ごあいさつ 

2012.08.03| 神谷未穂

せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは。
仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター・神谷未穂です。
今日からの一週間、担当させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します!

私にとって何回目のせんくらでしょうか。
仙台フィルコンマス就任前には従姉とのヴァイオリンデュオ”デュオプリマ”で、就任後は仙台フィルのメンバーとして参加させて頂いていますが、今回は嬉しい事に、ヴァイオリン&ピアノのデュオでも演奏させて頂きます!!

共演ピアニストは望月優芽子さん。
母校・桐朋女子高等学校&桐朋学園大学の同級生で、数年前フランスで桐朋以来の何年振りかで再会する事が出来ました。
昨年、コンサートで初共演したのですが、音楽も会話も服装も「これぞフランス!」、と思う様なお洒落さ。
私は彼女の大ファンになりました。
いつかフランスに関連のある曲を、フランスのエスプリを持ったピアニストと録音したい、と長年夢見て来たのですが、彼女との録音で、その夢が叶いました!!
このCDはちょうど、せんくらシーズンに発売になる予定です。

彼女とのコンサートはせんくら最終日の9月30日(日)の16時〜16時45分、イズミティ21・小ホールです。
CDに収録した曲の中から5曲演奏させて頂きます。
サン=サーンスの「死の舞踏」は子供にも人気のある作品で、教会の鐘の音から始まり、オバケがヒューと風に舞う様子、頭蓋骨を鳴らす様子、最後の方には鶏の鳴き声まで楽器で表現しますよ!

プーランクの「バガテル」はとても珍しい作品で、あまり聴く機会のない曲だと思いますが、リズミックで迫力のある、私達のお気に入りの作品です。(他の曲については、担当期間中にまた書かせて頂きますね。)
私だけでなく、皆さんも望月さんの持つお洒落センスに魅了されると思います。

是非聴いて頂きたく。

今日の写真はフランス・ランスのサーカス場でのコンサート終演後に、望月さんの友人カメラマンに撮って頂いたもの。
とっても素敵な会場でした!!
でも舞台正面の大きなカーテンから登場するので、サーカスに出る動物の気分も味わえましたよ(笑)。

ではまた明日。
神谷未穂(ヴァイオリン)
私のブログもご覧頂けたら幸いです。http://www.yaplog.jp/miho1017/

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【ワルシャワ(ポーランド)】

2012.08.02| 須川展也

ワルシャワ音楽院でマスタークラスを行ってきました。
ワルシャワと言えばショパン。

ショパンと言えばピアノですが、ここワルシャワ音楽院にはサクソフォン専攻生もたくさん在籍しています。

彼らが頑張っている姿を見て、世界中にクラシック・サクソフォンが浸透していることを嬉しく思いました。

また、吉松隆さんや野田燎さんほか、多くの日本人作曲家による作品が世界中に広まっていることを目の当たりにし、世界中の皆さんが日本のサクソフォン界に注目していることを肌で感じました。

1週間お話ししてまいりましたが、僕にとって、5月と6月のヨーロッパ・ツアーは、日本人として、日本の作品が世界中で愛されていることを知る幸せな日々でした。

そのことを皆様に伝えることができ、とても幸せに思います。

須川展也(サクソフォーン)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【ケルンとラーベンスブルク(ドイツ)】

2012.08.01| 須川展也

ケルン音大でマスタークラスをしたあと、ドイツ南部のラーベンスブルクに行きました。

ボーネン湖のそばの古く美しい街並みが残る街です。
ここではアマチュアのサクソフォン吹きのための講習会を行いました。

普段、海外では、音大で専門的に学ぶ方々のためのマスタークラスばかりを行っており、アマチュアの方々を対象にしたマスタークラスは今回が初めてでした。

子供から大人まで、10名の受講生でした。
レッスンを受ける機会の少ない彼らに、基礎中の基礎からレッスンを行いました。
皆さんがとても明るい表情で喜んでくれたのでうれしかったです。

須川展也(サクソフォーン)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【ハンブルグ(ドイツ)】

2012.07.31| 須川展也

何と、ドイツのアマチュアの吹奏楽団と共演するという、とても珍しい機会を得ました。

「音楽大好き!」という人々の集まりでした。
本番前日の練習では、「あれれ?」というところがいくつもありましたが、そこはさすが音楽の国ドイツ!
本番ではばっちり決まり、楽しい演奏会になりました。

須川展也(サクソフォーン)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【タリン(エストニア)】

2012.07.30| 須川展也

タリンは、古くからの街並みが残る美しいところです。

僕はこの街で、生まれて初めて白夜を体験しました。
夜中の1時30分になっても陽は消えず、そのまま朝を迎えました。

ちょうど合唱フェスティヴァルが行われていたらしく、公園にアマチュア合唱団が集っていました。
白夜の中で響きわたる歌声がとても美しかったです。
須川展也(サクソフォーン)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【リガ(ラトヴィア)】

2012.07.29| 須川展也

ヴァイオリンの巨匠ギドン・クレーメルの出身校でもある音楽院でマスタークラスをしました。
そしてリガの街のホールでコンサートを行いました。
ファジーバード・ソナタも演奏しましたが、とても喜んでいただきました。

またコンサートでは地元のプロフェッショナルのリガサクソフォーン四重奏団が「トルヴェールの四季」から“秋”と“夏”を演奏しました。

トルヴェール・クヮルテットの曲をリガで聴くなんてと、とても驚きました。
須川展也(サクソフォーン)

ショパン・エチュードの魅力 

2012.07.29| 根津理恵子

今年も、仙台国際コンクール出身者仲間である佐野隆哉さん、美世真里奈さんと、ジョイントコンサートでご一緒させて頂きます。

私たちの担当は「エチュード」!
「エチュード=練習曲」ですが、ショパンの練習曲は極めて美しい芸術作品として、他の作曲家たちのそれとは大きく一線を画しています。
とはいえ、やはり学習用としての認識の方が高いことは事実で、ひとつの演奏会でここまでたくさんのエチュード(Op.10全12曲、Op.25から6曲)が取り上げられるのは珍しいことです。
しかも数名のピアニストがリレー形式でお届けするとは、興味深いアイディア企画!
弾く方にとっては「過酷企画」ですから、興味深いなどと暢気には言ってられないのですが・・・(>_<)

この曲集の中には、普段めったに演奏されることのない、ノクターン風のエチュードが数曲含まれていますが、当コンサートではそれらの作品も全てお聴き頂くことができます。
ショパンの遺した音の詩をピアニスト3人がリレーするコンサート、ぜひ会場でお聴きください!

(写真は、昨年の仙台七夕祭りの8万羽鶴)
根津 理恵子(ピアノ)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【モスクワ(ロシア)】

2012.07.28| 須川展也

モスクワで演奏した日本人作曲家作品の話の続きです。
今回のせんくらで演奏する長生淳:ラフォリスムの改訂版を、モスクワで世界初演しましたよ。

大好評でした。

また、現地のマリンバ奏者と、湯山明さんのマリンバ・ディヴェルティメントを共演したのも素晴らしい機会でした。
モスクワでの充実の2日間の後にはモスクワ観光をしました。

赤の広場はすごかったです。
幸いとても暖かい気候でしたが、ホールには冷房がなく、少し大変だなと思いました。
須川展也(サクソフォーン)

サロンを愛したショパン 

2012.07.28| 根津理恵子

ブログ登場2回目の今日は、ワークショップ公演についてです。

このワークショップでは、「サロンを愛したショパン」と題し、ショパンや他のポーランド人作曲家の舞曲、知られざる名曲たちをご紹介します。

光栄なことに、発売開始から4日ほどでチケット完売となったそうで、皆様からの期待を刺激にし、いっそうワクワク準備に臨んでいます!
賛助出演として、チェリストの原田哲男さんにもご登場頂きます。
また、留学中のポーランドで私自身が撮りためた写真をスライドでご覧いただくコーナーも設ける予定です。

ちょうど今の時期ワルシャワでは、満開のバラの中、毎週日曜日気軽に楽しむショパン野外コンサートが開かれています。(写真参照)
私も何度か出演し、雰囲気はとても素敵なのですが、この時期は演奏して汗だくのところに、特大の、しかも大群の「蚊」たちがたかってきて、腕を黒く埋め尽くすという、なかなかの試練の中弾かされ精神的に鍛えられたり。。。
こんなエピソードの他、厳しい冬のハプニングや過ごし方なども、当日はお話しできたらと思います。
ショパンの祖国を感じて頂けるひとときをお届けできますように。

次回は、仙台国際コンクール出身者仲間とのジョイントコンサートについて、お話しします。
根津 理恵子(ピアノ)

須川展也ヨーロッパ サクソフォン旅行紀 ―日本人作曲家の曲はかなり有名!【モスクワ(ロシア)】

2012.07.27| 須川展也

5月11日・12日にモスクワでリサイタル、マスタークラス、協奏曲共演を行いました。

マスタークラスでは吉松隆さんのファジーバード・ソナタのレッスンを受けにきた生徒がいました。
ファジーバード・ソナタは前回のせんくらでも演奏し、その時にも皆様にとても喜んで頂きましたが、このヨーロッパ・ツアーでも演奏し、各地でとても喜んでいただきました。
また、他の日本人作曲家作品も演奏しました。

そのお話は明日。
須川展也(サクソフォーン)

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