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SENCLA BLOG

ブログ

原田哲男
2006.08.10

2006年08月10日

そろそろ涙も枯れましたが、今日泣いて(?)お願いしたのは、仙台フィルに今年2月からヴァイオリン奏者として加わった、近田朋之さんです。

ブログ初日に「仙台フィルには全国各地からのメンバーが・・・」と書いたところ、「オーケストラのメンバー、一人一人の事を知る機会がないから残念」という声が聞こえた(天の声)ので、それでは、と、新入団員の近田さんに「自分の事を何か書いて」とお願いしました。

「音楽大学を出ていないとオーケストラには入れないの?」と聞かれる事がありますが、そんなことはありません。ちなみに彼は東京理科大学、埼玉県の出身だそうです。

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はじめまして、2006年2月入団、仙台フィルハーモニー管弦楽団ヴァイオリン奏者の近田朋之です。

僕の経歴はちょっと変わっているので、今日はそのことを大雑把ではありますが書きたいと思います。

僕がヴァイオリンを始めたのは3歳で、気がついたら父にやらされてました。休日は父のレッスンだったので、休日が嫌いでした。その後ヴァイオリンは弾き続けていましたが、つぶしが利くとの理由で、普通高校に進みました。

高校の時あまり練習せず、ヴァイオリンで何が何でも食べていきたいとはあまり思わなかったので、普通大学に行こうと決心したのは、高1の学生音楽コンクールが終わった時でした。一年浪人した後、東京理科大学基礎工学部に入学しました。ここの学部はちょっと変わっていて、1年の時は長万部キャンパスで寮生活なのですが、教室とは別にエソール会館という多目的施設があり、僕は、2年から学生オーケストラに入りコンマスをやりソロを弾くことを目標にして、エソール会館で毎晩ヴァイオリンをさらってました。

2年からは関東に帰ってきて、予定通り管弦楽団に入りました。自分は余裕でコンマスになれるだろうと思ってましたが、アンサンブルをしながら先輩に怒られたり、色々大変でした。しかし4年にもなる頃にはオーケストラがとても好きになり、また、ヴァイオリンが生涯自分になくてはならないものではないか、と感じるようになりました。

推薦で大学院に進んだ年の6月、もしも合格したら運命だというつもりでオーディションを受けました。 1次審査、とても緊張し絶対無理だと思ってたのに、自分が残っているのが本当に信じられなかったです。

仙台フィルの方々には、このような僕を温かく迎え入れていただき本当に感謝しています。仙台フィルの方々は、皆がより良い仕事ができるように、周りに対してとても思いやりがある方ばかりで、感謝していると同時に、頑張らなくてはいけないと思っています。

長々と失礼致しました。

このようなフェスティバルが開かれることをとても嬉しく思っています。これからも止まることなく精進しつつ頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

仙台フィルハーモニー管弦楽団ヴァイオリン奏者 近田朋之(ちかた・ともゆき)

仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

クァルテット・エクセルシオ
2006.08.10

2006年08月10日

再び、クァルテット・エクセルシオの山田です。

今年4月、エクは珍しい国に招聘されました。
訪問先は世界遺産が数多くある、ウズベキスタン共和国。感動の連続でした。

成田から直行便で7時間ほどの適度な距離も魅力。

首都タシケントで熱烈な歓迎をうけたプログラムは、日本民謡集!「楽譜が欲しい〜」って終演後にたくさんの方が押し掛けてくださいました。

作曲なさった幸松肇さん、いつもありがとうございます!
もちろん「せんくら」でも演奏いたしますので、乞うご期待!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

森下幸路
2006.08.10

2006年08月10日

不器用なくせに出たがり。三つ子の魂はかわりません。

そんな僕、初見力がなくて今でも指使いを楽譜に書かないと弾けない。なんでも弾けていいですね、なんてとんでもない!(恥)。

タイスの瞑想曲、通算何百回も(正の字つけときゃよかった!)弾いてるのに暗譜できないし。もうこうなりゃ諦めの境地。某クラリネット吹きのA.T.さんと『暗譜をしない会』を作ってます。

随時入会受け付け中。ま、モチヤはモチヤってことで許してもらいましょう。

森下幸路(ヴァイオリン)

原田哲男
2006.08.09

2006年08月09日

今日、泣いて(?)お願いしたのは、仙台フィルの定期公演などで、会場受付のお手伝いをしてくださっている、渡辺美幸さんです。コンサートは、演奏者以外に沢山の方が関わって成り立つものですが、その中でも受付業務は、お客さまを笑顔で迎えつつ、時には苦情も受けなければならない。大変な仕事だと思います。

【せんくら】では市民ボランティアの方々が会場運営のサポートをして下さるそうですね。その方達の参加は、フェスティバルをより華やかに、活気に満ちたものにしてくれることでしょう。

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はじめ、この“せんくら”の企画を知った時。正直な感想を言ってしまえば「仙台でこの企画?え。ありえない!(かなり驚きの意味で)」でした。なぜ、「ありえない」なのか。それはこのラインナップ。豪華すぎません?パンフレットを手に入れた瞬間、この演奏会は絶対に行く!!とチェックしたのは、わたしだけじゃないはず。

クラシックという単語を聞くと、イメージ的に「硬い」とか「すました感じ」など、とっつき難い雰囲気がします。それでも今は、クラシック音楽マンガの大ヒットによって、だいぶ見方も違ってきているのでしょうけど。

けれどあえては聴かないよ、という方もまだまだ多いと思います。今でこそ大好きなクラシック音楽ですが、わたしも楽器を弾くようになり、オケに入ってからです。ちゃんと聴くようになったのは。ほんの小さなきっかけ。私の場合は自分が演奏する方にまわったことがそう。

クラシック音楽って、実は日常の至るところで溢れている。TVから流れてきたり、お店や歯科医院など、様々な場所で。意識的に聴いてなくても、毎日のように耳に入ってくる名曲たち。本当はとても生活に身近だったりして。

わざわざ聴きに行くのは抵抗が、という方々への、ちょっとした“きっかけ”。

この“せんくら”って、きっとそう。

演奏時間も通常の演奏会の半分くらい。チケットだって、びっくりするくらい、安い。なんかそこら中でやってるし、ちょっと行ってみようかな・・と、気軽に行けてしまうと思うんです。

わたし、個人的に、ぜひ生でクラシックを聴いてもらいたいです。(特に、聴いたことがない、あんまり気乗りしないという方に!)CDでだって名演と言われるすごい演奏は聴けるけど、録音では味わえないものを、たっぷり感じ吸収することができるのではないかと。

例えば、その曲そのものの音楽的なものはもちろん、奏でる演奏者のひとつひとつの表情や、息づかい。その会場を包む空気。音楽って、“音楽”なだけじゃない。ひとつの物語。同じ曲でも演奏者によって全く違うし、聴く人の捉え方でもいくらでも変わってくる。そんな時間を演奏する側・聴く側で一緒になって味わうことができるのは、生で聴くことの醍醐味なんだと思います。

音楽は読んで字のごとく「音を楽しむ」もの。“せんくら”では、音だけではなく色々な「ちょっと特別な楽しい時」を過ごせるのではないかと、今から楽しみにしています。

渡辺美幸

仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

クァルテット・エクセルシオ
2006.08.09

2006年08月09日

はじめまして。エクのヴィオラ、吉田有紀子です。

「せんくら」のチラシを初めて拝見したときにはビックリ!!!一分一秒を争うかのようなスケジュール、パワフルですね!!!とても 楽しみです(^ o ^)

実は私、仙台にお邪魔させていただくのは、たしか二回目、しかも一回 目は遠〜い昔。。。牛タンを食べたことぐらいしか覚えてないんです(^^;)なので、とても楽しみにしています。(食べ物も楽しみですが、皆様に、お会いできることが、です!)

今回のプログラムにあるドヴォルザークの「アメリカ」。ぶっちゃけこの曲、昔は嫌いだったんです、私。でも、今は大好きです!子供の頃嫌いだった食べ物が、今は大好き・・・みたいな感覚(?)あの土臭さが、心にしみると言うかなんというか。

あれはエクがまだ卒業して間もない頃だったでしょうか。クァルテットのセミナーでウィーンへ行き、その時にチェコのプラハ・クァルテットの「アメリカ」を聴き、「こんなにも素晴らしい曲だったんだ!!!」と感動しました。その後、同じチェコのスメタナ・クァルテットでヴィオラを演奏していたミラン・シュカンパ(先生)のレッスンを受けました。

ドヴォルザーク万歳!!!「アメリカ」万歳!!!この曲は、日本の曲もしくは日本人の感覚に通ずるものがあるのではないか・・・と思います。「アメリカ」が好きな方はもちろん!むしろ嫌いな方!仙台で是非、エ クを聴きにいらしてください!!!何か新たなる感覚、発見がある!・・・といいなぁ・・・!

せんくらで皆様にお会いできることを楽しみにしています!!!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

森下幸路
2006.08.09

2006年08月09日

ヴァイオリン弾きになってなかったら?って質問。考えてしまいます。

医者かパイロット!←ミーハーです。アタマ悪くて医者は無理。バランス感覚と運動神経ないからパイロットも無理(涙)。

最近、遠視がこうじていわゆるもっと遠視が進んだ状態(老)(涙)…。飛行機なんて無理でした。楽譜もどんどん離れてゆく〜。そのうち指も回らなくなったらどうしよう。

毎日がトレーニング!これも生涯続くのでしょうか。ぞっとします。

森下幸路(ヴァイオリン)

原田哲男
2006.08.08

2006年08月08日

今日のブログは、セレーノ弦楽四重奏団(公演番号26,63)メンバー、仙台フィル首席ヴィオラ奏者の佐々木真史さんにお願いしました。彼とは歳も近く、入団したのも同じ1999年。その人柄の良さに、これまで僕はどれだけ救われてきたことか・・・ 今回も「7回もブログ書けないから」と泣いて(?)お願いしてしまいました。

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こんにちは、仙台フィルの首席ヴィオラ奏者、佐々木真史です。

チェロの原田哲男君より、セレーノ弦楽四重奏団についてのブログを書くようにいわれ、書いています。

西江辰郎君という、輝かしい才能が、仙台の街を離れ、早くも1年と半分が過ぎようとしています。彼が去ってからというもの、セレーノの活動もめっきり減りました。それもその筈、彼が仙台に居るときですら、4人のスケジュールを合わせるのは至難の業だったのですから。

それでも忙しいオケの合間をぬって、あちこちで演奏させて頂きました。仙台は勿論、東京、京都、長野、北海道...、演奏会だけでなく、セミナーに参加したり、東京で岡山潔先生のレッスンをうけたり。仙台フィルの客演指揮者としていらした、ギュンター・ピヒラー氏に、オケのリハーサルの後にレッスンして頂いたこともありました。とにかくアンサンブル漬けの毎日で、大変でしたが、充実していました。

そうそう西江君といえば、札幌でのセレーノの演奏会のすぐ後に金沢に移動して、プロコフィエフのコンチェルトを弾く!!なんて人間離れした偉業をやってのけ、つくづく凄い奴だなあと、感心させられました。

今回【せんくら】では、モーツァルトの「狩り」や「アンダンテ・カンタービレ」等、カルテットの定番の親しみやすい名曲を御用意しております。はじめてセレーノを聴いてくださる方にも、久々に聴いて頂く方にも、リラックスしてお楽しみ頂けると存じます。メンバー一同ステージで皆様にお会いできますのを楽しみにしております。

仙台フィルハーモニー管弦楽団首席ヴィオラ奏者・セレーノ弦楽四重奏団
佐々木真史(ささき・まさし)
仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

クァルテット・エクセルシオ
2006.08.08

2006年08月08日

初めまして、クァルテット・エクセルシオ1stヴァイオリンの西野 ゆかです。

10月のせんくら、私たちエクのコンサートも勿論ですが、フェスティバル全体がどんなふうに盛り上がるのか今からドキドキわくわくしていますっ!!

実は、ブログ初体験で一体何を書いたらよいのやら、と今も悩みながらパソコンに向かっておりますが・・・ここはやっぱりマジメに、「エクの今まで」を簡単に(ほんとに簡単です)お話しすることにします。

エク誕生から、今年で12年目になります。結成当初はただただ楽しくやっていたものが、いつの間にか楽しいだけでは許されない雰囲気になっていた事に気づき、無我夢中で突っ走り、成功した時の喜びは4倍ではなく4乗になるのだということを実感し、続けることの大変さに苦しみ、それでもクァルテットの魅力からは離れられず・・・あっという間ではありませんでしたが、12年も活動してきたと思うと結構びっくりです。

メンバーとはほとんど家族のようなお付き合い・・・というか、家族以上に長い時間を一緒に過ごすこともあり、いろんな意味で深い世界なのです。

みなさん、4人で作り上げるエクの「音」をぜひ聴きにいらして下さい!!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

森下幸路
2006.08.08

2006年08月08日

気付けばヴァイオリン持ってスーツケースをごろごろ引いて電車のってる自分、旅芸人です。

夜中に目がさめて、いったいどこにいるか判らない事たびたび。あげくには昨晩のコンサートの内容すらちょっと考えないと出てこない(T_T)、なんたることかと。

けど、先のプログラムは練習しなきゃって脅迫観念とともに忘れはしないからまだ大丈夫!

夢に出てくるくらいです。練習しないでいきなり本番の悪夢ってやつ(汗)。生涯つづくのかしらぁ〜。

森下幸路(ヴァイオリン)

原田哲男
2006.08.07

2006年08月07日

秋のフェスティバルには、県外からのお客さまも多いでしょう。仙台でお迎えする側の一人として、コンサートの合間に楽しんでいただきたいお勧めの店を、と考えてみたところ・・

思い浮かんだのはうちの近所の普通のお店だけでした。

これぞ仙台!宮城!というお店は意外に知らないものだと思います。もちろん、牛タンはここがお気に入り(仙台人なら誰もが贔屓のお店をもっているかな?)というのはありますが、恐らくその店は普通にガイドにも載っているだろうし、わざわざブログでこっそり教えるものでもない。

自分はこの7年間何を食べていたのだろうか?

仙台に来る直前には「美味しい店を沢山探して、休日には山形のそば街道にも足を延ばそう」と夢を膨らませていたのが、実際にはそば街道どころか、行くのはほとんどが近所の店。しかも毎回同じメニューというのが実状です。

あそこのラーメン屋は長男特製ラーメン、中華屋はニラレバ定食(普通はレバニラだと思うのだが、ここではニラレバなので注文の前に口の中で数回練習するというややこしい作業が必要)、あのお好み焼き屋はスペシャル1にホタテトッピング、うどん屋はきのこ汁うどん大盛。

どのお店にも他のメニューがたくさんあるのですが、店に入って型どおり品書きを眺めても・・結局いつもの・・となります。店員も「あ、やっぱりね」という顔。

考えてみるとこれは食に限らず、演奏でも「ここはこう弾くべき」と決め付けすぎてはいないか?こうも出来るしああも出来る、と弾く度ごとの違いを楽しむ余裕や柔軟な感性が、毎回食べるメニューの少なさと同じように狭まってきているようで・・・

いや!男なら、これと決めたメニューを太く貫く生き方も捨てがたい。

いずれにしても、音となって表れる内容はその人間そのものだろうから、う〜ん 試しに一度次男ラーメンを食べてみようか。

遠くから【せんくら】に足を運んでくださる皆様、仙台には牛タンの他にも美味しいものが沢山あります(あるはず)。是非いろいろなものを召し上がって、音楽と共に仙台の滞在を満喫してください。

仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

原田哲男(チェロ)

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