歳を重ねるほど 「和」に 癒されています。
神社仏閣(ヴァイオリンの鈴木理恵子さんも お好きでそうで 嬉しいです♪)へ訪れ静かな時間を過ごすひと時。
着物に袖を通し 季節を感じるひと時。
茶道のお稽古のひと時
一人 静かに お茶を点てるひと時・・・
私達の舞台は 多くが西洋音楽の演奏です。
舞台から少し離れ 心の声に耳を傾けるとDNAが 教えてくれます。
身近にある 素晴らしい精神文化を。
今日の写真は 春のお茶会の時のものです。
触れているのは 満開のぼたん桜です。
丁度今 日本茶のWebマガジンが公開されていますので
ぜひ そちらもご覧ください。
http://www.nihoncha-web.jp/
鈴木慶江(ソプラノ)
サクソフォン吹きにとっては、吹奏楽は切っても切れない関係です。吹奏楽で演奏する曲はクラシックからジャズ、ポピュラーとジャンル広く多くの方に愛されています。
サクソフォンはその中でも自在な表現を求められている楽しいパートです。美しいハーモニーを作ること、ほかのパートのソロやメロディにそっと寄り添って吹く歓び、そして、たまに出てくるソロや大いに目立つアドリブソロなどでは、スタンドプレイもして、喝采を浴びられる・・
すべての役割をこなせてしまうこの楽器。人気沸騰になるのは当然かもしれません。
今回演奏する私のプログラムにあります、吹奏楽とサックスのために書かれたアルフレッド・リード作曲の「バラード」を、ピアノと演奏するアイディアを得たのも、吹奏楽の魅力を知っているからこそ生まれたものなのです。
須川展也(サクソフォン)
一昨年からインドネシアの音楽祭に呼んで頂いています。
ジョクジャカルタは古都であり、正統的な伝統芸術が街々に溢れています。ガムランはインドネシアの代表的な音楽ですが、たおやかに流れる音楽を聴いていると、穏やかな気持ちになります。
昨年は音楽祭以外でも、山の村でミニコンサートをしたり、一昨年のISI音楽院に加えて別の音楽大学でもコンサート、マスタークラス等をしました。
これの写真は山の上のコンサート(村の子供たちもたくさん座りながら聴いています)と、インドネシアの学生が一生懸命シューベルトの「死と乙女」を弾いているところを教えている写真です。
東南アジアの学生、若い音楽家たちはとてもピュアで一生懸命です。何かを学ぼうと、目がきらきらしていて、教えるほうも楽しくなります。
いつまでもこの純粋さを持ち続けたいです。
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
練習やコンサートは続いていますが、やはりたまには気分転換は必要です。
私は車に乗るのが大好きで、のんびりと車の中で景色を楽しみ、一期一会の時間を楽しむことにしています。もちろん体あっての自分ですから、安全運転を心がけてドライブをしています。
それから、食べたり飲んだりすることも楽しみです。仙台はおいしい食べ物やお酒もいっぱいですね!今からワクワクしています。
須川展也(サクソフォン)
近年、演奏旅行でアジア各国を訪れる機会が増えてきました。
一昨年、昨年と訪れたカンボジアもその中の国の一つです。
プノンペンで音楽祭が行われているということにも驚きでしたが、教会やロシアンカルチャセンターなどを会場にし、その意味ある内容にとても感銘を受けました。
私は、一昨年はオール近現代無伴奏リサイタルとマスタークラス、昨年はオールバロック無伴奏リサイタルに室内楽、マスタークラス等等盛り沢山の内容でしたが、カンボジアの人々のあたたかさに触れ、大変心に残る時間を過ごしました。
美しい国、人々の優しい国ではありますが、ポルポト時代の惨劇が色濃く残っており、芸術家もその時代にたくさん惨殺されています・・。
その悲劇を乗り越え、伝統的な芸術を後世に伝えていきたい、という強い想いを持つ国でもありました。
昨年音楽祭後に訪れた孤児院では、子供たちが演奏のお礼に伝統舞踊を踊ってくれました。その美しいダンスは今でも目に焼きついて、心から離れません。
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
サクソフォンという楽器は1840年代にベルギーの楽器発明家アドルフ・サックスによって考案されました。彼の名から、「サクソフォーン」と名付けられました。1846年に特許を取得しています。言ってみれば、この楽器ももともとはフルートやクラリネットなどの木管楽器と、トロンボーン、トランペットなどの金管楽器の両方の良いところを兼ね備えた楽器として、考えられたのです。屋外でも十分に響き渡る豊かな音量、フルートやオーボエに匹敵する繊細な表現など、自由自在に音を操れる楽器なのです!
だからこそ、人間に近く、多くの人に愛されているのですよ。
須川展也(サクソフォン)
私は、お寺、神社等を巡る時間が好きです。
別に宗教には何も入っていないのですが、お寺に行って庭を見たり、仏像を見たりすると、なんとなく気分が落ちついてきます。
演奏旅行に行き、その土地に由緒あるお寺があったりすると、時間があればできるだけ訪れるようにしています。
仏像も顔が様々で、それはそれは美しい神々しい顔だったり、意外とひょうきんだったりして興味深く、それも楽しみの一つです。
京都はたくさんお寺があり、これは昨年行った東寺を携帯から写したもの。ここからの眺めが好きです。もう一つは中国で初めて訪れたお寺のものです。入り口でお線香が横に立ち並び、煙がもうもうと上っていて中国らしいですが、やはり日本と中国の文化の近さを感じた瞬間でもありました。
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
見えますか?虹 です。
最近 虹をよく見ます。
先月 東京でリサイタルを終えた後サイン会をしていたら ホールの方が飛んできて「のりえさ~ん!!すごいです!虹です!しかも 二重で~す!!」思わずサインペンをほおり出して お客様と窓へ直行!
一本はくっきり 一本はかすかに 美しくアーチを描いていました。
屋上では後援会の方々が懇親会の準備をしていたのですがそちらでは一重しか見えなかったそうで 残念!思いがけない ご褒美を頂きました。
そして今日の写真は 先日お仕事で滞在したプラハで撮ったものです。
やはり仕事を終えた空に 一瞬 出ていました。
朝から仕事でへとへとだったのですが一瞬にして 気持ちがほっくり 元気になりました。
虹を見ると どうしてあんなに幸せな気分になるのでしょうね。
最近は 虹が ご褒美です♪
鈴木慶江(ソプラノ)
私はプロの演奏家ですので、コンサートがたくさん続きます。クオリティの高い演奏を残すには、いつまでたっても練習が不可欠です。
でも練習をしなくては、と思うと、人間ですから時には逃げたくなることもあります。そんなときは、初めて楽器を手にした子供の時の気持ちを思い出すようにしています。
初めて音が出たときの感激があるからこそ、今につながっているのです。いつも自分では、楽器で遊ぼうと思って楽器を吹いていると、いつの間にか集中して練習ができているのです。何事も工夫次第、ですね。
須川展也(サクソフォン)
私が幼い頃仙台へ通った頃は、新幹線などなく上野から特急電車でした。
母が駅でみかんを買って電車の中で食べたことを良く覚えています。
あの当時、何時間かかったのでしょう。
長時間乗っていた記憶が強く残っていて、今はたったの2時間で行けてしまうなんて!
未だに何度新幹線に乗っても、このスピードは信じられません。
祖父母とは(私の高校生の時に、病気になった祖父を心配した母が二人を横浜に呼び寄せ)二人が亡くなるまで同居していました。
仙人のようにできた祖父、天使のように優しい祖母で、亡くなった後もずっと、今でも傍で見守ってくれている気がします。
祖父は枝本勇雄と申しまして、東北大学で長く教えていたそうです。
もし、なのですが、せんくらにいらっしゃるお客様、関係者を含めて、皆様の中にひょっとして祖父の教え子の方が一人でもいらっしゃったりしたら!それは何より嬉しいです。
鈴木理恵子(ヴァイオリン)