こんにちは。せんくら初出演のヤンネ舘野です。公演番号2と27に出演します。
実は2で共演する舘野泉は父です。仙台は祖母(父の母)が生まれた地であり、私のルーツのひとつです。せんくらに出演する機会をいただき嬉しいです。
公演27ではヴィヴァルディをやらせてもらいます。素晴らしい演奏家の皆さんと共演できること光栄です。
父のソロや父と私が演奏する曲は新しく作られたり、編曲された作品がほとんどで、皆さんとっては初めて聴く曲だと思いますが、それぞれの”個性の輝き”がある素敵な曲で惹きつけられる魅力があります。
父を通して世界中の多くの”現代作曲家”に会い、興味深く面白い話、不思議な話をたくさん聞けることは貴重で喜びです。みんな『ホンマおもろい人ばっかり』
先日は父の家で作曲家久保禎さんと塚本一実さんとお酒を楽しみました。
お二人とも最近父と私のために曲を書いてくださいました。この日はその一部を初演したあとの打ち上げですき焼きしました。
私の隣が久保さん、父の隣は久保さんの弟子で大学卒業したての作曲家大野さん、その隣が塚本さんです。
今回父と演奏する曲は数年前にでき、何度も演奏を重ねてきた曲、
◎谷川賢作作曲『スケッチ・オブ・ジャズ2』と
◎バンドネオン奏者の啼鵬さんが編曲されたピアソラタンゴの名曲からです。
これはCDにもなっています。
このコンサートできっと皆さんの”お気に入りの曲”ができると思います。
意外と多趣味です。横浜DeNAベイスターズの大ファンで、熱く応援!
試合結果に一喜一憂する毎日を送っています。好きな選手は、今は引退しましたが、投手コーチをしている三浦大輔さんです。
将棋解説動画を見ることも楽しみの1つ。故・米長邦雄永世棋聖の解説がとてもわかりやすく面白くて、夢中で何時間も見てしまう時があります。他には読書、美術作品の鑑賞、etc. 音楽の勉強を一番大切にしつつ、こうした楽しみを持つことで、充実した毎日を送っています。
写真は、20歳の記念に撮ったものです。今年成人式を迎えました。まだ学生ということもあり、実感がないのが正直なところですが、今まで出会った人、いつも支えてくださる人に感謝し、社会に貢献できる大人になりたいと思います。
今回初めてのせんくら出演に、とてもワクワクしています。
私は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の皆さん、高関健先生とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏しますが、冒頭のメロディーは誰もが一度は耳にしたことがある有名な曲です。演奏するたびに、雄大でかつ華麗な曲想に心が奪われ、また技巧的パッセージやオケとピアノのかけ合いにとても興奮します!
ぜひ多くの皆さまに聴いていただけると嬉しいです。
本日、せんくら2019の情報解禁となりました!!!!
パンフレットはもうご覧になりましたか?
改めまして、せんくらちゃんです。
初めましての方、いつも応援してくださっている方、どうぞよろしくお願いいたします。
例年だと、情報解禁日からその年の出演者の皆さんによる「せんくらブログ」が始まります。今年はもうちょっとだけお待ちいただいて、7月12日(金)から開始します♪7月12日は、チケットの一般先行販売日の初日です!12日に向けた楽しみがもう1つ増えたと思っていただけると嬉しいです!!
今年の公演数は全部で89!どの公演を聴きに行こうか迷っていたら、あっという間に1ヶ月なんて過ぎちゃいます!せんくらちゃんも早速、パンフレットと鉛筆を持って、チェックしようと思います。
パンフレットは仙台市内の区役所等に配置もしますが、サイト内の「パンフレット請求」からお申込みいただけますよ。事務局が情報量盛沢山のパンフレットを無料でお届けします♪
下の「パンフレット請求」をクリックしてくださいね。
こちらからご請求できます。「パンフレット請求」
せんくらちゃんは、Twitterもやってます!
こちらもぜひ覗いてください!!→@sen_cla
それでは、7月12日(チケット一般先行販売初日だよ!)、誰がブログに登場するのかお楽しみに♪
せんくらちゃん
今回はオーボエ奏者の休日について書きたいと思います。
オーボエ吹きはリードと呼ばれる部分を自作するために休日の大半をその製作に終われるという悲しい生き物でございます(笑)
本番のステージでいい音を出すためにはもちろんですが、練習するのにもリードがないと始まらないということで時間を見つけては工作に明け暮れる日々なわけです。
このように家にはたくさんのリードの材料である葦(あし)のストックがあります。カラフルなケースの中もすべて葦のストックです。
これを加工するわけですが、それを削るためにはよく切れるナイフが必要ということで専用の「リードナイフ」というものが売られております。これが重さやバランスなどがさまざまで、いろいろと使いやすさが違います。
結構全国各地の刃物屋さんで作っていることが多く、見つけるたびに買い漁ってしまうためすごいナイフのストックになってしまっています。
まだまだここに写っていないナイフもあるのでもう一生ナイフを買う必要はないと思うのですが見つけると試したくなって買ってしまうのです(奥さんの半ばあきれた反応を、気がつかないふりをしつつ・・・)
最近はこのリードナイフを研ぐための砥石の勉強にも没頭しており、ますますいろいろなものが増えそうな気配が漂っております(汗)
誰かいい砥石情報をお持ちでしたらせんくら会場でこっそり教えてくださいね。
西沢 澄博(オーボエ)
ファゴットの水野です。
西沢さんも書かれたかと思いますが、公演番号82の管楽器部隊の仕込みを、東京芸大で行いました。
僕は1983年4月から1987年3月まで通ってました。
卒業してから30年以上経つわけです…
受験直前に新幹線(新潟県三条市出身なので上越新幹線)が出来たけれども、まだ大宮まで、大宮~上野は「新幹線リレー号」、そんな時代でした。
なので「新幹線地下ホーム~芸大」という感覚は薄く、今回、とてつもなく遠く感じました。
上野公園は今のようにキレイではなく、奏楽堂は廃墟、お化け屋敷のようにまだ芸大の中にありました(立ち入り禁止)。
先生方も当然変わってます(僕の師は2017年3月に退官)し、部屋も様変わりしてますが、そんな中、ファゴット部屋を覗いたらこれが変わってなかったのです。
金庫です。
ファゴット部屋の主!
楽器を保管するためのモノですが、僕が入学した時にありました。
凄い!
入学して早々に言われたのは
「1年生は早く来て鍵開けるんだよ」
と。
でもなかなか開けられず、金庫の前に立ち尽くし、困っていると、先輩がいらっしゃって
「やっぱりだめかあ。そうだと思ったんだけどね。」
笑われ、開けて頂く1年生の4月…
懐かしいです
「これ、どうしたんですか?」
と先輩に訊いたら
「なんかね、違う棟で廃棄処分になったのを持ってきたらしいんだよ、よく分からないんだけど」
…いったい、いつからあったんでしょうか?
今でも1年生は鍵開けに苦戦するそうです。
そこも変わってません。
あ、さすがに番号覚えてませんよ、僕。
今回、演奏する2曲はどちらも芸大に通ってた時に音を出したものです。
その頃とは考え方、アプローチ共に違いますが、室内楽に対する僕の原点は芸大にある気がします。
ファゴット金庫に会えて良かったです。
書いていて思い出しました、僕は4年間、朝は上野駅を使わず「博物館動物園」駅を使ってました。
その頃でも夕方18時で営業終了、という珍しい駅でしたが、芸大まで徒歩2分、重宝してました。
だいぶ前に廃止。
建物はいつまであるのでしょうか…
水野 一英(ファゴット)
こんにちはオーボエ奏者の西沢澄博(にしざわ きよひろ)です。
今年も秋の風物詩せんくらの時期が近づいて来ましたね。皆さんは既にお気に入りの公演を見つけてチケットを購入されましたか?演奏者も今から自分の空き時間にどの公演を聴きに行こうかタイムスケジュールとにらめっこしております。
さてワタクシは今年、所属している仙台フィルでのオーケストラ公演の他に2つほど参加する予定です。まず1つ目は「せんくら・うた劇場」(公演71)です。この公演では宮沢賢治原作の「オツベルと象」を演奏します。2015年に山形の「合唱団じゃがいも」のために仙台の作曲家・吉川和夫先生が書かれた合唱劇になります。楽器編成がオーボエとヴィオラとコントラバス、そしてピアノと歌・・・と、とても独特なのですが、とても素敵な響きで、美しい曲です。ちなみに共演する仙台フィルの仲間であるヴィオラの百々さん、コントラバスの助川さんとは2015年の初演のときもご一緒させて頂きました。
そして2つ目「仙台ゆかりの名演奏家」(公演82)ではベートーヴェンの名作、「ピアノと管楽のための五重奏曲」を演奏します。
こちらは仙台国際コンクールの覇者でもあるピアニストの津田裕也さん(もう仙台の皆さんには説明不要の有名人、素晴らしいですよね!!!)に加え、管楽器奏者4名は
オーボエ ニシザワ (青森出身)
クラリネット 伊藤圭さん (N響首席 古川出身)
ファゴット 水野一英さん (仙台フィル首席 新潟出身・電力は東北電力!!)
ホルン 庄司雄大さん (藝大フィル 仙台出身)
という顔ぶれで全員が東北・宮城に関係のあるメンバーでお届けします。
さて先日、東京でこの公演82のために管楽器メンバーだけで事前にリハーサルをしてきました。
比較的演奏機会が多く仙台でも幾度も演奏したベートーヴェンの五重奏ですが、クラリネットの伊藤さんとも、ホルンの庄司くんとも始めて演奏するのですが、いろいろなアプローチを受けてこちらもとても刺激を受けてよい時間となりました。名曲は何度やってもいろいろな視点、気づきがあり、飽きることがないですね。というか毎回作品の偉大さを実感します。
ちなみにこのリハーサルの直前にホルンの庄司くんが日本管打楽器コンクールで一位を取るという快挙を成し遂げたので、練習開始前にあの有名なホヤ加工品を贈呈しました(笑)
これからもホヤを食べて宮城パワーを色々な場面で発揮してもらいたいと思います。
ま、僕が個人的に大好きなホヤの話はほどほどに(笑)今回の「せんくら」は 仙台で活躍する素晴らしい作曲家である吉川先生の作品に関わる事ができる、そして地元が生んだ素晴らしい音楽家の皆さんとご一緒出来るという事で、今からとても楽しみです。それぞれの作品やの魅力をお伝えできるようしっかりと準備して皆様を会場でお待ちしたいと思います。ではまた会場でお会いしましょう。
西沢 澄博(オーボエ)
本日も、こんにちは~。
西本ブログ最終日です!!
結局、前回もリサイタルのお話で終わってしまったので、最終日はプロデュースアンサンブル公演【83】について書きます。こちらの公演ありがたいことに、完売したとのご連絡いただきました(^^♪
このアンサンブルは僕にとっても初めての挑戦です。
ヴァイオリン×2、ヴィオラ、コントラバス、クラリネットの5人。ここ数年ずっと考えて温めていたこの編成でのコンサートです。
実はイギリスに留学していた時にパブなどで、この編成での音楽を耳にする機会が何度かありました。大概の編成に登場するチェロが存在していないのに充実していて、でも、軽やかさがある。チェロのいない空間は少しドライな印象ですが、機動力は凄まじい。他では体験体感できない響きを音出来ると思います。
簡単に言うと!軒下で飲んでいる場所に現れる《流しバンド》だと思ってください!!(笑)
ギターやアコーディオンを肩から下げて、、、、、
ウィーンでもシュランメル兄弟を中心にこういった機動力のある小編成のバンドが、市民と一緒にカジュアルに音楽を楽しむという文化が沢山ありました。
きっと、それはポルカやワルツは音楽のための音楽ではなく、大衆市民が楽しむためであり交流を深めるための音楽や踊りだったのではないかと僕は思っています。
そこで、仙台市民である仙台フィルのメンバーで流しバンドやっちゃえ!!って企画です。
シュトラウスやランナーというワルツとは切っても切れない作曲家、そして我々の音楽の情熱や喜怒哀楽を存分に注ぎ込むであろう民俗舞踊曲をお楽しみください。
せんくら期間中に、どこかに突然現れて、流しちゃうかも!?( *´艸`)
というわけで、3日間せんくらに向けたコンサート解説しましたが、皆様それぞれの楽しみ方でコンサート味わって頂けると幸いです。
今年は4月より九州交響楽団でもコンサートマスターを兼任、ラジオ番組でレギュラーMCなど、沢山の新しい経験をたくさんしています。色々な経験を元に、もっとたくさんの角度から皆さんと音楽を楽しめる方法を探りながら、せんくらで皆さんと一緒に楽しみたいと思います。
それでは、また会場でお会いしましょう!!
西本 幸弘(ヴァイオリン)
こんにちは。
本日2日目のブログでーす。
前回は仙台フィルの公演に関してでしたので、今回はリサイタルのコンサートについて、まず書いていきます。
昨年に引き続き、リサイタルはOne Spoon of Orchestra Ⅱ【11】です。
コンサートマスターによるオーケストラの名曲解説付きコンサートということで、沢山のお客様から嬉しい感想をいただきましたが、今年も昨年に引き続き、名曲沢山ご準備いたしました。昨日のブログでも書いたように、オーケストラでは日々沢山の音楽を演奏します。その中で、決して一人では感じ得ないかもしれないことや、素晴らしい音楽家と共有してきた名曲のエッセンスや楽しみ方を、西本なりにお届けします。
簡単に演奏する曲を公開!!
ベートーヴェンの有名管楽曲である『エグモント』序曲をヴァイオリンとピアノだけで演奏しちゃいます!ピアノと二人だけで、曲の緻密なエッセンスをお伝えします!!
昨年からの流れで、歌劇ポーギーとベスよりブルースなナンバー(´;ω;`)、悲しみから生まれる音楽にも凄まじいパワーがあります。そして色気や艶も必要な名曲たちです。
サンサーンスの弦楽合奏の隠れた名曲は昨年にピアニスト大伏さんと練りに練ってコンサートでも演奏した曲、サンサーンス独特の色合いやタッチをご堪能いただけます。
来年1月に仙台フィルの定期演奏会でも演奏するプロコフィエフの古典交響曲から( *´艸`)、この曲は何度聞いても何度弾いても、毎回発見のある曲。イギリスでプロコフィエフの曾孫さんとお話しした時のことでもお話ししようかな~。
コンサートマスターの腕を試される長大で技巧的なヴァイオリンソロのあるチャイコフスキーの白鳥の湖より黒鳥のパ・ド・ドゥ!(‘ω’)ノ
というような感じで、様々な国の、様々な音楽家にアレンジされた、様々なスタイルのオーケストラ曲を西本が大伏さんと様々に演奏しちゃいます。
名曲沢山お伝えしたい!!オーケストラをもっともっと好きになってほしい!!!
西本幸弘(ヴァイオリン)
今年も、間もなくせんくら開幕ですね!!
もうせんくらをスケジュールはお決まりですか?
僕は今年も仙台フィルのコンマスとしての3公演はもちろん、ソロのリサイタルとプロデュースしたアンサンブルコンサートに出演します。
各公演の聴きどころなどを書いていきたいと思います。
まずは、仙台フィルでの出演する公演についてですが、2日目の2公演【54、56】と3日目のグランドフィナーレ【87】に出演致します。
【54】ではクラシックオンアイスということで、フィギュアスケートに因んだ名曲お送りします。きっと『あの時の興奮』甦るのではないかと思います!!
オペラに因んだ蝶々夫人やトゥーランドットのアリアでは、なんと、歌手ではなく僕西本がソリストとして歌うヴァイオリンソロ務めさせていただきます。今から気合い充分です。(笑)\(^^)/
続いて【56】は、素晴らしいピアニスト横山幸雄さんとの共演で、聞き応え十分の協奏曲を2曲お届けします。実は、これも個人的なお話ですが、今年のコンマスとしての最多の共演回数をカウントしております。圧倒的なテクニックとキラキラと輝く音をお楽しみいただけること間違いなし(^.^)
最後は【87】のグランドフィナーレです。このコンサートはなんといっても第九と威風堂々を同時に楽しめる仙台版プロムスと言ってもよいのではないでしょうか!イギリスに留学していた僕にとっても特別な時間です(^_^)vまた大学の後輩でもあり仙台ゆかりの素晴らしいソリスト濵地さんのホルンコンチェルトもなかなか生で聴ける機会の少ない楽曲です。ぜひ、皆さん一緒にせんくら2018を壮大に楽しくしめくくりましょう!!!
というわけで、あっという間に結構な文字数になりました~。
仙台フィルに入団してまもなくまもなく丸6年となります。コンマスとして、たっっっっくさんの時間や音楽を、メンバーやお客様と共有し、貴重な経験を沢山いただいてきました。7年目に向けて、仙台フィルのコンマスとして頑張って参ります。
では、今日はここまで!!
次回はリサイタルとアンサンブルの公演についてかな!?
西本幸弘(ヴァイオリン)