仙台から離れて5年目に突入(☆。☆)
まだ八木山に住んでいる気持ちを持ちながらも関東、関西をバタバタとヴァイオリン片手に過ごしています。
梅雨もあけて、あぁ仙台の夏が恋しいです!!
湿気充満の梅雨、体も心もそして楽器も鼻声でしたぁ。カラッとしたイタリアから連れて来られたヴァイオリンは何年たってもこの時期にはショボショボです。
しかし暑い(>_<)!
森下幸路(ヴァイオリン)
皆さんこんにちは チェロの原田哲男です。
10月の【せんくら】ではオーケストラ、四重奏、合奏団、デュオと様々なジャンルで多くの公演に出演させていただくこととなり、大変光栄に思っております。
パンフレットには「仙台を拠点に活躍する九州男児」とあったので(有難うございます!)それだけで宣伝文句になるとは得してるなぁ、と我ながら思いました。ただ、鹿児島というと皆さん西郷さんをイメージするらしく・・「あまり似てないねー」と無茶な事をおっしゃる方もいます。自分では、太い眉毛は南九州ならではと思っているのですが。
仙台の街のオーケストラとはいえ、仙フィル楽団員の出身地は様々です。実際、団員77人のうち宮城県出身は9人という少なさ。それは、宮城の若者が(若者という言葉を使うとは・・・もうおじさんだ)音楽を学んでいないという事ではありません。オーケストラの場合、それぞれの楽器に専門的な技術を要します。そして一つのポジションが空くのは数年に一回。楽器によっては数十年に一回。
ですから、そこを狙って全国から人が集まるのは当然のこととなります。
僕だけでなく、各地からの楽員は「まさか仙台に住む事になるとは・・」と思ったはず。しかし、この街の住みやすさ、聴衆の温かさに支えられ、気持ちよく音楽に取り組める事に、皆大変満足しているのです。オーケストラの音は、その土地の気候や言葉、県民性が大きく影響するものと思います。各地から集まった77名がこの土地に暮らし作り上げる、仙台ならではの音を【せんくら】やその他の機会に是非お楽しみ下さい。
仙台フィルハーモニー管弦楽団 http://www.sendaiphil.jp/
原田哲男(チェロ)
みなさま、こんにちは。クァルテット・エクセルシオ(通称「エク」) のチェリスト、大友です。
せんくら、とても楽しみにしております。
さて、仙台といえば、なんといっても伊達正宗。(あれ、牛タンじゃないんだ、ガク。)織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、そして伊達と、よくもまあとんでもない天才達がこう一時期に現れたものだと、驚きを感じます。もし伊達正宗がもう少し早く生まれていたら・・と想像を書き立てられるのも、歴史の面白いところです。
せんくらで演奏させて頂く中に、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」という作品があります。(せんくらでは時間の都合で第1楽章のみの演奏ですが)これは作曲される経緯としては少し変わっている作品です。
というのは、ヤナーチェクさんは、いうなれば自由恋愛家でありました。63歳のときに出会った40歳も年下の人妻に恋をし、10年の間に700通も手紙(もちろん熱烈なラブレター)を送っておりました。これが、自身がつけた「ないしょの手紙」という副題に通じるものといわれています。ヤナーチェクはこの曲の一音一音は君にくちづけをする、などという恥ずかしい手紙を山ほど送った、情熱家でした。
ヤナーチェクさんも結婚していたのですが、奥さんとはうまくいっておらず、結婚という約束を面倒なものと考えていたようです。第1番「クロイツェル・ソナタ」(トルストイの「クロイツェル・ソナタ」を読んでの作曲)も、トルストイの考えに共感したのではなく、登場する女性が結婚に縛られ、自由に恋愛も出来ない不幸(と、ヤナーチェクは感じた。)を描いた作品です。
家に来たヴァイオリニストがベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」を弾く姿にみとれた妻を、夫が疑心暗鬼にとりつかれ射殺してしまうのですが、まあ昔は、そんな事もあったかも知れません。今では見とれたからといって射殺する人は・・いや、最近びっくりする事件も多いから絶対ないと言い切れないところも書いている私も自分で驚きです。
ともかく、いい年した老人が、外聞もなく40年下の女性に恋をして、10年700通(平均月に6通ぐらいか)書き続けたその情熱だけには、頭が下がります、わたしは。
ヤナーチェクの「ないしょの手紙」、人間ヤナーチェクの感情を包み隠さずに表した、とてもロマンチックな作品です。ぜひ聴きにいらしてください。全楽章聴きたくなったかたは、11月11日、東京文化会館で演奏致しますのでそちらもぜひ!それではまた。
http://www.quartet-excelsior.jp/
クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )
センクラの平井Producer様、ブログいっぱい書かさしてもらってありがとうございます!
一回目書いた後また書きたいとお願いしたら快く0Kしてくれました。またチャンスがあればお願いします。
最後のブログ、なんか面白い事ないかと脳の隅々まで探しても暑くて暑くて脳細胞もバテてるので私の一番苦手な事書きます。
アツイノ、キライ。
今週NY、毎日毎日35℃以上が続くみたいでその事考えるだけでゲソっとします。先月仙台が36℃になった時もちゃんといました。私は寒いの大好きで、真冬のマイナス10℃になっても窓を開けて寝るたちです。出来る事なら冬眠じゃなく夏眠したい。冷凍マグロになりたい。
で思い出したのが色々な夏の暑さの思いで。
日本にいた頃、両親がどっかに出かけていって兄キと私で少しの間お留守番。彼らが出かけていったその直後、兄キ、なにを思ったのかエアコン消しました。彼、私以外の事にはすごく正義感が強く、なんでエアコン消したんだって文句言ったら‘うるさい!ちょっとは地球環境の事考えろ!’って言われました。地球もきっと冷房欲しいと思ってるよ。お昼、汗だくでカレーを二人で作って、さあ食べようってゆう時に空気の匂いを気にする彼、家の中の空気の循環をよくしようって勝手に決めて窓をガラガラっと開けました。
...
唖然として文句も言えない私。いままでせっかくかすかに冷えてた部屋の空気が一発で外に。カレー食べる気一気になくしました。
ドイツのSchleswig-Holsteinも暑かった。オケのリハで汗だくになって休憩時間部屋に走って戻って冷水シャワーを。カラスシャワー浴びてる時、コンマスの私がいなかったらリハも始まらないだろうって冗談で思って、リハに戻ったら遅刻。...めっちゃ申し訳ない、オケのみんなリハ始めるのを待っててくれました。友達+オケ全員に冷やかされてこっちは冷や汗ダラダラ。ゴメンナサイ。
夏の冷え方法、多少は控えてます。一番好んでるのはやっぱり冷水シャワーの後冷凍庫の前に仁王立ち。昔は親やアニキに怒られて出来なかったので、今は冷凍庫解放とガンガン冷房でめっちゃ幸せ。
でも今月の電気代の請求が恐ろしい...
とゆうことで涼しくなった10月の仙台、楽しみにしてます!
松山冴花(ヴァイオリン)
マッサージ、大好きです。
この前行ったのは真冬の時。自分でバキバキ背中の骨をいくらならしてもしっくりしなかったのでマッサージへ。
インターネットでスパのマッサージ師さんを選択して、予約一週間前からワクワク。余談ですが私を知ってる人は、私が大の酒好きだってことみんな承知してます。飲みにいこうって誘われたら誘われる前に0Kするぐらいいつも飲み友達を募集してます。マッサージ当日、前働いてたオフィスのボスから飲みに誘われましたがそれもぶっちぎってマッサージの所に走っていったら彼、私の心外行動にびっくりしてました。
待ち遠しかったスパ。マッサージ師は大きい男の人。マッサージ台の上に飛び乗って待ちにまったマッサージ、スタート。
...
イタイ。
ちょっと待って、マジ、痛い。兄ちゃん、冗談じゃないよ、その力。
息するのも忘れるぐらいの力。冗談抜きに鼻血が出てきそうなぐらいの力。そしたらマッサージ兄ちゃん、
“プレッシャーどうですか?強すぎませんか?”って。
...めっちゃ強すぎよ。
でもここで実感したのは私、やっぱり関西人の血が流れてるってこと。その時瞬間的に思ったのはどうせ同じ値段なら強くしてもらったほうが得するだろう。マヌケに‘完璧です’って言ったその後80分、彼の怪力に耐え続けました。
お酒もほとんど同じ事。スピリッツ系が大好きでビール系は嫌いです。ビールの味が好きじゃないのと、どうせ飲むんならアルコール度数が高い方がお安くつくんじゃないかって思ってます。
ってゆう訳で仙台行った時は一緒に遊んで下さい。
松山冴花(ヴァイオリン)
私、この半年ほど彼氏さんいません。
そう堂々と宣伝してもしょうがないんですが、私の母は早よ一緒に遊んでくれるBF作ったら?っていいます。で、私、男友達は女友達より遥かに多く、母もその中から選べばいいじゃないって言いますが、付き合うのがイヤだから友達にする。25歳越したら次は50よ、適当でいいじゃないってゆう彼女に、
“結構、結構、コケコッコー”
って言ったら脱力してました。
母、そして友達にも、なぜ私に彼氏さんが出来ないのか聞いてみました。
これが、彼らが私に対するコメント:
−構わないでってゆう顔してる。(母)
−極端で白黒はっきりしすぎる。(いいじゃん、解りやすくて)
−えり好みしすぎ。(何が悪い?)
−いつも笑ってるから何考えてるのか解らない。(別に何も)
−笑ってない時は殺気立ってる。(はあ?)
らしいです。
日本の友達はいつも髪の毛もお化粧も念入りきれい。この前友達と一緒に遊んで彼女のバッグの中身を見せてもらったらヘアカーラーがでてきました。休日は化粧に2時間かかるとか。それに比べて私、学校いかなきゃいけない日はベッドから起き上がって、ショワー、朝ご飯、用意いれて20分で家を出れます。顔はいつもスッピンピン。ステージの上に立つ意外は髪の毛ボサボサにノーメイク。家にいる時は母も呆れるようなボロボロ服で気楽にすごしてます。母は、ちょっとはきれいにしたらって嘆いてますが、誰にその‘きれい’をみせたらいいんだ?と思い始めるからやる気全くなし。
別話ですが、私の友達ほとんどが色々な血が流れてて男女共々顔がいい。一つの血が流れているのは私含めて少数人。なんでミックスにして生んでくれなかったんだって母に文句言ったら彼女、こう言い返してきました。
“一つの血でちょっとはマシに作ったんだから感謝しなさい!”
母には全然勝てません。
松山冴花(ヴァイオリン)
私の四重奏のヴィオラ弾きとチェロ弾きを紹介します。彼らの許可なしに書かしてもらいます。
ヴィオラのエリックは、彼がインターロッケン学校(全生徒寄宿制)にいた頃は手につけられない奴だったそうで何度か退学なりそうになった、って彼から聞きました。ビールを自分の部屋の押入れで作ったのがバレたり、ゲストハウスに友達と無断侵入してこれもバレたりとか。
でも今は美人のしっかりした彼女さんもでき、まともに暮らしてます。ついでに彼女は日本で昔モデルさんをしてて、今はコロンビア大学でPh.d.を目指しています。
チェリストのマイケルはいい競争相手。メキシコで唐辛子を食べるのを、辛いの大好き私に挑戦してきたのも彼。メキシコ人の友達もあまり進めない屋台食を食べようって、私に言ってきたのも彼。
そんなマイクもちょっと変。
Quartetでマイアミに行った時、泊まらしてもらった家の練習部屋のお手洗いのドアは西部劇の飲み屋さんにでてくるようなドア。だから全くプライバシーがなくて、みんなで珍しがってみてると、マイク、いきなり尿をしたくなったと。私、慌てて彼に私が部屋の外に行くまで待てっと言っても聞かず、そのまま普通に用をすませました。彼の言い訳は“いいじゃん、だってどうせ体の水じゃん”って。
そりゃそうだけど...
次はメキシコに行った時。一人一人各自部屋をもらって私は大満足。リハの後、皆自分の部屋に戻ってくつろいでました。少しするとドアにノック。マイクが立っていて、どうしたの?って聞くと暇でつまらないと。私、彼に‘私、今から昼寝するとこだったんだけど’って告げると彼は‘ふうーん’って。そしたら彼、
“じゃ、トイレ使わせて”
...別に使うのは全然かまわない。けど彼の部屋はマジ5メーター先にあるから自分の使ったらいいじゃん、って後からマイクに言ったら
“だってそこにトイレあるんなら、わざわざ自分の部屋まで戻る方が理屈に合わない”と。
...マジ?犬じゃあるまいし縄張り争いしなくても。
そうゆうマイクはカナダ人。カナダ人ってゆうだけでアメリカ人は割といっぱい見逃してくれます。
見逃してくれるなら私もカナダ人になりたい。
松山冴花(ヴァイオリン)
お向かいのアパートの窓に鳩が巣を作りました。たまごがあるみたいでいつも巣に座ってます。
NYは鳩と雀がウジャウジャいて、特に鳩は‘羽根がついたネズミ’って呼ばれてます。でも誰も鳩のヒナは見た事がない。この事はNY Timesにも数年前書かれてました。
ついでにNYはシングル*マザーが多くて、自分だけで子を育て、仕事しながら大学に通ってがんばってる人がいっぱいいます。
その二つが目の前の窓にあるってゆうだけで、一人で興奮してました。母に電話して、“一匹の鳩が一生懸命たまご温めてるよ”。彼女も、“さすがNYね。鳩も一羽で子育て大変ね。”ってゆった直後、別の鳩が巣に来てバトンタッチ。ちょっと裏切られた気持ちで母にその事を告げると彼女、爆笑。そして、
“なに? あんた、ハトにも負けてるわけ!?”
って言われました。
...ほっといてくれ。
気を取り直して数週間みてて、あともうすぐでヒナ生まれるんじゃないかってゆうとこで日本に一週間。NYに帰って窓から探しても巣があるだけでヒナどころか鳩も面影なし。
思い切って友達に聞きました。鳩のヒナは雀?
彼、私にマジ?って言う表情で‘はあ?’って。その一言でこのサブジェクト、ドロップされました。
松山冴花(ヴァイオリン)
耳に穴両方あわせて9ツあります。
なんで9ツ?って聞かれる事がよくあります。理由は偶数好きじゃないから。
最初のピアスは10歳ぐらいの頃。母も羨ましがって彼女もピアスしちゃいました。日本に行って父が飛行場に迎えにきてくれて、その時満足げにピアスを見せたら1発、頭はたかれました。理屈は私がキズ物になったと。
その時状況を見てた新しくピアスした母は知らんぷり。ママ、ありがとう。
18歳になったら親のサインなしでピアスの穴をあける事ができるのでこの数年で7つ付け足しました。この前開けたのは1年前。お店の人にいっぺんに5つ開けてくれと頼んだら呆れてました。でも、お安くしてくれたのは嬉しかった。
母がどうゆう風にこの沢山ピアス状況をとるのかを恐れて、数日間は髪の毛で隠してました。でも1ヶ月後には髪がうっとうしくなってくくりはじめても彼女、全然気づかず。半年後、やっと気づいたらこういいました。“なにその耳?あんた、ロケットみたいよ”と。
その時調子に乗っておへソにもピアスの穴あけました。
...ピアスをなめた私がバカでした。
耳の穴はガンで、一発であけるのであまり痛みもない。おヘソは違うんです。台に寝たところで、ピアス/タットウー師が釘と彼の力使って身に穴あけるんです。
...めっちゃ痛かった。冗談じゃない。
彼からの話だと失神する子の方が多いとか。そりゃそうだろう。
その後、家でおヘソピアスをインターネットで選んでたら、母が後ろからぬうーっと。“ヘソに穴開けたら承知しないからね”と一言ゆって去っていきました。しらばっくれてコンピューター消し、数ヶ月たった後でも傷が治らなく、泣き泣きおヘソピアスを取り出して穴がなくなるのを承知で傷を治しました。
あの痛みにたえた私をちょっとでもえらいと思って下さい。で、母には内緒に。
松山冴花(ヴァイオリン)
チビの時からペットを飼ってます。
最初は兄の怠け者シーズ犬と私の猫。NYに移ってから間もなく父からどっちも家出したと。
NYでも猫を。家を出たので私の猫は母の家に。真っ黒のメス猫のクロ(16歳)とタキシード柄のオス猫チビ(9歳)。数年前までは鳥好きの母がカナリア4匹も飼ってました。
で、7、8年ぐらいの夏の事。
日本に母と一緒に行って、兄キに鳥と猫の世話を。彼から電話がかかってきて用を聞くと、鳥がタマゴを2つ生んだ。すごく嬉しかったのを覚えてます。カップルのカナリーが一組いて、いつベビーちゃんが生まれるのかみんな待ち通しかったです。兄キ、どうしよう、どうしようと言った後、“手に取って見てみる”と。その直後“ウゲッ”って彼が悲鳴あげました。数秒の沈黙の後、彼が言った言葉は
“...割れちゃった...”
バカ。
夏のFestivalでItalyに一ヶ月に行く事なって母、兄キ、私3人で行きました。ビルの管理人さんにアパートにきてもらって猫と鳥の世話を頼みました。先に母と兄がNYにもどって管理人さんに会ったら、悪夢みたいな状態を語ってくれました。話によるといつも通りに猫、鳥にエサをやりに行ったら、鳥の羽根が布団の中身みたくアパート中に。
満足猫2匹:全滅鳥4匹。
カメのカメ太郎も飼ったけど1ヶ月後には干涸びました。
今度はヘビ飼いたい。
松山冴花(ヴァイオリン)