エマニュエル ジラール です。
せんくら、いよいよ開催しました!
明日の公演が楽しみです。
神谷未穂、小池まどか、梅津樹子、私、の4人による結成10年を迎えたアンサンブルは、10月1日のコンサートに出演し、ブクスフーデ、テレマン、ラインケンの作品を演奏します。
北ドイツの素晴らしいオルガン奏者でもあったブクスフーデとラインケン、私達が大尊敬し、毎回取り上げている大作曲家・テレマンによる、弦楽器と通奏低音(チェンバロ)の為に作曲されたものを、当時使われていた様式の楽器や弦、弓でつくる、あたたかい音色でお届けしたいと思います。
このコンサートで使用する楽器はこちらのヴィオラ ダ ガンバです。
フランスの黄金時代に大活躍した楽器ですが、ドイツまでその影響が行き、素晴らしい作曲家達がこの楽器の為に名作を遺してくれました。
せんくらの私達のコンサート、早々完売だそうですね。
有難うございます。
続いて、私が普段使っている楽器を少し紹介したいと思います。
こちらはバリトン。
表の弦はヴィオラ ダ ガンバと同じく6弦、裏はプラス共鳴弦(左の親指ではじく)が9弦という、全15弦もある楽器です。
この楽器は今年の12月7日に、教えている桐朋学園大学の私の特別講座「ドイツの18世紀のガンバ曲」で使用する予定です。
ハイドンはこの楽器を演奏したエステルハージ侯の為に、この楽器を使う125ものトリオ(バリトン、ヴィオラ、チェロ)を作曲しました。
19世紀まで生きていたハイドン、彼の全盛期にこの楽器の為の作品が多く作曲されました。
こちらはリローヌ。弦は13弦あり、弓で奏でるとオルガンの様な音色がする楽器です。
この楽器で近々コンサートが仙台の川平教会と、東京・上野の東京文化会館であります。
未穂が演奏するコレッリのラ・フォリアとルクレール、そしてヴィヴァルディのリュートコンチェルトで一緒に弾きます。
本当に素晴らしい作品が沢山あり、歴史にも興味があるので、チェロとガンバだけでなく、高い音が出せるパルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール、弓で弾きながら、指で弦をはじいたりするバリトン、同時に四つの弦を弾いて和音を作るリローヌ、と様々な楽器を演奏しています。
ご興味ある方は、私のYouTubeでチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ(バッハ、フォルクレ)の演奏動画をご覧頂けたら幸いです。
https://m.youtube.com/channel/UC4x82jW7kgG7eKLX11Sn5wg
それではせんくらでお会いしましょう(川平教会&東京文化会館でも是非)🎶。
パンパカパーン‼️
毎年せんくらに出演させて頂いているこの四人によるアンサンブル、
なんと、なんと、結成10年を迎えました㊗️‼️
そして早々チケットも完売という何ともおめでたいニュースも。
(どうもありがとうございます🎶)
メンバーの小池まどかさんもせんくらブログに書いていましたが、今回もなんて素晴らしい作品なのだ...。
リハ時に「選曲、今回も良かったね❣️」と自画自賛する私達。
10年経った私達の、息の合ったアンサンブルも、是非お楽しみ下さい🎶。
ドイツは乗り継ぎ以外、もう20年近くも訪れていませんが(ハノーファー国立音大ソリストクラスのコンチェルト試験で、パリから受けに行った時が最後でした)、今回演奏する作品を通して、ドイツを旅をしている様な気分になっています。
つい最近、レジデントアーティストをさせて頂いているサントミューゼのアウトリーチやコンサートで長野・上田に6日間滞在しました。
ホテルの雑誌に今をときめくピアニストの反田恭平さんのインタビューが載っており拝見したところ、モーツァルトの名言である「旅をしない音楽家は不幸だ」が引用されていました。
音楽家にとって、作曲家の街の景色、建物、香り、食べ物、衣服、言葉、文化、芸術等に触れる事はとても重要だと思いますが、この未だに治まらないコロナ禍、フランスの家族にも三年も会えていないという...。
義理の弟のところの子供も、まだ会わぬ間にもう走り回っているそうな。
そろそろ会いに行きたいところです。
せんくら公演が完売㊗️なので、こちらの自主公演の宣伝をさせて下さい。
こちらのアンサンブル『アンサンブル・マレッラ』も、時代様式に基づき、作曲当時に使われていた楽器を用いて演奏します。
コロナ禍でなかなか出来なかった自主公演、やっと、やっと、開催です‼
10月29日には、ギターの大萩さんがせんくらブログで書かれていた、登米の三浦屋旅館(素晴らしいお料理付き)で、10月30日には仙台川平教会、11月2日には東京文化会館で開催します。
音楽による『フランス&イタリア音楽紀行』どうぞよろしくお願いします。
(創設者エマニュエルの動画です。→https://m.youtube.com/channel/UC4x82jW7kgG7eKLX11Sn5wg)
もちろん仙台フィル公演でもコンマスを担当します🎶。
太田弦さん、仙台ジュニアオケでもご一緒させて頂いていますが、毎回素晴らしい、と思える指揮者です。
外から鈴虫の歌が聴こえてきました。
音楽の秋、皆様にお会い出来る事を、楽しみにしています。
皆様、こんにちは!
仙台クラシックフェスティバル初出演のオペラユニット「Pivot!」です!
念願叶い、せんくらで皆様にお会いできますことがメンバー一同とても楽しみでなりません♪
さて、Pivot!の主なメンバーは皆新国立劇場オペラ研修所の修了生です。
今回出演のメンバーも上は12期から、下は16期修了生で構成されております。
研修生は月曜日から金曜日まで、公演が近ければ土曜日、日曜日もずっと劇場の地下にあるお部屋で歌のレッスンはもちろん、社交ダンスや日本舞踊、英語にドイツ語等の外国語、演技の授業等数えきれないほどたくさんの研修をさせていただきました。
そんな日々をずっと共に切磋琢磨し合った仲間の作るハーモニーは格別です♪
これまでに新国立劇場内にあるレストラン「マエストロ」で5年にわたり毎月ランチタイムコンサートを開いてきました。
また、メンバーはそれぞれ様々なオペラやコンサートの舞台で活躍しています。
それでは、今回せんくらに出演させていただくメンバーを紹介をさせていただきます!
♪清野友香莉(ソプラノ)
なんと仙台発上陸!
ソプラノの中でも最も高い声を出す〝コロラトゥーラソプラノ〟!
♪今野沙知恵(ソプラノ)
仙台市出身!
たまに出る仙台弁もご愛嬌!どうもね!
♪岸浪愛学(テノール)
高校から大学院を中国に渡った強者!
彼の歌う「誰も寝てはならぬ」は必聴!
♪山田大智(バス・バリトン)
大阪府富田林市出身!
なんと先日富田林市ふるさと応援アンバサダーに就任!とても低い低音ボイスに圧倒されます!
♪髙田絢子(ピアノ)
メンバー一同信頼している10本指のオーケストラ!実は歌もとても上手!
先日皆で集まり練習をしましたが、笑いが絶えず、笑って笑って歌っておりました!
皆様にも素敵なハーモニーと笑いをお届けすることをお約束致します♪
10月1日(土)
【36】オペラユニットPivot!がお届けする 時代を煌めく名曲コンサート
10月2日(日)
【50】オペラユニットPivot!がお届けする チャオチャオファミリーコンサート
皆様にお会いできますことをメンバー一同心から楽しみにしております!!
今年も「せんくら」の時期が近づいてきました。
私は2006年の第1回の最初のコンサートを担当して以来、震災のあった2011年、とコロナ禍でスキップした2020年以外は、毎年楽しく参加させていただいています。
去年は仙台フィルとの2度目のアランフェス協奏曲を披露しましたが、今年はクラシックギターのデュオ、そしてギターとチェロという室内楽で仙台に伺います。
「ギターは美しいが、2台のギターはさらに美しい」と、かのショパンが言ったとか言わなかったとか、いったい何処でそれを聴いたのか…まあそれ程に褒めるなら、一曲くらいギター二重奏の為に書いて頂きたかった…と大作曲家への恨み節のひとつも出そうです。
が、クラシックギターの世界はその言葉を実現するべく様々な新作や編曲の試みが何世紀も重ねられてきました。
そして今、その大きな実りの時を迎えています。
様々な音楽ジャンルの中で、ソロ楽器として最も豊かな音色の変化を誇るギター。
それが2台のアンサンブルとなると、当然ながら音色の可能性は、3倍にも4倍にも増えていきます。
6弦と6弦、合わせて12弦が織りなす音のタペストリー。
そこには豊かな音楽世界が広がっているのです。
ただ、弾いた瞬間から一気に立ち昇り、減衰するギター特有のタッチを2人のギタリストがピタリと合わせるには、相手の音を聴きながら演奏する熟練の技術と、お互いの音楽性の相性が要求されます。
と言うわけで、今年「せんくら」に初登場するギタリスト、大萩康司さんがデュオの相棒です。
大萩さんとのお付き合いは、ちょうど30年になります。
九州の博多にあるフォレストヒルというギター音楽院で、私が公開レッスンをした折に、当時の先生に連れられて宮崎県の小林市から遠路やってきたのが当時14歳の大萩少年でした。
非常に聡明で、類い稀な集中力を持った彼の存在は周囲を圧倒して光るものがありました。
その後の成長と活躍は、説明するまでもないでしょう。
ほぼ同い歳の村治佳織さんと共に、現代の日本のギター界を牽引するギタリストのひとりとして大活躍しています。
今回のデュオは、ベートーヴェンと同時代のギタリストである古典派のカルリの作品から、スペイン国民楽派のアルベニス、さらに現代のビートルズ・アレンジまで、互いのソロも交えながら、2020年のアルバム「DUO 2」に収録した作品を中心にお届けします。
すでに今夏は何度もステージを一緒にしたので、息もぴったりに仕上がっています。
どうぞお楽しみに!
こんにちは!ヴァイオリンの大江馨です。
今年もせんくらに出演させて頂けること、非常に楽しみです!
故郷にこんなに素晴らしいフェスティバルがあるというのは、とても嬉しく、誇りに思います。
音楽仲間と出身地の話をする際、仙台出身だというと「仙台はせんくらもあるし、文化が盛んな場所でいいよね!」と、羨ましがられることがよくあるんです。
さて、今回は2つの公演に出演致します。
まずは公演番号25番の、せんくら・フェスティバル・ソロイツ。
毎回このせんくらでしか聴けないメンバーでの弦楽アンサンブルです。
私は何度も参加させて頂いていますが、このアンサンブルはいつもとにかくアツいコンサートになります!
一期一会のメンバーなので、最初はお互いの様子を伺うような雰囲気でリハーサルが始まったりするんですが、本番では、あの最初の雰囲気は盛り上げるためのフリだったんですか?というくらいの化学反応が起こります。(笑)
今年もご期待ください!
そして公演番号45番、ピアノの青柳晋さんとのデュオコンサート。
2021年が、サン=サーンスの没後100周年ということで、オール・サン=サーンスのプログラムを考えてみました。
(1年過ぎちゃってますが、亡くなったのは2021年12月16日だそうですので、数え方次第では100周年!?🙇♂️)
コンサート当日は、解説などをする時間がなさそうなので、サン=サーンスについてここで少し。
サン=サーンスは幼少期からピアニストや作曲で非凡な才能を発揮し、モーツァルトの再来とまで言われた、まさに神童。
フランスを代表する作曲家であるわけですが、彼は音楽のみならず、幅広く様々な分野に興味を持った人物だったそうなんです。
哲学や、考古学、天文学などにも興味があり、作曲料で当時はさぞ高級品であっただろう望遠鏡を買ったりもしたとか。
外国にも興味があって、積極的に海外にも出向いており、今回演奏するハバネラや、序奏とロンドカプリチオーソにもキューバや、スペイン風の要素が入っています。
余談ですが、19世紀後半から20世紀初頭、ヨーロッパではジャポニズムという、フランス発の日本ブームが起こっていました。その影響を彼も受けて、日本を舞台にしたオペラも書いたりしています。
現代においてもフランスでは、柔道が盛んだったり、日本のアニメや漫画が大人気だったりと、フランスと日本にはなにか惹かれ合うものがあるのかもしれませんね。
今回はせんくらでもお馴染みの、名手である青柳晋さんと共演させて頂けるということで、以前からずっと弾きたいと思っていたサン=サーンスのヴァイオリンソナタ1番に初挑戦致します。
この作品はサン=サーンスも特に気に入っていて、度々自身のコンサートで取り上げたという傑作です。
世界を股にかけたサン=サーンスの魅力がいっぱい詰まった45分間、どうぞお楽しみに!
(異国の文化に関心があったサン=サーンスにならって、現在私が今1番興味のある異国の文化である、タコスを皮から自作した時の画像をもって、締めさせて頂きます。サン=サーンスもタコスって食べたことあるんですかね…)
皆さまこんにちは!チェンバロ の梅津樹子です。
9月に入り、仙台クラシックフェスティバル2022まであと少しとなりました。
毎回新しい出会いや嬉しいサプライズがあるドキドキワクワクの”せんくら”、楽しみです。
今回私が出演するステージ1つ目は、「気分はプリンス、プリンセス!むかしむかし王宮の音楽会 (プログラムNo.19 9/30 10:30 太白区文化センター展示ホール)」です。
タイトルからワクワクしてしまいますね!
このコンサートでご一緒するのは、仙台フィルの西沢さん、小池さんのお2人。
お2人とは昨年のパトナシリーズでもご一緒しました(このコンサートもエキサイティングなプログラムで超楽しかった!)が、何年か前の真夏の名取市でチェンバロ を運びながら行ったアウトリーチは忘れられない思い出です。
詳しくは西沢さんのブログをご覧いただければと思いますが、どの小学校の子どもたち(4年生)も目をキラキラさせて音楽を聴いてくれて、小さい頃に生の音楽を聴くことの大切さを改めて感じました。
プログラムは全てバロック時代の美しく楽しい曲ばかり。
赤ちゃんを連れたママも、初めてチェンバロを見る小さいお子様も心配なく参加できるコンサートです。
楽しいお話もあります。ぜひ、お気軽にお出かけくださいませ。
さて、もう一つのステージは、プログラムNo.29 「音楽の園 結成10年の名手4人が奏でる北ドイツバロックの巨匠作品」です。
こちらは、仙台フィルのコンミス神谷さん、ヴァイオリンの小池さん、ガンバのジラールさんとの4人。
なんと、結成10年になりました!
この間、テレマン の新パリ四重奏曲を全曲演奏できたのはとても嬉しい思い出です。
昨年からはブクステフーデの作品、今年はそれに加えてラインケンの作品も演奏します。
エネルギッシュで魅力溢れる神谷さん、小池さん、ジラールさんとの熱い演奏をお楽しみに!
今年もせんくらでお会いしましょう♪
こんにちは!ヴァイオリンの辻彩奈です。
初めて「せんくら」に出演させていただきます。よろしくお願いします。
SNSで、毎年の「せんくら」の情報を拝見していたので、自分が出演できることをとても嬉しく思っています!
こういった音楽祭は、たくさんのアーティストの方が出演されるので、他の方の演奏が聴けたり、久しぶりにお目にかかる方がいらっしゃったり、普段のコンサートとはまた違う、ワクワクした雰囲気を感じることができることがすごく好きです!
お客様としても、どの公演を聴こうか、タイムスケジュールと睨めっこしながら組み立てていくの、楽しいですよね!!
実は、仙台市内での演奏は今回が初めてになります。
仙台フィルの皆様とは、昨年8月に東京公演にてご一緒していますし、今年の8月は岩沼市でご一緒することになっていますが、仙台での演奏機会は今までありませんでした。
私は、バリトンの大山大輔さんの「魔王」の聴き比べ公演にお邪魔してシュポアの魔王を、そして、ピアノの阪田知樹さんとのデュオリサイタル2公演にて演奏します。
大山大輔さんとは初共演になります。
先日歌手の方と初めてご一緒する機会があったのですが、楽器を演奏するのとは違う、「呼吸での表現」を初めて体感し、自分にとって新しく、すごくためになる経験でした。
大山さんとご一緒して、リハーサルや本番を通してまた新しい発見に出会えそうで楽しみです。
魔王はシューベルトしか知りませんでしたが…😂
作曲家によって違う魔王をぜひ聴き比べにいらしてください!
公演番号:7
公演日:9日30日(金)16:15~17:00
大山 大輔 バリトン・リサイタル
~3つの魔王~
会場:日立システムズホーム仙台|パフォーマンス広場
出演者:
大山 大輔(バリトン)
石野 真穂(ピアノ)
ゲスト:辻彩奈(ヴァイオリン)
阪田知樹さんとは今まで何度も共演しています。
この7月も、10公演のリサイタルツアーでご一緒しています!
ちなみに今はツアー真っ最中です。
彼は私にとってとても大切な室内楽のパートナーであり、心から信頼しているピアニスト。
そんな阪田さんとの共演を、仙台の皆様にも聴いていただけることが嬉しいです!
(7月のツアーでは山形市での演奏はあります。)
プログラムは、大好きなブラームスの1番のソナタ「雨の歌」とシューマンのロマンスという王道ロマン派プログラムと、プロコフィエフのメロディーとソナタ2番というプロコフィエフを集めたプログラムです。
阪田さんとは様々な作品を取り上げてきましたが、ブラームスは2番と3番を一緒に弾いているので、今回初めて1番を一緒に弾けるのをとても楽しみにしています。
2人ともとても大切にしているブラームスの作品、ぜひたくさんの皆様に聴いていただきたいです。
プロコフィエフの2番のソナタは技巧的で華やかな作品です。
元はフルートソナタとして作曲されたこともあり、軽快で明るく、活発な雰囲気を楽しんでいただけるのではないかなと思います。
公演番号:32
公演日:10日1日(土)18:00~18:45
辻 彩奈&阪田 知樹 デュオ・リサイタル
会場:日立システムズホーム仙台|シアターホール
出演者:
公演番号:65
公演日:10日2日(土)18:15~19:00
辻 彩奈&阪田 知樹 デュオ・リサイタル
会場:太白区文化センター|楽楽楽ホール
出演者:
たくさんの皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています!会場でお会いしましょう!
皆さま、こんにちは!バリトンの武田直之です。
今年もせんくらに出演できる幸せを噛みしめながら、少しずつ近づいてくる秋の足音に耳を澄ませています。
一歩進んで二歩下がる、を繰り返してきたこの数年、マスク越しにしか子どもたちやお客様の表情が見えず、歌声も笑い声も制約されてしまう中、どうやって音楽と向き合おうか、悩んでしまう時もありました。
そのような時、一筋の光を示してくれたのは、2020年10月に開催された”クラシックエール仙台”でした。
舞台に立った瞬間、仙台の皆さまが、歌を、音楽を待ちわびてくださっている、と強く感じました。
そして、拙い歌にも関わらず、熱を帯びた沢山の拍手を頂きました。
フッと何かが楽になりました。誰より音楽を信じられていなかったのは自分だと言うことに気付いた瞬間でした。
そんな大切な場所、仙台で、 今年は「うたのえんそく」です!
会場の皆さまと”音楽”でお出かけしますよ!!
どんな道のりになるのかな?
どんな出会いがあるのかな?
わくわくドキドキしながら、皆さまにお会いできる日を心待ちにしております!
こんにちは!ソプラノの山中敦子です。
暑い夏が過ぎ、耳を澄ますといつの間にか虫の声、香りも夕焼け空も植物の色も秋へと移り変わるこの季節が私は大好きです。
自然は五感に沢山の刺激を与えてくれます。
古くから伝わる童謡や唱歌には美しい日本語が使われており、四季や伝統行事を感じることができる素敵な歌が沢山あります。
私は季節が変わると同時にその季節の童謡が思い浮かびます。
さくらさくら、うみ、どんぐりころころ、ゆき・・・。
幼い頃に歌った歌が心に沢山の色を与えてくれ、宝物となっています。
コロナ禍で歌うことが禁じられたこの数年、子どもたちもお友だちと声を合わせて歌を歌うことなく育ってきました。
学校給食だってお友だちと向き合ってお顔を合わせながら食べられないのです・・・。
そんな状況が続き、まだまだ園や学校でマスク無しにおもいっきり歌うことが難しいですが、唯一、ご家庭だけがマスクを外し、お子さまとお顔とお顔を合わせ歌うことができる場所です。
赤ちゃんは0歳から五感に刺激を与えてあげることで豊かな感性が育まれます。
是非、このコンサートで聴いた歌を、おうちでお子さまと一緒に歌い、親子の宝物を沢山つくっていただきたいと願っております。
今年は、「うたのえんそくGo!Go!Go!」と題しまして、歌と映像でお届けします。
赤ちゃんからパパママ、じいじ、ばあばまで、みんな一緒に遠足に出かけて、いろんな動物やみんなの大好きなはらぺこあおむしに会いに行きましょう!!
家族みんなでせんくらへGo!Go!Go!
会場でお会いできることを楽しみにしております。
皆さまこんにちは。ピアノを担当致します庄司美知子です。
コロナに振り回され、戦争の不安に駆られる昨今。
更に仙台は、この3月にまたまた大きな地震に見舞われました。
もうどうしたらよいの!どうしてこんなことになるの!という気持ちをどこにぶつけたらよいのかわからない日々を送ったのは、私だけではなく皆さまも同じであったことと思います。
そのような中で、5~6月には仙台国際音楽コンクールが無事に開催され、世界各地から集まった若い方々の素晴らしい演奏を聴けた日々は、気持ちが落ち込んでいた私には一筋の光を見ると言っても過言ではないくらい心休まる時間でした。
また、仙台育英学園高校が甲子園で初優勝を遂げた瞬間、選手は勿論、見ていた多くの人が涙を流し、そして、本当に久々に思い切り笑顔になっていました。
心が重くなっていた私たちに、彼ら野球男児は何と清々しい風を吹き込んでくれたことでしょう。
音楽のステージにもスポーツの場においても、この若き英雄たちは私たちの心を大きく開いてくれました。
そして誰に言われるでもなく多くの人が心からの拍手を送り、感動しました。
忘れられない2022年夏の贈り物でした。
この2年半の間はスポーツも然り、音楽の世界も多くの制限がなされました。
歌を歌ってはいけない音楽の授業が続いていました。
歌うことさえも許されずに子どもたちはこのまま大人になっていくのでしょうか。
こんなことが続いていったら、心を震わせることも感動を覚えることも、感動を伝えることもできない人間になってしまうのではと心が痛む毎日でした。
3.11の大震災後も東北は音のない、感動で心を震わせることのない日々が続きました。そんな悲しい想いをもう二度と繰り返してはなりません。
これからを担う子どもたちが心を開き温かい気持ちを持てるよう、歌うことの喜びや音楽の素晴らしさをご家族皆さまに楽しんでいただけるようにと私たち3人は思っております。
今回のコンサートでは、エリックカールの名作「はらぺこあおむし」を絵本と音楽でお楽しみいただきます。
その他にも私たちの演奏する沢山の歌の中から、想像力を広げ、歌から見えてくる景色を思い描いたり、色を想像してみたりと、お子さんの心の扉をそっと叩けるような音楽をお届けしたいと思います。
皆さまとご一緒できることを楽しみにしながら、10月1(土)、会場でお待ちいたしております。
せんくらブログをご覧の皆様、はじめまして!
ギタリストの大萩康司です。
2000年にCDデビューしてから今年でデビュー22年目となるのですが、今回初めての出演が決まり、心躍る思いです。
しかも、SOLOだけではなく、私の恩師でもある福田進一さんとのDUOもさせていただけると言う光栄な機会をいただけているので、さらに楽しさ倍増です。
これまでにリサイタルや、最近ですと「Travelogue」と言うCDを一緒に出させていただいたチェロの宮田大さんとのデュオで仙台に来ましたが、音楽の祭典「せんくら」は、2020年からの大変な時期から考えると、一つ一つのコンサートに演奏者、主催者、そして聴いていただく皆さまに特別な思いが詰まったものが集まっている場所だと思いますので、また新たな気持ちで臨む所存でおります。
実は宮城県はずっと前からお付き合いのある場所でもあり、私がデビューして間もない頃からお付き合いのあるギタリスト佐藤正隆さんも居られたり、朝ドラで有名な登米市にある三浦屋旅館さんは御主人の心と技が凝縮された感動のお料理とそれにしっかりと寄り添うお酒も厳選されており、たびたびお世話になっておりますし、もっと山道を入っていった先からふと抜けると、ジブリ作品に登場する様な景色の中に佇む、自家焙煎珈琲店coffee iPPOさんで大好きな珈琲をいただいたり、と割とマニアックではありますが、大好きな人、場所があります。
ソロ・リサイタルでは、予定していたプログラムに一曲ガルデルの「想いの届く日」を足そうかと思っております。そしてギターのために書かれたピアソラの「5つの小品」からと、タンスマンの「ポーランド風組曲」から数曲。そして不思議な世界に連れていってくれる吉松隆作曲の「リトマスディスタンス」…と生命力に溢れた楽曲を選曲しました。
福田進一さんとのデュオでは大事な曲が沢山入っている宝箱の様な、名曲の数々を聴いていただける予定です!
あともしかしたら、セルフレーベルで作っている真っ最中のソロCD第2弾(H.ヴィラ=ロボス作品集「Melodia Sentimental」)がちょうど出来上がっているかもしれません☆
10月2日、出会いと再会を楽しみにして行きます。
そして会場で皆さまとお会いできる時を楽しみにしております!!
みなさんこんにちは!バロックヴァイオリン奏者の小池まどかです。
今回は初ブログ書かせていただきます^_^
今年は二つのバロックアンサンブルに出演させていただきます。
まずは、神谷さんの古楽器によるバロックアンサンブルです。今年は結成10年目ということで、プログラムもとても充実しています。
その中でも、特に聴いていただきたい曲は、
ヨハン・アダム・ラインケンの「音楽の園」!!!
オランダ出身のラインケンは17世記後半~18世記初めにかけてハンブルグで大活躍したオルガン奏者ですが、即興が得意だったために残っている楽譜はとても少ないそうです。
その中での代表する作品「音楽の園」は、はたしてどんな響きがするのでしょう☺️
みなさん、お聴き逃しのないよう‥
他には、同じくオルガン奏者で北ドイツで活躍したブクステフーデのトリオソナタ、J.S.バッハに多大な影響を与えたテレマンの三重奏曲を演奏します。
それが、全てとっても美しい曲なんです!!!!1
この世のものとは思えない美しい響き‥ぜひ一度生で聴いていただきたいです。
もう一つのアンサンブルは、今年初!!!
オーボエ、チェンバロ、ヴァイオリンの三重奏でバロック音楽をお届けします。
どこかで聴いたことのあるメヌエットや、意外な楽器が登場するかもしれません^ ^笑
0歳からご家族のみなさんで聴いていただけるコンサートですので、どうぞお楽しみに‥
みなさま、お待ちしていま~す♪♪♪
むかしむかし宮廷のおんがくかい
9月30日(金)10:30~11:15 太白区文化センター地下1階展示ホール
結成10年の名手4人が奏でる北ドイツバロックの巨匠作品
10月1日(土)18:45~19:30 日立システムズホール仙台パフォーマンス広場