外でいくら蝉が鳴いていてもクーラーをつければ部屋は別世界!
ロシアの寒さとはいかないまでも夏のドイツくらいの涼しさの中で快適に練習できます。
電気を使って快適に過ごす恩恵を受けながらも、一方で自然を十分に感じながら生活できることは幸せだと思います。
そういえば、仙台の新しい地下鉄東西線の真上、青葉通りはこれまでのけやき並木を残し、
しかも歩道を以前より広げて、歩く人にとってより快適な通りになると福岡でも報じられていました。
仙台の街が便利に整備されながらもかつ自然を感じることのできる魅力ある都市になっていくことがとても羨ましいです。
地下鉄に乗ってコンサート会場へ、台原森林公園でお弁当を食べて、コンサートを聴く、終わったら国分町で飲む。
皆さんせんくら2015を存分にお楽しみください。
暑い日が続きます。今日の予報を見ると福岡の最高気温33度、仙台は34度!と夏の暑さはもう北も南も同じなのですね。
時々福岡の方に「仙台の夏は涼しかったでしょう?」と言われることがあります。
そう言われれば・・・、なんとなく涼しかったような気もしてきます。
そう思わせるのは、仙台特有の空気の質と街の雰囲気、そして薫りかもしれません。
仙台を訪れるたびにこの街でしか感じることのできない爽やかな気分を味わいます。
今では福岡にも仙台の牛タン屋さんがあって、石巻のお酒が並んでいて、懐かしい味は遠く離れても楽しむことができますが、懐かしい空気だけは仙台に行かないことには。
10月に仙台の空気を吸ったら懐かしさとともにまた何か新しいエネルギーが湧いてくる気がします。
みなさんこんにちは。
今日から3日間チェロの原田哲男がせんくらブログを担当させていただきます。
今回で10年目を迎えるせんくら、第1回目に参加させていただいたあの時がもう10年も前かと、改めて時間の経過の速さを感じています。
当初はプログラミングもできるだけクラシック音楽になじみのない方にもわかりやすく親しみやすい選曲でと言われていたのですが、そのうちに演奏者が弾きたいと思う曲を自由に…と、それを真に受けてセレーノ弦楽四重奏団ではショスタコーヴィチの2番、コダーイなど、実は私も聴いたことがなかったような曲を遠慮なく取り上げてきました。
クラシックになじみのない方へどころか室内楽ファンにも「え?…」のプログラミング。
そんな暴れん坊の時期を乗り越えて今年はグリーグの四重奏曲、北欧らしい清らかな空気、厳しい寒さに耐える激情、民族の明るい踊りなど、その土地を思わせる魅力があふれる曲を選曲しました。
仙台の皆様にもきっと喜んでいただける曲だと思います。
8月10、11日はセレーノ3年ぶりのリハーサル、久しぶりに集うメンバーがそれぞれどのような音を響かせるのか、楽しみです。
さて、今年のせんくらでは僕はイタリアオペラのテノールのアリアばかりを歌います。
と言っても、ぜったい1度は耳にしたことのあるような超有名曲ばかりです!
うーむ、、、いくらなんでも本気すぎる、、、
いや、心配なのは僕自身がどれだけ汗まみれになるんだろうって事なんですけどね。(ずっと汗の話で申し訳ありません)
オペラアリアを歌う時は、どうしてもオペラ全曲の中の役のキャラクターや前後のドラマが染みついているので、次々と別のオペラの役になるのは難しいのです。
割り切って「これは単なる歌」とは思えないワケです。
死を前にして「もう一度だけ君に会いたいよー!」って泣き崩れたすぐ後に、「女心は風のように移り気なものじゃ~」なんてチャランポランな女好きな男の歌を歌うなんて、、、どうかしてるでしょっ!
聴きに来て下さるお客様にとっては、色々なオペラのアリアが聴けて楽しいかもしれませんが、歌う方は気持ちと体がコンガラガッテしまいそうで、なかなかスリリングなのであります。
まさに気力と体力の限界に挑戦になりそうです!
是非、汗だくになって歌っている姿を(温かい目で)見届けに来ていただきたいとおもっています。
これからもず~っと「せんくら」が続いていきますよう制作側、出演者、そしてなにより毎年楽しみに待ってくれているお客様が健康で元気でいられますように!
では、10月にお会いしましょう。
伊達政宗公が作った仙台の用水路、すごいですね!
ブラタモリで放送していたのを観ました。
地形の高低差に並々ならぬ興味をしめすタモリさんのTV番組です。
僕は特別高低差に興味があるわけではありませんが、せんくら に呼んでいただくようになってから仙台の街の高低差は素敵だな~って思っていました。
「もし仙台に住むならこの辺の高台がいいな」とか、勝手に妄想しながら移動のタクシーの窓から街並みを眺めるのが楽しみの一つなんです!
あの用水路のように、せんくら が仙台の人々のすみずみまで音楽を行きわたらせるように続いていくとイイなぁって思っています。
また小学校での話ですけど、打ち合わせの段階でよく担当の先生側から「子供達のよく知っている曲をお願いします」とか、言われることがあります。
1曲ぐらいは皆で楽しく歌える曲を入れますが、基本的にいつも歌っているオペラのアリアなど、普段と変わらない曲を歌うようにしています。
せっかく間近で聴いてもらえる機会に、子供達が好きな曲をクラシックの発声で歌って「なんか気持ち悪い」って思われたくないですからね、、、
音楽に初心者用とかってないはずですから、本気の歌を聴いて貰うよう例によって大汗かきながら歌うようにしています。
知らなかったモノを初めて聴いた、観た時の子供達の顔が大好きなんです!
大人の皆さんも、いままでクラシックをあまり聴いた事のない方々にこそ、素晴らしいアーティストがそろっている せんくら にぜひ足をはこんで頂きたいものです!
仙台の街に素敵な音楽が流れる せんくら を作った方々は伊達の殿様と同じぐらいエライ!
う~む、、、暑い、、、
暑さにめっぽう弱いテノール歌手の中鉢聡です。秋田で生まれ育ったせいなのか、夏になると結構厚手のタオルが手放せません!(ハンカチ程度では足りないぐらい汗っかきなんです。)
まぁ、舞台では年中大汗かきながら歌っているんですけどね!
今年の せんくら でも涼しくなった10月に、汗だくで歌いながら皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
それにしても、せんくら10周年ですか、、、
いろいろあったけど早いものですね。
この前ある小学校に歌いに行って「ちょっと前の冬のオリンピックでフィギュアスケートの荒川静香さんが金メダルとった時の曲を歌います」って言って、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」を歌おうとしたら、小学生達に「知らな~い」って言われちゃいました。
そりゃそーか、トリノオリンピックは2006年、今から9年も前の事だもんね。10歳の子は当時1歳かぁ~、、、
記憶があるはずがないわ、そりゃ!
ちょっと前と思っていた事が、子供達にとっては知らない昔の事という現実に、ちょびっと考えさせられてしまいました。
ついこのあいだの震災や原発の事故も子供達にとっては知らない事になっていくんだろうな、、、
経験した僕達はぜったい忘れられない事だけど。
先日は広島でコンサートがあって、原爆ドームのすぐ近くのホールで歌ってきたけど、戦争の記憶のない僕でもゾクッとさせられるモノがありました。
時が経っても残るモノ、大事にしたいですね。
初めて仙台へ来たのは去年の仙台フィルとの第九でした。
熱烈であたたかいお客様の拍手からはもちろんのこと、コンサートに関わるみなさんのことばの端々に、深―――い「仙台愛」を感じました。
先日も、テレビで、仙台出身のある芸能人の方がご自身のこれまでの歴史を語られる番組の最後にぼそっと、「ああ、こないだ帰ったばっかりなのにな、また仙台帰りたくなっちゃったな」とおっしゃったのがとても印象的でした。
昨年は短い滞在でしたが、今回は3つものコンサートがありますので、長い滞在中、仙台の魅力に触れて「仙台愛」を深めて帰りたいと思います。
せんくら三つめのコンサートは、私にとって仙台との出会いを運んでくれた曲、「第九」です。
私のブログは今日でおわりです。
せんくらで皆様にお目にかかれますのをとても楽しみにしております。
「僕たちが結婚できたのは君のおかげだよ!」
昨年結婚した、イタリア・パルマ市に住む私の友人ジョヴァンナの旦那さんが、結婚式の時に私に言った言葉です。
・・・はて・・・?・・・そんなことを言ってもらえるのは嬉しいけれど、何のこと?
と、思いましたら、ジョヴァンナの旦那さんが説明をしてくれました。
「初めてジョヴァンナと食事をした次の日の朝、僕が君たちの家(注:当時私とジョヴァンナはルームシェアをして住んでいました)の下で花をもって立っていたら、君が出てきて、“いまジョヴァンナは教会に行っていて留守だけれど、そのお花ジョヴァンナの部屋に置いておいてあげるわ”と言って、ジョヴァンナの部屋へ運んでくれたんだよ。その花を受け取ったことがきっかけで、ジョヴァンナは僕に興味を持つようになってくれたんだ。」
そ、そうなの?! フフフ・・・全く記憶にありませんが、お役にたてて良かったです!
そんな、ジョヴァンナやそのご主人、その他大勢のイタリア人の友人に囲まれながら3年弱をイタリアで過ごしました。
歌のレッスンは勿論のこと、友人たちとの何気ない会話、食事、夜に素敵なお店のショーウィンドーを見てああだこうだと批評しながら散歩をしたり、屁理屈を言って家の掃除当番の押し付け合いをしたり・・・そんなこまごまとした彼らとの生活の全てが、自分の血となり骨となっていることに、帰国してから気が付きました。
二つ目のコンサート、イタリアオペラアリア名曲コンサートでは、そんなイタリアの香りを少しでもお届けできればと思います。
せんくらブログを御覧のみなさま、こんにちは。
メゾソプラノの富岡明子です。
せんくら2015では、3つのコンサートで皆様にお目にかかります。
まずひとつめは、日本歌曲のコンサートです。私たちにとって大変馴染み深い、また、日本の音楽の歴史にも大切な意味を持った作品を集めました。
皆様ご存知で懐かしく感じられる曲が多いかと思いますので、そんな歌の数々との再会に、心地よくお耳を委ねて頂ける時間になれば良いな、と思っています。
懐かしいと言えば・・・
写真は私にとって、大変懐かしい故郷の姫路城です。
姫路城と連鎖して思い出すのが姫路駅の明石焼き・・・あぁ、食べたい!!
こんにちは。再び仙台在住のソプラノ、高橋絵里です。
突然ですが、自慢話です(笑)!
昨年「平成25年度宮城県芸術選奨新人賞」なるものを受賞しました。
これまで賞歴に縁がなく、受賞の電話が来た時、イタズラ電話と思い込み、
ものすごく感じ悪く対応した私。
いろいろ質問したあと「あれ?でもどうしてウチの電話番号知っているんですか?」と私。
「こちらは県庁ですので…」
「あ〜、そうですよね。え?県庁がどうしてウチの番号知ってるんですか?」さらに疑う私。
「あの…こちらは振り込めサギなどではございませんので…」とまで言われた私。
しかし「受賞するのはほんとうに私なんですかああ〜〜」と最後の最後まで信じられなかった私。
「仙台では演奏される機会がまだ少ない、様々な古楽器を使用して、バロック音楽やルネサンス時代の音楽に取り組み、良いコンサートをしていることが受賞理由の一つです」
そう言われて「ああ〜それ、私だわあ〜(*´∀`)♪」って、ようやくホッとしたのを覚えています。
歌は伴奏が必要なので、一人だけではコンサートをしたり、音楽を作り上げることはできません。
これまで共演してくださったチェンバロ、オルガン、バロックチェロや、ヴィオラ・ダ・ガンバ、そしてリュートの各奏者の皆さんに、心から「ありがとう!」です。
さて自慢話はほどほどにして。
あっこちゃんは、いろんな楽器を演奏します。ギターの前身のビウエラという楽器。リュートのおばけみたいな巨大なテオルボ(キタローネ)と呼ばれる楽器など。用途はそれぞれに異なり、一緒に演奏していると、時代に伴って音楽の様式の移り変わりを感じます。そして今回は、バロックギターです!
昨秋、上野駅でのコンサートにて、あっこちゃんのバロックギターでホセ・マリンという作曲家の歌を歌わせていただきました。
ハードロックカフェHard Rock Cafeの前だから、マイクを使ってのハードバロックHard Baroque!
….とダジャレているわけではなくて、上野駅改札前の雑踏の中なので、マイク&スピーカーを通しての演奏でした。今年は仙台でこのプログラムを(もちろんマイク無しで)ご披露します。
皆さまと、会場でお会いできますように!
私たちの担当は今日でおしまいですが、引き続き「せんくら出演者ブログ」をどうぞよろしく。