せんくらブログでの担当最終日になりました。
トリオダンシュ・フロイデの井上です。
今は鹿児島県の霧島国際音楽祭へ参加中です。
今年のせんくらで僕が出演するトリオダンシュ・フロイデ、実はもともとこの霧島国際音楽祭で誕生したグループなんです。
2011年に霧島で誕生して以来、霧島国際音楽祭、縄文の森博物館、いちき串木野市金山蔵、東京・四ツ谷サンパウロ教会でコンサートを重ね、今回は初めて東北の地・仙台で演奏することになりました。
僕たちもせんくらでのコンサートをとても楽しみにしています。
さて今年の霧島でのトリオダンシュ・フロイデは高千穂小学校でのコンサートです。
小学生向けにアレンジしたアンパンマンやドラえもんもレパートリーに入れて早速楽しいリハーサルです。
3人でアンパンマンやドラえもん…ってどんな音がするんだろう?
それが予想以上にちゃんとした音がするんです!
これは聴いた人しか分からないので、是非せんくらで僕たちの演奏を聴きにいらしてくださいね。
…あ。仙台ではアンパンマンもドラえもんも演奏しないんでした。
それ以上に楽しいア ンサンブルをお聴き頂けると思います。
是非ご期待を!
早速リハーサル…
でも世界各地から著名なアーティスト達が集っている中で僕らがアンパンマンやドラえもんをマジ顔でリハーサルしているのを見られるのが、ちょっと恥ずかしいです。
ベルリン国立歌劇場のコンサートマスター、ローター・シュトラウスさんに「君たちはトリオでどんな曲を演奏するんだい?」
と聞かれた時には思わず「日本の名曲を演奏するんです」と冷や汗で答えて何とか窮地をしのぎました。
きっと今回も楽しいコンサートになるでしょう。
またせんくらでのコンサートへ向けて準備していきます。
是非聴きにいらしてください。
3日間ありがとうございました。
トリオ・ダンシュ・フロイデ
井上俊次(ファゴット)
昨日から引き続き、トリオ・フロイデの井上です。
7月24日からはホームグラウンドの読響を離れて遠く鹿児島県の霧島へ来ています。
ここ霧島では日本で最も歴史の長い『霧島国際音楽祭』が開催されており、そこでのコンサートに出演するために来ています。
今年で34回目を迎えるこの霧島音楽祭へは日本のみならず世界各国から著名なアーティストが来日していますが、今年は何とベルリンフィルの第1コンサートマスターの樫本大進君も来ています。
景色が素晴らしく食べ物が美味しいこの霧島の地で、世界的な演奏者の様々な演奏会が低料金で開催されているので、クラシックファンにとっては桃源郷そのものです。
そんな中に混じって僕も演奏できる事を光栄に思いつつリハーサルやコンサートで音楽三昧の日々を送っています。
さて、今年の霧島音楽祭招待フルーティストは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席フルート奏者、エミリー・バイノンさんです。
エミリー・バイノンさんは世界で今最も輝いているフルート奏者の一人です。
日本でもその美貌ゆえに多くのファンがいらっしゃいますが、フルートという楽器がこんなにも無限の可能性がある楽器なんだと改めて関心してしまうほど表現力が豊かな演奏をされます。
また性格も優しく可愛らしくチャーミングで、アンサンブルを一緒にやっていてもとても楽しく、あっという間にリハーサル時間が過ぎ去ってしまいます。
ますます彼女のとりこになってしまいそうで怖いです。
「天は彼女に二物を与えてしまった…」
そんな憧れの眼差しと長くなった鼻の下を彼女に気づかれないように必死に隠しながらの霧島での毎日です。
写真は霧島音楽祭「音楽の散歩・その3」の公演を終えたメンバーです。
エミリー・バイノンさん(右から4番目)とトリオダンシュ・フロイデのオーボエ南方総子さん(一番左)、そして僕(左から2番目)です。
トリオ・ダンシュ・フロイデ
井上俊次(ファゴット)
せんくらブログを今日から3日間受け持つことになりましたファゴットの井上俊次です。
今回は「トリオダンシュ・フロイデ」というリード楽器による三重奏でせんくらデビューすることになりました。
どうぞよろしくお願い致します。
石巻出身の僕は現在、読売日本交響楽団で首席ファゴット奏者として演奏をしております。
見た感じはよくある痩せ型のちょっと目つきの悪い普通のおじさんです。
よくある事ですが本業のオ-ケストラとは別に室内楽チームも二つ組んでいて、一つは今回せんくらで演奏するトリオダンシュ・フロイデ。
そしてもう一つはアミューズ・クインテット(木管五重奏)です。
アミューズ・クインテットは昨年3月に立ち上げたばかりの新しい団体です。
そのクインテットで今年9月に福岡、11月には新潟でコンサートがあるので、今日はそのリハーサルです。
映画音楽で有名なモリコーネ・メドレーを作曲家の日下部進治さんに依頼してオリジナル曲を作ってもらいました。
作曲家の方にとっても木管五重奏はなかなか編曲しづらいらしく、僕らも演奏しながら「あーだねー。こーだねー」と議論しながら一緒に曲を作って行きました。
写真はちょっと斜めになってしまいましたが、日下部さんに聴いてもらっているリハーサル時のショットです。
日下部さんは僕らの要望に一つ一つ丁寧に応えてくれました。
仕上がりが楽しみです。
さて、リハーサルは楽しく充実しているのですが、実は今日は二つの苦難がありました。
一つ目はリハーサル会場へ向かう途中で2回もゲリラ豪雨に遭ってしまったこと。
会場へ着いた時には下半身ずぶ濡れです。
そしてもう一つの苦難は口内炎が潰瘍状態になっており、舌でタンギングする度に口に激痛が走ることです。
管楽器奏者にとって口内炎は天敵ですが、今回は豪勢に二つの大きな口内炎が出来てしまい、痛みをこらえて涙を流しながらのリハーサルでした。
「でもきっと今日辛かった分だけ良い演奏に繋がるはずだ…!」
と何の関連も無いのにハッピーエンドにこじつける僕でした。
トリオ・ダンシュ・フロイデ
井上俊次(ファゴット)
先日ひと足早い夏休みで沖縄に行って来ました。
友人が最近移住したので、あちこち地元の人しか行かないようなところを案内してもらい、久しぶりに心身ともに解放されたバケーションを過ごすことが出来ました。
しかーし!
とにかく暑い!
暑いと言うより焦げる!!
行く前に友人に、「みんなサンドレスとか着てる感じかなぁ♪」なぁんて常夏のリゾートをイメージしながら聞いたら
「とんでもない!地元の人は泳ぎもしないし、上から下まで
肌は一切出さないですよ!」と言われ、急遽長袖長ズボン、スカーフ、帽子、アームカバーにサングラス、、、と重装備で向かいました。
確かに、5分と歩けないほどの陽射しに一撃されました。
半端じゃない!
おかげで帰ってきた時の東京は猛暑猛暑と大騒ぎでしたが、いやいや、暑いっていうのはこういうのを言うんじゃないよ、息が出来なくなって口もきけなくなるんだよ、とまさに”涼しい顔”をしながら、今年は快適な夏を過ごしています(笑)。
美ら海水族館、真っ青な海。
オリオンビールにチャンプルーにソーキそば。
日本の中の外国のようで、ちょっとやみつきになってしまいそうな予感。
牛タン、笹かま、萩の月。
やっぱり食べ物に呼ばれますよね。
待ってて仙台!!
三舩優子(ピアノ)
この5月・6月は、アインシュタインの軌跡を辿るようなコンサートがありました。
まず最初は北九州の門司港。
訪れた旧門司三井倶楽部は、1922年にアインシュタインがノーベル賞受賞の知らせを聞いた船の旅の最中に泊った場所のひとつで、今でもそのお部屋がそのまま再現されて公開されていました。
100年前にこんなに洒落てたの?!というぐらい、純欧風のベッドと、猫足のバスタブがあり、アインシュタインもえらく気に入られていたそうです。
確かに門司は景色は良く食べ物もおいしく、個性的な地元のデザイナーのお店などもあって、アートへの関心度とサポートを感じた素敵なところでした。
次に訪れたのは日本のクラシックホテルの一つ、奈良ホテルです。
奈良は私の祖父母が住んでいたこともあり、子供の頃からとても馴染み深い土地です。
創業100年を越す奈良ホテルにも、同じく1922年の冬にアインシュタインが宿泊していました。
“アインシュタインが弾いたピアノ”として有名なこのアップライトは、おそらく1900年頃に作られたハリントン社のもので、戦争を挟み実は64年も行方不明になっていたそうです。
数年前に戻ってきてからはラウンジに飾られており、音楽祭の時などに開放されているそうです。
そのピアノを特別に弾かせて頂き、中のハンマーも見せて頂きました!
古いアップライト・・・のイメージから、「海の上のピアニスト」の曲やガーシュウィンを弾いてみたのですが、音色がすばらしく美しく、とてもどこかに行方不明になっていた100年前のピアノとは思えませんでした。
奈良ホテルにはプロコフィエフやメシアンも宿泊したそうで、廊下を歩くだけでも感慨深く、これぞ、「クラシック」!と感慨深い想いに浸っていました。
ピアノもヴァイオリンも弾いたというアインシュタインを追いかける旅がさらにあることをワクワクと願っています。
三舩優子(ピアノ)
こんにちわ!
せんくら5回目参加の三舩優子です。
また今年も皆さまにお会い出来ますのが心から嬉しいです。
今年は3公演。
まず、昨年好評で、出演した私たちも本当に楽しかった「ピアノ・フェス」。
今回は6人出演で、私は若きプリンス、金子くんと「くるみ割り人形」を弾きます。
これがな・なんと、連弾なのです!
この曲の2台ピアノはよくありますが「連弾」は初めてで、どんな感じになるのか私も今から楽しみにしているのです。
しかも金子くんと!!オバサンとでごめんよ~(笑)。
あとは今年も0歳からのコンサート☆ちっちゃい子供たちが楽しんでくれて、パパママたちがとても熱心に聴いてくださる大好きなコンサートです。
今年もピアノの中を覗いたり、下にもぐったりしながら聴いてください!
ピアノの音を体で感じてもらえたいと思います!
そして、昨年は南米作品集からでしたが、今回のリサイタルはドーンと1曲、「展覧会の絵」にしました。
一つでも多くの曲をたくさん聴いて頂きたい、といつも頭をひねっていましたが、このあたりで一度まとまった作品を演奏したいかも、と選びました。
導入ももちろんロシアもので、まずラフマニノフの「ヴォカリーズ」。
何度聴いても泣ける、名曲ですよねぇ。
何人かの編曲がありますが、どれを弾くのかはお楽しみにしておきます。
秋は仙台、せんくらで。
第二のふるさとのようで幸せです。
今年もよろしくお願い致します!
三舩優子(ピアノ)
旅行!
少しでも時間があれば、どんなにか旅行したいことでしょう!
今まで訪れた国々は51ヶ国にもなります!!(^_^)
たくさんなのかどうかは私は知りませんが、旅行する国のリストはまだまだ続いていきます。
ヨーロッパでは、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、セルビア、ブルガリア、ベラルーシにはまだ行くことができていません。
ヨーロッパの中では、人が立ち入らない素晴らしい場所や美しい滝や間欠泉(日本にもいつくかあると思います)があるアイスランドが最も好きです。
そしてとてもクリアな水を見ることができ、興味深い古代遺跡(そのうちのいくつかは紀元前5000年からあるのです)があるマルタ島も好きです。
文化遺産や建築的遺産をもっとも楽しめたのは、イタリアです。
ローマ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ボローニャ、ピサ。
そしてフランスでは、パリ、ツールとその周辺の城、モン・サン・ミシェル、リヨン、クリュニーやその他の場所にももちろん行きました。
アルバニアとマケドニアは、まだ多くの観光客が訪れる土地ではなくてとても面白かった。
ローマ帝国から手つかずの遺跡、ドゥラスのような遺跡、またはオフリドとジロカスタラのような素敵な町がたくさんあります。
8月に、私の母と妻と私は、東ルーマニア、モルドバ、ウクライナに行くことを計画していますが、非常に面白い経験になることでしょう!
去る3月下旬から4月頭にかけて、仙台フィルはロシア公演に行き、私はとても楽しむことができました。
モスクワに再び来られたのも良かったし、サンクトペテルブルクを初めて訪問できたのもまたよかったです。
サンクトペテルブルクはとても素敵で美しい都市ですね。
私は、ゴールデンリングの場所の一つ、モスクワから70キロ東に位置するセルギエフ・ポサドに、エレクトリーチカelektriczkaと呼ばれるロシアの電車で行きました。
今まで、ロシアにいながらアジアを感じられる場所には行ったことがなかったのですが、もう一度そこに行ってみたいものです!
アジアの中で最も旅したのは…Japan!!
沖縄に行ったことがありますし(西表島はまだです…)。
京都、名古屋、東京、横浜、日光、また東北の多くの場所にも行きました。
会津若松、平泉、蔵王のお釜、山形、松島…など。
日本以外ですと6月には妻と韓国へ行きました。
ソウルのスウォンにある「華城」に行きましたし、焼肉がとても美味!!
遠い国だとマレーシア、シンガポール、ブルネイ、イスラエル、キューバ、モロッコ、リビア、チュニジアに行ったことがあります。
旅行の時に自分が最も大切にしているのは、地元の人や物と触れ合い、よく観察して少しでも情報を得ることです。
どのようにしてそこに在るのか、実際にどんなところに人が住んでいるのか、そして、できるだけたくさんの違った場所に行くということです。
そして、こうした生活について多くを学ぶことができ、自分の視野がどんどん広がっていくことでしょう。
また、旅行で、非常に重要なことは「お金」。
旅行において投資すべきものは「安全」です。
誰もあなたの旅行先での体験や思い出を盗むことはできないのですが。
なぜなら、それはあなたの心に宿るものだから。
リュックサックとバスとホテルだけといった安上がりの旅行だってできるんですよ。
試す価値はありますから!
私の夢はスーダンに行き、砂漠の中にある(エジプトにあるみたいな)ピラミッドを見ることです。
マリ共和国のトンブクトゥを見たり、ジンバブエのザンビアとの国境にある「ヴィクトリアの滝」と「グレート・ジンバブエ遺跡」を見てみたいです。
そして一度は南アメリカへ旅行にぜひとも行ってみたい。
ボリビア(ウユニ塩原)、アルゼンチン、ブラジルといったところに。
この願いはずっと夢で終わってしまうかもしれない…
でも、誰が知りえるでしょう。
いつの日か夢は叶うかもしれないですから…。
ブログを読んでくれてありがとう!
私のブログが皆さんに素敵な感情と刺激をもたらしたのならうれしいです。
みなさんも楽しんでください!!
写真はサンクトペテルブルク。
私と両親です。
ダヴィット・ヤジンスキー(クラリネット)
私が情熱を傾けている趣味はいくつかあります。
「音楽」と「音楽によって表現すること」すでに二つありますが、私が好きなもの…
それは動物です!
私が、どんなに西表島に探検に行って、“イリオモテヤマネコ”を見たがっているか、皆さんは想像もつかないでしょうね。
下記は、「イリオモテヤマネコ」のYoutubeへのリンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=-wMGDZIzjd0
「イリオモテヤマネコ」は、山猫の亜種として、沖縄の南、西表島にのみ生息しています。
今生きているのは、わずかに100匹。
絶滅の危機にあるのです。
人々はこのネコを保護すべきです。
そしてまた、人間の科学や文明の発展により、数が減り、絶滅しつつあるすべての生物を、いいえすべての自然を、私たち人間は保護し守っていかなくてはならないと思います。
この星で最も新しい生物である人類が、世に現れた途端、何億年も前から地球に生きている何百万もの種を制する力を持ちたがるなんて、本当に不公平です。
私たちの地球はとても豊かな惑星です。
すべてを殺したり破壊したりする理由はそこにはありません。
ハンコや、キリスト像を作るために象を殺し、象牙をとることを私は認めたくありません。
象の数は近年、激減しています。
象を殺すことは不法です。
それなのに、武装し充分に組織化された密猟者グループは、無力な動物に対して、ひどい仕打ちをしているのです!
クジラについても同じです。
クジラを食する文化を理解はしますが、将来を考えずにクジラを殺し続けてしまえば、3年以内にクジラも、クジラ肉もなくなってしまうでしょう。
しかし、毎年一定量以上のクジラは殺さないというルールがあり、クジラを保護していけば、50年や、100年で、クジラはたくさん増えることでしょう!
生命を尊重するのは難しいことではなく、素晴らしいことですが、人類はそれを欲しません。
とにかく今、地球上の自然や動物が危ぶまれています。
私の家には自然に関する本が100冊くらいあります。
今までの話題とは全く別の事例です。
日本にいる素晴らしい動物は、「オオサンショウウオ」という両生類です。
九州や、四国、本州の南に生息しています。
そして、冬になると北海道に渡ってくる「タンチョウヅル」。
そのダンスが信じられないくらい素晴らしい。
下記は「タンチョウヅル」のYoutubeへのリンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=X5Y6jRXkoD4&NR=1&feature=endscreen
私の故郷ポーランドにも、一つ珍しい動物がいます。
ポーランドとベラルーシにだけ生息する「ヨーロッパヤギュウ」。
大きくて、おそらく臭い、、、
私はまだ生で見たことがありませんが、いつか見てみたいです。
また、私はSir David Attenborough(サー・デイビット・アッテンボロー)氏の映画を見るのが大好きです。(子どもの頃、私のアイドルでした)
「The living Planet - a portrait of the Earth(生きている地球-地球の肖像)」、
「The Trials of Live(生命の試練)」、
「The Life of Birds(鳥の世界)」、
そして一番は、「Live on Earth(地球に生きる)」(1979)。
これらもYoutubeでいくつか見つけることができますよ!!
私にとって、自然や動物は大切な趣味です。
明日もまた別の趣味についてお話します。
ダヴィット・ヤジンスキー(クラリネット)
みなさん、こんにちは。
仙台フィル首席クラリネット奏者のダヴィットです。
2012年11月から日本で暮らしはじめて、ほぼ一年!!
日本語はあまりうまくありませんが、日々よくなっていると思います。
言葉のことで思い出すのは、9年間勉強したスイスでのことです。
私は全くドイツ語が話せませんでしたが、一年後にはみんなとコミュニケーションが取れるようになりました。
日本でもそのようになるといいのですが…
一つ問題があります。
普段、妻(日本人)とは、ドイツ語で会話しているのです!!
彼女はドイツ生まれで(両親がドイツ・ケルンのギュルツニヒ・オーケストラの団員だったため)、父親が読響のソロ・ホルン奏者として契約した5歳の時に日本へ行きました。
その後、18歳の時にドイツに戻ることを決め、またさらにスイスへ留学し、そこで私たちは出会いました。
とにかく彼女のドイツ語は完璧なのです。
私がスイスのチューリッヒで2003年から2012年に過ごした期間の前について書くとすれば、私もまた18歳で祖国ポーランドを離れたのでした。
そこには、偉大な文化を持つ素晴らしい都市があって、私はそこでの時間を非常に楽しみました。
近くには美しい湖もあり、友人たちと気分転換に散歩したり、泳いだりもしました。
スイスでは多くの日本人の友人ができましたので、日本文化の基本的なことは知ることができました。
箸の使い方も覚えました!
しかし、本当は日本に興味を持ち始めたのは、ポーランドにいた時からです。
私の住んでいたポーランド・カトヴィツェ(両親がまだいます)の家で、川端康成の本を見つけた時のことです。
「The House of the Sleeping Beauties(眠れる美女)」、
「Thousand Cranes(千羽鶴)」、
「Snow Country(雪国)」。
そしてもう一つは大江健三郎の「A personal matter(個人的な体験)」。
すべて読みました!
川端康成の書く世界は初めて体験する言葉ばかりで、深く感動しました。
私の日本への興味はそこから始まっていたのです。
東北に住んでいると、川端の小説の世界のような場所を見つけることができ、それがとてもうれしいです。
私は仙台がとても好きです。
山や海に近く、自然が身近にあります。
東京にいた頃は、2時間旅行しても、まだ東京の中にいるような気がしましたが、でも仙台では2時間旅行すれば、都市から離れ、自然の中に入っていくことができます。
なおかつ仙台は大都市で地域の中心です。
これはとても実用的なことです。
まさにperfect location!
夏は、たとえば九州ほどは暑くないでしょうし、冬も北海道ほどは寒くないでしょう。
仙台には、妻の叔母もすんでいます。
妻の他の家族は東京に、私の家族のほとんどはポーランドで暮らしています。
また、私のいとこはオーストラリアにいます
(ヒトラーのユダヤ人迫害から逃れるためヨーロッパからの移住が行われましたが、私の親族の一部もそうしたのです)
彼らは先月ポーランドを訪れました!
写真はその時のもので、右から私の母、叔母、いとこ、左側の二人はオーストラリアからきた私のいとこです。
つまり私たちは、オーストラリアとポーランドの中間にいるのです。
いつかみんなが、日本で会えたら、なんて楽しいことでしょう!
さて、今日はここまで。
明日は、私の趣味についてお話します!
ダヴィット・ヤジンスキー(クラリネット)
皆様こんにちは!
今日はハンガリーの首都、ブダペストで僕が一番好きな夜景スポットのご紹介です。
ハンガリーは僕のもう一つのふるさとでもあり、演奏旅行や出張でこの場所に戻るとなんだかとても懐かしくなります。
ちょっとしたホームシックを感じる事も…
ブダペストは昔、ドナウ川を挟みブダとペストの二つの街に別れていました。
写真のオススメスポットはペスト側にあるインターコンチネンタルホテル前から見る「くさり橋」と「マーチャーシュ教会」です。
くさり橋「チェーンブリッジ」はブダとペストの間にはじめて出来た橋で、今ではブダペストのシンボルとなっています。
名前は第一次世界大戦前、橋の両側に本物のくさりがつるしてあった事からつけられたそうです。
皆さんもブダペスト観光の際、是非この場所に行ってみてください!
夜のライトアップが特におすすめです!
金子三勇士(ピアノ)