毎日暑い日が続きます。東北・仙台の暑さと違って、私が今住んでいる福岡の暑さは「ぐぁ~ん、もわ~っ」とした感じでしょうか。日差しもずいぶんきついようです。もっとも、この暑さは住む前から何となく覚悟はしていたのですが、それより住んでみて驚いたのは、冬の空が毎日どんよりしていること。南だから冬も毎日太陽かと思っていたのが、日本海側だから冬は曇り空が多いとのこと。これは、寒いけれど割とからっと晴れている仙台とは違います。
しかし天気よりびっくりしたのは家庭ごみの出しかたです。朝、自宅近くの集積場所に持って行くのが普通だと思っていましたが、福岡市は夜、しかも自宅前に置いておけば夜中に回収してもらえるというものです(もちろん毎日ではありませんが)。カラスの心配も、朝ごみを出しに行く面倒もなく…この方法は素晴らしいと毎週つくづく感じます。夜中にすべての家を回るような作業をされる職員の負担は大きいと思いますが、一方で渋滞もなく、また日が昇った後の暑さの中よりは良いかもしれません。
せんくらのブログにごみの話もどうかと思いましたが、住みやすい街と言われる福岡のその理由の一つを紹介させていただきました。そしてもう一つの住みやすい街・仙台の魅力は何といっても爽やかな空気と街の雰囲気そのものだと思います。特に秋の仙台は最高!ですので、このブログをご覧の九州の方も夏の疲れを癒しに是非せんくらへお出かけください。
せんくらブログをご覧の皆さまこんにちは!
今日から3日間担当させていただきます、チェロの原田哲男です。
今年で12回目のせんくらにはこれまで多く出演させていただいていますが、思い返せばフェスティバル期間中は毎回素晴らしい秋晴れに恵まれていたような気がします。
今年も仙台の変わらぬ清々しい空気に迎えられ、その空気の中で皆様と共に音楽を共有できることを今からとても楽しみにしています。
さて、今年は3つの公演で演奏させていただきます。グリーク(公演番号25番)、ドヴォルザーク(公演番号19番)はいずれも「国民楽派」と呼ばれる作曲家たちで、どちらもドイツ、オーストリアの音楽を学びながらも祖国の歴史、言葉、自然、民謡を大切にして自分の国の特色ある音楽を作り上げた、いわば祖国の心の柱のような存在と言えるかと思います。
訪れたことのないその国、その地方らしさと言ったものに思いを巡らせながら音を造り上げていく作業は大変充実した時間です。
ストゥチェフスキー(公演番号59)という作曲家の名前は初めて知りました。ウクライナ生まれ、ドイツやスイス、オーストリアでチェロ奏者として活躍したそうですが、ユダヤの血を引くことから二度の戦争の影響を多く受けます。悲哀に満ちたメロディ、一転して素朴で明るい踊りの音楽は両極端で多少大げさな感じもしますが、初めて知る作曲家の気持ちの中に入り込んでどのような音楽が生まれてくるか、彼はチェロのために多くの曲を残しているようなのでいずれはそれらの曲にも挑戦してみたいと思います。
今年も様々な作曲家、そしてせんくらならではの素晴らしい演奏家に囲まれて過ごす3日間が楽しみです。せんくら2017へ是非お出かけください。
皆さまこんにちは!
せんくらブログへの掲載3日目、いよいよ僕が担当させていただく最終日となりました。「旅する音楽家」今日は大阪のミニレポートです。新幹線や飛行機の移動が多い毎日ですが、国内移動の場合、機内や車内でなぜか全く眠くなりません。乗っている時間が短いからでしょうか?
移動中は基本、頭の中でピアノの練習をしています。時には楽譜を膝の上に取り出し、真剣に見入る事も…笑
そんな機内ショットを一枚!
お笑いが大好きな自分ですので、大阪滞在はいつもどこかワクワクします。タクシーに乗る瞬間から「ボケツッコミ」の世界がはじまり、そのやり取りがなんともいえませんね。今回も「大阪で仕事をするなら関西弁をマスターせなあかんでー」と言われてしまいました…はい、頑張ります(笑)
今回はグリーグのピアノ協奏曲。最近はチャイコフスキー、リスト、ラフマニノフのコンチェルト続きでしたので、グリーグは新鮮!
ソロ演奏に比べ、協奏曲を弾く時はピアノから出る自分の音のボリュームが自然と大きくなります。そのためか、弾き終わる頃には毎回凄くお腹が空きます。最近は公演前にカレーパンを買い、出番が終わったら楽屋で食べる事がマイブームです。
カレーと言えば、仙台でも美味しいカレーがあります!毎年牛タン利久さんの長時間煮込んだ特製カレーを楽しみにしています。他にオススメがありましたら、是非サイン会の時にでも教えてください!
それではせんくらまであと1ヶ月少々となりましたが、9月30日、エル・パーク仙台やイズミティ21小ホールで皆さまにお会い出来るのを楽しみにしております!!
皆さまこんにちは!
「旅する音楽家」第2弾、沖縄の次は熊本のミニレポートです!
人生初のJTA航空で那覇から福岡に飛び、そこからは新幹線で熊本入り。今年の2月にオーケストラツアーでお邪魔した以来でしたが、大震災の爪あとは変わらず残っていました。特に心が痛むのは熊本城の今の姿でしょうか。一日でも早い復興を願うばかりです。
今回は私のもう一つのふるさと、ハンガリーの事業と提携し、ピアノを弾く子どもたちのために開催されたコンクール育成プログラムの一環でお邪魔しました。熊本でも豊かな感性を持ち、アイディアに溢れたピアノ好きな子どもたちに出逢う事が出来、とても嬉しかったです。
そして改めて、子どもたちが音楽と向き合う時、技術面の正確さだけでは物足りないと強く感じました。そこにアイディアがあり、感性があり、初めて味のある演奏になります。僕の趣味の一つでもある料理と一緒ですね。レシピ通りに作ってもなかなか美味しい料理はできません。経験上…(笑)
日頃は皆さまに音楽を届ける身として、このような機会になりますと子どもたちが届けてくれる音楽によって毎回特別なパワーをいただきます。どこか原点に戻るような不思議な気持ちにもなります。
その想いとともに、次の本番と向き合う事が出来そうです。
最後になりますが、現在の熊本城の写真を一枚アップしたいと思います。
せんくらブログをご覧の皆さま、こんにちは!本日から掲載を担当します、ピアニストの金子三勇士です!どうぞよろしくお願い致します!
今回は「旅する音楽家」と題しまして、演奏会で行って来ました旅先のミニレポートをアップしたいと思います。
初日は沖縄です!
お仕事で沖縄にお邪魔するのは今回が初めてですが、サマーシーズンという事もありとても楽しみにしていました。
僕は群馬県の生まれで、育ちがハンガリーなのですが、どちらも海がない場所です。そのためか、「海」が大好きで、どこか憧れる自分がいます。海に入るのも最高ですが、沖縄は海を眺めるだけでも心がリフレッシュ出来る特別なパワーを感じる場所です。
そんな沖縄ですが、今回は「5人の響縁」という特別なコンサートで伺いました。バンドネオン、チェロ、ピアノとコンテンポラリーバレエ、琉球舞踊のコラボレーション企画。沖縄ならではのステージでしたが、慣れないコラボレーションのため連日6~8時間のリハーサルでした。コンサートが終わるまでは朝夕ホテルの窓から海を眺めるのみでしたが、それだけでエネルギーチャージになりました。
夜は地元の皆さんと楽しいお食事会が続き、沖縄の料理も堪能しました。今回長期滞在でしたので、ゴーヤチャンプルーをはじめとする各種チャンプルーや沖縄そばの食べ比べをする事ができました。お店や作る方によって味にかなりの差があり、とても興味深く感じました。
熱々コンサートの後は、いよいよ海でクールダウン!といいたいところでしたが、ご存知沖縄はかなりの猛暑です(笑)
次の公演地へ向かう前のわずかな時間でしたが、少しだけ海に入る事ができました。泳いでいる最中ゴーグルで水中を覗くと、周りに今まで見たことがないような熱帯魚が沢山いる事に気付きました。自分は今、大自然の中で泳いでいるんだな~と思うと、あまりの感激に涙してしまいました。塩水が眼に入ったと必死で誤魔化してみましたが(照笑)
最後になりますが、是非沖縄の海の美しさをこちらの写真を通して味わっていただきたいと思います!
函館にいます。
繰り返しですが、、、仕事です。
いろいろな所に行って、思うのですが、
どの街も、とても良い街です。
宇和島に行った時も思いましたが、誇るべき歴史と南国の人情のある、とても良い街でした。
函館は、開港以来の伝統が残る、異国と海の薫りがする、素敵な街でした。
写真はラーメンです。味は?
塩ラーメンです。函館は塩、札幌はみそ、旭川は正油なのだそうです。これも街のキャラクターなのでしょうか?
仙台という街はどうでしょうか?
ギュウタンですか?笹かまですか?
食べ物以外では?
私からのお願いです。
街と食の楽しみに加えて、
「せんくら」3日間のなかで、1回は仙台フィルのフルオケ公演をお聴きになってください。震災を経て人々との音楽による交流を重ねた、温かく、熱い演奏で、皆さんのハートをホットにします。
演奏会でお待ちしております。21、54、56、86、87番公演です。
音楽の体験が、皆さんの暮らしをますます豊かにします。
新幹線に乗ります。
目的地は函館ですので(仕事で行きます)、これは北海道新幹線です。
写真のとおり・・・。この中途半端な撮り具合が、私のカメラワーク能力の無さを証明しています。
さて、皆さんお気づきでしょうか?
といっても写真上の間違い探しではありません。
仙台駅・新幹線ホームの発車メロディは、「青葉城恋唄」なのですが、
実は「仙台フィル」が、演奏を担当しているのです!もちろん録音です。
こんど、発車前に鳴るメロディに耳を澄ませてください。
ちゃんと、弦楽器も、管楽器も、打楽器の音も聞こえますから。
ちなみに、仙台駅・在来線ホームの発車メロディも演奏しています。
そちらは「すずめ踊り」のおはやしです。
「せんくら」に新幹線でお越しになる皆さん!駅に降り立ったときから、仙台フィルが演奏でお迎えしていますよ。
仙台は梅雨です。
まだ明けません(8月1日現在)。
写真は、雨の「定禅寺通り」です。
私の写真が下手ですが、でも絵になりますね。。。
さて、定禅寺通りって、なぜ定禅寺通りと言うかご存知ですか?
はい。そうです、むかし定禅寺というお寺があったんです。
本当です。
古地図によると、勾当台公園のあたりです。
ちょうど公園の東側が、噴水を挟んで土地が高くなっていますね。
推測ですが、あの辺り、一段高いところではないかと思います。
ちなみに、この段差は河岸段丘の名残のようです。広瀬川が浸食したんでしょうか。
ブラ●モリばりの、マニアックさですねえ。。。
「せんくら」で演奏会のハシゴをしつつ、街めぐりもいかがですか?
まちなかの勾当台や一番町のほか、商店街のある長町も、緑豊かな旭ヶ丘も、発展する泉中央も、それぞれキャラクターがありますね。
それにしても、早く梅雨明けすると良いなと思っています。
皆さん、初めまして“せんくら”店長 西村です。
“せんくら”で、店長? 何だか良く分からないと思います。
実は私は、仙台国分町で“焼肉 仙蔵(せんくら)”という焼肉店をやっております。当店は、開業3年半経過し、同名のよしみで、やっと、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)とコラボさせていただく事になりました。
店内のBGMは、クラシック、名前は“せんくら”。よくお客様から、「仙台クラシックフェスティバルと関係あるの?」とか、「名前の由来は?」とか聞かれます。実は、何も関係ありません。ただ、“せんくら”という音の響きは、すでに多くの方に馴染みがあるので、お客様に覚えてもらいやすいのでは。という打算はありました。
ただ、誤算もありました。開業当初“せんくら”または“仙蔵”とネット検索すると、店のホームページにたどり着かず、クラッシック関係のページか、某アニメに登場するキャラクターのページしか出てこないと、言われたり、「今年の“せんくら”の日程教えてください」という電話が来たり。
個人的には、仙台フィルを始め、演奏家の方々とも仲良くさせていただいており、時折ご利用頂いております。演奏会の打ち上げでご利用される際には、「もうクラシックはいっぱいいっぱいなので、BGM変えてくれ」等とリクエストされることもあります(笑)。
当店は、“味”と“居心地”を大事にしており、お肉は注文を受けてから手切りし、たれやキムチはもちろん自家製です。お席は「カウンター」「テーブル席(半個室)」「小上がり(個室)」と用途合わせて選べ、すべてゆったりとした造りで、4~5時間滞在されるお客様もよくいらっしゃいます。
9月29日から10月末まで、“せんくら”の半券をお持ちになると、お食事されたグループ全員に“おすすめデザート”をサービスさせて頂きますので、是非一度ご来店下さい。心よりお待ちしております。
焼肉 仙蔵(せんくら)
https://www.hotpepper.jp/strJ001111225/
http://r.gnavi.co.jp/s5vkpd2b0000/
仙台市青葉区国分町2-1-20 うめはらビル3階
焼肉 仙蔵
私のブログ担当も最終日になりました。
今日は、私が特任教授として毎年集中講義を行っている秋田の国際教養大学についてお話ししようと思います。
国際教養大学は2004年に秋田に開学、すべての授業を英語で行い、学生には1年間の留学を義務づけることで注目を集めています。大学のランキングでもいつも高い位置をキープしています。音楽科はない大学ですので、一般教養としての音楽を、「音楽と演奏」というタイトルのもと、演奏も含めたレクチャーという形で毎年一学期、教えています。
今年は、私の秋の演奏スケジュールが忙しくなったので、例年行っている秋学期に教えることはせず、春学期に2時間の講義を19回行いました。
6月の末に、二夜連続の公開講座を、初めての試みとしてプロデュースしました。シリーズ1日目は、ジュリアード時代の同期で、現代音楽のスペシャリスト、ピアニストの朝川万里さんによるアメリカの現代音楽について演奏とレクチャー。エリオット・カーターのピアノ作品を中心に、アメリカ現代音楽の流れを辿る試み。2日目は、私が講義を行っている音楽室をサロン風のセッティングに作り、ピアニストの坂野伊都子さんを伴奏者に招いて、私の新譜“AIR&DANCE on Violin”から12曲を取り上げ、レクチャーを交えながら演奏。演奏後はスイーツと私持参のコーヒーマシーンで本格的なコーヒーも提供し、皆さんとの会話を楽しみながら、サロン形式のコンサートを体験してもらいました。
国際教養大学での一般の学生向けの14年間の講義の経験は、私が2011年からプロデュースしている「青少年のためのレクチャーコンサート」や、東京の白寿ホールで2015年から大人向けに展開している「レクチャーコンサート」として実っています。今年の秋から冬にかけては、4月にオープンしたばかりの浦安音楽ホールでも「青少年のためのレクチャーコンサート」のシリーズを開始しますし、白寿と青葉台のフィリアホールが連携した形で行う大人向けのレクチャーコンサートも予定しています。
9月に仙台で皆様にお目にかかれることを、楽しみにしています。