リサイタルのプログラム

2018.08.26| 庄司雄大

こんにちは!

ブログ第3回目、今回で最後です!

 

29日に太白区文化センターで45分のリサイタルをやる訳ですが、実は僕はリサイタルは初めてでして、このブログを書いてる今も既に緊張しております…(汗)当日曲間に曲の解説を挟むつもりではいますが、なにぶん人前で話すのが苦手なもので、うまく説明ができなかった時のための保険として今回は軽く曲目紹介を書いていきたいと思います(笑)

 

まず1曲目、「ダンス」です。

この曲はフランスの作曲家カントルーブが作曲した2分ほどの短い曲です。フランスらしい色彩豊かな曲想の中で流れるような、時には弾むような様々な表情を短い時間でみせてくれる曲です。

 

2曲目はオーストリアのお馴染みの作曲家、モーツァルトの「ホルン協奏曲第1番」です。

協奏曲は基本は3楽章形式なのですが、この曲は完成前にモーツァルトが亡くなってしまったので、楽章は2つしかありません。1楽章はバラエティー番組でも使われており、聴き馴染みがあると思います。

 

2楽章はおそらくあまり耳にする機会はないと思いますが、実はこの楽章、常盤木学園を受験する時に吹いた曲でして、非常に思い出深いのです!人前で演奏するのは受験以来なので楽しみです!

 

続いて3曲目はフランスの作曲家ボザの「森にて」

この曲はもともとフランスの音楽院の試験のために作曲された曲で、とても技巧的な曲です。また、弱音器やゲシュトップ奏法(ベルを右手で完全に塞ぎ金属的な音を出す奏法)を使う音色の変化、狩りの音楽やグレゴリオ聖歌の引用などの曲想の変化に富んでおり、ただ技巧的なだけでなく聴き応えがあると思います!!

 

4曲目はドイツ、R.シュトラウスの「アンダンテ」

アンダンテ(歩くような速さで)の名のとおりゆったりとしたテンポですが、とてもドラマティックな曲です。R.シュトラウスのオーケストラ作品ではよくホルンが大活躍しますが、実は父親がフランツ・シュトラウスというホルンの名手だったんです!

 

5曲目、6曲目はロシアの作曲家グリエールの「4つの小品よりノクターン、間奏曲」

この2曲もアンダンテのようにゆったりとした曲ですが、シュトラウスに比べとよりロマンティックな印象を受けます。ホルンのための小品はテンポの遅い曲が多いので、どう吹き分けるかがとても重要ですね(汗)

 

最後はチェコの作曲家コフロニュの「ソナチネ」です。

この曲は3楽章ありますが、全部合わせてもそこまで長い曲ではありません。あまりメジャーな曲ではありませんが、とても可愛らしく親しみやすい曲です!プログラムの最後にきっとお楽しみいただけると思います!!

 

ご覧いただいたとおり、今回は様々な国の作曲家による作品、をテーマにプログラムを組んでみました!公演まであと1ヶ月、着々と準備をしております。ピアニストの伊東陽さんは高校からとてもお世話になっているので、今回の共演がとても楽しみです。

もちろん会場でお客様にお会いできるのもとても楽しみにしております!

 

公演番号49のリサイタル、また公演番号82の室内楽、よろしくお願いします!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

 

庄司 雄大(ホルン)

現在の活動

2018.08.25| 庄司雄大

こんにちは!

7月はとても暑かったですね。このブログを書いているのは8月上旬なのですが、7月であれだけ暑かったなら8月はどうなってしまうのでしょうか。

せんくらまで無事に過ごしたいところです(汗)

 

さて、ブログ第2回目は現在の僕の活動についてご紹介したいと思います。

 

一番多いのが、藝大フィルハーモニア管弦楽団(以下、藝大フィル)です。東京藝術大学で4年間研鑽を積み、なんやかんやあってオーディションを受け、合格し、入団しました。

藝大フィルとは、東京藝術大学に所属するプロのオーケストラで、僕はここの首席ホルン奏者をしております。正式には東京藝術大学音楽学部管弦楽研究部といい、団員は藝大の非常勤講師の扱いとなります。

 

主な活動は毎年春と秋に開かれる定期演奏会(次回は11月9日、メインはマーラーの7番です…!)、声楽科との合唱付オーケストラ作品の演奏。オペラ研究部との共演、年度始めの新卒業生紹介演奏会、他にも年末の第九公演やメサイア、音楽教室など行っております。

 

教育面では、作曲科の学生の作品を演奏したり、優秀な器楽科・声楽科の学生と協奏曲の共演をするモーニングコンサートや、指揮科の学生の試験や学内演奏会でも演奏するなど学生の演奏経験の拡充にも資しています。

 

実は僕も大学4年生の時にモーニングコンサートに出演し藝大フィルと共演しました!

 

高関健氏指揮の藝大フィルとヒダシュのホルン協奏曲第1番を演奏

 

そんな藝大フィルなのですが、よく藝大の学生オーケストラと混同されてしまいます。学生オーケストラの方は東京藝大シンフォニーオーケストラといいます。藝大フィルハーモニア管弦楽団…東京藝大シンフォニーオーケストラ…確かに紛らわしいですよね(笑)

 

藝大フィルの演奏会は主に藝大構内の奏楽堂で行っています!演奏会の予定は藝大のホームページでチェックできます。

東京にいらした際には藝大フィルの演奏会にもぜひお越しください!!

 

 

所属している藝大フィル以外にも、仙台フィルをはじめとする様々なオーケストラにエキストラとして出演しています!仕事で日本中を旅できるのもこの仕事の楽しいところです。

そういう訳でメインの仕事はオーケストラで演奏することです!!

 

他にもレコーディングでゲームやアニメなどの音楽を収録したり、中学・高校の吹奏楽部のホルンの指導等も行っています。特に、僕はアニメを観るのが好きなので、自分の演奏がBGMで流れるのがとても嬉しかったです。

 

仕事ではないのですが、友人達とこっそり、ホルンアンサンブルの活動をしたりもしてます。

オーケストラの活動に余裕が出てきたら、ソロや室内楽ももっとやりたいなー。

あと機会があればジャズも(笑)それではまた!

 

庄司 雄大(ホルン)

はじめまして

2018.08.24| 庄司雄大

はじめまして、仙台市出身のホルン奏者の庄司雄大と申します。

 

この度はせんくらに出演できますことを大変嬉しくに思います!

9月29日の太白区文化センターでのリサイタル(公演番号49)30日の仙台ゆかりの演奏家による室内楽(公演番号82)の2つに出演します。

ぜひお越しください!

 

ブログ第1回目は自己紹介をしたいと思います。

 

ホルンは仙台市のとある公立中学の吹奏楽部で始めました。

もともと金曜ロードショーで観たスウィングガールズの影響で漠然とジャズがやりたいなーと思っていたのですが碌に下調べもせず、先輩に渡されたホルンという楽器を吹くことになりました。始めて半年も経つ頃には、ホルンが通常ジャズでは使用されないと知り、がっかりもしました…。

 

2年生からはトランペットを始めよう!と安物のトランペットを買い意気込んでいたところに、母が仙台ジュニアオーケストラのオーディションの話を持ってきました。前年にちょうどホルンがごっそり抜けたみたいで7人も募集があり、応募したのも7人。正直運が良かったです(汗)同じ時期に入った小学生の女の子の方が僕より全然上手だったので、あと1人でも応募があったら間違いなく落ちてました。

部活で吹いている間は気づいていなかったのですが、実は僕は下手くそだったのです…。

 

中学2年生から仙台ジュニアに所属することになるのですが、僕のいた中学校の吹奏楽部は部員数が少なかったので、大人数のオーケストラの圧倒的な響きに吹きながら感動していました!

 

ホルンパートの中で一番下手でしたが、あまりにもホルンが楽しすぎるので、もうプロを目指すことにしました!!

 

仙台ジュニアの講師をしていらした仙台フィルの須田先生に習い始め、高校は音楽科のある常盤木学園高校へ進みました。音楽の道へ進むことを許してくれた両親に圧倒的感謝です。

 

友達も少なく彼女もいなかったので、高校3年間は練習、練習、練習!の日々でした。

土日祝日も制服着て学校の練習室にいました。それはそれで楽しかったです、はい。

 

その甲斐あって東京藝術大学に合格!

そこで4年間研鑽を積み、今の僕の活動へ繋がっていくわけですが、それについては次回のブログに書こうと思います。

 

まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

それではまた次回!

 

庄司 雄大(ホルン)

 

音楽隊うたうたう、せんくら・うた劇場の武田直之です

2018.08.23| 音楽隊うたうたう

皆様、初めまして!

バリトンの武田直之です。

私は、仙台のお隣、山形県東根市の出身で、仙台には幼い頃より、関山峠を越えてよく遊びに行っておりました。

 

街中での買い物は勿論、道中にある定義如来の三角油揚げに味噌つけおにぎり、割り箸に刺さったきゅうり漬けを食べながらの楽しいドライブは、亡くなった祖母とのあたたかい思い出の1つです。この度、そんな思い出深い仙台の地でこの様な機会を頂き、心より嬉しく思っております!

音楽隊うたうたう、は先日顔合わせを兼ねた第1回の音楽稽古を終え、モチベーションが上がっております!

子育ての大先輩、庄司先生と子育て真っ只中の山中さんと不肖武田、直ぐにうちとけて、ワイワイガヤガヤとあっという間に時間が過ぎました!楽しい舞台になりそうですよ!

 

今月は茨城県筑西市の皆様と共に創りあげる舞台、モーツァルト「フィガロの結婚」に、スペシャルゲストとして、なななんと、現在ヨーロッパで大活躍中のソプラノ、クリスティアーネ・カイザーを迎えて公演してしまおうと言う、素晴らしい企画!を12日に無事に終えまして、次の公演、8月17日の白寿ホールにおける「こうもり」に向けての稽古に励んでおります!どちらもクリスティアーネの夫役という事で、大変恐縮している次第なのですが、このクリスティアーネさん、日本人じゃないの?と思うほどの気遣いの人。我々の無理難題に対しても常にニコニコと引き受けて下さり、逆にこちらに気を配って下さる丁寧ぶり。加えて、余計なものの微塵もない本物の声と本物の表現力に、皆、心を奪われております。

 

茨城の本番前、調整の為のお休み、、の筈が、体力の有り余った人達が集まり、ボーリングに出かける事に!!!(笑)

トランポリンやゲームなども沢山あり、楽しんでもらえたようです!

 

そしてフィガロの結婚は無事に終演

 

この企画は、実は一昨年に試みられ、筑西市にて「こうもり」を上演したのですが、アデーレ役で企画発案者、台本作家でもある二期会のソプラノ、坂井田真実子が稽古中、難病に倒れ降板し、本番当日も音楽監督兼ピアニストの石井里乃が体調を崩し、本番直後に救急車で運ばれるという幾多の苦難を乗り越えて実現させた企画でした。

それから2年、一生車椅子生活を覚悟してくれ、と医者に告げられた真実子が、信じられないような厳しいリハビリを乗越え、元気に舞台で跳ね回り、里乃の美しい音楽に歌う姿を見ることが出来て、本番中ながら、袖で涙を流しました。

 

そんな訳で17日は念願の「こうもり」です!ウィーンの伝統あるフォルクスオーパーで長年ロザリンデを歌い続けてきたクリスティアーネと共にこの作品に取り組める喜び、幾多の苦難を共に乗り越えてきた我々のチームワークで、成功に導きたいと思います!!!

 

音楽隊うたうたう

武田直之(バリトン)

「音楽隊うたうたう」の山中敦子です。

2018.08.22| 音楽隊うたうたう

皆様こんにちは!

公演番号40番「音楽隊うたうたう」のソプラノ山中敦子です。

 

 

昨年に引き続きせんくらに出演させて頂ける事、大変嬉しくそしてワクワクしております!!

 

さて、せんくらと言えば、仙台にゆかりのある方が多く出演されるのですが、私はと言いますと…

生まれは岐阜県、大学時代は愛知県で過ごし、その後はイタリア、そして東京と宮城県にご縁はありませんでした。

 

それがあの2011年の東日本大震災をきっかけに仙台をはじめ、東北地方に毎年訪れる事となりました。

 

少し長くなりますが、仙台と私の出会いを…

 

震災当時私はイタリアのローマで勉強しておりまして、朝テレビを付けると日本の震災ニュースで持ちきり、母国が大変になっている事に涙が止まらず、いてもたってもいられなくなり、何かしなくちゃ!と6月に帰国した翌月には石巻市へ瓦礫撤去に。

 

現地の状況を見て私なんかの小さな力では…と愕然としました。

でも皆の小さな力が集まれば!と信じて住んでいる東京から度々車を走らせ訪れました。

しかしながら自身の演奏活動もあり、なかなか継続して訪れる事が出来ず、何か他の形で支援出来る事はないかと検索しまくりまして、見つけたのが

「被災地へピアノをとどける会」でした。

 

ピアノを失った子供達にもう一度ピアノを弾かせてあげたいという実行委員の皆様のお気持ちと活動に感動し、

これだ❗と思った私はすぐ行動❗

 

私の地元岐阜県大垣市で行ったチャリティコンサートに実行委員である庄司美知子先生方にお越し頂き、そこで、はじめまして!と出会う事となったのです。

 

これが私の仙台との出会い、今回のピアノを弾いて下さる庄司先生との出会いです。

きっかけは悲しい出来事でしたが、今では仙台が大切な故郷の様です。

 

そんな訳で仙台には想い入れが強く、毎度毎度訪れるのが嬉しくて仕方ないのです!!

 

さて、そんな大好きな仙台で今年も可愛いお子達、そして子育て頑張るパパママ、優しく見守るジィジ、バァバにお会い出来るのを楽しみにしています✨

 

今年は童謡誕生100周年という年!

今は学校の音楽の授業でも童謡唱歌を習わなくなってきて、ポピュラーソングを歌ったり…。。。

 

私の教える小学生の生徒に

「この歌知ってる?」と有名な唱歌を口ずさむと、

「知らなーい」と。

 

ガーーーーーーーーーーン(T_T)

 

ショックで椅子から転げ落ちました。

 

色んなジャンルの音楽を学ぶ事はとても良い事!!

でもやはり日本の伝統的な歌は歌い継いで欲しい(熱望)!!

 

昔の美しい言葉で書かれたり、とても素敵な歌が沢山あるのです!

歌詞や言葉、音楽から今の日本とは違う昔の風景が見えてきます。

 

やはりこれはパパママ、ジィジバァバが是非歌い継いであげて欲しいです(熱望2回目)!!

 

言葉が解らない小さな赤ちゃんも

音楽や歌はすぅーーーっと体に入っていく様で、音楽に乗せて言葉を習得したり、きっと親子の素敵なコミュニケーションにもなりますよ❤

 

私自身も我が子とのコミュニケーションに沢山歌いました♪

その息子今年3才の大怪獣になりまして、走りまくったり、跳んだり、童謡を歌って踊ったり、外で耳に入ってきた音楽に合わせて踊っていたり、とにかくブレーキ知らずで動き続けるその凄いパワーに私は毎日フラッフラです😆💦

 

今年もパパママグランマの子育て孫育て真っ最中の3人でお贈りするこの0歳からのコンサート♪

嬉しい事に完売だそうで、メンバー3人大変喜んでおります✨

 

当日お越し下さる皆様と共に

あたたかい時間になりますように🎵

 

フラッフラ母ちゃんは仙台行ったらまず牛タンとずんだでエネルギー補給だな!

楽しみ(ウフフ)❤

 

では当日会場でお待ちしておりまーす❤

 

音楽隊うたうたう
山中敦子(ソプラノ)

童謡誕生100周年記念 – 音楽隊うたうたう

2018.08.21| 音楽隊うたうたう

せんくら2018〝音楽隊うたうたう〟に出演致しますピアノの庄司美知子です。
童謡誕生100周年を記念して、歌い継いでいきたい童謡を中心にコンサートを進めて参ります。

 

ソプラノの山中敦子さんは3歳の坊やのママ。今回せんくら初出演の武田直之さんは3人のお子さんのパパ。そして私には孫が1人おりますが、なんとこの「せんくら」の最中にもう1人孫が生まれる予定です。そんな訳で私達はみんな子ども大好き、音楽大好きメンバーです。
2016年、初めて孫を抱いた私は嬉しくて、抱いては毎日沢山の童謡を歌っていました。

 

その子のために0歳児のためにと、―家族から伝えたい歌がある― というコンサートを企画したのがきっかけで、2017年のせんくらで「 歌い継ぎたい名曲0歳の子ども、パパ、ママへ贈るコンサート」に出演させて頂きました。その時1歳半だった孫は、このコンサートで歌った歌を次々と覚えていきました。

 

スッチャ、スッチャ 、ことりはとっても歌が好きー
トゥルントゥルントゥルン(これはトリルです)スッチャスッチャと前奏、後奏も口ずさむようになりました。

 

 

私が子どもだった頃。まだ音楽的な環境などおよそ考えられなかった時に、母は沢山の童謡のレコードを聴かせてくれました。

 

〝からすの赤ちゃんなぜなくの〟〝ゆりかごのうえに〟〝森のこかげでどんじゃらほい〟などなど、沢山の童謡を聴きました。

 

〝叱られて〟〝あの町この町〟などの歌を聴いては、子どもながらに淋しい暗い道を思い出して泣いたものでした。
今の時代はリズミックな曲が多くなり、歌の数も驚くほどに増えました。しかし、昔の童謡には親子の絆、町の人の人情、移ろいゆく季節の美しさを描いた曲が沢山あり、次の世代の子ども達にも是非聴かせていきたいと思っています。

私はピアノの教師をしており、今までに沢山の子ども達を見てきました。音楽的な資質はどのお子さんも持っています。それを伸ばすか、伸ばせるかは家庭環境、良い指導者との出会い、本人の努力があります。お子さんが生まれる前からお母さんが歌を口ずさみ、子どもが生まれたら日々の生活に身近に取り入れられる歌を取り入れたり、音楽を聴いていくことで、子どもがもっている資質は開花していくと私は経験から思うのです。
子どもの心の中にパパ、ママが歌ってくれた歌声は必ず残っているはずです。

戦後こんな歌が歌われました。〝良い子が住んでる良い町は 楽しい楽しい歌の町〟〝良い子が集まる良いところ 楽しい楽しい歌の町〟
この仙台が歌に溢れ、良い子が沢山集まる町になって欲しいと願っている私です。

 

音楽隊うたうたう
庄司美知子(ピアノ)

室内楽の楽しみ

2018.08.20| 津田裕也

ブログ3日目の今日は今回出演させていただく2公演についてお話したいと思います!

 

まず1公演目は公演番号82番、仙台にゆかりのある管楽器の演奏家の方々とベートーヴェンのピアノと管楽器による五重奏曲を演奏致します。

色々な楽器がアンサンブルをする室内楽では、それぞれの楽器の音での掛け合いや対話に注目してみてください!

ベートーヴェンがモーツァルトの同じ編成の作品に触発されて作曲したと言われていて、生命感溢れる素敵な作品です。

今回の演奏家の方々とは初共演なので私自身今からとても楽しみにしています!

 

2公演目は公演番号84番、ヴァイオリンの松山冴花さんとの共演です。

松山さんとは2006年の第1回せんくらが初共演でしたので、かれこれ10年以上のお付き合いになります!

美しいメロディとハーモニー溢れるフォーレのヴァイオリンソナタ第1番を中心にフォーレの小品と、ピアノソロでショパンのマズルカも2曲演奏致します。

このマズルカは7月に発売した私の新しいCD「ショパン後期作品集」にも収録した、思い入れのある作品です。

 

この2公演の他にもせんくらの3日間、魅力的な公演がたくさんありますので、皆様是非お越しください!

 

会場でお会いできる事、楽しみにしています♪

 

津田 裕也(ピアノ)

出産3

2018.08.20| 松山冴花

出産が終えたら夫が両家の親に連絡。終わるなり滞在する別室へ移動。

朝の9時頃、一旦家に帰った夫から電話。

 

夫:さえか、ごめん。僕知らなかった。来たらしい。

私:はい?

夫:僕の親。

私:え?どこに?家に?

夫:病院のロビー…

 

夫の親御さんはNYから3時間程離れた所にお住まい。連絡後寝付けなくそれでも待って朝5時

ごろ家を出たらしい。

別に何もしていなく暇を持て成していたのでどうぞどうぞ。娘と面会、即メロメロ。娘が入っている車付きバシネットで少しフロアを歩きたいというので了解。ただフロアのドアから出た

らセンサーが働いて病院ごとシャットダウン(!)するので絶対に出ないでと忠告。

フロアはそんなに広くないので10分ぐらいで帰ってくるのかなと私は留守番。

 

…帰ってこないよ…

1時間近くのお散歩 (何処いってたの?)。意気揚々と ‵皆がかわいいーって言ってたわよ!

…いや、間違っても面と向かってブサイクーッて言わないと思うよ…

夫が飛んで帰って来て親たちをランチに強制連行。そのまさに2分後、今度は私の母と兄家族が突然到来。

何?今流行ってんの、アポなし訪問。

 

両家族にびっくりした朝でした。でも2家族帰った後、部屋に残された娘と私。

…娘よ…暇だね…

 

松山 冴花

緑の中で

2018.08.19| 津田裕也

先日東京都庭園美術館に遊びに行きました。

 

その名の通り緑溢れる庭園とアール・デコ様式の建物、素晴らしいお茶室などもあり、ゆっくり散歩するのにオススメです。

 

私は緑の中を歩いたり、木陰に座ってぼおっとすることが大好きです。

 

仙台もけやき並木の通りや森林公園など緑の美しい場所がたくさんあります。

 

せんくらではコンサートを楽しむ事はもちろん、仙台の自然を楽しみ、美味しい食べ物に舌鼓を打ち、秋の仙台を満喫して頂けたら嬉しいです!

 

津田 裕也(ピアノ)

出産2

2018.08.19| 松山冴花

私が出産した病院では子供が生まれるまでその部屋で全部行います。部屋に入ったらすぐ麻酔科医の先生が来られ薬どうすると聞かれました。

即OK。

背中に注射。私軽く悲鳴。

先生:あ、ごめーん。消毒冷たいからね。

…わかっとるわ!今経験したわ!メッチャ冷たかったわ!

でも麻酔薬って最高。段々痛みが和らぐどころか私の世の中への不満も一緒に彼方へ。

人生バラ色。

 

固形物は禁止されてたのですが液状はマル。看護師にアイスキャンディー欲しい?と聞かれたので一本調達。もう一本頂いたので夫にドヤ顔でお裾分け。

お産始まったら大変だから出来るだけ休んだ方がいいと言われたのでテレビ鑑賞、お昼寝鑑賞、インターネット鑑賞の繰り返し。

…暇だわ…

 

夜、映画の途中で先生が部屋に入って来られチェックしたらいきなり出産青信号。

コマーシャルまで待ってといいそうになるのを我慢。あっという間に部屋が道具であふれる。

先生が夫にへその緒きりたい?と聞くと夫はダイナミックなジェスチャー付きでヤダヤダ。

…アナタ、確か医学部でてるからへその緒よりもっと凄い物絶対切ってるよね…なにがそこまでイヤなのさ。

 

先生:今から10数えるからその間力んでね。目一杯よ。

アイヨ。

先生:いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーち

………………

………………

にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい

………………

………………

さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん

 

ちょっと待ってよ。先生、10数えんの激遅!それに次に行く数字までの時間、長!

出産そのものより息保つほうが大変。酸欠寸前。

 

それより一大事なのがお腹ペコペコ。早く夕飯に辿り着くには押すしかない。テイクアウトのメニューを横目で拝みながら気張る。そのおかげ(?)か約15分で娘っ子とご対面。先生たちは

早く帰れると大はしゃぎ。その中ヌルヌル娘を体の上に置かれた私が放ったアホウドリの一声:

えっ?!  これ   どうしたらいいの?!

 

松山 冴花(ヴァイオリン)

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