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SENCLA BLOG

ブログ

清水和音
2006.08.13

「七夕祭り」

仙台といえば「七夕祭り」

もう10年くらい前になると思いますが、この真夏の祭典に訪れたことがあります。

豪華絢爛な笹飾りは圧倒的に印象に残っています。

なぜなら私は‘’豪華絢爛‘’なものが非常に好きなのです。

音楽に関しても好きな指揮者はヘルベルト・フォン・カラヤン。彼のサウンドは本当に豪華絢爛で聴いていて非常に気持ちが良いものです。私は彼が指揮しているCDの殆どを所有し、自宅で楽しんでいます。

そしてピアニストで唯一好きなアーティストといえばウラディミール・アシュケナージ。何と言っても私は彼のサウンドが大好きです。色々な要素が混ざり合い豪華絢爛な彼の音色はいつも全身に浴びていたいほどです。

来年6月には東京で、アシュケナージ指揮NHK交響楽団との共演でラフマニノフ3番を、11月にはオーストラリアでシドニー交響楽団との共演でラフマニノフの1番を、アシュケナージと演奏することになっています。彼の演奏を聴いてピアニストになりたいと思った私としては、彼との共演は本当に嬉しいことです。

話がそれてしまいましたが、仙台の皆さまは「七夕祭り」を大いに楽しまれることと思います。

このお祭りに参加することが出来ないことが残念です。

清水和音(ピアノ)

菅英三子
2006.08.13

2006年08月13日

こんにちは!初めてここに登場しましたソプラノの菅英三子です。まずは軽〜く自己紹介をしますね。

生まれは、隣の岩手県、小学校2年から仙台で育ちました。小学生・中学生時代は合唱に明け暮れていました。高校時代は様々なことにトライ、京都の大学に進んでからはクラシックの声楽ドップリです。ただし、聞くのはジャンルを問いません。Jポップも演歌も大好きです。

という私が10月に行なわれる「仙台クラシックフェスティバル」に参加することになりました。ソロのコンサートと「第九」です。

今日はこのソロのコンサートについて少しお話したいと思います。

10月9日の昼間のコンサートでは、ヘンデルの「ラルゴ」や「私を泣かせてください」、シューベルトの「野ばら」や「アヴェ・マリア」、日本の歌やプッチーニのオペラ・アリアなどを歌います。皆さんがどこかで耳にされたことのある歌が多いと思います。

この日は「体育の日」でお休みの月曜日ですよね。どこかにお出かけされる方もたくさんいらっしゃることでしょうが、もしよろしかったらこのコンサートにもいらしてくださいね。

それぞれの歌についてのコメントを挟みながら歌っていきたいと考えています。会場にいらしてくださる皆さんのパワーを頂きながら、楽しいコンサートになりますよう、はりきって歌います。

よろしくお願いしま〜す!

菅英三子(ソプラノ)

佐藤淳一
2006.08.13

ボーイソプラノ

子供の頃、いろいろな人から女の子のようにきれいな声だと言われていた。子供心にそれは、まんざらでもなかったようである。小学校の高学年になると、僕の声は先生方から認められるようになり、みんなの前で校歌を歌ったり教科書の模範朗読をしたり、また合唱部にスカウトされコンクールに出場したり、今思えばモテモテだった。

小学6年生の夏休みに家族で温泉の湯治場に行った。そこで私の母が、変声する前にこの声を録音しておいたほうがいいと、カセットレコーダーを前にしてその年の合唱コンクールの課題曲を歌う事になった。家族はみんな川辺で遊んでいる中、僕はひとりレコーダーを目の前に置いて伴奏も何も無いところで歌わねばならなかった。

なにせこれは母の命令だからである。本当は気の弱い僕としては、恥ずかしさ・照れくささもあって、なかなか歌い出せなかった。機械を前に歌うのはもちろん生まれて初めてだし、自分だけの声を残すなんてこれも本当に恥ずかしかった。でも幼い僕にとっては母の命令である。どのくらい時間を要しただろう。自分としてはやっとの思いで歌いきった。偉い!

……そのカセットテープは今どこにいったのだろう?ペーター・シュライアーがウィーン少年合唱団にいた時のレコードのように僕のボーイソプラノも売れていたかもしれないのに…。

佐藤淳一(テノール)

シエナ・ウインド・オーケストラ
2006.08.13

オープニング

こんにちは!シエナ・ウインド・オーケストラです。

「せんくら」3日間では、様々なステージを、盛り沢山のプログラムで企画しました。個人技の光るソロのステージ、楽器の魅力が際立つアンサンブルのステージ、通常より小さい25名編成でもハイパワーな吹奏楽のステージ、最終日ではコンサートの概念を覆すお楽しみ企画など、どのステージも目が離せません。

「せんくら」では、唯一の吹奏楽の出演ですが、実は日本には数百万人の吹奏楽愛好家がいるといわれているんですね。皆さんと一緒にコンサートを楽しみましょう。

「せんくら」一日目は、吹奏楽に使われる主な楽器をソロやアンサンブルなどで紹介していきます。最初のステージは、なんと0歳児でも入場可能です。英才教育のためはもちろん、学生さんがプロの音を間近に聴くチャンスでもありますね。

トークなどを交えながらの楽しいコンサートになりますので、どなたでもお気軽にお越し下さい。

シエナのステージに関わらず、「せんくら」入門コンサートとしても、クラシック初心者の方も大歓迎です!

きっと、音楽の、吹奏楽の、そしてシエナの!魅力にはまりますよ〜。

なお、あらためて説明しますが、シエナはプロの吹奏楽団です、決してコミックバンドではありません・・・

 

今日から始まります「せんくら」シエナのブログで、3日間各ステージの聴きどころを掲載していきます。Check it out!!

シエナ・ウインド・オーケストラ(管楽アンサンブル)Tb塚本修也

原田哲男
2006.08.12

2006年08月12日

今年4月、仙台市中心部にある日本庭園の古い茶室でチェロを弾く機会がありました。

戸や障子をすべて開け放った和室から庭のお客さまへ向かってのコンサートは、外の空気に楽器がさらされる、救急車のバンダ付き(バンダとは、遠くから音が聞こえる効果をねらって舞台裏などで演奏する事です)等など、普段依頼されるコンサートの常識とはかけ離れたものでした。それでも、気持ちの良い春の風を感じながら音楽を聴くことに、お客さまは喜ばれていたように思います。

外で弾く事、PAを使う事は依頼を受けた時には正直不本意でしたが、庭に立つお客さま方の笑顔を見て、「こういった音楽の聴き方も、演奏者が思っている以上に求められているんだな」と感じました。

【せんくら】の会場は日本庭園ではないけれど・・ 2時間黙って難しい音楽を聴くだけがクラシックの決まりではないという事を、演奏者も聴衆も共に楽しめる3日間になると期待しています。

仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

原田哲男(チェロ)

クァルテット・エクセルシオ
2006.08.12

座談会2日目 「せんくらあってのエク?」

エクマネージャー(以下E):こんにちは、エクマネです。今日も昨日に引き続き座談会です。よろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします!!!

E:今日はVol.2「こころの響き」についてお話していただきましょう。ところで、みなさん普段から演奏旅行も多いと思いますが、旅の楽しみと言えば?

西野(以下N):それはやっぱり「食」です!演奏後(前も?)の楽しみのひとつ。その土地を知るにはまず、その土地の郷土料理です。

E:仙台では何を食べたいですか?やっぱり牛タン?

吉田(以下Y):もちろん!おいしいところをぜひ地元の方に教えて頂きたいですね。

大友(以下O):麦ご飯にとろろっていうのも滋養がありそうですし、体力勝負の音楽家にはすばらしいメニューです。

E:だったら演奏のエネルギーを蓄えるには仙台はうってつけですね。そういえば、Vol.2では宮城県にちなんだ曲を弾くと伺いましたが、、、。

山田(以下M):伊達政宗公の兵士送り出しの歌とも言われている「さんさ時雨」を演奏します。地方によってはお嫁に行く娘の送り出しにも歌われるそうですね。少し悲しげな曲。笹が雨に打たれて、さらさらと揺れる、そんな心の琴線に触れるような作品です。

E:ヤナーチェクの作品は?やはり悲しげですか?

O:老作曲家ヤナーチェクが若く魅力的な女性に許されぬ恋をしてしまう、自伝的で衝撃的な心の叫びです。

E:大友さんはブログ初日で熱く語ってらっしゃいましたね!この日は民族色も強いプログラムで、名曲「アメリカ」もありますね。

N:そうです!エクが誇る歌うヴィオリスト吉田さんのすごいソロからこの作品は始まります。ドヴォルザークはヤナーチェク同様チェコ出身で、アメリカに憧れてこの曲を書きました。この最初のメロディを聴くだけで、ああこの曲!ってわかります。

Y:またまたプレッシャーを!でも大好きな曲のひとつです。

M:2楽章ではチェロと第1ヴァイオリンの心が通い合っているように、響きがロマンチック。3と4楽章なんてウキウキしているドヴォルザークが目に見えるよう。

E:Vol.1と2でクァルテットの作品の違いを歴史や国を追って感じられそうですね、ぜひ続けて聴いて頂きたいと思います。

O:お時間があればぜひ!クァルテットはたった4人なので人間模様も観察できますよ。男性一人で大変だな?とか、はたまた羨ましいとか、、、思ってくれるかな?

N,M,Y:また、はっちゃん(大友君)ファン(男性の確率も高し!)が仙台にもできますよ!

一同:(爆笑)

E:最後にせんくらブログを読んでいらっしゃる方にぜひメッセージを!

O:ちょっと難しい、そんなイメージを持たれているのがクァルテットですが、僕たちはそんな常識を覆すようなコンサートを「せんくら」でもできると信じています。まずはエクを目の前で体験してもらって、その響きと4人の息づかいを感じてください。

一同:一週間おつきあい頂きありがとうございました。
仙台でお会いできるのを楽しみにしております!

エクのホームページに詳しい活動状況が載っています。
エクの日々の奮闘ぶりをぜひご覧ください。
http://www.quartet-excelsior.jp/

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

森下幸路
2006.08.12

2006年08月12日

エンターテーナーとして喜怒哀楽を表現!なんてかっこいいが実際は右往左往、怠け心との戦いの日々。

そんな中、先輩達はタフだ。これでもか、くらいに元気、心も体も。

そして謙虚でいつもアンテナを立てて音楽されている。

インスタント食品全盛で育った僕とは根性が、そして情熱が違う。

あやかりたい、っていつも思う。

一流の方々のように子供のような好奇心と向上心を持ち続けて一日を大切に、なんて僕にはむつかしい作業だけど、ゆらゆらでもやってこ、と思うヴァイオリン弾きでした。

森下幸路(ヴァイオリン)

原田哲男
2006.08.11

2006年08月11日

すっかり他人に頼る事が定着してしまった僕のブログ、他の出演者は皆さんご自分で書かれているのに(伝田君以外)・・すみません。決して、仙台フィルが他人任せの集団というわけではありませんので。

さて、今日は東北電力で広報、地域交流を担当されている松本真理さんにお願いしました。仙台フィルは、年に数回、東北電力の主催コンサートとして、東北6県と新潟県の「名曲の夕べ」「親子コンサート」のシリーズに出演させて戴いております。それぞれのコンサートがその街の人たちにとって素敵な思い出となるよう、松本さん達スタッフが丁寧に準備をされていることは、コンサートの会場に着くと我々演奏者にもすぐにわかります。今回の【せんくら】を支える仙台市市民文化事業団にも同じ事が言えます。演奏以外の事を信頼できるスタッフに任せる事が出来る。とても有難いものです。

**********

はじめまして。松本真理と申します。よろしくお願いいたします。

仕事で、クラシックコンサート「名曲の夕べ」や、小中学校へ出向いて開催する「スクールコンサート」などを担当しており、仙台フィルさんとご一緒させていただいております。原田さんともそんなご縁で、今回のお話を頂きました。

音楽のお話、といっても、小学校の時に吹奏楽団でパーカッションを,中・高でフルートを担当していたものの、クラシックに精通しているわけでもない私が、このブログを書かせていただくのは役者不足かも・・・と思ったのですが、素人目線でいくつかの極私的エピソードを紹介させていただこうと思います。

クラシックに関する最も古い記憶は、幼い頃の日曜日の朝です。寝坊している父と兄をよそに、母と私とで遅めの朝食を頂くことがありました。そんな時に決まって流れていたのがクラシックでした。かかっていたのはバッハやヴィヴァルディ、モーツァルトなどが多かったように思います。まだ少しひんやりとした朝の、トーストと紅茶とクラシック。私にとって幸せな記憶の一つです。

小学生の頃,学校に仙台フィル(その頃は宮城フィルだったかも・・・)の方が来て,演奏してくださったことがありました。今担当している「スクールコンサート」に良く似た文化行事です。吹奏楽っ子にとっては,プロの演奏は憧れそのもの。自分が奏でる音とは全く違う、深味があるのに雑味がない、丸く透き通った音色にすっかり魅了されてしまいました。コンサートが終わってからも,みんなで奏者の方の後にくっついていって大騒ぎ・・・。あの時の渡り廊下の様子と,はにかんだような奏者の方の笑顔をありありと思い出します。

確か中学生の頃でした。音楽室の壁にも肖像写真が飾られている高名なフルート奏者、オーレル・ニコレさんが県民会館でコンサートをされるということで、友人が誘ってくれました。憧れのソリストの演奏を生で聴ける喜び。習いたての英語で手紙を書き、日本的な花をと濃紫のアイリスの花を買って行ったのですが、当時から要領の悪い私は本人に渡せず・・・。お客さまがみんな帰った会場でうろうろしていたところ、舞台を片付けていた係員の方が事情を聞いてくださり、「本人に渡してあげる」と言って預かってくださいました。その後、しばらくして、英語で書かれた手紙が私の元に届きました。差出人は、なんとオーレル・ニコレさんご自身!本当にびっくりしました。今でもその嬉しさを思い出します。

感激した私はその後、本気でフルートの練習に打ち込み、仙台フィルのジュニアオーケストラのオーディションに挑みました。・・・ところがあっさり落選。自らの才能の無さと現実の厳しさを思い知らされたのでした。

そんな私が十数年たった今,仙台フィルさんとご一緒に、「スクールコンサート」や「名曲の夕べ」を開催しているのですから、不思議ですよね。

コンサート会場に行くと,「あの日の自分」がどこかにいるような,この中の一人がまた十数年後,この仕事をしているかもしれない・・・という不思議な感慨があります。コンサートが終わって、頬を上気させて帰ってゆく子どもたちを見送るたび、心の中で「この感動を心のどこかに刻んで欲しい」、と祈らずにはいられません。「せんくら」も、子どもたちの心に感動の明かりを灯す、そんな機会になればいいな、と思います。

最後に、八木重吉さんの詩「素朴な琴」をご紹介します。

この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかねて
琴はしずかに鳴りいだすだろう

音楽は,目に見えないけれどいつも身の回りにあって,そして人のからだや楽器と、ある瞬間不意に共鳴し、「美しさに耐えかねて」溢れ出すものなのではないでしょうか。

今年の仙台の秋が「せんくら」を通じて、美しさ溢れる秋になりますように・・・。

東北電力㈱広報・地域交流部 松本真理

仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/

クァルテット・エクセルシオ
2006.08.11

第1回座談会

「エク仙台初見参!」

エクマネージャー(以下E):せんくらブログを読んでいらっしゃるみなさま、はじめまて、エクのマネージャー(通称 エクマネ)です。ブログの最後2日間に登場させていただきます。

E:エクのみなさん、こんにちは!いつも練習ご苦労様です。突然ですが座談会を設けて「せんくら」と「エク」について、みなさんにブログの最後2日間にわたって語って頂こうと思います。司会は私、エクマネです。よろしくおねがいします。

一同:よろしくお願いします。

大友(以下O):いやいや、今日もたくさん練習しましたけれど、天才ばかりの作曲家を相手に奮闘するのは大変です。

西野(以下N):ホントに!せんくらは2日間で2種類のプログラムを4回こなすから今から体力つけて、がんばっています。

吉田(以下Y):私は司会もあるから。。。。

一同:(吉田さんに向かって拝む)ありがたや、ありがたや

山田(以下M):そういえば、私はエクとしてまだ仙台には行ったことがありませんが、みんなは?(山田は新メンバー として3年目)

E:実はエク、仙台は初デビューなんですよ! この機会にエクの魅力を存分にお知らせしなくては!クァルテットってなんだろう?って思っていらっしゃる方も多いと思いますし。

O:弦楽四重奏のことをクァルテットといいます。第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという4つの楽器で構成されています。4重唱と同じで聴いていて心地よく、バランスよく音の高低を出す事が可能な組み合わせです。

E:今回のエクのコンサートには珍しくタイトルがついてますね。「めぐり逢う響き」このタイトルの意味についてもお話してください。

M:見えないもの「音」これがめぐり逢うって不思議に思われるかもしれませんが、クァルテットの作曲家、演奏家、聴衆、そしてコンサートに関わってくださるすべての方の気持ちが響き合い、めぐり逢う瞬間をこのコンサートで感じて頂けたらうれしいな、という思いでつけました。

Y:2種類のコンサートはそれぞれにタイトルがあります。これは各プログラムの特徴からつけたものです。Vol.1「響きの出会い」は、旅三昧だったモーツァルトが影響を受けた国や人々に触発されて書いた作品、そして日本の名曲「八木節」でクァルテットに出会って頂けるのも面白い体験かな?と思っています。

E:日本民謡「八木節」をクァルテットで、って割と普通に聞こえますけれど?

Y:それは少し違います。弦楽四重奏を便利に思っている作曲家も多くて、いろんな曲をアレンジすれば4人でなんでもできると利用される事もしばしば。まあ、実際にはかなり様々なことが可能な組み合わせだからこういう現象が起こるのですが、この日本民謡集はテーマを素材にして弦楽四重奏のために書かれています。

E:うーん、ちょっぴり難しい。でも聴けばその作品のすばらしさがわかる?

一同:もちろん!お祭りのようににぎやかで楽しいですよ!

E:この日はモーツァルトもたくさん演奏しますね。やはり生誕250年を意識して?

M:はい、もちろん。傑作「ハイドンセット」から必ず1曲という指示もプロデューサーの平井さんからあり、だったらモーツァルトをたくさん演奏したいと。

N:それにモーツァルトの作曲のおおまかな歴史も一回で追えます。kv.159は17歳のイタリア旅行のときに、kv.387は26歳でハイドンに献呈、kv.575はチェロの名手プロシア王のために33歳で書いています。

E:それはすごい、享年35歳だったモーツァルトの人生の大きなポイントを示していますね。エクにとってモーツァルトは特別ですか?

Y:もちろん!クァルテットを書いた作曲家はどの人もすばらしいですが、モーツァルトは本当に特別です。毎回発見があるし、とにかく驚かされます。

O:ほんまもんの天才です。僕はkv.387で宇宙を感じます。(遠い目、、、)

M:曲ごとに各楽器の特徴を捉えているのも面白いですよ。

N:モーツァルトが生涯にたくさん出会った響きをどうぞ聴いてくださいね。

E:楽しみにしています。明日はVol.2についてお話して頂きましょう。お疲れさまでした。

一同:お疲れさまでした、また明日!
http://www.quartet-excelsior.jp/

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

森下幸路
2006.08.11

2006年08月11日

最近、歌もいいなぁって思います。

学生の頃から師匠から『歌を見習いなさい』って言われ続けてやっと実感のこの頃。たしかに呼吸とか羨ましいし、そんなことよりもとにかく自然なんだと。体の使い方もヴァイオリンのように左手ねじって右手を上に下に手首動かしてなんてやってると、背骨は曲がるし不自然極まりない。

歌ごころっていうけどやっぱしあの人たちは原点なんだろう。

グランドオペラで真打ち登場、大階段から下りてくるなんてできるのもミーハーな僕としては恍惚だ!しかし下手したら階段落ち役者しかできないんだろうなあ(涙)

森下幸路(ヴァイオリン)

 

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