仙台オペラ協会 鈴木誠です。

2013.08.25| 仙台オペラ協会

学生の頃からオペラのステージに立つようになって今年で30年。

いろいろな役を演じてきましたが,いつの間にかコミカルな役どころが得意になってきました。
最近は「こうもり」や「メリー・ウィドウ」のハイライト公演でMCを考え,曲間を語りでつなぐ役にも取り組んでいます。

今回の「椿姫」ハイライトも,同様に私の語りで進めていくのです(ヴィオレッタの主治医の立場で回想しながら語ります)が,問題はこの作品が“悲劇”だということです。

「こうもり」や「メリー・ウィドウ」は,コミカルなオペレッタ。
MCも「どこでお客さんから笑いをとろうか」とウキウキしながら原稿を書いたのですが,今回はそうはいきません。

45分間,沈痛な面持ちで語りきれるか(もちろん歌も歌いますが),是非ご来場いただき,ご覧になってください。
仙台オペラ協会
鈴木 誠(バス)

仙台オペラ協会 佐藤淳一です。

2013.08.24| 仙台オペラ協会

仙台オペラ協会の佐藤淳一です。
せんくらには3回目の出演です。

2006年の第1回の時は私の家内とのジョイントコンサート。
2009年の第4回では「歌のガラコンサート」と仙台フィルと共に「フィギュア・スケートの華麗な名曲」で
“誰も寝てはならぬ”を歌わせていただきました。
仙台オペラ協会としては今回初めて出させていただきます。

今年はヴェルディとワーグナーの生誕200年に当たっています。
そこでヴェルディ作曲「椿姫」のハイライトをプログラムとして選びました。

打ち合わせをしているうちに、ピアノ伴奏ではなく何か考えられないか…?
何かもっとコラボレーション出来ないか…?
といった方向に話が進み、昨年もこのせんくらで素晴らしい演奏を聴かせてくださった神田将さんのエレクトーンで伴奏していただくことになりました。

そして今回第九のソロとしてお出でくださる三原剛さんに少々無理をお願いしてジェルモンを歌っていただくことに決定。
我々のメンバーの中で一番の役者である鈴木誠が台本を書き、医者役プラス進行役としてオペラを進める形になりました。

私たちにとって、この新しい方々との出会いをとても楽しみにしています。

一つ宣伝を!
仙台オペラ協会では年に一回、本公演と称して本格的にオペラを上演しています。
今年は来月9月の7(土)8(日)の二日間、東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にてヨハン・シュトラウスⅡ作曲の「こうもり」を上演します。

指揮:本多優之、演出:梶賀千鶴子、
オーケストラ:仙台フィルハーモニー管弦楽団で行います。
とっても楽しいオペレッタです。
日本語で公演します。
敷居が高いと思わずに是非たくさんの方々にいらしていただきたいと願っています。
詳しくは、仙台オペラ協会022-264-2883までお問い合わせ下さい。

私自身、一仙台市民として震災後もこのようにせんくらが続いていることを誇りに思っています。
今回は83の公演があります。
たくさんの方々がいろいろなコンサートに足を運んで下さることを切に願っています。

明日はオペラ協会の鈴木誠が、明後日は佐藤順子がこのブログに
登場します。
仙台オペラ協会芸術監督・演奏部会員代表
佐藤 淳一(テノール)

早く50歳になりたい

2013.08.23| 神田将

こんにちは、エレクトーンの神田将です。

私は早く50歳になりたくて仕方ありません。
そう慌てなくても、放っておいたってあと数年で叶いますけどね。

最近、若い時には出来たのに、もう出来なくなってしまったことが増えて、ちょっとへこんでいます。
それは主に体力的な問題です。
でも、その一方で若い時には出来なかったのが、今やっと出来るようになったこともたくさんあります。
むしろ、音楽には後者の方が重要かもしれません。

そんな私はコンサートこそが生きがいです。
昨年まで、平均して年間230回のコンサートに出演していました。
大きいものから小さなものまで、エレクトーンの音楽をひとりでも多くの人に知ってもらうために、声が掛かれば、スケジュールが許す限りどこへでも出向いて来ました。

今でもじゅうぶんタフなつもりですが、スケジュールがタイトになると消耗戦になってしまうことに耐えられなくなり、今年からは出演回数を2割にまで減らしています。

その結果、ひとつひとつの演奏会にじゅうぶんな準備をするゆとりが得られ、これまでにはなかった充実感を満喫できるようになりました。

このペースなら、常に追われているような感覚に苦しまずに済みますし、50歳になっても安定して続けていけそうです。
大昔、友達とふざけて受けた占い師に、「あんたの人生は50からよ」と言われたのですが、最近、私が尊敬する大音楽家にも同様のことを言ってもらい、単純な私はすっかりその気になっています。

とはいえ、この先、エレクトーンで何を成し遂げられるのか、まったくわかりません。
でも、道なき道を進むのは、冒険好きの私の性に合っています。
せんくらではいつも、その先へ進むヒントが待ち受けていました。
今年もどんな新しい発見があるのかとても楽しみですし、きっと新しい展開につながることでしょう。

10月4日はヘルシンキから仙台に向かい、6日は演奏を終えたらすぐにシンガポールへ出発するスケジュール。
今年の10月はせんくらが唯一の国内公演ですので、思いっきり弾きまくります!
皆さんもぜひ一緒に楽しんで下さいね。

それでは、10月の仙台でお会いしましょう。
神田将(エレクトーン)

神田将、今年のききどころ―2013.08.22

2013.08.22| 神田将

こんにちは、エレクトーンの神田将です。

今年のせんくらでは、3つのソロコンサートと1つのアンサンブルコンサートに出演します。
それでは、早速ききどころをご紹介しましょう。

10月4日(金)16:45~17:30
日立システムズホール仙台(青年文化センター) パフォーマンス広場
オペラの魅力をギュギュッと凝縮。
もちろん、ヴェルディ、ワーグナーも!
オペラ関係の曲といえば、難しいイメージがあるかもしれませんが、特に序曲はおいしいところばかりが詰まった魅力的な作品が揃っています。
意外にも子どもたちに大人気なのが「運命の力」。私は今回初披露の「キャンディード」に懸けてます。

10月5日(土)11:00~11:45
日立システムズホール仙台(青年文化センター) シアターホール
ヴェルディ生誕200年記念スペシャルコンサート
今年ぜひ聞いていただきたいのがこのコンサート。
エレクトーンソロでは絶対に味わえない声との共演です。
ソリストたちの圧倒的な歌唱に加え、華やかな合唱も。
オペラの気分を味わっていただこうと、舞台セットも考案中です。
スケール感溢れる舞台の中で、エレクトーンがどんな役割を果たすのか、ぜひご期待下さい。
ただの伴奏では終わらせませんよ。

10月5日(土)17:00~17:45
エル・パーク仙台 スタジオホール
家族そろって楽しめる~秋の夕暮れに聞きたい音楽
夏が終わって次第に夕暮れが早くなってくる季節、しみじみ何かを思ったり、心穏やかに満ち足りた気分を味わったり、そんな雰囲気にぴったりな曲ばかりを集めました。
「オペラ座の怪人」は私が10年弾き続けて来た十八番。
でも、今回は坂本龍一さんの名曲「ラスト・エンペラーのテーマ」がイチオシです。

10月6日(日)11:45~12:30
エル・パーク仙台 スタジオホール
バロックからジブリまで~エレクトーンならではのサプライズ!
もうとにかく楽しん下さい。
クラシックフェスティバルなのに、こんなプログラムあり?という思いっきりのサプライズです。
ポピュラー曲を弾いても、クラシック演奏家の持ち味はきちんと保ちますのでご安心を!
ルパン、めちゃくちゃカッコいいですよ。

と、個性的な魅力たっぷりの4公演、ぜひ大切な人たちと一緒に聞きに来て下さい。
他にも素晴らしい演奏が目白押しのせんくら。
私も出番の合間にいくつか聞きにいくつもりです。
神田将(エレクトーン)

ありがとう、せんくら。

2013.08.21| 神田将

こんにちは、エレクトーンの神田将です。

8年目を迎えるせんくら。
ルーキーだと思っていた私も今回で5回目の参加となりました。
初参加の時のドキドキが少しは余裕に変わってもいい頃ですが、期日が近づくに連れ、緊張がじわじわと迫りつつあります。

まだ緊張するには早いのでは?と思われるかもしれませんが、実はちょうど準備のピークを迎えており、仙台で少しでもよい演奏をお届けするために、編曲や稽古をコツコツと進めているところです。

さて、私にとってせんくらが特別なイベントだということは、このブログでも毎年お伝えして来ました。
あたたかいお客様、親切なスタッフ、そして演奏家たちからの刺激など、「365日ずっとせんくらだったらいいのに」と本気で考えてしまうほど楽しい3日間であるばかりでなく、今をときめく名手たちが集うクラシックの祭典に、エレクトーンという楽器を快く迎えてくれた喜びは、決して忘れることができません。

せんくら以前と今では、私自身、エレクトーンを演奏するということに対する自信の持ち方がまったく違います。
過去4回の参加を通して、数多くの経験をさせていただいたおかげで、オーケストラの代用品ではなく、エレクトーンならではの楽しみを積極的に提案できるようになりました。

そして、お客様や一流アーティストとの交流から、たくさんのインスピレーションをもらえるのも、せんくらならではの体験です。

私の場合、せんくらではソロコンサートがほとんどで、なかなか共演の機会がないのですが、バックステージでのちょっとした会話や、ステージに向かうエネルギーを遠くから感じるだけでも、たまらなく大きな刺激です。

今や私にとって欠かせない場となったせんくら。
おこがましいかもしれませんが、心のふるさとと呼ばせていただきます。

ありがとう、せんくら!
神田将(エレクトーン)

スタッフだより「よくある質問にお答えします」

2013.08.19| せんくら事務局

公演番号71「東北大学学友会吹奏楽部 MEETS シエナ!」では、当初からアンコール演奏をご案内しています。
曲目は、シエナ・ウインド・オーケストラさんのコンサートでは定番の
「星条旗よ永遠なれ」
客席の皆様と一緒に演奏します。ご来場の皆様はぜひ楽器をお持ちください。
楽器をお持ちになる方は下記にご留意ください。
*調は「変ホ長調→(転調)→変イ長調」です。
*楽器は、他のお客様のご迷惑にならないようにご自身で管理してください。
*客席通路は緊急時の避難通路になりますので、ふさがないようにご注意ください。

「ということは、楽器がなければ楽しめないのでしょうか?」
との質問をいただきました。

いいえ、そのようなことはございません。
演奏に合わせて口ずさんだり、手拍子したり、踊ったり(?)、 音楽との楽しみ方は多種多様。
ステージ上のアーティストとの共演は100倍面白い!しかも客席にも降りてくるらしい…
(聴いているだけでももちろん楽しいですよ!)

楽器を持参できない方も楽器未経験の方も、ぜひ演奏の楽しみを体感してください。

【日  時】10月6日(日)11:15~12:00
【会  場】太白区文化センター 楽楽楽ホール
【出  演】東北大学学友会吹奏楽部&シエナ・ウインド・オーケストラメンバー
指揮:中村睦郎、中村匠汰、石郷岡信成
【入場料】 1,000円(指定席)
【対象年齢】3歳以上

せんくら事務局
丹野裕子

 

スタッフだより 「仙台の今」

2013.08.18| せんくら事務局

こんにちは。

仙台もこれぞ”夏”という暑い日が続いていますが、今年は「楽天イーグルス」の大躍進に気持ちも熱い!
連日、勝負の成り行きにハラハラドキドキしています。

買い物中のスーパーや商店街から
「楽天イーグルス~楽天イーグルス~勝利をこの手に~ 楽天 楽天イーグルス~ 勝つぞ 勝つぞイーグルス~」
と公式球団歌が聞こえてくると、あの勇姿が目に浮かび、心が奮い立ちます。
優勝に向けて一直線、日々の一勝から大きな喜びと楽しみをもらえることに感謝し、ひたすら応援しております。

(少々無理のある展開であることを承知で続けさせていただきます)
そう、音楽は心の琴線に触れて、喜びや嬉しさ、幸福感を創造してくれる…音楽の力は偉大です。
時には楽しく、時には甘く切ない思い出とともに過ごせる“せんくら”にぜひお出かけください!

せんくら事務局
丹野裕子

指揮者の決意

2013.08.17| 東北大学学友会吹奏楽部

偶然、縁があってこのような大きな音楽の祭典に演奏者として、指揮者として参加できることを、大変光栄に思います。

今回この演奏会のために編成したバンドは、初々しい一年生から頭でっかちの大学院生まで揃っており、かなり層の厚い集団となっております。

少ない練習時間でありましたが、その中で精一杯音楽に向き合いました。

今回はトッププロであるシエナの皆様とご一緒するということで、少し緊張しておりますが、できる力を全て出し切りたいと思っています。

是非お聴きください。
東北大学学友会吹奏楽部
石郷岡信成(指揮)

 

「よみがえる大地への前奏曲」作曲者 鹿野草平氏より

2013.08.16| 東北大学学友会吹奏楽部

仙台クラシックフェスティバル『よみがえる大地への前奏曲』の演奏によせて
鹿野草平

この作品は、(株)エヌシーネットワーク(代表取締役:内原康雄氏)による委嘱により、震災同年の11月に東北大学学友会吹奏楽部の皆さんによって演奏されたものです。

私は被災地より遠く横浜におり、制作にあたっては、

「被災地の方々に失礼ではないか?」

「情報と想像によって作った
楽曲が、果たして被災地に受け入れられるのだろうか?」
「この曲が社会にどう役立つのか?」
という自問自答が常につきまとっておりました。

あれから1年半が過ぎ、その問いの答えを未だに見出すことができていませんが、この度拙作が少しでもお役に立てる事を、とても嬉しく思っています。

同フェスティバルの関係各位、とりわけこの楽曲の演奏にご尽力下さっているボランティアの皆さまに、この場を借りて感謝の意を表したいと思います。

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私たちは、東日本大震災からの復興への想いを込めて作曲されたこの曲を演奏することで多くの人々の一助となれればと強く願っております。

つぎに、我々東北大学学友会吹奏楽部、パーカッションの松原拓也を紹介いたします。

まず、簡単な来歴です。
●都立小山台高等学校卒業。
●兄がギターを始めた影響で、ドラムセットに興味をもちはじめ、ブラスバンド班に所属し、中学・高校・大学と吹奏楽部でパーカッションを担当。
スティックを持つと、目に炎が灯ります!
●2010年、第8回JPEC/ジュニア打楽器アンサンブルコンクール(日本打楽器協会主催)に出場し最優秀賞受賞。
●東北大学文学部在学中。

次に、音楽的嗜好についてです。
●好きな曲はヨハン・デ・メイ『エクストリーム・メイクオーヴァー』、
ラヴェル『ピアノ協奏曲ト長調』、
ドビュッシー『小組曲』。
楽都仙台に住み、仙フィルの定期演奏会に会員となって通い、クラッシックの調べを満喫している。
指揮者、パスカル・ヴェロの大ファン。
●尊敬するドラマーは、Benny Greb、Stewart Copeland、
Gavin Harrison、Steve Jordan、高橋幸宏。
バンド、イエスの『時間と言葉』『危機』に強い衝撃を受ける。
●実は今、プログレッシブ・ロックにはまっています。
キング・キリムゾンは「太陽と旋律」のメンバーが最高です。
超おすすめです!

「せんくら」でシエナの皆様と共演する「よみがえる大地への前奏曲」では、キング・キリムゾンのように、同じ曲でも、メンバーによってその時々で変化する音のおもしろさを味わってみたいと思っています。
そして、このシエナの皆様との共演は、自分にとって最高のメンバーとの共演のメモリーとして、生涯心に残る演奏となることを確信しています。

明日は、もう一人の指揮者 石郷岡信成が“指揮者の決意”を語ります。
東北大学学友会吹奏楽部
マネージャー 大塚幸子

はじめまして!東北大学学友会吹奏楽部です

2013.08.15| 東北大学学友会吹奏楽部

皆さん、こんにちは。
今日から3日間、せんくら初登場の「東北大学学友会吹奏楽部」のききどころについてご案内させていただきます。

はじめに、この公演No.71の目玉商品?である「よみがえる大地への前奏曲」は、2011年11月に当部が初演し、東日本大震災で被災されたすべての方々に捧げられました。
憧れのシエナ・ウインド・オーケストラのメンバーの方々との共演で、さらにパワーアップが期待されています。

また、今回、特別にヨーロッパの音楽の都、ウィーン在住のオーストリア日本大使 岩谷滋雄様から楽都仙台に、応援メッセージが届きました。

こちらです。

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東北大学のウインドオーケストラの皆様

「よみがえる大地への前奏曲」を携えての仙台クラシックフェスティバルへの参加、おめでとうございます。

「よみがえる大地への前奏曲」のオーストリアでの紹介に一役買わせていただいた者として大変うれしく思います。

ウィーンに住み始めて2年半になりますが、まだまだ日本人クラシック演奏家・作曲家の欧州での知名度が決して高くないことを認識しました。

まずは日本人自身が日常生活の中でクラシック音楽を特別の存在としてではなく、生活の中に溶け込んだ存在として楽しむ、という状況が作り出されなければならないのではないかと思います。

クラシック音楽のよく似合う仙台の地から日本全土にそのような文化が広がって行くことを期待しております。

演奏のご成功を心からお祈りします。

在オーストリア大使 岩谷滋雄
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さて、公演No.71で学生による演奏曲「フロ-レンティナー行進曲」の指揮を担当する、中村匠汰の横顔をご紹介します。
中村は、この日のために、何と特注のジャケットを羽織って舞台に立ちます!

では、中村のつぶやきをお聞きください。
「それは中学三年生の夏、全国大会への出場を賭けた、北陸大会1週間前のこと。
セクションリーダーを務めていた僕は、顧問の先生に呼び出され、金管セクションの根本的な見直しを迫られた。
その気迫に押された僕は、ほぼ反射的に「なんとかします。」とおもわず宣言してしまった!

一旦楽器から離れ、スコアを持って防音室へと閉じこもった。
するとどうだろう。
縦の線や音程音量といった、印刷されている「記号」の再現精度を上げることのみで満足していた自分の慢心に気が付いた。

記号としては明示されない、作曲者からのメッセージと真摯に向き合うことを忘れていた。
心静かにメッセージに耳を傾け、金管セクションとしての音のディレクションを見定め、ついには音に命が宿ったことを直感した。

これは、全国大会金賞につながった。
「いかにして音楽と対峙するか」ということを、先生と共に手を携え、心で語り合えた瞬間でもあった。

指揮者として音楽と関わることになったのは、この時の経験に基づいている。
音楽を通して、たくさんの心と語り合う。
そんな楽しみを、せんくらの公演では皆さんと共有したい。」

なるほど、音楽を愛するこころは、ひとつ。
プロもアマも国境もありませんね。
「せんくら」ならではの美しいエピソードでした。

明日は、「よみがえる大地への前奏曲」の作曲者 鹿野草平さんから頂戴したメッセージをご紹介させていただきます。
東北大学学友会吹奏楽部
マネージャー 大塚幸子

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