨のものか静岡のものか」みたいな感じで、争っている感じ(に見える)。中の人は、広瀬川の河川敷で2~3回参加したことがある(朝5時から場所取りした若き日の思い出)。

 

・「ステグラ」「ディズスト」

仙台駅「ステンドグラス前」、一番町「ディズニーストア前」。いずれも集合場所になることが多い。

 

・\1,2,3! 1,2,3! ヨークベニマル1,2,3の市!/(テレビCM)

ローカルCM①これは耳に残る。

 

・\ど真ん中!ど真ん中!ヨークベニマルど真ん中得の一!/(テレビCM)

ローカルCM②これも耳に残る。

 

・けーえいちびー、おてんきじょーおーほー(全音上げて)お↑ーっ

[参考/YouTube]https://www.youtube.com/watch?v=mEOfp_HGDl8

KHB東日本放送/冒頭10秒の、タイトルコールです。

 

・「どうもね」と言う

タクシーから降りるとき、レジで会計を終えたとき、廊下で同僚とすれ違ったとき、朝の挨拶のとき、電話を切るとき、親しい人に「ありがとう」というとき。ほかにもいろんなシチュエーションがありますが、とにかくみんな「どうもね」と言う。

 

すべてのひとに

 

 

3日間のブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。

仙台クラシックフェスティバル2018に、ぜひ足をお運びください!

会場でお会いしましょう!どうもね!

 

仙台フィル 中の人

「トラックきたー!」多くの子供たちの笑顔と共に

2018.07.14| 仙台フィル 中の人

6月中旬、仙台フィルは、文化庁〈文化芸術による子供の育成事業〉で近畿地方の小中学校、合わせて9校を訪問してきました。小中学校の体育館に、仙台フィルのフル・オーケストラがお邪魔する、という企画です。昨年は北関東・南東北エリアを、そして今年は近畿地方(滋賀、三重、和歌山、大阪、奈良)を担当することになりました。オーケストラのメンバーは、仙台から東北新幹線、そして東京駅で東海道新幹線に乗り継ぎ、近畿方面を目指しました。

「トラックがきたー!」

公演当日のことです。我々スタッフと、4トントラック2台が学校の敷地内に入ると、校舎の3階、4階の教室の窓から、そして2階の渡り廊下から、こちらに大きく手を振ってくる子供たち。子供たちは何週間も前、いや何か月も前からオーケストラが学校に来るのをとても楽しみにしていました。

↑大阪市浪速区の学校に、息をひそめる仙台フィル楽器専用車(通称=オケトラ)。

 

スタッフが、トラックに載せられた楽器や荷物を降ろしていると「すげぇー!」と、裏方スタッフの作業を興味深くみつめる男の子たち。「このトラック仙台から来たのー?何時間かかったの?すっげぇー!」と話しかけてくれる子供も。もう、演奏会が待ちきれない様子でした。そして開演の20分前に体育館に入ってくる子供たち。先生たちの指示で整列を終えると、オーケストラのメンバーが、本番に向けて音出しをする様子を見て、さらに興奮気味な子供たち。さあ、いよいよ本番です。

 

↑木管楽器メンバーによる楽器紹介。

↑テノール歌手:糸賀修平さんによる、テノール独唱「フニクリ・フニクラ」「オー・ソレ・ミオ」「カルメン/花の歌」

 

プログラムの最初は、ビゼー:歌劇「カルメン」より”第1幕への前奏曲”。

誰もが耳にしたことのある曲ですが、最初の「ジャン!」という音を聞いた瞬間の子供たちは、それまでガヤガヤとおしゃべりをしている子たちもみな「ビクッ」と体を震わせます。「いきなりビックリさせちゃってごめんね」と思う反面、ファースト・インパクトが大事だと、私は考えています。

[参考]ビゼー:歌劇「カルメン」より”第1幕への前奏曲”

https://www.youtube.com/watch?v=yT7V_92rMc4

※音量注意、間違えても電車の中でスピーカーから流さないようにご注意ください。

 

プログラムはそのほかにも、楽器紹介、スーザ:行進曲「星条旗よ永遠なれ」、指揮者体験コーナー、そしてテノール独唱による「フニクリ・フニクラ」「オー・ソレ・ミオ」、ビゼー:歌劇「カルメン」より”お前の投げたこの花は”、シベリウス:交響詩「フィンランディア」など。子供たちにとって「記憶に残る」演奏会を作りたい。90分のプログラム(15分休憩含む)ですが、大迫力のオーケストラ・サウンドに包まれる時間はあっという間に時間が過ぎていきました。

 

期間中のとある学校で、アンコールの前に「花束贈呈」および児童代表の「お礼の言葉」をいただく段取りがありました。子供たちは司会者から名前を呼ばれると前に出て、花束をマエストロとソリストへ渡しました。そのあと、お礼の言葉を言っていただく子にマイクが渡ったのですが…様子がおかしい。なかなか話し始めません。彼はオーケストラの前で緊張しているように見えました。

 

後から聞いた話ですが、先生曰く「(あの時、彼は)オーケストラの演奏に感激しすぎて、声を詰まらせてしまったようです」と。

 

それでも、アンコールが終わった後に、もう一度オーケストラの前に立ち、「今日は、遠くから来ていただき、ありがとうございました。楽器紹介がとても楽しかったです。演奏はとても迫力がありました。今日はありがとうございました。」と、お礼の言葉をいただきました。

 

子供たちにとって「記憶に残る」演奏会-

いや、我々仙台フィルにとっても、特に印象に残る演奏会であったことは間違いありません。

 

今年10月に和歌山県内、そして11月に大阪府の学校を中心に、この巡回公演は続きます。

 

「トラックきたー!」

その子供たちの「想い」を大切に、そして、多くの子供たちの笑顔と共に。

 

仙台フィル 中の人

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