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SENCLA BLOG

ブログ

ホァン・モンラ
2006.07.21

ヴァイオリンのなせる業 ホァンに寄せて

普段のホァン君は、笑顔のさわやかなごく普通の青年です。ボーリングもすれば、ドライブにも行くし、年頃の仲間同士で世間話にも興じる事もしばしば。けれどもヴァイオリンを持って舞台に立つと、ヴァイオリニストとしてのホァン君が出現します。

言葉を持たないヴァイオリンが、音によって語り始め、ホァン君もヴァイオリンを演奏することによって日頃気付く事もなかったような知られざる自己の世界を垣間見る…。という事もあるのかもしれません。ヴァイオリンとホァン君の目に見えないやり取りによって第3の世界が開けて行くような…。ホァン君のテンションが上昇するに連れて会場の空気も変化し始め、演奏しているホァン君と聴き手の意識が見えない糸でつながれて行く。それは、音と意識の綴れ織りのような、その時限りの芸術作品のように思えます。このような場に立ち会えた時の感激というのは忘れがたいものです。

音の生命ははかなく、一瞬のきらめきを残して消え行きます。けれども、心の中に放たれたその輝きは深く刻まれ、決して忘れることはないと思います。同じ曲でも、人によって、同じ人の演奏でさえ、その時々により二度と同じ音にめぐり会うことはできません。こうして考えると、演奏会というのは、それぞれのお国柄や時代、演奏者や聴衆ひとりひとりの心を映す鏡のように思えます。

さて、“せんくら”ではどんなことが見えるのでしょうか。

仙台国際音楽コンクールボランティア 大塚幸子

http://www.simc.jp/

ジュゼッペ・アンダローロ
2006.07.21

2006年07月21日

2006年ドイツW杯サッカーは、イタリアが頂点に立ち、幕を閉じた。そのイタリアチームの一員のMFジェンナロ・ガットゥーゾが優勝した瞬間に、興奮のあまりピッチの芝を口に入れ、我に返ってペッと吐き出した。その姿を目にして、アンダローロのことを思い出した。

ある演奏会終了後、私がサインをもらうために差し出した扇子を口に入れるジェスチャーをして、まわりの笑いをとっていたのだ。どちらも共通しているのは陽気なイタリア人気質・・・。

イタリアのピアノの俊才ジュゼッペ・アンダローロ。

決して陽気なばかりではない。彼の音には人を惹きつける何かがある。言葉を超える天性の才能というべきか。それが彼の演奏の豪快さとともに、胸のすく開放感を私たちにもたらす。アンダローロの演奏を聴き、彼のファンになった人が私の周辺にはかなりいる。それもクラシック音楽にあまり興味がなかった仲間である。彼の演奏を聴いて楽しい、自分の気持ちが開放される、また聴きたくなるという感想は共通している。

クラシックばかりでなくジャズも演奏し、作曲もこなす彼のマルチな才能が人々を魅了するのかも・・・。

何にもまして、10月のせんくらが待ち遠しい。

仙台国際音楽コンクールボランティア 吾妻宏子
http://www.simc.jp/

仲道祐子
2006.07.20

携帯機種変更

皆さんは携帯電話、どのくらいの頻度で機種変更なさっていますか?

新しい機能を搭載したものが出たり、魅力あるデザインのものが出たり・・・と機種変更したい!!!

と思うことは本当に良くあります。・・・ですが、機種変更した後には使いこなせるようになるまでの試練の期間が待っている!!!このため、私の場合、携帯電話の機種変更頻度はあまり高くありません。

ところが今まで使っていた電話の液晶部分に何やら黒い点が出現したと思ったら、それがみるみる増殖。だんだん黒い部分が大きくなってきて、もはや画面はまるで「アタック25」(クイズ番組のタイトル、確かこんなでしたよね???) の最後の問題の虫食いパネル状態。一念発起して先月新しい携帯を入手致しました。

性格的に「持っている携帯の機能はちゃんと使いこなしたい、使わない機能もその存在くらいは知っておきたい」という気持ちがあるので、少しでも煩わしさを避けるため、いつも機種変更をするときは、今現在使用しているものと同じ会社の機種を選択しています。ボタンの配置が一緒だったり、覚えなくてはいけない機能の使用番号が同じだったりしますので。

ところが今回は何やらいつもと雰囲気が違う・・・とお店で思っていたことが的中。何から何まで今までと違う、基本的なメールのワープロ機能でさえ、以前と同じようにボタン操作していると想像もしていない反応を見せてくれる・・・。

こうなると使用ガイドを熟読しないと気がすまないのです。ところがあれって皆さんもご存知のとおり。かなりの分厚さ。とりかかるには、なかなかの勇気を必要とするのです。で、面倒になっていて、未だ基本的な電話機能とメール機能を必要最低限しか使用していない状態。こういうことこそ新幹線の友にして、移動中に研究すれば良いものの、あの分厚いガイドを持ち歩くこともまた大変。でも、このままでは気分的にかなりすっきりしない・・・。でも、ガイド分厚い・・・。

世の中の機械の達人という人々は、ガイドなんて読まなくても触っていてなんとなく使用方法を体得したり、あの分厚いガイドの中から必要な箇所をうまく拾い出すことが出来たり・・・、なんていう話を聞きます。まったく羨ましい限りです。ああ、なんとかこの状況を早く打破したいと思っている今日この頃。この経験をふまえて、次回の機種変更は一体いつになることやら。新しいものは大好きなんですけどねぇ・・・。

仲道祐子(ピアノ)

ホァン・モンラ
2006.07.20

ホァン君のオレンジへの恋

第1回仙台国際音楽コンクール優勝の後、あこがれのパガニーニ国際コンクールでも覇者となり、若手ヴァイオリン奏者として注目されているホァン・モンラ君。

“せんくら”にようこそ。

あなたのプログラムには、プロコフィエフ作曲「3つのオレンジへの恋」がありますね。もとはといえば、これはオペラの曲。イタリアのカルロ・ゴッツィが書いた童話を基に作曲されたそうですね。魔女に呪いをかけられた王子が3つのオレンジを求めて砂漠に行く。そして、オレンジの1つからあらわれた王女と結婚する。めでたし。めでたし。というお話らしい。オレンジが恋という言葉につながると、その恋は、おしゃれでさわやか。南国の情熱が内に秘められている…。そんなイメージが浮かんできます。

仙台のコンクールに参加した時は、Tシャツ姿に、あどけなさの残る面立ちだったホァン君も今年26歳。ホァン君の心の中にあるオレンジ…。その中には、そんなお姫様が込められているのでしょうか。また、プロコフィエフは、どんな思いでこの曲を作ったのでしょうか。ホァン君とプロコフィエフ。二人の間で交わされたオレンジの君への思い。それを耳にする会場の一人一人の胸の中にある思いが砂漠での旅物語と重なるとどのような世界になるのでしょうね。

ホァン君のヴァイオリンの調べに乗せた、オレンジの君と冒険談に出会えることを、今から楽しみにしていますね。

仙台国際音楽コンクールボランティア 大塚幸子

http://www.simc.jp/

ジュゼッペ・アンダローロ
2006.07.20

ジュゼッペのこだわり

実をいうと、ジュゼッペはJAZZも好きなのだそうだそうである。

アンコールでキース・ジャレットのパリコンサートからお気に入りの1曲を披露したり(楽譜がないので自分の耳で音を取ったとか!!)スタバに行ってマイルス・デイヴィスを聴いたり。もし、自分がJAZZのステージに立つときは、青いサテンのシャツで青いスポットライト。プログラムは・・・。とかなり具体的な夢を持っているようだ。

夢といえば、いつかアルマーニのタキシードでビシッと決めたい、とか。そういえば普段着がアルマーニのジーンズだったり、出演前には念入りに髪を七・三に分けたり(苦労の割にそのこだわりの成果が顕著にならない髪質なんだけど)おしゃれには気を遣っているようだ。いつもの彼は、笑顔が愛らしく、楽しいことやお祭りさわぎが大好きな若者だけれど、舞台の上ではまるで別人のように大人っぽく見える。

かと思えば、くまのプーさんが大好き。日本でレアものの白いプーさんを見つけたとか。今回のプログラムには、無邪気、優しさ、恋する心、美しい自然、格調高い響きなど、バラエティに富んだ音がちりばめられている。お楽しみいっぱいのおもちゃ箱からどんな音が飛び出してくるのだろう。タキシードのジュゼッペも素敵だけれど、くまのプーさんを手にほほえんでいるジュゼッペもなかなかおちゃめでかわいらしいような。

10月7日のステージを心待ちにして・・・。

仙台国際音楽コンクールボランティア 大塚幸子

仲道祐子
2006.07.19

レコーディング

レコーディングのための演奏中の尾尻さんと筆者

新しいCDが発売されます。

クラシックギタリストの尾尻雅弘さんの演奏するニャタリという作曲家の曲ばかりを集めたCD「ブラジルの魂/ニャタリ・ギター作品集」の中で、ギターとピアノのための作品を一緒に演奏しています。ちなみに写真は、レコーディング直後の記念撮影!この写真、じっくりとご覧になってくださいませ(特に演奏している風のほう)。<編集部注:祐子様はこの日写真が2枚載る前提で書いておられますが、このブログでは1日1枚しか載せることができません。で、もう1枚は昨日のに貼り付けました>

ギターを良く見てみると・・・なんと、エレキギターなんですよ〜!!!そう。今回のCDでは一曲、エレキギターとピアノの曲も入っているんです。実はこのレコーディングの準備期間まではエレキを生で見た事は無く、生で聞いたこともある筈が無く、まして、共演なんていうのも当然初めて、という私にとっては初めてづくしのレコーディングでした。

曲も今まで演奏してきたクラシックの曲とは一線画したノリノリのもの。ピアノも今回はニューヨーク製※のスタインウェイを使用して、まるでジャズピアノのような音に仕上がっている・・・。クラシックギタリストがエレキを演奏する、というのもかなりのセンセーションなんだそうですね。実際、この曲がはじめてCDの形となって上がってきた録音を聞いた私の感想は・・・「!!!!!」ちょっとあらゆる意味でびっくりの出来上がりとなっております!

もう一曲、演奏している方は前述の曲よりかなりクラシックな感じの曲。ちなみにこの2曲だけで40分近くもあるので、私もたっぷりCDに参加させていただいています!こちらもニャタリスパイスがふんだんに効いているなんとも素敵な曲。是非、じっくりしっとりお聴きいただきたい曲です!

このブログを書いている時点では、自分が参加した曲のみ手元に届いている状態なので全体の印象は残念ながら書けないのですが、この2曲のみでも尾尻さんのギターの魅力がぎっしり満載です。オクタヴィア・レコードEXTONレーベルより7月26日発売の「ブラジルの魂」です。

みなさま、是非お楽しみになさってください!!!!

※ スタインウェイは、ハンブルク工場で作製されたハンブルク製、ニューヨーク工場で作製されたニューヨーク製がありますが、日本のホールにあるほとんどのスタインウェイがハンブルク製だそうです。

仲道祐子(ピアノ)

ホァン・モンラ
2006.07.19

2006年07月19日

どんな難曲でも涼しい顔で飄々と、それでいて聴く人に訴えかけてくるような美しい音を聴かせてくれるホァン君。この「せんくら」でも大いに我々を楽しませてくれそうです。

さて、今回も彼の演奏する曲について。

シューベルトの幻想曲は、あまり有名曲とはいえないかもしれないけれど、天にも昇るような美しさというお決まりのセリフがピッタリくるような曲です。もしモーツァルトのピアノソナタ「トルコ行進曲付き」全曲を先に聴く方は、その後にこの曲を聴くと面白いと思いますよ。何がそうなのかは聴いてのお楽しみですが。

サン=サーンスという作曲家はどうもあまり人気が無いようですが、なじみの無い方もこのヴァイオリン・ソナタをぜひ聴いてみてください。心地良い緊張感、ところどころに現れる甘く美しいメロディー、興奮のクライマックス。ヴァイオリンだけでなくピアノも大活躍ですので、ピアノの佐々木さんにも期待!

ブラームスのF.A.E.ソナタって不思議な名前ですね。この曲は第1楽章がディートリヒ作曲、第2楽章と第4楽章がシューマン作曲、そして第3楽章をブラームスが作曲という合作なんだそうです。F.A.E.というのは、この曲を受け取ったヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのモットー「自由だが孤独に(Frei aber einsam)」の頭文字だそうです。

プロコフィエフの曲は「ハイフェッツ編」、グルックの曲は「クライスラー編」、サン=サーンスのカプリスは「イザイ編」となっていますが、これらはもともと他の楽器やオーケストラなんかで弾かれる曲をヴァイオリンとピアノだけで弾けるように、ハイフェッツ、クライスラー、イザイという19世紀後半から20世紀前半に大活躍した伝説的なヴァイオリニストたちが、編曲したものです。ちなみに編曲モノっていい曲ばかりです。なぜって、これはイイっ!とみんなが思うような曲じゃなきゃわざわざ編曲してまで弾きませんからね。

仙台国際音楽コンクールボランティア 千葉周平

http://www.simc.jp/

ジュゼッペ・アンダローロ
2006.07.19

ジュゼッペの「世界の国からこんにちは」

ジュゼッペは、仕事柄世界各地を旅するようだ。

時差、食事、生活習慣のちがう中で自分の体調をベストに保つことは大変だ。

“せんくら”でジュゼッペの出演は午前11時から。ということは、イタリアでは午前3時!時差の調整のため数日、行く国によってはそれ以上を要するようだ。いつもの時間帯に調整できた(?)と思っても突然睡魔におそわれ、ゼンマイの切れた人形のようにくたっとなってしまい「ここはどこ?私は何をしていたの?」など、予期せぬ事態に翻弄されたり。現地時間の流れに慣れた頃には、すでに帰国前だったり。

また、食事の確保にも気を遣うようだ。演奏会はたいてい夜。演奏終了後にはほとんどのレストランは閉店。当日は朝から食事らしい食事をすることもない。気つけにコーヒーとでも言いたいけれどカフェインはテンポなどに影響が及ぶとか。(どこかの国では出演前のビールが必需品とか聞いたような。)運よく楽屋にバナナ、チョコレート、水(ミネラル・ウォーター)があればそれが唯一の元気の素。

レストランの料理の材料は必ず確認するそうだ。国によってはスパゲティの肉が犬の肉(これにはビックリ!)だったり、カンガルーのお肉にチョコレートソース(これはデリシャス)などとバラエティに富んでいるようだ。仙台にはおなじみのレストランもできて、彼が安心してふるさとの味を楽しむことができているとか・・・。よかったね。

仙台国際音楽コンクールボランティア 大塚幸子

http://www.simc.jp/

仲道祐子
2006.07.18

プログラム

ギタリスト尾尻雅弘さんと、ただ今青山のお店のロールケーキを食べながら、幸せな気分を満喫しているところです。このロールケーキ、スポンジが実にしっとりとしていて美味!!!ああ、このようにしっとりとした文章を書くことが出来たならば・・・と、今日はロールケーキを食べながらの執筆でございます。

さて、今日のテーマはお約束の「プログラム」について。
今回私は合計5回登場させていただくのですが、そのうちの2回はチェロの長谷川陽子さんとの共演です。そちらの2回分のプログラムに関しては長谷川さんにお任せするとして・・・。

せんくらでは「オールモーツァルト大歓迎!」とのことでしたので、一つ目のプログラムは全部モーツァルト。今年はモーツァルト生誕250年にあたるそうなので、オールモーツァルトプログラムを頻繁に弾くことが増えるかしら?と思っていたのですが、蓋をあけてみるとこれが本年2回目。

普段プログラムを考える時は、好きな曲を選ぶ事は勿論、全体のバランスも大きなウェイトをしめています。ところがオールモーツァルトとなると、メリハリをつけて全体のバランスの良いプログラムを組む・・ということがなかなか難しいのですよ。結果、今年の1回目のモーツァルトプロは、ヴァイオリン・ソナタとピアノ・ソナタ、小品でのプログラム。2回目にあたる今回のせんくらは、45分プロということでしっかりメリハリのあるプログラムを考える事が出来たと思っています。

二つ目のプログラムはロマン派中心で。ピアノという楽器は1800年代には未完成の楽器でこの頃飛躍的な発達を遂げた楽器です。まさに作曲家達にとっては「旬の楽器」だったのでしょうね。魅力的な作品が正にてんこ盛りな時代なのですが、今回は当時のサロンの雰囲気を感じられたら良いなぁ・・・、というプログラムです。

そして三つ目のプログラムはずばり名曲プログラム。名曲プログラムも正直なところ、全体のバランスよいプログラムを考えるのはなかなか難しいんです。ところが頭の中で考えたプログラムを実際のコンサートで弾いてみると想像していなかったプログラムのまとまりが生まれる事もしばしば。さて、今回はどんな感じになることでしょう?

三つのコンサート全て違った雰囲気のプログラムで、と考えてみましたので、皆様どうぞお楽しみになさって下さいませ。

仲道祐子(ピアノ)

ホァン・モンラ
2006.07.18

シューベルト“ファンタジー”

10月7日(土)17:45〜、10月8日(日)15:30〜、仙台市太白区文化センター楽楽楽ホールでホァンさんの演奏会があります。そこで演奏する曲について少しお話したいと思います。

F・シューベルト“ピアノとヴァイオリンのための幻想曲ハ長調 作品159”

シューベルトはウイーン市民でした。シューベルトは伝統的な音楽環境の中に育ち、その民族的な心、馴染みのあるウイーン風メロディーは31歳という若さで亡くなるまでの全作品を貫いています。

1827年、1828年最後の14ヶ月に、彼は大きく偉大な作品を信じられないほど残しています。ハ長調の大交響曲、ハ長調の弦楽五重奏曲、ト長調の弦楽四重奏曲、白鳥の歌、最後の大きな3つのピアノソナタ、そしてハ長調“ファンタジー”。

シューベルトはパガニーニとその技術を賞賛し、自分のヴァイオリン作品にもそのとてつもない効果を追求した。がシューベルトは楽器を扱う上でのヴィルティオーゾである前に作曲家であった。よって彼の筆からは素晴らしい音楽が流れてきた。しかし、それが演奏不可能ギリギリの厳しいところまでいく事も少なくなかった。

この曲では、始めに序奏があるが、それは序奏つきシンフォニーとの形式的な強い関連を持っている。次にドラマティックな冒頭の楽章、ヴァリエーションのテーマは“挨拶を贈ろう”という彼自身の最も美しい歌曲からとっている。

ホァンさんのシューベルト“ファンタジー”とても楽しみにしています。

仙台国際音楽コンクールボランティア 栗原定子

http://www.simc.jp/

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