明日(8月13日)、横浜でリサイタル本番があります!
今回はオール・ショパン・プログラムです。
ショパンはピアニストにとっていちばん大切な作曲家。
私も子供の頃からショパンの音楽が大好きでした。
その最大の魅力は「ポエジー(詩情)」ということになるでしょうか。
もちろんロマンティックな音楽ですが、それ以上に音の論理・構造が強い点で古典的だと思います。
そして、なんといっても「高貴」であることの素晴らしさ。
若くして離れた祖国へ一生戻ることが出来なかったショパンの気持ちに想いを馳せながら力いっぱい演奏したいと思います。
そのためにも今日はひたすら練習です。
イリーナ・メジューエワ
せんくらを応援してくださっている皆さま、はじめまして!
今回初めてせんくらに出演させて頂きます、ヴァイオリンの佐々木梨花です。
私は仙台出身、仙台生まれ、生粋の仙台っ子です。今は、修行のため高校から上京して、尊敬する先生方や素敵な友人たちに囲まれ、毎日充実した日々を送っています。そんな恵まれた環境で学べることに感謝です。
さて、震災の時のお話をちょっと。
3月11日、私は学校でオーケストラの練習中で、突然立っていられないくらいの大きな揺れが起きました。震度は5強ほどだったそうですが、練習場が4階にあるので相当揺れました。そんな揺れの中、さすがは音大生。みんな楽器だけはきちんとケースにしまい、ひたすら揺れがおさまるのを待ちました。
そこからが大変でした。通信手段は使えず、電車は全面運休、帰宅難民や何時間もかけて帰宅した人など、東京はパニック状態となりました。それから数日間は電車が運休したり、食料品などの買占めで品不足になったり…
東京も不便なことがたくさんありましたが、被災地に比べれば、贅沢は言っていられません。
地元でよく行っていた場所や見覚えのある風景がどんどんと崩れていき、地元住民の方々が次々と命を落としていくのを目の当たりにすると、毎日心が痛んで仕方なかったです。
一方、現在の東京はというと、どこも節電モード一色。お店や電車は一瞬入るのをためらうくらい真っ暗なところが多いです。
しかし、暗くて不便かと思いきや、逆に自然光だけの方が以外と心地良く感じるんですよね。エスカレーターも止まっていて、階段を利用するしかないので、運動不足も解消されるという利点が!
音楽界はというと、国内外の多くの音楽仲間が、少しでも被災者の方々の力になりたいという一心で震災当初から数多くのチャリティーコンサートを企画しました。
私も、4月に指揮者の小林研一郎先生率いるオーケストラのチャリティーコンサートに出演させて頂きました。
チケットは即完売。
当日は演奏者も聴衆の方々も被災地を応援したいという気持ちが一つになり、今まで味わったことのないような人の温かみを感じる演奏会となりました。
音楽界だけでなく、全世界の人々が被災地の復興を心から願っています。
私は演奏家としてまだまだ未熟ですが、少しでも被災者の方々の心に響くような演奏を
心がけて、日々励んでいきたいです。
佐々木梨花(ヴァイオリン)
皆様こんにちは。ヴィオラの佐々木真史です。
東日本大震災で被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
また亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
今多くの方がそうであるように、何気ない日常があることの素晴らしさを、そして私の場合は、音楽ができる有難さを噛みしめずにはおれません。
六回目を迎えるせんくらが、今年も開催される事、出演して皆様と一緒に音楽を楽しむ事が出来る事をこの上ない幸せと感じています。
開催にあたっては、せんくら事務局の皆様はじめ、たくさんの方々のご苦労があったことでしょう。
一出演者として、感謝申しあげたいと思います。
さて私事ですが、3月末をもちまして、仙台フィルを退団しました。
演奏会にいらしてくださった皆様、応援してくださった皆様、長い間本当に有難うございました。
この場をおかりして、お知らせと、御礼とさせていただきたく存じます。
現在は東京を拠点にフリーのヴィオラ奏者として活動しています。
方々のオーケストラに客演首席奏者として呼んでいただいたり、
室内楽の活動にも力を入れています。とても充実した日々を送らせていただいています。
でも仙台のお客様にお会いする機会が減ってしまったのは、やはりとても寂しいです。
なので今回のせんくらは本当に楽しみにしています。
佐々木真史(ヴィオラ)
この度の東日本大震災により被災された皆様に対して、心よりお見舞い申し上げます。
大好きな仙台の町も大きな被害を受けました。
とても悲しい出来事に心を痛めておりますが、人々が一日も早く元気を取り戻して、町が一日も早く復興することをお祈りするばかりです。
今秋もまた「せんくら」で仙台に来られるというのは、大きな喜びです。
これまで三年間続けてお世話になった仙台への恩返しをするつもりで、万感の思いを込めて演奏したいと思います。
今回はベートーヴェン、シューベルト、そして今年生誕200年を迎えたリストの作品を取り上げます。
いずれも深い内容を備えた素晴らしい楽曲です。
音楽家として「思い」を込められるのは「コトバ」でなく「音楽」しかありません。
「音楽」という素晴らしい共通語を通して、会場の皆様と心をひとつに出来ることを願っております。
仙台の皆様にお会いするのを楽しみにしております。
イリーナ・メジューエワ
仙台では今日まで「仙台七夕まつり」を開催しています。仙台市役所正面玄関にも吹流しが飾られ、少し華やかになっています。
東日本大震災からもうすぐ4ヶ月、あの頃は「仙台七夕まつり」が今年も開催されるなんて思いませんでした。
「せんくら」も会場の被災状況を考えると開催できないのでは・・・そう思っていました。そして今は、街はどんどん復興し、「日常」が戻ってきています。想像できませんでした。
今年の「せんくら」のシマシマはビタミンカラー。出演者の皆様もお客様もボランティアの皆様もスタッフもみんないっしょに楽しめて、元気になれるような、そんなフェスティバルになればいいなと思っています。
仙台市市民局文化振興課
井坂
皆様 こんにちは!
せんくら事務局の佐藤由夏理です。
今年のせんくらは、準備期間が大変短く、事務局でも急ピッチで準備を進めておりますが、そのような中、皆さまから日々お送りいただいている温かなご声援に励まされている毎日です。本当にありがとうございます。
あの大震災からもうすぐ5ヶ月が経とうとしているなんて、なんだか不思議な気持ちがするのは私だけでしょうか。すっかり立ち直れている部分とまだそうでない部分があるのかもしれないですね。
そのような中、今年も七夕が仙台の街を彩っているのを見ると、少しホッとします。
もし、仙台の夏に七夕がなかったらどんなに寂しいものか…。
こんな風に、毎年の秋にやっている「せんくら」が今年も無事に開催されて本当に良かった、仙台にも秋がちゃんとやって来たんだなぁと多くの皆様に喜んでいただけるように、スタッフ一同、力をあわせて頑張りたいと思います。
アーティストの方々をはじめ、本当に多くの方々の温かい想いのたくさんこもった今年のせんくら、楽しみにしていてくださいね!
先週末はパンフレットが出来上がったので、まる一日、マスコミさん行脚。
伺うと皆さん「おっ、やるんですね!」というお顔をされる。
その一瞬で、これまでのせんくらの位置づけと、今回の震災の影響が分かる現場の雰囲気。
日々、情報が溢れるこの街だけど、その合間をかいくぐり、皆様に情報をお届け出来る事を願うばかり。
結果的に30箇所ほど回ったのだけど、震災による移転や廃業の事務所も多々あった。
「もぬけの殻」になった事務所を見ると、何とも言えない気持ちになった。
どんな形であれ何とか復活され、また良い誌面を作っていただきたい、そう願う。
しかし、七夕祭りがある。
震災後、一番始めに「開催決定」を聞いたイベントがこの「仙台七夕祭り」だった記憶がある。
あまりに早い宣言だっただけに、「やれるのか」と言う思いよりも、関係者の方々の復興への願いを感じたのだった。
仙台人はあまり見る事が無いと言われるこの祭りだけど、それは「いつでも見られる」と言う安心感からのもので、「無くなっていい」と思ってる人は滅多に無いんじゃないかな。
「いつでも、いつまでも大丈夫」は、幻想だと思い知った今回の災害。
今年くらいは願い事を携えて街へ出かけて見るのはどうだろうか。
今年もこうして「無事」開催出来る事。
イベントの主催を生業とするものの一人として、素直にこころからお礼の拍手をしたい。
大きな余震もなく終えられる事を心から願う。
一番町を歩いていたら、カップルに写真を頼まれた。
どうやら東南アジア系のお二人のよう。
雰囲気から察するに、彼女が日本で勉学、或いはビジネスをしていて、彼氏が仙台に遊びに来られているようだった。
お二人にはこの七夕祭りがどう写ったのだろうか。
彼女の綺麗な浴衣姿と共に、この夏の良き思い出になってくれることを願うばかり。
願ってばかりでは実現へ向かわないだろうけど、
「願う」ことは、少なくともまだ諦めてはいない証ともいえるのではないか。
神社などでする私の願い事はいつも決まっていて、もう何年も変わっていない。
「みんなの健康」
これ一つ。
これさえ叶えば、後は何もいらない。
今日はこれを七夕に祈って街を後にしよう。
せんくら事務局 佐藤敏行
皆様、たいへんお久しぶりです。
今年、数年ぶりにせんくら事務局を務めることになりました仙台市市民文化事業団の丹野裕子です。
第1回を開催した2006年から5年も経つのかと思うと、感慨深いものがあります。
東日本大震災が起こった今年、せんくらを開催できるとは、少なくともゴールデンウィーク頃までは想像もできませんでした。
せんくらのメイン会場であり、私たちの事務所が入る仙台市青年文化センターは比較的早く復旧し、先月7月には再開しましたが、それでも、至るところに傷跡が残っています。
今年はせんくらを開催できないイズミティ21や仙台市太白区文化センター楽楽楽ホールは、再開までまだしばらく時間がかかります。
ふだん気にかけてもいなかった自然の力を痛感しました。
一方で、復興に向けて様々なところで力を尽くす”人”の偉大さも実感しています。
今日、8月5日は仙台市中心部で七夕前夜祭の花火大会が行われます。明日から8日までの3日間は仙台七夕祭り。子どもの頃から当たり前のようにあった年に一度の恒例行事がこんなに嬉しいと感じるのも初めてのことです。
今年のせんくらのメインビジュアルはビタミンカラー。少しでも元気を取り戻して、前へ進めるよう、祈りを込めています。
津波による甚大な被害を受けられた沿岸部の方々をはじめ、まだまだたくさんの困難を抱える方がいらっしゃいます。
せんくらを開催することが少しでも何かの力となれますよう、織姫と彦星に願いつつ、運営準備に邁進したいと思います。
仙台市市民文化事業団
丹野裕子
皆様 こんにちは。
今年のせんくら事務局は、仙台市市民文化事業団が務めます。
ということで・・・
はじめまして、せんくら事務局の鈴木智恵子です。
今年のせんくらは震災の影響により開催決定が遅くなり、たくさんの方にご心配いただきました。また、市政だより等にて開催をお知らせした次の日には、うれしいお葉書が届きびっくりしました。
開催を喜んでいただいている方々に、さらに喜んでいただけるよう本番までしっかり準備を進めてまいります。
今年のせんくらは、ちょっと特別です!
仙台へ、せんくらへ想いを寄せていただいたアーティストの祈りや願いが込められた音楽をお聴きいただける、せんくらとなります。
プログラムを是非チェックしてくださいね!
そして、お待たせいたしました!
今日からパンフレットの配布スタートです。
仙台市内各所にて配布予定です。
今日は、地下鉄駅構内にせんくらパンフレットスタンドも設置してきました!
みなさん、パンフレットをお手にとってじっくりご覧ください。
「せんくら2011」会場にて皆様にお会いできることを楽しみにしています♪
せんくら、いかがでしょうか?
最後は自転車です。
週末天気がいい日は数時間自転車で飛ばします。
自転車購入する前はLに外に出てジョギングしようとよく誘われましたが私は以下の理由で却下:
1.Lは私より30cm以上背が高い=足の長さは私のとは比べ物にならない。
2.私の走る速度—このトロトロさでは風が感じられるはずがない。
3.飽きるのが早い。
4.日差しが脳みそを煮ているように感じる。
でも自転車は話が違う。風!あー、爽快。
NYでは自転車を乗るときは必ずヘルメットを着用します。それと人を抜かすときは出来るだけ左。なのでパスする時は大声で、
“左!!!!!!!”
これがまたスカッとする。
L:サエカ、足凄い筋肉だね。後ろ姿はロードレーサーみたい。
私:足だけはね、バリバリなんだよ。他はへロヘロだけどね。
L:だけどヘルメットかぶってるサエカの顔はドングリに似ている5歳児にみえる。
いつか仙台で自転車暴走してみたいです。
仙台に行くのはいつも首を長くして待っています。沢山の方々にせんくらに来てもらえて光栄です!
有り難うございました!
松山冴花