こんにちは チェロの三宅進です。
今年はやむをえず規模大幅縮小の仙台のクラシック秋祭り。とはいえ、どれも選りすぐられたよいラインナップが並びます。
僕は公演4 でベートーヴェンの「街の歌」とチェロソナタ第3番を弾きます。
クラリネットは伊藤圭さん
ピアノは倉戸テルさん
という最強の実力者とのマッチングで
チェリストミヤケは燃えております。(笑)
個人的には謹慎期間中からのさまざまな演奏の新しい試みがいいほうに向かってる実感がある私、この公演が楽しみでなりません。
チェロソナタ第3番は長年弾いてきた解釈を見直し、倉戸テルさんとより作品そのものに近づくアプローチで演奏したいと思いますし、街の歌は初めて共演させてもらう伊藤圭さんとのコラボレーションがどんな形になるか??
え、この公演の残席がまだある??
聴いた方がいいですよ、マジで(笑)
東京から日本を代表する演奏家もわざわざ聴きにいらっしゃるらしいんです。客席もご注目ですね(笑)
公演番号:4
公演日:10月3日(土)12:30~13:15
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール
出演者:
伊藤圭(クラリネット)
三宅進(チェロ)
倉戸テル(ピアノ)
この度はクラシックエール仙台に出演させて頂ける事、大変嬉しく思っています。
私はベートーヴェンの晩年の傑作のピアノソナタ第31番、シューベルトの即興曲作品90より2〜4番を演奏致します。
ベートーヴェンの音楽にはいつも困難さに立ち向かっていく前向きで肯定的なエネルギーを感じます。
そしてベートーヴェンを尊敬していたシューベルトの音楽には果てしない深さと人間の魂に寄り添う優しさを感じます。
まだまだ落ち着かない世の中ではありますが、皆様と会場で音楽を共有させて頂ける事を、心から感謝しています。
会場でお目にかかれる事を心待ちにしています。
公演番号:2
公演日:10月3日(土)13:45~14:30
会場:日立システムズホール仙台|パフォーマンス広場
出演者:津田裕也(ピアノ)
皆様、初めまして。カルテット・アマービレの篠原悠那です。
初めて参加させて頂く予定でした仙台クラシックフェスティバル2020がコロナウイルス感染症の影響で中止となってしまったことをとても残念に思っておりましたが、クラシックエール仙台にて仙台の皆様にお会いできることを心から嬉しく楽しみにしております。
コロナ禍でコンサートが続々と中止や延期になっていた中、私たちカルテット・アマービレは半年近くの自粛生活明け6月、調布国際音楽祭でベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番をオンライン動画配信させて頂く機会がありました。
4人でこの作品の中の第3楽章”病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌”を演奏し、1日も早い収束を願うのと同時に今の私たちが感じる音楽の力や、一緒に演奏できる喜び、いつまで続くかわからないこの状況にどこか希望が持てればという気持ちが込もる本番となりました。
数ヶ月ぶりにコンサートホールで音楽を発信し、画面を通してですが不思議と聴いてくださる方々と繋がることが出来たような感動的な経験となりました。
その後も動画での配信や、座席数を減らしての公演で演奏する機会がありましたが、今回日立システムズホール仙台 シアターホールでのコンサートは私たちアマービレにとって久しぶりに多くのお客様をお迎えしての演奏会になるのでワクワクしております。
演奏曲目は王道のカルテットと題して、
モーツァルト~ハイドン~ベートーヴェンから演奏させて頂く予定です。皆様よくご存知のモーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第 1 楽章 、ハイドンから弦楽四重奏曲第 67 番「ひばり」~第1,4 楽章、こちらは第1楽章の1st vnによって奏される冒頭の主題がひばりのさえずりに似ていることから名前がつけられたとても愛らしく幸福感のある作品です。
そして私たちにとって初挑戦となるベートーヴェン:弦楽四重奏曲第 11 番「セリオーソ」。”厳粛な”という意味でベートーヴェン自身スケルツォの第3楽章にセリオーソと書き込んでいることから名付けられました。今年はベートーヴェン生誕250周年というアニバーサリーな年でもあります。
それぞれの作品の魅力を皆様にお楽しみいただけるよう、(しっかりコロナ対策をしながら!)本番に向けてリハーサルを重ねて参ります。
引き続きお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。会場でお会いできるのを楽しみにしております!
公演番号:12
「王道のカルテット モーツァルト~ハイドン~ベートーヴェン」
公演日:10月4日(日)12:30~13:45
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール
佐藤彦大です。クラシックエール仙台に出演できますこと、とても嬉しく思っております。約半年間、演奏会も殆どできず、その分色々考えさせられました。ピアノのレッスンではオンラインが活用され、最近は対面形式が戻りつつあるものの、以前とは少し違う現実にいるようで、不思議な気分です。ただ、音楽が人の心に寄り添うもの、ということは変わりません。それを信じて頑張りたいと思います。
「ドイツ3大Bを聴く バッハ、ベートーヴェン、ブラームス」では各々のソロもありますが、メインはベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番「幽霊」です。このタイトルですが、作品そのものを指している訳ではありません。第1・3楽章は非常に明るく、溌剌しています。第2楽章の独特の雰囲気がいかにも幽霊のようだと言われているのです。ベートーヴェンはしばしば音楽の進行と共に音を細分化しますが、それによって得られる演奏効果は他の作品とは全く異なり、練習していて私自身驚いているところです。
「まだまだあります!ピアノ・ソナタ-ピアニストの登竜門とベートーヴェン」では石丸さん、菅原さんと一緒に初期・中期のソナタの魅力に迫ります。私は第26番「告別」を演奏しますが、各楽章にそれぞれ「告別・不在・再会」のタイトルが付けられている、特殊な作品です。副題からおおよその流れを想像するのが難しくない分、絶対音楽と標題の整合性が聴きどころなのかなと思います。
それでは当日皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
公演番号:5
公演日:10月3日(土)16:30~17:15
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール
出演者:
神谷 未穂(ヴァイオリン)
原田 哲男(チェロ)
佐藤 彦大(ピアノ)
公演番号:11
公演日:10月4日(日)14:00~14:45
会場:日立システムズホール仙台|パフォーマンス広場
出演者:
石丸 友貴(ピアノ)
菅原 望(ピアノ)
佐藤 彦大(ピアノ)
皆様こんにちは。ピアノの松坂優希です。
この度は、クラシックエール仙台に参加させていただけることになり、とても嬉しく思っております。
私は10月4日(日)午前の公演、「はじめまして!ベートーヴェン」に出演いたします。一度は耳にしたことがあるであろう「エリーゼのために」や「メヌエット」、「スプリングソナタ」や「悲愴」の2楽章をはじめ、ベートーヴェンが12歳の時に初めて作曲した変奏曲や、ルービンシュタイン編曲の華やかな「トルコ行進曲」、可愛らしい「ソナチネ」や「エコセーズ」などなど、美しくフレッシュな作品が盛りだくさんのプログラムです。
実を言うと、私は学生時代、ベートーヴェンがあまり得意ではありませんでした。バッハやモーツァルトの清廉潔白な美しさと比べると、ベートーヴェンの感情むき出しの作風はどうにも重苦しく感じてしまい、(今思うと食わず嫌いに他ならないのですが)どこか苦手意識がありました。当時は試験やコンクールの課題で出る度に毎回涙目で練習したものでしたが、留学先で師事したアキレス・デッレヴィーネ教授がクラウディオ・アラウの直弟子でベートーヴェンのスペシャリストであったことをきっかけに、また年齢を重ねいくつかの挫折を経験したことで、怒りや苦悩といった負の感情があるからこそ、その中に差し込む一筋の希望の美しさが際立つのだと徐々に開眼し、今では大好きな作曲家のひとりとなりました。
今回は、そんな人間味溢れるベートーヴェンの青年期の作品も取り上げ、“荒々しく重厚な”だけではない、彼の根っこに息づく本質的な朗らかさも垣間見られる構成となっていますので、是非そのあたりにもご注目いただけたらと思います。
“はじめて”がテーマの今回の公演。
私事ですが、私は今、5歳と0歳の子供を育てています。子供たちの目線で日々を過ごしていると、毎日の何気ない瞬間が、たくさんの“はじめて”の連続であることに気づかされます。
「今日、自分でブランコ漕げたよ」
「知ってた?かぶとむしって角を持つと怖くないんだよ」
幼稚園にお迎えに行くと、恥ずかしそうにそっと教えてくれる長男。
娘は娘で、はじめてのすりおろし人参を神妙な顔つきで口にし、はじめて頬をかすめた秋風に目を細め、ちいさな世界のちいさなはじめてを積み重ねています。
子供たちにとってのはじめてのベートーヴェンが、願わくばぴかぴかの種となって、将来心を明るく照らす小さな記憶のひとつとなりますように。
会場でお会いできるのを楽しみにしています!
公演番号:10
「はじめまして!ベートーヴェン」
公演日:10月4日(日)10:45~11:30
会場:日立システムズホール仙台|パフォーマンス広場
今年は、【せんくら】が中止になったと聞いた時、
本当にとても寂しくて肩を落としていたのですが、
【クラシックエール仙台】に形を少しだけ変えて、
大好きな仙台を今年も訪れることができること、
本当に嬉しくて仕方ないです!!
しかも今年のテーマは、ベートーヴェン!!
困難をバネにして前人未到の域にまで昇華したベートーヴェン。
彼の音楽に、諦念という文字はなく、
常に上へ上へと戦い続けた革命家だったように思います。
実は、コロナの自粛の期間中、次々に予定していたコンサートが中止·延期になり、
なかなか音楽をする気持ちになれずにいたのですが、
その私を、再び音楽にぐっと引き戻してくれたのが、
今回クラシックエール仙台で演奏する、
ベートーヴェンの第4番のソナタでした。
この曲が、私を奮い立たせ、コロナに負けそうになる心を
シャキッと引きあげてくれたのです。
今年の10月3日はこの曲を通じて、
聞きにいらしてくださったお客様に、
元気を届けたい!!
盟友である青柳晋さんと、すでに念密なリハーサルを重ねています。
考えて、考えて、試行錯誤しながら
私たちのベートーヴェンが少しずつ姿を現し始めました。
是非皆様に聞いていただきたいです。
楽しみに聞きにいらしてください!!
公演番号:7
「スプリング・ソナタ、チェロ・ソナタと、不滅の名曲「大公」」
公演日:10月3日(土)11:00~12:00
会場:日立システムズホール仙台|コンサートホール
皆さま、ご無沙汰しております。ピアノの青柳晋です。
この世に生を受けてから起こった、歴史的な事件で忘れようにも忘れられないものは
4つほどあります。1つ目はベルリンの壁崩壊。あれはベルリン芸大に入学して1ヶ月目の事でした。
2つ目は帰国してから起こった9.11。あの時はニュースでかの映像を見ながら、手に持っていた本を思わず落としてしまったのを覚えています(サリン事件発生時は留学中で、家族や友達から詳細を聞いて驚愕しましたが、リアルタイムで体験した、という実感は残っていません)。
3つ目は3.11。節電、物流ストップの為に世の中全体が暗かったのを覚えています。
余震に揺れながら、それでも本番はこなしていました。
そしてコロナショック。私がこれほど長く東京を離れず、自宅からも極力離れず、コンサートが次々にキャンセルとなり、山積みになっていた「練習するべき楽譜」を毎日のように楽譜棚に戻す日々が続いたのは初めてです。
多くの音楽家がそうであるように、私も「レッスン、試験、コンクール、コンサート」に追いかけられている状態が当たり前でした。学生から社会人になっても同じペースで駆り立てられるかのように音楽人生を休憩なく走り続けて来たので、時折、自分は本番を控えてるから練習するのか、純粋に音楽を深めるために練習を続けているのか、分からなくなっていた部分もあったかもしれません。
その「止まらない列車」に生まれて初めて、強制的に急ブレーキがかけられたのが私にとってのコロナ騒動です。
以前よりテレビや新聞を見る事が増えて、各国の対応を注視しつつ様々な感慨を覚えました。
最も既成概念をかき混ぜられたような気がしたのは、「今、一体どの国が先進国なのかよく分からない」という事と、「どうやら我が国はそのトップグループに属しているとはとても思えない」という事でした(これは3.11の時もうっすらとは感じてはいましたが)。
新型コロナウィルスは、人と、国の脆弱な部分を容赦無く襲って来ます。
執政のスピード感の無さ、行動力、適正な判断力の欠如、強いリーダーシップの不在、気の緩み、国によっては楽観性、個人主義。
弱点が見つかるとウィルスはあっという間にそこにつけ込んで、広がって行きます。
私自身がコロナ騒動によって突きつけられた個人的な問題点は
「止まらない電車に乗ってどこに行きたいの?」
「目の前の目標を取り上げられても同じ密度で音楽に打ち込む事ができる?」
という事に尽きます。
なんとか炎を絶やしくない、なぜなら邁進したい気持ちが無くなる事は音楽生命の終わりを意味するから。
そんな気持ちが本番から遠ざかるにつれて強くなっていきました。
6月の初めに、予約が全てキャンセルになっている良いホールをオーナー様の御厚意で貸していただき、久しぶりに録音をしました。
ディレクターさん、エンジニアさんと入念にプレイバックを聴き返しながら
最良の音を残そうと心底燃える事ができて、3ヶ月ぶりに幸せな時間を過ごせました。
そして、やっぱり好きだから続けて来られたんだ、という事を実感出来たのは大きな収穫でした。
次の停車駅が霞み、先行きが見えづらくても、何とか私の「音楽列車」を走らせ続けたい。
現在、私が痛感している、ささやかながらも強い祈りです。
今回の仙台でのコンサート!7ヶ月のブランク後の、2回目のコンサートになります。
半年以上かけて考え続けた事が少しでも皆さまのお心に届きますよう、心を込めて弾かせていただきます。
写真は12/16発売予定のリスト「巡礼の年第1年スイス」。コロナで何にも出来なかった時にひたすらピアノに向かって生まれた一枚です。
公演番号:7
「スプリング・ソナタ、チェロ・ソナタと、不滅の名曲「大公」」
公演日:10月3日(土)11:00~12:00
会場:日立システムズホール仙台|コンサートホール
みなさん、こんにちは!
二台のハープ(アルパ)とパーカッションの3人組、カプマリです。
カプ=カプリチョーサ(気まぐれな)
マリ=マリポーサ(蝶々)
二台のアルパを蝶の羽に見立てて、このグループ名がつきました。
風の向くまま、気の向くままに音楽を奏で出したら止まらないユニットです。
南米パラグアイで使われている民族楽器のハープ(アルパ)とワクワクするリズムがたくさん飛び出すパーカッション。
今回のクラシックエール仙台は3歳からのコンサートということで、家族皆でワクワクする、元気の出る楽しいプログラムを沢山用意しています!
みんなが大好きなあのキャラクターの曲やディズニーの曲、世界の名曲、ベートーベンのあの曲もラテンアレンジ!?
国境を超え、時代を超え、実際に見ることが叶わない世界も音楽の力を使って楽しんでもらうことができたら最高です。
手拍子、足拍子のリトミックコーナーもありますのでみんなで参加してくださいね!どうぞお楽しみに!
心と体を沢山動かしてもらう、カプマリの体感型コンサート、皆さんのエネルギーチャージの機会になれば幸いです!
私たちもクラシックエール仙台で、みなさんにお会いできるのをとても楽しみにしています。
©Ayumu Gombi
このたびは、クラシックエール仙台 ‘ベートーヴェン 4大ピアノ・ソナタ’ 公演で演奏させて頂きます事、たいへん嬉しく思います。
私の他、3人の素晴らしいピアニストたちによるベートーヴェンの4大ピアノ・ソナタを聴く、とても豪華なコンサート‼未だ困難な状況ですが、皆様に少しでも穏やかな時間を過ごし幸せを感じて頂けます様、4人の気持ちをひとつに精一杯の演奏お届け致します。ご期待ください。
私達演奏家は、病める人々を直に治す事はできません。けれども音楽を通して疲れた心を癒す事ができると信じています。その心に勇気と希望を与えてくれる、ベートーヴェンの魂を感じて頂けましたらこの上ない喜びです。
皆様、お元気でしょうか?
三味線プレイヤーの浅野祥です。
前回皆さんにお会いしてから1年が経とうとしていますが、その間世界では誰も経験したことのない大変なことが起こりましたね。
何もかもが閉ざされ、人に会えないということでこんなにも自分の人生の充実感を損なうのだと気付かされ、会場でお会いできる皆様とのご縁に改めて感謝をした2020年です。
寂しく辛いこともたくさんありますが、その中にも素晴らしいことはたくさん潜んでいます。
私は今まで気にも留めたことが無かったのですが、自粛期間中に道路で見かけたある一匹のアリの人生について考えた日がありました。自分の体よりも大きなものを一生懸命に運んでいる、その健気で真っ直ぐな姿に勇気をもらいました。大変なのは人間だけでなく、この星にいるみんななのかもしれません。そう思うと、小さな虫や、一輪の花、動物、そして関わるすべての人により深い思いやりを持てるようになりました。
今年はお祭りなども尽く中止になってしまいましたが、特に子供たちにとっての一夏は非常に重要だと思います。あの夏が無かったら今の人生が無い、という夏が私にもありますので、今年のような一夏でも「あの夏」にできるよう、SNSやYouTubeなどを通して、いま自分にできる最大限の範囲で日本の芸能を発信し続けています。
少しでも皆様の心に、そして多くの子供たちのもとにこの音が届くことを願っています。
今年は残念ながらせんくらが中止になってしまいましたが、せんくらを愛する全ての皆様の熱いお気持ちの元、音楽の炎を絶やさぬべく、今回このようなイベントが開催されること、また出演させていただけることを心から嬉しく思います。感謝いたします。
津軽三味線の音色でほんのひととき癒しを感じていただき、日本民謡を通して日本人であるその感覚に浸っていただき、皆様と楽しい時間を過ごせること、今から待ち遠しく楽しみにしております。
当日まで、くれぐれも皆様お元気で!
公演番号:6
「津軽三味線の神髄 浅野祥リサイタル」
公演日:10月3日(土)20:00~20:45
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール