どうも、どうもどうも!ササナオでございます!
今回がササナオブログ、ラストでございます!
いよいよ、せんくらの日が近づいてきましたね。ドキドキ、わくわく。
バクバク。私は相当緊張しております!
本番ではガチガチにならないよう、リハーサルできっちり感じをつかんで、自分も、指揮の現田さん、オケのみなさん、それから聴いてくださるお客様全員が、気持ちよく過ごせる時間にできるよう頑張りたいと思います!
この「仙台クラシックフェスティバル」、今年でもう7回目になるんですね!
第1回のせんくらの時は、たしか私は14歳、中学生。あら若い!笑
その頃はプロフィールにもあるように仙台ジュニアオーケストラに所属していて、せんくらでも演奏した覚えがあります。
たしかダッタン人の踊りだったかなぁ〜
そんなオーケストラ時代にお世話になった先生方とこうして同じ
ステージに立って演奏できることは、何より嬉しいものです。
少しでも成長した自分を見せられたいいなと思います。
それではみなさま、ササナオブログにお付き合いくださり、ありがとうございました!
実は、このブログで今回のプログラムの聴きどころなどを書こうかな〜 なんて思ってましたが、あ!ナビゲーターの奥田先生のプレトークがあるではありませんか!
ということで、それは当日のお楽しみにさせて頂きますね。
私も演奏者として、一観客として、せんくらをおもいっきり疲れ果てるまで楽しみたいと思います!
では、また会場で!さようなら〜!
佐々木夏生(チェロ)
今回「せんくら」に初めて出演するヴァイオリンの松田理奈です。
今年のフェスティバル参加はこの「せんくら」だけなので、存分に、そして元気いっぱいにステージを楽しみたいです!
三日間連続でステージがありますが、会場でみなさまとお会い出来るのを心より楽しみにしております。
心落ち着くこの秋の季節、音楽や芸術に触れられる時に、心が澄んでいるなか楽しめる気がして、とても好きな季節です。
お散歩をして空を見上げるのが好きなのですが、この写真を撮った日は、涼しくもまだまだ夏の太陽でした。
それでも木々に囲まれるところは涼しくなり、秋の予感を感じました。
今日から一週間このブログを担当します。
よろしくお願いします♪
松田理奈(ヴァイオリン)
こんにちは!中園理沙です。
ブログ4日目の今日は、ちょっと珍しい光景をご紹介します。
とあるコンサートの移動中、高崎駅(群馬)に降り立つと、巨大な「高崎だるま」の姿が目に入りました!!
何と、定番の赤色はもちろんのこと、白、黒と三色のだるまが高崎駅構内にあるのです!
高崎と言えば、だるまの生産量を誇る地ではありますが、まさか駅にこんな立派なだるまがあるなんて!!(゜ロ゜)
その名も「幸福のだるま」
んー、何とも素敵な響き。
イイコトが起きそうな予感がしませんか?(^_-)-☆
そう、私はこの時、正にこれから会場入り、リハーサル、本番という緊張と真剣勝負の時間を控えていた所だったので、思わず出逢った“幸福のだるま”の存在に、とても勇気づけられたのでした!何とも単純なのですが、「今日のコンサート、きっと上手くいく!」と、思えたのです。
こうして、旅の途中にふと出逢ったものや人々、景色に励まされることは決して少なくありません。
さて、仙台ではどんな出逢いが待っているのでしょう♪
楽しみです!
中園理沙(ピアノ)
アジアで公演した2つのことを書こうと思います。
まずは、ソウルで上演したプッチーニ作曲オペラ「蝶々夫人」。
昨年、5月に東日本大震災のチャリティー公演として歌いに行きました。
場所は韓国ソウル、セジョンセンターです。
韓国へ歌いに行くのは2度目でした。
演出はイタリア人でしたが、着物は不思議な芸者風、花魁を意識したようです。
舞台上には突然、戦国時代の旗を持った男性が現れてしまったり...
どうしようかと思いましたが、以前ヨーロッパで観劇したものの中でもかなり中国に似た演出もありました。
日本と中国の違いは海外の人にはわかりにくいようです。
日本の美はとても繊細で素晴らしいのですが。
食事の面では、美味しくキムチやお肉を頂く機会が多かったソウルですが、オペラのリハーサルは数週間に及びますので日を追う毎に少し大変になってきます。
同じホテルに滞在していた日本人やイタリア人と外食する時には、なるべく唐辛子の少ないものを頼んでホッとしてみたり。
中国滞在も食事には注意していました。
日本の食事が一番体に優しく、安心です!
パワフルで洗練されたソウルでチャリティー公演という意味のある舞台で蝶々さんのお話をオペラ歌手として伝えられた喜びは一生忘れられません。
終演後のサイン会には大勢のお客様が並んでくださり、日本人であることを誇りに感じる時でした。
安藤赴美子(ソプラノ)
どうも、どうもどうも!ササナオでございます!
いかがお過ごしでしょうか。
今日は、ブログ1日目のローベルト・シューマンとの写真を撮った、シューマンハウスを訪れた時のことを少し。
シューマンハウスは、ドイツのボンという町にありました。
「シューマンハウス」と聞くと、シューマンが住んでた家かな?と思われるかもしれませんが、残念ながらシューマンが住んでいてたくさん曲を書いた場所!ではなく、彼が亡くなるまでの2年間を過ごした精神病院だった場所なんです。
現在はシューマンやクララの楽譜、写真などが展示してある資料館、また図書館として利用されています。
ライン川に身を投げて、死にきれなかったシューマンが残り2年をここで過ごしたのか。
クララとも会えず、一人何を思って暮らしていたのか。
緑と青空が見える窓から心地よい風が入ると、そんなことを考えていました。
しかし、シューマンはこの精神病院に入るずいぶん前から病んでいて、もしかしたら自分からこの静かで穏やかな場所を求めていたのかな、とも思ったり。
そして彼はこの場所で息を引き取り、同じボンにあるAlter Friedhofという旧墓地で眠っています。
クララも一緒です。
その墓地にも訪れました。
駅から歩いて10分くらいなのですが、歩いている最中、なぜだかシューマンに会えるような気がしてずっと
ドキドキしていました。
シューマンは心に何か重いものを常に持ちながら生きてきた作曲家、言い換えれば、人一倍思いが強い、自分の感情に正直な人だったんだと思います。
そんな彼のあらゆる感情がぎっしり詰まった曲の一つが、私が今回演奏します、チェロ協奏曲と言えるかもしれません。
私はシューマンではありませんし、彼の心の中を知ることもできませんが、こういったシューマンが過ごした場所、シューマンが愛するクララに送った手紙、シューマンに関する本などが今も残っている限り、シューマンという人物像を描くことができます。
それをチェロ協奏曲という音楽、チェロの音でみなさんに伝えることができたら何よりです。
初めて聴く方にとっては少し難しい音楽かなと思われるかもしれませんが、聴けば聴くほど心に届く音楽ですので、演奏会が終わっても、CDや映像などで聴いて頂けたらいいなと思います。
佐々木夏生(チェロ)
ブログ担当も早3日目を迎えました、中園理沙です!
昨日もコンサートのため、東京→上越市→つくば市、と、1日約10時間の移動をしていました。ふう。
さすがに0時過ぎにやっとホテルに到着した時は、部屋に入るやいなやベッドに倒れ込んでしまい…(^。^;)
でも、身体はヘトヘトでも、心のタンクは満タンです!
そんな本日の10時間移動の果てに思ったこと。
それは、やっぱり生のコンサートに勝るものはないなあ、ということ。
以前、私が音楽誌に連載をさせて頂いていた時にも書いたのですが現代はとても便利になり、様々なものが簡単にダウンロード出来る時代になりましたよね。
でも。
決してダウンロード出来ないものもあります。
コンサートの場でしか味わえない空気感や臨場感、奏者とお客様の一期一会の出逢い、生のコミュニケーション。
そして、その時その場のインスピレーションを得て生まれた演等々…。
これらは、どんなに進化した未来が訪れようと、決してダウンロード出来ない、かけがえのないものだと思うのです。
ということで、何を伝えたいかと言いますと!
せんくらで、会場で、お客様にお逢いできることがとっても楽しみ!
ということです♪
大切なことは、伝えたい想いは、いつもシンプルなのかもしれませんね。(*^^*)
中園理沙(ピアノ)
毎回どんな衣装を準備するか、会場に合うか悩むところですが、以前オーダーで2着製作してもらったことがあります。
1つ目は陰影がある赤いシルクタフタを基本にセンターに石を付けたいと製作者さんにお伝えしたところ、出来上がりにはスワロフスキー2000個にもなって、とってもゴージャスでした。
この衣装に負けない演奏を...とプレッシャーを感じつつ。
2つ目はコサージュ(写真)をたくさん使ったビスチェとスカートのセパレートタイプをお願いしましたら、これも華やかで素晴らしい衣装になりました。
スカートの色を変えてせんくらのステージで着るかもしれません。
あれこれ衣装を考えるのも楽しみの一つです。
極希にですが、イベント関連で歌唱するときにヘアメイクや衣装、アクセサリーを提供してくれることがあります。
ファッションにも少し興味がありますので、ロベルト・カヴァッリのドレスを一度見てみたいと注目していた頃に、思いがけずスイスの有名時計メーカーのイベントで数曲歌う際に用意されたドレスがロベルト・カヴァッリ。
その上、高級時計やアクセサリーを身に付けての歌唱だったためいつもとは違う緊張感を伴い、滅多にないステージでした。
衣装などの助けを借りて、華やかな気持ちになるのは大切ですね!色々な経験が出来ることに感謝。
安藤赴美子(ソプラノ)
どうも、どうもどうも!ササナオでございます!
今日は(も?)あまり音楽とは関係ないお話です。
昔よく、じいちゃんばあちゃんに会ったりすると「あらぁ〜ずいぶんおっきぐなってぇ〜、いぐつになったのわ? この間生まれだどおもったらぁ〜」なんて言われてたのですが、最近この「この間生まれたとおもったら」の感覚が自分にも!え!
というのも私には2歳になった甥っ子がいるのです。
19にしてオバさんになりました。
生まれた時から、いや、生まれる前から見てきて、成長とはこんなにも早いものなのかと、たまに会う甥っ子には驚かされます。
もうお母さん(私の姉)の言うことは分かるんですよね。
この間生まれたと思ったら、もう走り回ってますよ。
いや〜かわいくてしかたないですね〜 めんこい!
まだ2歳だからオバさんの公演は見られないけど、大きくなったらせんくらに行けるといいね。
佐々木夏生(チェロ)
皆さま、こんにちは!中園理沙です。
まだまだ残暑厳しい日々が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしですか?
私は、厳しい残暑同様に、毎週末3日連続公演というハードな日々を過ごしていますが、この夏は太陽より熱く心が燃えていました!(笑)
そうなんです、心も身体も完全燃焼(!)した夏を過ごしました!!
と言いますのも、8月に10日間の九州コンサートツアーがあったのです♪
8月の九州、それはそれは照りつける陽射しは強く、熱く、ギラギラしていましたが(夏の九州はとーっても暑いですよね)、私もパワー全開で、最後は卒倒しそうになりながらコンサートをしていました。
そんな、かつてない位に充実したコンサートツアーだったのですが、これについてはまた明日綴りたいと思うので♪
今日は、この写真のひとときを回想します。
久留米公演から移動して、長崎に到着した日。
手配頂いた練習場に向かう道中、長崎の街が一望できるこの場所で、 主催の方が一瞬車を止めて下さったのです。
タイムスケジュールの関係で、ここに居たのはほんの5分程の時間でしたが、風の香り、潮の匂い、山々が織りなす豊かな景色に包まれて、心がスーッとリラックス出来たのでした。
やっぱり、自然はいいですね。(^_-)-♪
中園理沙(ピアノ)
モーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」は10年ほど前から使い始め、Barenreiter社の表紙が青いピアノヴォーカルスコアを使用しています。
このモーツァルト作品はイタリアで数ヶ月勉強し、その後オランダでも伯爵夫人役を歌ってきた素晴らしいソプラノ歌手の下でトレーニングを受けたので、長旅のスーツケースに幾度も押し込んだせいか…
背表紙は剥がれ、最近は中の糸までポロポロと取れてきてとても使い込んだ楽譜です。
フィガロはレチタティーヴォ(音付きのセリフ)も大変多く、ページ数が多いので普段お稽古の時に持ち歩くのも重かったりします。
オペラのヴォーカルスコアの中で最重量かもしれません。
スコアの持ち運びについては、ピアニストの方で複数のスコアを持ち歩く時に指を傷めないよう、スーツケースで持ち運びされているのを見かけたことも。
リサイタルではこの「フィガロの結婚」伯爵夫人役のアリアも歌います。
伯爵夫人は身勝手な伯爵に苛立っているスザンナ、フィガロと共に伯爵を陥れる計画をするのですが、夫人は若かった頃の伯爵との甘く楽しい思い出を回想し、この手であの人の心を取り戻そうと希望に満ち溢れた壮大なアリアです。
モーツァルトの音楽は常に前向きな喜びを運んできてくれます。
安藤赴美子(ソプラノ)