音楽の話ばかりしてきましたが、今日はちょっと話題を変えて、、
関東が梅雨の時期に、北海道に旅行に行きました。
仕事でなく飛行機に乗るのって、なんだか変な気分でした(笑)
やはり札幌には仕事で行くことが多いので、あえて札幌はスルーし、なかなか行けないような場所にも沢山行きました。
同じ日本とは思えないような、とにかく度肝を抜かれる壮大な景色のオンパレードで、ちょっと人生観が変わった気もします。
ただ、ヨーロッパに気候も景色も似ているところもあり、懐かしい気もしました。
ひたすらまっすぐ続く一本道、右は広大な牧草地、左は雄大な山、という景色の中を走っているとき、ちょうどラジオからブラームスの交響曲第1番の終楽章が流れてきて、びっくりするほど景色とマッチして感動しました...
今日の写真はまさにその場所ではないんですが、こんな長ーい一本道が沢山あって面白かったです。遠近感を肌で感じられます(笑)
三浦友理枝(ピアノ)
「座右の銘」という言葉がありますが、私には「座右の書」があります。
ダンスとピラーテス(日本ではピラティス)という“スポーツ系”(?? ハハハ・・・)
の趣味など、昔の私には思いもよりませんでしたが、もともと好きだったのが読書。
趣味というにはあまりにも乱読ですが、そんな中でもこの本はいつも持ち歩き、何度も読み返しています。
米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」。
米原さんについてはご存知の方もいらっしゃるでしょう。日本でロシア語の通訳といえばこの人をおいてなかったそうです。
(妹さんは故井上ひさしさんの奥様。)
2006年に56歳という若さで亡くなられた米原さんがどのような人だったかは、彼女のさまざまな本を読んでいただくとして、これはものすごい読書家としても有名だった彼女が、亡くなる寸前まで書き続けていた「書評」を集めた本です。
ですので、米原さんが書かれたというだけでなく、自分がどんな本を読もうかと思ったときに、その指針とできるものなので大変便利でもあります。
その読書量と分野は半端なものではありません。
認知症のお母様をお世話し、犬猫その他の動物と一緒の生活の中で通訳としての仕事に駆け回り、しかも一日に7冊の本を読みこなす!
それも“ただなんとなく読む”のではなく、見事な書評をかけるくらいに読みこなす。
“タダモノ”ではないこの米原さんにして、自分が癌になったときのやりきれなさや不安感に押し潰されそうになっている感じが哀しいです。
読書家で、そしてあまりにも知性あるがゆえに、何人もの医者の提言を受け入れられず、本を読み漁って自分で“ベストの治療法”を探し出そうとするその姿が、“こちら側”にいる私たち読者の胸に迫ります。
声なくして「なぜ、なぜ、なぜ?」と問うてしまいます。
もし2003年の再発時に、お医者様の(それも3人以上!)言葉を受け入れて手術に踏み切っていたら、彼女はまだ存在して、いまだにすばらしい書評や本を書き続けていたかもしれません。
私がどうしてもお会いしてみたい人のお一人でした。
鮫島有美子(ソプラノ)
さて、皆さま。
お気づきいただけましたでしょうか?
今年のせんくらからアーティスト写真が新しくなりました!!!
アーティスト写真って贅沢なもので、カメラマンやヘアメイクさんなど自分で選ぶことが出来るのです!
なので、こと、アーティスト写真に関しましては、私が神様のように思っている武藤章さんに今回もお願い致しました。
その、武藤さんが雑誌ショパン9月号(只今発売中)で、アーティスト写真について語っていられます。
また、武藤さんが今まで撮影なさったピアニストのアーティスト写真が掲載されていて、私も載せていただいてます。
よろしかったら、ご覧くださいませ。
仲道祐子(ピアノ)
今年のせんくらでは、初めてチェロの遠藤真理さんとのデュオも弾かせていただきます!
9月30日と、10月2日の2公演です。
とはいえ、真理ちゃんとは2008年からかなりの数のコンサートを一緒にさせてもらっています。
去年は白石のホワイトキューブにも二人でお邪魔しました。
ようやくせんくらでもご披露できて嬉しいです。
もともと同じCDレーベルということがきっかけで知り合った私たちですが、多分、真理ちゃんが音楽家でなくても、普通に仲の良い友達になれたと思います(笑)
普段から電話やメールでコンスタントに連絡を取り合い、さらに移動中もしゃべり続け...
もう音楽に限らずありとあらゆる話をする仲です。
それぞれ勉強してきた国の系統や流派が違うので、合わせをしていく中で色々教えてもらうことも沢山あります。
また、真理ちゃんが間を取り持ってくれて、川久保賜紀さんとのトリオも結成できました。
(今年はトリオ公演がなくてちょっと残念ですね..)
チェリストとしての実力は勿論言わずもがなですが、人間的にもすごく尊敬しています!!
さて、今回は2公演とも、チェロといえばの名曲あり、ピアノとがっちり絡むソナタあり、さらに滅多に聴く機会のない謎曲?!ありと盛りだくさんなプログラムを予定しています。
今から合わせが楽しみです!
※写真は、去年の銀座ヤマハホールでの真理ちゃんとのステージです。
三浦友理枝(ピアノ)
大学生時代から本当にお世話になり、初めてのオペラから何本も、そして多くの回を重ねた「夕鶴」の演出も手がけてくださった鈴木敬介先生が、ついこの間肝硬変で亡くなられてしまいました・・・。
ご葬儀に伺えなかったので、どうしても今回の日本滞在中に「お別れ」を申し上げたく、手帳とにらめっこをしています。
昨年11月には、レッスンに行っている学校で偶然奥様にお目にかかり、先生のお元気なご様子を伺って一安心していたのですが・・・。
お正月に遊びに伺うつもりが、ちょうど母が体調を崩してそれどころではなくなり、 先生のところにはそのままになってしまいました。
その昔から教えていただいたりシゴカレタこともたくさん、お酒が本当にお好きな方でした。
今日伺いたくお電話させていただいたのですが、あいにくどなたもご不在でしたので、次の機会を願っています。
今ヴィデオで出ているオペラ「夕鶴」、“つう”は紙吹雪の雪の中でよく走りました。
團先生は10年前に鬼籍の人となられ、今度は鈴木先生も・・・。
夫や外国の友人たちも口をそろえて絶賛した、幻想的で美しい舞台の「夕鶴」でした。
原作者の木下順二先生から唯一映像化のOKをいただいたのが、このヴィデオなのです。 1994年の製作ですが、いまだにDVD化されていないのが本当にとても残念です。
今日は夕方から旧千代田区立九段中学校の「還暦同期の集まり」で、昨夜の焼き鳥屋さんに20人ほどが集まりました。
(メチャクチャぎゅうぎゅう・・・。)
といってもお店は日曜日で閉店、仲間がそれぞれさまざま持ち寄って、空間だけ借り、昔のままにおしゃべりに興ずるという趣向です。
九段中創立40周年の折「記念コンサート」をしたのをきっかけに、なにかにより集まる仲間の数々ですが、ちょうど子供でもなく、大人にもなっていなかった時期の懐かしい友人たち、いくつになってもすぐに昔のままに戻るのが面白いですね!
彼らはまた、よく一緒に東京のコンサートやオペラにも来てくれます。
(実は私のダンスも、この仲間の一人が連れて行ってくれたのが始まりです。)
鮫島有美子(ソプラノ)
皆様こんにちは。ピアノの津田裕也です。
まだまだ震災の影響が残る中、多くの人の熱意と努力で今年もせんくらが開催される事に決まり、大変嬉しく思います。
そしてそこで音楽を奏でる事の出来る幸せに、心から感謝しています。
震災では、普段当たり前にある事の有難さ、無事に生かされている毎日がどんなに有難い事か、痛感致しました。
私も石巻に住んでいた伯父を津波で亡くし大きなショックを受けました。
この度の大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。
そして被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
今回のせんくらでは、自分なりに祈りと希望を感じる作品を中心に選曲致しました。
聴いてくださった方の心がすこしでも元気になるよう祈りを込めて演奏したいと思います。
津田裕也(ピアノ)
皆様、こんにちは。
マリンバの丹野富美子&ピアノの吉田彩です。
公演番号34『みんなでGO!GO!音楽は続くよどこまでも♪』のタイトルに沿うべくあれやこれやと「小ネタ」を考える日々。
今の段階では演奏より演出に力が入ってます(笑)
合わせは丹野宅でやるのですが、「これもやっちゃう?」「これ使うと盛り上がるよねぇ。」と毎回爆笑!準備がこんなに楽しいなんて私たちは幸せ者。
いやホント、とっても楽しい「旅」にみなさんをお連れしたいと思っています。
どの曲にも、できる限りの心を込めて。お持ち帰りできるプレゼントも準備中です。
だからぜひ来てください!って書こうと思ってたのに、完売とは・・・
嬉しい驚き。
本当にありがとうございます。
会場でお会いできる皆様と素敵な時間を共有したいと思っています。
そして3日間のたくさんのコンサート、できることなら全部聴きたいです。
ブログも今日から1週間、よろしくお付き合いください。
丹野富美子(マリンバ)
吉田彩(ピアノ)
最近の趣味…パンを焼く事です。
・・・この書き方はちょっとおこがましい・・・。
自宅で焼いた焼きたてのパンを食べる事です!
のほうが、より現状に近い表現です。
実は、ホームベーカリーたるものがウチにやって来たのです。
簡単に書きますと・・・自動パン焼き機です!!!
「パンを作る」
材料をグラム単位で正確に量らないといけない。
しっかり力を入れてこねないといけない。
で、物凄くハードルが高い!!!
と感じていたのですが、ホームベーカリーなる物、こねる、材料投入の時間差自動計算、発酵させる、再びこねる、焼く!までをすべて全自動でしてくれるのです。
更に、「パンの素」とも言えるセットがあり、パンに必要な材料が計量済み状態で袋に詰めてある素晴らしいセットがこの世の中には存在しているのです。
それを開封して機械に入れて、お水だけは計量カップで図って入れて(このくらいでしたら、私にも出来ます!)
スイッチを押すと何時間後には焼き立てパンが食べられる!!!
お米を炊くよりちょっと時間はかかりますが、手数としてはお米を炊くよりも簡単、なくらいです。
そして、この焼きたてパンが物凄~く美味!!!
ただ、パンはイーストという生き物(?!)を使いますので、室温などにかなり出来が影響されるのだそうで、理想的には室温25度以下の環境が望ましいのだそうです。
なので、夏にホームベーカリーを入手したものの、気温のとても低い日を狙って(節電の心配も不要な日)まだ何回かしか試していません。
せんくら終了後が季節的にはパン焼きに向いている頃でしょうか?
しばらくはあのパンミックスを中心に。
少し慣れてきたら材料をきちんと計量して、いろんな種類のパンに挑戦してみたいものです。
仲道祐子(ピアノ)
昨日に引き続き、今日は10月2日12:15~の子供コンサートの
プログラムをご紹介します。
0歳から入場できるコンサートなので、初めてクラシックにふれる
お友達もいるかなと思い、こんな感じにしてみました。
ベートーヴェン:エリーゼのために
シューベルト:楽興の時 第3番
シューマン:トロイメライ
リスト:愛の夢 第3番
ショパン:幻想即興曲
ショパン:小犬のワルツ
ドビュッシー:月の光
ドビュッシー:二つのアラベスク
ショパン:エチュード作品10-12 「革命」
サティ:ジュ・トゥ・ヴ
ご覧の通り超有名曲を各種取り揃えてみました!
こんなに有名な曲だけをプログラミングするのは、はっきり言って人生初です。
それだけに、なんだかワクワクしています(笑)
子供や、赤ちゃん入場OKのコンサートはここ数年よくやらせていただいています。
確かに小さいお友達が何十分もじーっと静かにしていることはなかなか難しいですが、ほんの一瞬でもこちらの音楽にじっと耳を傾けてくれる瞬間があって、リズムに合わせて手を叩いたり足を動かしたりしてくれているのが目に入ると、弾きながら心の中でガッツポーズをしております(笑)
この一瞬の記憶が、これから音楽好きな子に育ってくれるきっかけになれば嬉しいなといつも思っています。
三浦友理枝(ピアノ)
ものすごく予定いっぱいの一日でした。
2回の本番を終え、夕方に東京へ戻り、それから本番の荷物を部屋に置くと、リフォームしていただいたドレスを受け取りに。
佐藤文子さんという、最近もっぱらお世話になっているこの方は、一昨年のニューイヤーコンサートで(私のダンスの先生と)ウィンナワルツを踊った際に衣装を作っていただいたのですが、実はダンス衣装の専門。
コンサートの衣装とどこが違うの、と思われるかもしれませんが、簡単に言うと、歌い手のコンサートドレスは基本的に立っている前姿を主に考えられますが、ダンスの衣装はまず、動いたときに(後ろも)美しく見えるように作られています。(もちろん動きやすさも大切です!)
そして彼女の元には本当にたくさんの「衣装用マテリアル」があり、さまざまなアイディアも出してくれます。
その”私のダンス”ももう6年以上が経ちました。
いまだにハマッテいますが、本来ナマケモノの私にとっては、ジム代わりでもあります。
私がお世話になりだしたころは19歳だった私の先生も、いつの間にか25歳!
すっきりとした青年になり、大人のダンスを見せてくれています。
“自慢してしまう”と、一昨年からどんどんとキャリアを重ね、今ではスタンダード、ラテンともに昨年末にA級へ同時昇級。
この同時昇級は日本では40年ぶりとかで、これからが本当に楽しみです。
(エッ、私のダンス? まぁ、舞台上の私にルンバでもサンバでも、チャチャチャでも想像してみてください・・・!)
そうそう、衣装を受け取った後は、この先生たちと焼き鳥屋さんでお食事。
ここは私の中学時代の同期生がやっている、小さな、でもとてもおいしいお店で、仲良しの友人たちの溜まり場でもあります。実は明日もここへ来ることになっている・・・!
鮫島有美子(ソプラノ)