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SENCLA BLOG

ブログ

佐藤しのぶ
2017.08.17

月日の流れ

皆様こんにちは、佐藤しのぶです。

 

ブログに慣れないまま、遂に最終日となりました。

なんだかテストに落第したような気持ちに陥っていますが・・・(笑)、今は東京で、10月末初演の新作オペラの練習に奮闘しています。

 

一つの作品を創り上げるまでの時間とエネルギーは、それはそれは想像をはるかに超えるもので、 まさに「産みの苦しみ」ですが 、出来上がった時に仲間たちと分かち合える喜びも大変大きいものです。

 

どんな作品を歌う時も、いつも練習時間が足りない、と叫んでいるうちに本番がきてしまいます。

 

が、振り返ると、初めてその作品を歌った日から、なんと数十年の月日が流れたことに驚くこともあります。これもクラシック音楽の素晴らしさのひとつですね。

 

ひとつの作品を通して、試行錯誤を繰り返しながらも、半世紀、いやそれ以上、 健康である限り生命尽きるまで、時間をかけてほんの少しずつ自分なりの成長をしてゆけるからです。

 

また、自身の進歩を一曲の中に感じられる瞬間があるからです。そしてその時間をかけた音楽がお客様の心に響いた時、本当に深い喜びに満たされます。

 

世の中はアンチエイジングが大流行ですが、私はむしろ逆行していて、年齢は大切な宝物だと感じます。年齢を奪われたくないし、年齢すら考えず、もっと毎日の営みに没頭し、未来の自分を創り続けたいです。

 

9月29日皆様にお目にかかれます事をとても楽しみにしております。

 

拙い初ブログを最終日までお読みくださり、ありがとうございました。

 

オペラ「蝶々夫人」より

 

追伸

実は、私は明日仙台にお墓参りに行きます。

昨年亡くなった父の兄が眠るところです。

久しぶりに親戚と会えるのが楽しみです。

きっと29日には従兄弟達も聞きにきてくれるでしょう。

そして亡くなった父も叔父も天から笑顔で歌を聞いてくれることでしょう。

 

佐藤しのぶ

三宅進
2017.08.17

音楽サプリだ!加藤ちゃんだ!

ミヤケ担当最終日の今日は、音楽サプリで共演する加藤昌則さんについて書いてみたいと思いますよ。

 

彼と初めて会ってから、既に10数年経つでしょうか。今や時代の寵児の感もある売れっ子のかとちゃんですが、当時は名前も知られておらず。でもたまたま僕が引き受けてたオーケストラの仕事で彼の新作を演奏する機会があったのです。

 

そのとき、心の底のどこかで「またアタマでっかちのつまらない曲を弾かされるのか?」って思った僕がいたことを告白いたします。。

 

ところがその予想は見事に裏切られました。なんと美しい音楽!
リハーサルの後、すぐに僕は「君、いい曲書くね!」って言いに来たと、かとちゃんは主張するのですが、どうだったかな?
かとちゃんは「なかなかわかってるチェリストだな」と思ったとか。なんという上から目線!(笑)

 

それから彼が持っている銀座の王子ホールのコンサートシリーズにゲストで呼んでくれたり、僕の仙台でのリサイタルでピアノを弾いてくれたり、よい関係が続いています。

 

今だから言えますが、僕のリサイタルでは、なんと僕自身が開演時間を1時間間違えるというスゴい事件があったのです。
開演10分前に僕はまだホールに到着していなかったのですが、加藤くん一切焦らず客席に座布団敷いて落語のひとつもやろうという体だったようで(笑)

 

昨年はこの音楽サプリで、僕が持参した白衣がきつくて、急きょ代わりに着せられたのにもかかわらず、むしろ大喜びでピアノ弾いておりました。

 

今年は、この企画どんなことになりますやら。
音楽サプリのリクエストお待ちしてますよー。

 

三宅進

佐藤しのぶ
2017.08.16

までいの音

皆様こんにちは、佐藤しのぶです。

 

「せんくら」は2011年3月11日のあの東日本大震災という未曾有の大災害を乗り越え、続けてこられました。それは言葉に尽くせぬほどのご苦労とご努力の賜物と胸が熱くなります。6年経ってまだ本当の復興には至らないたくさんの問題もありますが、こうして「せんくら」を続けることの大切さと意義を益々強く感じます。

 

ところでみなさん「までいの村」をご存知でしょうか。福島県飯舘村のことで、「までい」とは、”手間暇かけて”、”丁寧に心を込めて”、”両手で包むように大切に”、”慎ましく”….といった広く深い意味を持つ言葉だそうです。

 

飯舘村は、あの震災の原発被害で全村避難をされた村ですが、あの日から、村民一丸となって今日に至るまで頑張っておられます。ご縁あって、私は飯舘村の菅野村長からこの言葉を教えていただきました。

 

2015年3月28日、まだ避難生活の真っ只中にありながら、東京・池袋の東京芸術劇場コンサートホールで行われた「東日本大震災復興に寄せるチャリティコンサート”明日へ”」の演奏会で飯舘村の子供達の歌った「花は咲く」。その、あまりに明るく元気一杯な歌声に、皆、涙が溢れとまりませんでした。

 

古来、日本人は、資源に特別恵まれたわけでもない小さな島国で、農耕民族として、お互い助け合いながら自然の厳しさを耐え抜いてきました。こうして、飯舘村に限らず、日本人には「までいの精神」が先祖から受け継がれていると思っていました。が、時代や人々の暮らし、価値観も激変する中で、私達は目に見える豊かさに惑い、いつしか大切なものを忘れていったように感じます。

 

でも、私達はあの震災で、生命の尊さ、人との繋がり、本当の幸せとは何か… 目に見えないものが如何に大切かを考え始めました。

 

音楽は目に見えませんし、音楽の効能を数値化して証明する事も難しいでしょう。

 

しかし、音楽は、人の心に確実に力や勇気、希望や安らぎを与え、精神を育んでくれます。ですから、初めての方こそ、せんくらの演奏会を、是非一度体験していただきたいと思います。美しい音を響かせる為に「までい」の心がなければ、生まれない演奏だからです。これこそが「までいの音」です。

 

せんくらの未来を心から応援します。

 

佐藤しのぶ

三宅進
2017.08.16

ミュージック・フロム・ミヤケ

クラシックを専門に勉強してた我々プロフェッショナルの音楽家はやはり普段聴く音楽はクラシックに決まって。。。るわけないじゃないですか!(笑)

 

小学生時代はビートルズから洋楽を聴き、音楽の授業でギターが必修だった中学からはフォークも楽しくなってきました。
さだまさしさんや、あのアリスの弾き語りなんてよくやっていました。
チェロの練習に飽きると、チェロを横にしてギターみたいにしてみたり(なにやってんだか)

 

高校時代は、バンドごっこもやり、TOTOの武道館公演を聞きにいって、そこがアリーナ席で巨大なスピーカーの真ん前。翌日まで耳鳴りがしてソルフェージュの授業をお休みしたこともありました。

 

音楽大学に入っても、チック・コリアのコンサートを聴きに行って興奮して鼻血を出したり、学園祭でディスコ(古い❗)バンドをやったりというわけで、ポップスは大丈夫というか大好きです。

 

クルマの中で聴く音楽もグレン・グールドから、クイーン、荒井由美、GONTITI、ビル・エバンスまで多種多様。

 

プロになってからも、内職でいろんな音楽のレコーディングに参加しています。最近ではあのF山さんの。。。
というわけでいろんな音楽大好きですが、クラシックはやはり最高です!

 

せんくらのステージでそんなトークしたいのですが、
なにせ時間が短いですからね。。。

 

三宅進

佐藤しのぶ
2017.08.15

特別な日

皆様、はじめまして、佐藤しのぶです。

 

8月15日から3日間ブログを担当することになりました。

 

実は生まれて初めてブログを書くことになり、今とても緊張しております。どんな方がお読みくださるのか、何についてどんなふうに書けばよいのかよくわからないのですが・・・

 

今日は8月15日という特別な日です。

やはり厳粛な気持ちで、平和の尊さについて書かせていただこうと思います。

 

戦後72年を迎え、戦争体験者や原子爆弾投下による被爆者の方々が年々亡くなられていく中で、戦争を知らない私達こそ、自ら歴史や過去を学び、次世代のために平和な未来を担うべく責任があると感じています。

 

日本は世界で唯一の被爆国です。

その大きな責務を世代を超えて受け継ぎ、しっかりとバトンを渡していかなければなりません。

 

音楽は人と人とを繋ぐもの。

音楽は人の心をより人間らしく育んでくれます。

戦争は人間を人間で無くしてしまいます。

 

私の恩師の中山悌一先生は、こう仰っておられました。

「歌い手はすべての立場や考え方の異なる人の気持ちを理解できるようでなければならない。でなければ、決して人の心を打つ歌は歌えない」と。

 

体験せずとも想像力を持って努力し、あらゆる人の気持ちに想いを馳せること…

 

容易ではありませんが、楽譜によって作曲家の真意を読み解くことから始まる演奏家にとって、不可欠なことだと思います。

 

音楽は人間の為に在ります。

今こうして健康で平和の中に音楽できることへ深く感謝し、戦争で亡くなられた方々へのご冥福と、平和への祈りを込めて、シューベルトの連禱「Litanei」歌い、捧げます。

 

これは、私が小学5年生の頃に両親が広島の平和記念資料館に連れて行ってくれた時の写真です。

 

佐藤しのぶ

三宅進
2017.08.15

夏がおわったらせんくらですよ!

こんにちは、チェロの三宅 進です。

 

仙台フィルと契約して5年目になり、すっかりせんくらが年間のリズムの一部になってきました。新年度になってすこしすると、もうせんくらプロジェクトの詳細が我々にも伝わってきます。

 

それをきいてすぐにプログラムの検討にはいります。とくに今年で3年目になるチェロカルテットは、学生時代からのつきあいの長谷川陽子さんと相談して、曲目やらシーティングを決めるのでけっこう大変。なにせ主張があるので、彼女(笑)

 

ピアノの加藤昌則くんとの音楽サプリは、やりたいアイディアがどんどん出てきて、楽しいのですが、下手すると非常に暴走するので、これまたたいへん(笑)今年はお客さんにリクエストをしてもらい、そのお題?をもとに選曲するので、楽しみな反面、アイディアマン加藤くんが突飛なことを言いだしそうな予感・・・

 

今年は上記の2つに加えてフェスティバルソロイスツと仙台フィルの公演というのが三宅進2017せんくら予定です。

 

ほかの公演、面白そうなものをみにいきたいなとおもうのですが、実現むずかしいな。

 

三宅進

吉田誠
2017.08.14

大作曲家と個性的なクラリネット奏者との出会い

せんくらブログを読んで下さっている皆様、こんにちは。

 

いよいよ僕のブログも最後日となりました。

 

クラリネットのために書かれた名曲の誕生の背景には、偉大な作曲家とその時代に活躍した優れた、そして大変個性的なクラリネット奏者との出会いがありました。

 

今日はその話を簡単に、それから今回演奏させて頂くプログラムについても簡単に説明したいと思います。

 

モーツァルトは、当時のウィーンを代表するクラリネット奏者、アントン・シュタットラーと出会い、有名なクラリネット協奏曲やクラリネット五重奏等の傑作が誕生しました。

 

シュタットラーはテオドール・ロッツというクラリネット職人とコラボレーションし、新しいクラリネットの開発に取り組みました。その中で普通のクラリネットより更に音域の広いバセット・クラリネットやバセット・ホルンという楽器を作ったのですが、この楽器とシュタットラーの特別な演奏に触発されたモーツァルトがこの名曲を生み出したのです。

 

ロッツ製のバセット・ホルン

(写真はエリック・ホープリッチ著 「The Clarinet」より)

 

有名なブラームスの晩年のクラリネット・ソナタやクラリネット五重奏、クラリネット三重奏は、リヒャルト・ミュールフェルトというクラリネット奏者のために書かれています。元ヴァイオリン奏者であり、指揮者でもあったミュールフェルトの表現力に感激したブラームスは、失いかけていた創作意欲を再び取り戻し、これらの傑作を短い期間に一気に書き上げました。

左:ミュールフェルト、右:ブラームス

 

ガラ・コンサートで演奏させて頂く、メシアンの〈世の終わりの四重奏曲〉の中のクラリネット・ソロ曲《鳥たちの深淵》も第二次世界大戦中に出会った、アンリ・アコカというクラリネット奏者との出会いにより、これまでで最もあたらしく、刺激的なクラリネット・ソロ曲が生まれました。アコカは本当に個性的な奏者だった様で、メシアンの手記には「メタリックな音を出す奏者」と書かれています。

 


アンリ・アコカ

 

ピアノとのデュオ公演のテーマは「ファンタジー」ですが、その中で演奏させて頂く、クラリネット・ソロのための〈幻想曲〉の作曲者である1973年生まれのヨルク・ヴィトマンは、世界中の音楽祭やオペラハウス、オーケストラから委嘱が舞い込む大活躍中の作曲家であり、世界的なクラリネットのソリスト、そして素晴らしい指揮者です。

 

作曲家兼指揮者だったり、作曲家兼ピアニストという方は歴史的にも多くいらっしゃいますが、作曲家兼クラリネット奏者というのは歴史的にも珍しいのではないかと思います。

 

また僕にとって、現在を生きる偉大な作曲家の、自作自演を聴ける事は、作品を最もわかり易く知る事が出来、とても貴重な機会だと思います。

ヨルク・ヴィトマン © Marco Borggreve

 

曲名にファンタジーと付けられている訳ではありませんが、とても幻想的で夢の様なクラリネット・ソナタをニーノ・ロータが残しています。ニーノ・ロータは皆様もご存知の通り、「ゴットファーザー」や「太陽がいっぱい」や僕も大好きな映画監督である、フェデリコ・フェリーニのほとんどの映画音楽を手掛けていますが、たくさんの素晴らしい純音楽を作曲しています。
特にクラリネットの作品は多く、このソナタやクラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲、木管五重奏や九重奏、そしてアレグロ・ダンツァンテというクラリネットとピアノのための小品も残しています。映画音楽でもニーノ・ロータはクラリネットを活躍させている事からもきっとクラリネットに何か特別なファンタジーを抱いていたのではないでしょうか。隠れた名作をこの機会に是非とも聴いて頂きたく思っております。

 

それでは、会場で皆様にお会い出来ることを楽しみにしております!
3日間おつきあい頂き、有難うございました!

 

吉田 誠

吉田誠
2017.08.13

クラリネットとは

皆様こんにちは!

 

昨日に引き続き、ブログを担当させて頂きます、クラリネット奏者の吉田誠です。

 

今日は楽器について少しご紹介したいと思います。
現在、僕が演奏している楽器は、Schwenk & Seggelkeというメーカーのクラリネットです。

現代のクラリネットは世界的に大きくドイツ管とフランス管の2種類のクラリネットに分類され、キーのシステム、内径のサイズ等の違いがありますが、僕の楽器は、運指はフランス式で、音孔や内径はドイツ式という両方のいい所を取り入れた楽器です。

 

またこのメーカーは古楽器も制作しており、当時の楽器のエッセンスもこの楽器には取り入れられています。

 


© RamAir.LLC

 

当時のクラリネットは柘植の木で作られていましたが、耐久性や利便性の問題で現在は黒檀で作られたものが主流となっています。

 

また音を出す上で、とても大事なパーツがあるのですが、それがマウスピースです。弦楽器で言う弓の様な役割になるのではないでしょうか。

 

現在、この3種類のマウスピースをメインに、曲によって使い分けています。

 

3種類共に素材はエボナイトというものですが、それぞれ0.01ミリ単位でカットが違うため、吹き心地、音色、発音の速さが異なります。

 

例えば、モーツァルトやウェーバーの時代の作品では速い発音と瞬発力が求められるので、右のマウスピースを使います。

 

ガラ・コンサートで演奏させて頂くメシアンの様に、幅広いダイナミクスと多彩な音色が必要な作品では、真ん中のマウスピースを使います。

 

因みにこのマウスピースは、サクソフォンのマウスピースから着想を得て、職人さんに手作りして貰いました。

 

その他にも、楽器の穴を塞ぐ部品の素材を何にするか等、楽器のこだわりは話せばキリがないのですが、ほんの少しのことで楽器の音色や倍音の響きなどが変化するので、日々、研究が必要となります。

 

ヴァイオリンやピアノは長い年月を経て、ある意味で既に進化を遂げ、完成された楽器ですが、クラリネットはキーが1つ増えたり、新しい素材が楽器に使われる等、世界中で新しい実験が行われ、日々進化しています。

 

モーツァルトのクラリネット協奏曲やブラームスの晩年の2つのソナタ等、名作曲家が残した名曲が実は沢山ありますが、その誕生の背景には、当時の優れたクラリネット奏者と楽器職人と、そして、偉大な作曲家との出会いがありました。

 

明日は、これらの素晴らしい出会いについて書きたいと思います。

 

吉田 誠

吉田誠
2017.08.12

初せんくら

仙台の皆様、こんにちは!

今日から3日間、せんくらブログを担当させて頂きます、クラリネット奏者の吉田誠です。

 

せんくらには今年初めて出演させて頂きます。

 

宮城ではほぼ毎年の様に演奏させて頂いており、昨年の6月には石巻の法音寺の本堂で萩原麻未さん、成田達輝さん、横坂源さんとメシアンの《時の終わりのための四重奏曲》を演奏させて頂きました。
写真はリハーサルの様子ですが、本堂の響きが素晴らしく、演奏していてとても気持ち良かった事を覚えています。

 

せんくらでは、ピアノとのデュオ公演だけでなく、ガラ・コンサートにも出演させていただきます。

 

初めて共演させて頂く方ばかりなので、今から大変楽しみにしております。
そしていつも温かく迎えて下さる仙台のお客様に、せんくらの公演会場でお目に掛かる事が楽しみでなりません!

 

オーケストラではおなじみのクラリネットですが、現在僕はソリストとして活動しています。

クラリネットでソロ?と思われるかも知れませんが、実は音域は4オクターブ以上もあり、各音域ごとに名前が付いている程、多彩な音色を持つ楽器であり、大作曲家が素晴らしいクラリネットのための作品を残しています。

 

明日はそんなクラリネットという楽器の事をご紹介したいと思います。

 

吉田 誠

原田哲男
2017.08.11

感謝

皆さんこんにちは。

せんくらブログの担当も今日で最終日となりました。

 

原稿の提出は毎年ぎりぎりか締め切り日の夜中(締め切りに遅れているということですが)。いつもせんくら事務局の方にはご迷惑をおかけしております。

 

コンサートへ向けての練習も、十分時間をかけたつもりが締め切り(本番当日)に間に合わない状態に陥って焦ったり、逆に停滞していたものが意外にガーッとはかどってすごくうまくいったり、未だに不安定なものですが、それでも数年をかけて自分が出したいと思う音を徐々に変化させていくことが出来るのはやはり大きな喜びです。

 

仙台の皆さまとももう18年のお付き合いになります。沢山のお客様、そしてせんくら等コンサートを準備して我々を迎えてくださるスタッフの方々に感謝してせんくらの本番に臨みたいと思います。コンサート会場でお待ちしております。

 

 

 

原田哲男

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