お休みの日は家でなにもせず、一日過ごすのが、一番好きですけれど、、
海か山かどちらが好きと聞かれれば、やっぱり両方。
そんな贅沢な願いを叶えてくれる場所があるんです。
テラスからは海を。
沈む夕日を見送り、満月が海上に映るのを追い、ある時は流れ星を。
すぐ横の山をすこし登れば、樹齢1000年の楠が生い茂り、樹に耳をあてて、樹の中の音を聴く。
私の生きた年月など、無いようなもの。
幾種類もの鳥のさえずりと、波の音。
天国のような所。
小林美恵(ヴァイオリン)
ギリシャ人のことではありません。
2009より全米で始まって以来、とんでもなく世界中でヒットしているテレビドラマシリーズ、
「GLEE(グリー)」を愛する人たちの呼び名です。
グリーク。中1の私の娘がこの1年くらいこの話しかしなくなっており、DVDコレクターズBOXを買い、説明を聞きながら一緒に全部見て・・・マズイ!
もしかしていつの間にか私もグリークになってしまっている?!
と、ふとドキドキするのでした。
日本でも一部で放送されていたり、レンタルも出ているのでご存知の方もいらっしゃいますよね。
グリーとはいわゆる大学などにあるグリークラブ、合唱部なのですが、舞台はハイスクール。
レディー・ガガのように現在ヒット中の最新の曲から、我々が懐かしい80年、90年代のヒット曲を、彼らがドラマの中でうまーいタイミングで歌ったり踊ったりするので、ドラマとしても歌そのものも楽しめるという人気番組です。
軒並み賞を取っているだけあって、出演者達の歌と踊りのレベルは圧巻!
かなりの練習を積み重ねているとは思いますが、才能ってこういうものなのか、としみじみ思わされます。
その彼らの3D映画が2週間限定で23日から公開されました!
渋谷パルコには特設ショップも。いずれも初日に行きましたとさ。
思春期に突入した娘との絆を守るためにも、私はグリークにならねばならないのです~。笑
三舩優子(ピアノ)
家には12歳になる猫がいます。名前はパン。
よく遊びにきていた野良猫のチビに、どうしても家の中で生ませてくれと懇願され、根負けし、家で生まれたのがこの子。
雑種なのに、生まれた日も時間も正確にわかっているのが、ちょっとだけ自慢です。
どうしようもない甘えん坊で、食いしん坊で、ゆるゆる、ダラダラするのが大好きで、いったい誰に似たんだ??とよく思います。
でも、時計がなくても時間が正確にわかりますし、食事の献立がわかりますし、おっとりしていますが狩りの名手ですし、
いつも機嫌がよく、呑気で話もよくします。
この度、はじめて雑誌の取材(メールインタビューでしたが)を受けました。
「月刊ピアノ」の10月号です。
親バカでございます。
満ち足りて、安心して寝ている顔をみているのが、なにより幸せです。
この当たり前の日常が、いつまでも続きますようにと思います。
小林美恵(ヴァイオリン)
本屋さんでのスナップ。
どこを見て頂きたいかと言いますと、ちょーっと見にくいかもしれませんが、真ん中の段にグランドピアノが描いてある本です。
この春、初の教則本を出させて頂きました!
その名もずばり、「DVDですぐわかる かんたん ピアノの弾き方」。
実はお話はすでに2年ほど前にあったのですが、チェックにチェックを重ね、こだわりにこだわっているうちに1年ちょっとかかってしまいました。
約2時間分のDVDの撮影、写真撮影、エッセイ、インタビュー。。。
私の今までのピアノ人生のすべてを出しちゃいます~といった、あんこがはみ出すほど入っているアンパンのような本になりました(^^)
ピアノの初心者から、すでに趣味でやっている方まで、かなり使える本に仕上がっていると思います!
全15曲。
載せたい名曲があり過ぎて、選曲が一番つらかったかもしれません。
手の写真や、DVDでの模範演奏も、いざ意識してみると、日頃いかにたくさんのことを気にしたり工夫したりしながらピアノを弾いているかがわかって、自分でも面白かったです。
この本の特徴としては、楽器店や音楽関係のお店だけでなく、全国の書店に一般書とともに置いてあるところです。
つい気になって書店があると「趣味」のコーナーを見に行ってしまう今日この頃***うふふ。
三舩優子(ピアノ)
家族の
“おいしいパンが食べたい!!”
との希望を叶えるべく、パン焼き機を買いました。
すべて手作りすると手間も時間もかかりそうですし、、難しそう。
お米からパンをつくる機械もあるそうで、お米をいまだにお鍋で炊いている私からすると、世の中、信じられないほど進んでいます。
私が買ったのは、食パンを作るだけのシンプルなものですが、夜、セットしておけば、朝、まちがいなく出来上がっています。
一度の失敗もナシにです。
凄い!!
朝、パンの焼きあがった香りで目覚める。
なんという贅沢。
よい一日が過ごせます。
小林美恵(ヴァイオリン)
食べることも大好き、料理も大好きです。
料理は最大の気分転換でもあり、ストレスを発散するものでもあり。
外食も楽しいですが、自分が今食べたい、イメージ通りのものが出来上がったときは、幸せですねぇぇ。
最近のお気に入りのスパイスはこれ。La Chinataのスモークパプリカのパウダー。これはスペインの中でもエストレマドゥーラ州ノカセレス県のみで生産されている、原産地呼称保護制度で認定された世界で唯一のスモークパプリカパウダーだそうです。
日本でもパプリカパウダーといわれる赤い粉は時々ポテトサラダや肉料理にかかっていたりして、ほとんどなんの味もしない「色づけ」だと思って来たのですが、スペイン土産で頂いたこの粉は、普通のパプリカと全然違う味がするんです!
なんでも、丁寧に選別された赤いパプリカを、通常のパプリカパウダーの工程とは異なる、独特の方法で乾燥、スモーク(薫製)させるそう。
この工程は、10日から15日もかけてゆっくりと行われ、その間、最適な乾燥度に達するまで、熟練された職人の手でパプリカを繰り返し裏返していくらしいです。
その後、乾燥したパプリカから軸や種を除いてから、何度も細かく石臼で挽くそうです。
この丁寧な作業が、このパウダー特有の特別な香り、味、色を生み出しているようです。やはり丁寧な作業が、深い味わいを出すのですね。
もちろん、パエーリャやスペイン風魚介のマリネに散らしてもいいですし、私は色づけも含めてよくパスタにさっと入れたりします。お好みの野菜、ツナやアンチョビーなどを軽く炒めて、ゆで上がったスパゲッティーを
入れて塩コショウ、イタリアンハーブである程度味を整えたら最後にささっとふりかけて出来上がり。
この粉をほんの少し入れただけで、驚くほどコクが出て本格的な味になります。見た目も鮮やか!
今はネットでも売っているかもしれません。ぜひお試しあれ!
三舩優子(ピアノ)
春から、熱心にトマトを育てている私をみて、面白そうだとでも思ったのか、家族がゴーヤの苗を買ってきました。
“緑のカーテンになるんだって“
しばらくして、今度は大葉を買ってきました。
“摘みたての大葉、食べたい”
“へちまの苗、買ってもいい??”
“ダメ~!!”
場所がもうありません。
みんな買ってくるだけで、世話をするのは結局私。。
土を用意し、ネットをくくりつけ、肥料に米のとぎ汁がいいと聞けば、蚊の襲撃に遭いながら毎日、撒きに行く。
まるでにわか農婦のよう。
土の感触は忘れ難く、緑のにおい、自然の力、強い生命力を目の当たりにすると、毎日の元気をもらいます。
食べきれないほどのゴーヤの収穫!! にはほど遠かったですが、緑のカーテン、完成しました。
小林美恵(ヴァイオリン)
私のお酒好きは・・・もうご存知でしたっけ?(笑)
元々家系的にも素質は充分なのですが、ここ数年の日々の楽しみの一つはお酒です。
なんでも一応は飲めるのですが、主にワイン、ですね。
その日の気分や体調、またはうちにある食材によって今日は赤、今日は白、泡・・・と選ぶのが楽しいのです。
外で食事をするとまたいろんな出会いがあるのですが、先日ワインの巨匠のような方とご一緒させて頂いた時、なんと1933年の赤のポルト・ワイン(食後酒)を頂く機会に恵まれました。
左の黒い瓶がそうですが、右のものでも1977年という古さ。
ここまで古くなるとコルクを開けることが出来ず、ボトルの上部をナイフで削って開けたりするそうです。
食後酒なので甘~く濃厚、とろけるような滑らかな舌触り。
今まで”ヴィンテージ”と聞いても漠然としかイメージ出来なかったのが、これこそ長い年月を経てきた深み!とわかる気がした素晴らしいお味でした。
本物を目に、口にしたとき、たとえそれを知らなくても人はそれが本物だということがわかるのだな。。。と実感した瞬間でした。
そんな音楽を目指したいものです。
今夜もワインを飲みながら~~~~~。
三舩優子(ピアノ)
今季最後の収穫前のトマトです。
今年の春、トマトの苗をいただきました。
今まで、自宅で野菜を育てるなど夢のようなはなし・・
とあきらめていましたが、意を決して挑戦することに。。
めざせ、食べきれないほどのトマトの収穫!!
まずは土づくりから。
メールで送られてくる数々の指令とトマトの本を片手に自己流栽培、始まりました。
毎日、起きるとまず、トマトの苗にご挨拶。
家中で一番の日当たりのよい特等席を用意し、苗を愛で、世話をかかさず、毎日ヴァイオリンを聴かせておりました。
・・しかし、近所の畑のトマトに比べると、家の子、成長が遅く、全然やる気なし。
居心地悪そう。
やはり、トマトに必要なのは、たっぷりの太陽と豊かな土。ヴァイオリンの音ではありませぬ。。
日当たりの悪い我が家では、育ちません。
それでも健気にも、俗悪な環境の中、数十粒、実をつけてくれました。
ぎゅぎゅっと味のつまった、完熟トマト。
この夏の宝物です。
小林美恵(ヴァイオリン)
今回は30日と2日、計3回公演です。
まず、毎年私自身も楽しんでいる「金曜の夜はJAZZ」。
今回はずっと弾きたいと思っていたチック・コリアの “SPAIN”を知人のアメリカ人ミュージシャン・作曲家のジョナサン・カッツさんに、せんくらのためにアレンジしてもらっているところです。
もらっているところです・・・って言いましたよ、はい。
実はまだ出来上がっておりませぬ!
最初のイントロは送って下さり、「いいね、バッチリ!」とお返事しておいたので、きっとあと数日のうちにはカッコイイのが届く、、、はずです(笑)。
コンサートまでには間に合わせますから〜!
それともう1曲、私が2001年に出したCDのタイトルにもなっている「ウィングド」。
9.11のあとにこのアルバムが出て、天使の翼…天に向って羽ばたく…
遠い光へ…というメッセージを込めた作品でしばらく弾いていなかったのですが、今回の3.11を機にふとまた紐解いてみたら、以前よりさらにみずみずしく、と同時に胸に深く響くものがあり、10年の歳月でやっと一筋の光が見えた気がしました。これはぜひぜひ聴いて頂きたい曲です。
あとは奥田佳道さんのナビゲートのもとにふたりで楽しいトーク!
そして最後はこれまたお馴染み「名曲コンサート」で、トルコ行進曲から、今回は盛り上がって〆よう!と「ラプソディー・イン・ブルー」も入れました。
しっとりからノリノリまで、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!
《せんくら・アーティストを迎えてトーク Vol.(6)三舩 優子》
ナビゲーター・奥田 佳道 http://sencla.com/performer/p40.html
●10月2日(日) *エル・パーク仙台 ギャラリーホール 16:00~16:45
http://sencla.com/performer/p23.html
《美しいメロディーの花束・名曲コンサート》