男の朝食

2009.08.11| 河野克典

イタリアの男たちはバールで朝、食事をする。
そこで好みの新聞と煙草を買い、そしてブリョーシュと呼ばれるパンとエスプレッソを頼む。
日本の男は立ち食いそば屋で!

さて僕は、毎朝といいたいところであるが、残念ながらこれもめげて、時々散歩をする。
その時の行動習性がある。僕は豆腐屋の前を素通りすることができない!
先ず豆乳を飲み、そして豆腐を一丁買う! 基本的には木綿派であるが、豆腐屋によっては絹に力を入れているところもあるので、必ず二度目は絹を。
買ってきて、鰹節を削って添える。
ああ、日本人だ!

追伸: ちなみにドイツ人は・・・・・・。
朝、焼きたてのパンを買いに行き、自宅で食べる。
河野克典(バリトン)

スイスのコンセント

2009.08.10| 西江辰郎

さて、今年でせんくらも何回目?でしょうか。
毎年ブログがあるものの、本当の日記になっているのは僕にとっては今回初めて・・・
自己紹介はこちらを見ていただくことにして、
http://homepage3.nifty.com/nishie-tatsuo/

それから昨年までのブログにも色々書いてありますので、
そちらも是非読んでくださいね。

今日は音楽とは関係のない話です。

今年は6月に久々にスイスへ行ってきました。
もちろん遊びではなく、演奏会を頂いたからなのですが、
僕がスイスへ留学していた当時は、まだ学生でお金も自由には使えずでしたので、もちろんデジカメなんてものは、まだあまりみんな持っていなかった気がします。

なので、留学中の写真といえば、フィルムなわけでして・・・・
沢山撮るわけにもいかず。

今回スイスに行ったおりには、良いところや面白いところを吸収して焼きつけようということで撮りまくってきました。

そのうちの一枚。
これはスイスのコンセント。
面白いですね。
一番左がコンセント。真ん中もコンセント。右手は電話です。
一番左は、ど真ん中の穴は関係なくて、それぞれ3つで一組です。
つまり一番左だけで三つ挿せます。

220ボルトなので、迫力もすごい・・・・

ドライヤーで髪を乾かすのに僅か1分!
爆音とともに暴風がでてきます。(笑)
西江辰郎(ヴァイオリン)

 

皺のない真っ白な・・・・

2009.08.10| 河野克典

先週、年一回の人間ドックのオプションで「脳ドック」なるものにチャレンジしてきた。

他の検査と違って、前日からの食事制限などが無いので楽だった。
歌い手は記憶力との勝負!

毎回自分のリサイタルの歌詞を訳していて、最後にその量に驚くやら、呆然とするやら、嫌気がさすやら・・・・・。
その暗譜ということ、年と共に難しくなってきて、ここらでちょっとシワ伸ばしをして・・・・?! 違う!
そんなものしても駄目!
さしづめお医者さんに「河野さん、いやぁ~、貴方のはシワ一つ無い真っ白な脳ですね!」といわれるのが落ち。
まあともかく15分ばかりギーガーギーガーと鳴る機械の中に入っていた。

その昔昔、NHKのテレビ番組で「タイムトンネル」というアメリカの番組をやっていた。あの中にあった機械の小さい形のようなものだ。フルフェイスのヘルメットのようなものを付けられて横たわっていただけで、途中から眠っていたような気がする?
結果をご覧じませ!

追伸:ちなみに、暗譜するということと、音楽を創る(演奏する)と言うことは全く別の次元の
行為であり、音楽には絶対ではない。
河野克典(バリトン)

今年のせんくら

2009.08.09| 西江辰郎

皆様こんにちは!せんくらの季節が近くなってきましたね!
今年は10月3日のみしか出演でませんが、毎年皆様に演奏を聴いていただけるのをとても楽しみにしています。

ところでこのブログ、僕の出番はてっきり8月後半と勘違いしていまして・・・・・
そういえばいつだったかなと確認したら、まさにあと7時間で締め切り!

本当に日記になってしまいました(笑)

今年のせんくらのソロではベートーヴェンのスプリングソナタを演奏させていただく予定。この曲も、なかなか手をつけずに今まで来てしまった曲で、僕にとってはフランク、プロコフィエフのソナタ、もこの類でした。「なんだか急にベートーヴェンが弾きたくなった。」それが今回プログラムに組んだ理由です。素晴らしいピアニストの坂野伊都子さんとの駆け引きも楽しみです。セレーノ弦楽四重奏団では7月にシューベルトを演奏しましたが、10月には大好きな作曲家の一人、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を演奏させていただきます。

今日から一週間どうぞ宜しくお付き合いください。
写真は夕方、スイスのSuhrです。写真にしたらこんな色になりました・・・・
西江辰郎(ヴァイオリン)

緊張しています

2009.08.09| 河野克典

皆さん、こんにちは!
今日から一週間ブログを担当します河野克典です。

日記をつけることもない僕(遙か昔、小学生の夏休み、そして青春時代に、幾度かチャレンジしたことはあるが、結果は初めの何ページだけ。交換日記などというロマンチックな思い出もなく、その残骸が実家に眠っている)が、こうして毎日皆さんを前にして書く、というのはとても緊張しています。
歌う時と同じくらいです。^^;

「せんくら」は今回初参加となります。毎年お招きを頂きながらいつも日程が合わず残念な思いをしていましたが、やっと、やっと、今回!

やっと参加させていただけることとなりとっても喜んでいます。
仙台にはこれまでプライベートでも演奏会でも幾度か伺ったことがあり、大変好きな街です。

一番初めはまだ学生時代でした。青葉城趾に登って「青葉城恋唄」を歌ったことと土瓶蒸しを食べたことを憶えています。

次に行った時には夏で岩牡蛎と、鰻を食べた・・・・・・・。
食べ物の思い出ばかりのようですが、ちゃんと街も歩いていますよ。
今回はどんな仙台に会えるか、今から楽しみです。
それでは、一週間お付き合い下さい。よろしくお願いいたします。
河野克典(バリトン)

2009.08.08| 原田哲男

今日でブログ担当最終日です。

昨日までの3日間は予め前日までに書いて提出していたのですが、最後は気が緩んで(?)本日分を焦って今朝書いています。おかげで昨晩見たのは、10メートルくらいに積み上げられた本(ブロック?)の上をぐらぐらさせながら歩いているなんとも居心地の悪い夢。そしてやっとの思いで地上に降りて向かった先は・・オーケストラの練習会場。曲は某日本人作曲家による(何故か)カンタータ新作。オーケストラの練習は始まっているのに自分の席だけぽっかり、そして自分のチェロがまた遠く向こう側の山積みの本の上にぐらぐら揺れている。こういった夢です。

ブログの事が余程気になっていたのでしょうか。やはり昨日のうちに書いておけば良かった。でもこうして夢の話で無事(?)最終日のブログを埋める事が出来たので、ぎりぎりまで待った甲斐もあったのかも。

ちなみに今日はこれから明日本番のオーケストラリハーサルですが、こちらの準備のほうは万端です。

それでは、せんくらの会場で皆様にお目にかかれる事を楽しみにしています。
原田哲男(チェロ)

 

コンサート紹介

2009.08.08| 長谷川陽子

今年は4つのコンサートに出演します。一つはこれまた連続4年出演のギターの福田進一さんとのデュオ。
【公演番号31番~~チェロとギターが素敵な恋をした。~】
私たちのデュオは「せんくら」でも既に3回目。

最初は「チェロとギター?!」なんてびっくりする方も多かったみたいですが、私たちのCD「WAVE」をお聴きいただくと判ると思うのですが、これまたいいんです。
老後は絶対ギターを習う!と断言している私ですが、柔らかくも癒しのギターの音色にのって、チェロがある時は朗々と、ある時はささやくように歌う。どうぞお楽しみに。

そして次はチェロといえば、やはり「白鳥」。
【公演番号98番~白鳥・夢のあとに~】
チェリストにとってまるで女王様のような美しい白鳥を中心に、フォーレの「夢のあとに」など、珠玉の名曲たちを演奏します。こちらのプログラムのテーマはフランスの名曲の中から「愛」を中心に集めてみました。

そしてもう一つは、今年生誕200年を迎えるメンデルスゾーンの作品を集めたプログラム。
【公演番号9番~生誕200年オール・メンデルスゾーン!~】
特に「ソナタ」と言われる長い曲は「途中で飽きちゃうんじゃないかしら???」とか「難しかったらどうしよう??」などと、思ってしまいがちですが、彼の明朗なメロディは聴いていて、小難しくて堅苦しいウンチクなんてまずは置いておいて、ストレートに生きる喜びを味わって頂きたいと思います。

そして今年は「無伴奏」のコンサートも。
【公演番号41番~長谷川陽子のバッハ、カサドの無伴奏チェロ!~】チェロは弦が4本しかないで、どう頑張っても同時に4つの音しか出せない楽器ですが、そんなシンプルなたった4本の弦でどこまで自由に、どこまで深く音の世界を描けるか・・・演奏家としては最もハードで最も弾き甲斐のあるジャンル。チェロの純粋な醍醐味をどうぞじっくり味わって下さい。

さて。一週間お付き合い頂いた私のブログですが、本日で終了。一週間お付き合いありがとうございました。
もし良かったらオフィシャル・サイトでもブログを更新しているので是非遊びにいらして下さいね^^ http://yoko-hasegawa.com

10月に仙台でお会い出来るのを楽しみにしています!!
長谷川陽子(チェロ)

 

練習あるのみ!

2009.08.07| 原田哲男

今年のソロ公演では、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番、ベートーヴェンのソナタ第3番を弾きます。どちらもチェロのための作品の中では最も有名な曲として知られ、私自身も学生の頃から時期を置いて何度も取り上げてきた作品です。
しかしながら、10年も仙台にいてコンサートでベートーヴェンの3番を弾いたのはわずか1回のみ。

バッハの3番はサロンコンサートで2回ほどでしょうか。いずれももう既に数年前のことなので、今回改めて練習しなおして弾いてみたい!と思い、チェロレパートリーの定番を2曲も並べてしまいました。

そして練習を始めてみると・・・嬉しい事に以前書きこんだフレージングやボウイング、指使いを見て、「どうしてこんなこと書きこんだのだろう?今なら違うやり方で弾きたい」というところがいくつも見つかっています。

ひとつのパッセージについて何を目的として練習をしているのかも以前弾いた時とは全く違う事にも気付きます。
こんなえらそうな事を書いて、果たして秋の本番がうまく行くのか心配でもありますが、音楽が好きで取り組んでいる以上、練習の内容にまずは自己満足しながらのほうが明るい結果に辿り着けるかとも思い、バカを承知で公表しています。

8月6日は広島の原爆記念日。将来に希望を持ちながらもその途中で命を落とされた方々のことを思うと、今、安心してやりたい事に何年にも渡って取り組める自分はなんと幸せかと思います。 出来ればせんくら本番でも皆様と幸せな時間を共有できるよう・・それには今練習ですね。
原田哲男(チェロ)

チェコ

2009.08.07| 長谷川陽子

今年の夏はチェコのプラハで新譜のレコーディングがありました。
2年前にもプラハでシューマンとドヴォルザークのチェロ協奏曲を録音しましたが、今回はエルガーとバーバーの協奏曲を、しかもホールは念願のドヴォルザーク・ホール。素晴らしい響きのホールで演奏家冥利に尽きます。こちらは年末もしくは来年始めにリリース予定。

私がまだ趣味でチェロを弾いていた14才・中学生のときに、たまたまチェコから来日中のスメタナ弦楽四重奏団の皆さまに私のチェロを聴いていただく機会があって、そのときにいただいた思いがけないコメントがとても励みになって、いつの間にかステージで弾かせていただく身になった私としては、チェコは彼らの祖国でもあるせいか、とても懐かしいふるさとなのです。

来年1月にはプラハ交響楽団の日本ツアーでドヴォルザークの協奏曲を演奏する予定です。
長谷川陽子(チェロ)

音の深さ

2009.08.06| 原田哲男

8月4日はせんくらのプレイベント「気軽にクラシック!Vol.4」本番でした。

オールモーツァルト、1時間のプログラムを2回。どちらもほぼ満席! 司会による解説やソリストへのインタビューなどもあったせいか客席からはまさに「気軽に」音楽を楽しんでいる雰囲気が伝わってきて、弾いているこちらも楽しめました。

ソプラノのソリストとして臼木あいさんが出演されましたが、その素晴らしい声に魅了されました。透明感がありながら艶やかで、まさにビロードのような?高級感がある。
この方の声で「フィガロの結婚」のスザンナ、「ドン・ジョバンニ」のゼルリ-ナを聴きたい、いや一緒に演奏したいなーと。家に帰って練習。

弦楽器もうまくいくと上質な人の声のような音が出せるときがあります。今日聴いた声とうまく溶けこむ音色を目指したいです。

秋のせんくらでも仙台フィルはさまざまな楽器のソリストを迎えてのコンサートを受け持っています。彼らの紡ぎ出す音にインスピレーションを受けてこちら側の音楽も豊かになる。オーケストラに勤めているからこそ得られる刺激が今からとても楽しみです。
原田哲男(チェロ)

 

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