今日は、私の家族の一人を、皆様にご紹介をしようと思います。
11年前に、伊豆に暮らす両親にプレゼントしたトイ・プードルのクー・シエ、昨年から父が東京の私の家の近くに越してきたので、嬉しいことに会う機会も多くなりました。
私が最近はまっているのが、「クー・シエ、そっくりシリーズ」写真。
以下にご紹介しますね。
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いかがでしたか? 似ていると思っていただけたかしら?
それでは、10月のせんくらで皆様にお会いすることを楽しみにしています。
昨年は参加が叶いませんでしたが、今年はまた3つのプログラムで皆様にお目に掛かれることを楽しみにしています。初回ブログは、今回演奏するプログラムの1つをご紹介しようと思います。
10月5日(土)シアターホールでのリサイタル(公演番号32)。「せんくら」で毎回ご一緒しているピアニストの青柳晋さんとの共演で、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番、ファリャの「7つのスペイン民謡」から“ムーア人の織物”、“ナナ”、“ポロ”、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」をお届けします。
ここ数年、私が個人的に興味を持って取り上げている時代、19世紀末から20世紀の前半にかけての作品を集めたプログラムです。19世紀末のヨーロッパは世紀末のベル・エポックの華やかな時代から、第一次世界大戦の開戦と共に苦しい激動の時代に入るのですが、そこから第2次世界大戦までの暗黒の時代を生きた芸術家たちの想いに強く心惹かれています。
プロコフィエフは、第一次大戦の開戦直前に、卒業旅行でロシアを出て、ヨーロッパを旅します。ニューヨークやシカゴでの大活躍も経たのち、祖国ロシアの民衆への強い想いを断ちがたく、ソヴィエト政権のロシアへ戻っていくわけですが、帰国後の生活は当初予想していたものとは違って、不自由で苦しいものだったでしょう。ヴァイオリン・ソナタ第2番は、第二次大戦中に書かれました。元はフルートのためのソナタでしたが、ロシアの名ヴァイオリニスト、オイストラフの提案により、ヴァイオリン用に改作します。番号とは逆に、少し後で書かれた第1番のヴァイオリン・ソナタの深い暗さや迫力とは対照的に、古典的な軽やかさと優雅さ、プロコフィエフらしいユーモアや美しさにあふれています。
ファリャも、スペインの民族的な音楽を、芸術音楽の手法の中に取り入れた国民的な作曲家です。第一次大戦頃に書いた「7つのスペイン民謡」では、彼が強く愛したアンダルシア地方のフラメンコの音楽も含まれています。アンダルシア地方のグラナダに住まいを持った彼は、スペイン内戦で1936年に銃殺された詩人ガルシア・ロルカ(アンダルシア地方の出身)と親交が深く、その魂に共感していました。
そしてワックスマンのカルメン幻想曲。ワックスマンはユダヤ系のドイツ人、1930年代にナチス政権を避けてパリで暮らした後、ハリウッドに行き、「サンセット大通り」「日の当たる場所」でアカデミー賞を受賞するなど、映画音楽の世界で大活躍しました。カルメン幻想曲も1946年に映画のために書かれ、アイザック・スターンが演奏しています。後に、少し手を加えた形でハイフェッツも録音しています。有名なビゼーのオペラ「カルメン」からのメドレーで、自由奔放なジプシーの女性カルメンとヴァイオリンの華やかな魅力が相まって、大変人気の名曲です。
このように、国こそ異なるものの、激動の20世紀前半を力強く生き抜いた3人の作曲家たちの作品を並べて聴いていただくことによって、音楽の中に反映されるそれぞれの音楽家の想いを想像してみることができるのではないか。そのような角度から、聴いていただければ、作曲家の人生をより身近に、等身大のものとして感じることができるのではないかと思っています。10月、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
さてさて、今日は私の趣味のお話しなどを。
昨年から始めた自転車ライフ。今年も飽きずに続行中です♬
楽器があるときはさすがに自転車は・・・ですが、楽器なしの都内の移動はお天気さえ大丈夫なら、最近はほとんど自転車。
風を感じながら走るのは、とても気持ちいいし、車と違って小回りが利くので、逆に行動範囲が広がりました!
せんくら期間中、レンタサイクルしようかしら。
空き時間に、仙台の街を隅から隅まで散策してみたいと思います^^
オススメの散策コースがありましたら、ぜひ教えてくださいね!
こんにちは、チェロの長谷川陽子です!!
今年も、一年の中で最も美しい秋の始まりを 大好きな仙台で音楽とともに過ごせること、 本当に幸せで、今からとてもワクワクしています^^ 今年は全部で3公演。どの公演も楽しんでいただけるよう 全力投球で弾いていきたいと思いますので、 どうぞよろしくお願いしますね^^
今年はまず最初に公演番号【1】せんくらの豪華幕開け!! オープニング名曲ガラコンサート。
今年のガラコンサートも、とても華やかです。 名曲が揃い踏み、豪華出演者が一堂に会します。 これぞ【せんくら】、まさに【せんくら】ならではのこのコンサート、 オープニングに相応しい華やかなひとときを、ぜひお楽しみに!!
そして公演番号【62】長谷川陽子 チェロで奏でるロマン派音楽の世界!
今年は、チェロソナタの王様である ブラームスのチェロ・ソナタ第一番を中心に、 ブラームスにとって、かけがえのない師でありそして同志でもあった シューマンとドヴォルザークの珠玉の小品を散りばめました。 「そしてその人物は現れた。生まれながらにして英雄と、 美と優美の三女神グラティアに見守られた若者であった。 その人は、ヨハネス・ブラームスといった。」これはシューマンの言葉です。 そして、ブラームスはのちにドヴォルザークに対して、こんなことを言っています。 「ドヴォルザークの仕事部屋のクズ籠の中の旋律を 繋ぐだけで立派な作品が出来る」 ロマン派を代表する偉大な作曲家シューマン、ブラームス、ドヴォルザークに 敬意を表して、ロマン派の神髄をたっぷりとお届けします。
そして公演番号【87】We❤ ベートーヴェン ベートーヴェン・ガラ・コンサート
こちらではベートーヴェンのチェロソナタといえば最も人気の高い 第3番やチェリストにとっては難曲中の難曲トリプル・コンツェルトから第3楽章を お楽しみいただきます。 私の考えるベートーヴェンの魅力は、と考えてみました。 ベートーヴェンの音楽には、自浄作用があるといったらいいのかしら…。 人生の深淵を垣間見るような非常に深い優しさに溢れた音楽と、 とてつもない大きなエネルギーではないでしょうか。 聞いた後には必ず背筋がすっきりと伸びて、上を向いて歩けるんです。 このコンサートでも、聞いてくださる皆さんに、 たくさん元気の素をお届けしたいと思います。
そして、今年は全3公演とも、高校時代の同級生でもあり、 最近の私の共演パートナーである ピアノの青柳晋さんとの共演も楽しみです。 数年前から時々一緒に弾くようになり、今まで何度も弾いてきたレパートリーを 全く新しいレパートリーに取り組むかのように、青柳さんと再構築しています。 今年のこのデュオ、さらに熱い音楽を目指していきたいと思います。 ぜひ楽しみにしていてくださいね!!
長谷川 陽子(チェロ)
本日も西本からお届けするブログです!
昨日のシュランメルにも少し関わる内容です👌
今年3月頃、久々にウィーンやザルツブルグの空気を感じたく、プライベートでオーストリアに行ってきました。
特にプランも立てずに、心の赴くままに過ごしてみました。
美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲んでは寝る!!☺
、、、、というだけでは決してなく😅
ウィーンフィルやウィーンシンフォニーのコンサートなども聴いてきました。それはそれは刺激に充ち溢れた時間でした。
ただそれ以上に感じるものや刺激をもらえたのが、ホイリゲで生演奏の『ウィーンはいつもウィーン』、路上で聴こえてきたワルツやポルカでした。
最近ではニューイヤーコンサートなどでもだいぶ馴染みが出てきたウィーン音楽ですが、我々生粋のウィーンっ子ではない僕らにとっては、楽しいけれどちょっと掴みきれない部分もある音楽です。
ワルツのいわゆる「ズン・チャッ・チャッ」においても、シンプルがゆえに、
どんな「ズン」がいい?
どんな「チャッ・チャッ」がウィーン?
と、迷いが出てくるのです。
さて、話は戻りますが、聞きなれた『ウィーンはいつもウィーン』をホイリゲで聞いていると、いつものテンポより2倍以上ゆっくりだったり、裏打ちのタイミングが4角形のように均等なリズムだったり、、、意外でした👀
そして、ウィーン旅行中盤戦には、ある方の薦めでヨハン・シュトラウス縁のカフェに行ってきました。
【カフェ・ドン・マイヤー】
昔はカジノを設けた社交場で、ヨハンシュトラウスのデビュー場所と言われている場所です。ブラームスなども通っていたという音楽家縁の場所だそうです。
店内にはシュトラウスが店に贈った『ドン・マイヤー・ポルカ』の自筆譜が飾ってあったりと、色々と面白かったのです。
そこのカフェでは常に9割以上が地元民で一杯の人気カフェ。常連のお客様は毎日同じ時間に同じお席で新聞を読む、というような方々も多く居ました。
お店のBGMにはシュトラウスや、ライバルでもあったヨゼフ・ランナーの曲がたくさん流れていました。
その後には、シュトラウスのお墓で、今年もせんくらでウィーン音楽の演奏してきますとお伝えしてきました🙇
こんな経験を通して、自分なりのウィーン音楽像がゆったりと変わっていくのを感じました。
なんだろう、、、様式感や形式感も大事だけど、音楽を楽しむ気持ちを大事に生活に溶け込ませることに重きをおいている感じがしました。
きっともっともっと勉強すれば、より深く核心を学べるのだとは思いますが、今の答えは以上のようになりました!!!
何が言いたいかというと、、、
せんくらでは、仙台をはじめ聴きに来てくださる皆様の空気を感じながら、その空気に溶け込む、そこでしかないウィーン音楽をお届けしたいと思います!!
ぜひ一緒に楽しみましょう❤️
お待ちしてまーす!!
see you soon
皆さん、こんにちは!
仙台フィル・コンサートマスター西本幸弘です。
今年もこの季節がやって来ましたね~、食欲の秋、芸術の秋、せんくらの秋!!☺
今年のせんくらでは、仙台フィル3公演とせんくらフェスティバルソロイスツ、そして昨年に続く西本企画のシュランメルンと、クロスオーバー4楽士に出演します!どの公演も今から楽しみで~す!!
まずは西本企画の2公演について簡単にご紹介したいと思います。
シュランメルン!🎻🎻🎻🎻
昨年に引き続きウィーンワルツや、民俗音楽を中心とした、ノリと味わいが勝負のプログラムをお届けします。昨年は仙台フィルメンバーだけでしたが、今年は山形交響楽団より山中さんをお招きして仙山シュランメルン公です。
ヨハン・シュトラウスやヨゼフ・ランナー、クライスラーの名曲をオリジナル編成に近い、〔ヴァイオリン・ヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバス〕のカルテットでお贈りします✨
昨年はゲリラライブをイズミティのラウンジで行いましたが、今年もあるのかな!?😏
もうひとつはクロスオーバー三楽士の続編でメンバー加入で四楽士でお届けします!!
昨年に引き続きバンドネオンの三浦さん、ピアノの山中さん、そして新加入でもあり同じバンドの盟友でもあるベースの高杉さんとのカルテットで!!🎹🎻🎹🎻
今回はジャズとタンゴとアイリッシュ音楽のプログラム!!このメンバーだから実現できる特別プログラムです。メンバー同士や音楽同士のクロスオーバーでどんな化学反応が起こるのか僕自身も楽しみです😆
好奇心旺盛なのか、やりたがりなのか、お祭り好きなのか、欲張りなのか、はたまた、全部なのか。西本が大好きな音楽をいろんな形でお届けすることが出来る“せんくら”最高です❤️
ではまた明日~、ciao
ブログ2日目の仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターの神谷未穂です。
今回は予告通り、《クァルテット パトナ》について書きたいと思います。
仙台のパトナホールのレジデンス クァルテットとして生まれたこのクァルテット、
メンバーはヴァイオリンが神谷、小川、ヴィオラは井野邉、チェロは三宅、と全員が仙台フィルメンバーです。
三宅さん、井野邉さんが仙台フィルメンバーになったのは数年前ですが、この4人の付き合いはかなり長くなります。
私と小川さんは、私が高校生、小川さんが大学生の時に、せんくら常連チェリストの長谷川陽子さんのお父様で批評家でいらした、故・長谷川武久先生のレクチャーコンサートシリーズでご一緒しました。
当時から頼りになる姉御肌。
井野邉さんとは桐朋が高校&大学が同じ建物内だったので(高校生は地下クラスだったので、モグラと呼ばれていました)、お洒落な大学生姿を何度も拝見していました。「仏の井野邉」とそのキャラから呼ばれていたんですよ。一見怖そうですが(失礼😁)、優しい兄貴。
最後に三宅さん、9歳上の姉の桐朋時代の同級生で、うちに遊びにいらした事もあるので、私のランドセル姿もご存知。こちらはかなり変わりましたが、三宅さんはあの当時のままの印象。アンチエイジングを教えて下さいよ、三宅さん。
そんな長ーい、長ーいお付き合いのある4人なのです。
パトナホールを飛び出してせんくらで演奏する曲は、弦楽四重奏といえばこの曲!と人気の高いドヴォルザークの「アメリカ」。
作曲家一と言われる程の鉄道大好きな鉄ちゃんだったドヴォルザーク、この曲の中にも沢山、車輪、汽笛、窓からの景色がイメージされるところが。
最後にも汽笛が鳴り、到着といった感じで、まさに音楽での鉄道の旅。
是非クァルテット パトナとアメリカ旅行を存分に楽しみ、そして旅行中にはつきもののホームシック、故郷への想いに浸りませんか?
(ドヴォルザークといえば、仙台フィルのドヴォルザークの「新世界」CDが好評発売中です❣)
メンバーそれぞれ、仙台フィル公演に乗っていますが、私がコンサートマスターとして登場する公演は、高関さん指揮、横山さんピアノソロの、ショパンプログラムです。
高関さんとも高校生時代にオーケストラ授業でご指導を受けていたので、これまた長いご縁が。
毎回ご一緒する度に、音楽業界でも有名な楽譜研究者として、その深い知識を惜しみなく教えて下さる高関さん、今回も新たな知識をいただけるのでは、と期待。
横山さんはショパンコンクール入賞者であるショパンのスペシャリスト。
そんなすごい横山さんに負けず劣らず、実は私もショパンのスペシャリストです(笑)。
なんとショパンの命日の10月17日が誕生日。生まれ変わりなんですね。
、、、って、先日指揮者で仙台フィルにいらした山田和樹さんのプレトークでの「私がモーツァルトの生まれ変わり」話の続きか!?
なぜかこの日が誕生日の音楽家は多く、
多分全員が全員、「私が生まれ変わりだな」、と思っている事でしょう。
身近なところで言えば、我が従姉でヴァイオリンデュオ「デュオプリマ」の相棒でせんくらにも登場した事もある礒絵里子もショパンの生まれ変わりです(笑)。
、、、という訳で、ショパンは毎回スペシャルな想いで演奏しています。
キッズ公演、バロック公演、クァルテット公演、仙台フィル公演でお会い出来たら嬉しいです。
皆様にとっても、今年のせんくらがスペシャルな公演となります様に。
写真はプレゼントして頂いた、カメラマンさんに撮って頂いたクァルテットパトナの写真が、なんとカレンダーと飴になったものです❣
皆様、こんにちは。
仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターの神谷未穂です。
だいぶ涼しくなり、秋らしくなってきましたね。
せんくらの選曲はかなり前の寒い時期に決まるので、まだまだ先、、、と思っていましたが、いよいよあと少しで開催。
気分が高まってきました。
昨年のせんくら後に、せんくらでも共演する主人のエマニュエル ・ジラールがつくったアンサンブル、《アンサンブル・マレッラ》の新CD『シューベルト幻想』録音に私も初参加しました。
この秋にそれが発売となります!!(それに合わせて私のオフィシャル写真が新しくなりました。久々の写真更新。この写真を撮り終えたらダイエット熱が冷め、リバウンドしたという・苦笑)。
せんくらまでに新CD完成が間に合うと良いのですが、、、。
来年のコンマス就任10年に向け、レベルアップしたい、と名曲であり難曲のシューベルトのファンタジーを、フォルテピアニストの名手・平井千絵さんと収録しました。平井さんのフォルテピアノはまさにシューベルトの時代の楽器ですので、タイムスリップした様なワクワク感を味わう事が出来ました。
仙台フィルではモダンヴァイオリンと呼ばれる楽器を使用していますが、室内楽ではバロックヴァイオリンも演奏しています。
このCDや、ジラール、小池さん、梅津さんとのせんくらバロックプログラムでもバロックヴァイオリンを使用しています。
バロックとの出会いは、幼少期に聴いたレコードや、ラジオですが、桐朋学園での授業でその音色や演奏方法にはまり、授業で即興したカデンツを褒めて頂いたのに気を良くし、バロックヴァイオリンの勉強をしに留学を、と考えた事もありました。
ヴィオラの勉強をパリで、と考えた事もあります(昨年のせんくらではヴィオラを井野邉さんや吉田さんに挟まれて演奏出来、とても楽しかったです)。
昨年のブログでも書きましたが、卒業の前年にコンクールの副賞で参加したクフモ音楽祭で指導して頂いたアルテンブルガー氏と勉強したい、とドイツ留学が決まったので、バロックヴァイオリンやヴィオラと少し距離が出来ましたが、留学時に毎年参加したスイスの講習会で指導を受けたコリアー氏が、バロックチェロの名手コアン氏(大人気モザイククァルテットのメンバー) とバロックヴァイオリンを演奏していたり、その当時付き合っていたエマニュエル がコアン氏に指導を受けていたり、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートを演奏していたので、またバロックが私にとっては身近で大切な存在となりました。
パリでバロックオケやピリオドアンサンブルに、コンサートマスターや主要メンバーで参加させて頂いていたので、そのメンバーとの別れは寂しくはありましたが、仙台で新たな仲間が出来、そのメンバーとせんくらで演奏出来、毎年楽しみに聴きにいらして下さるお客様がいらっしゃる事は、大変有難く嬉しい事です。
今年はいよいよテレマンのパリクァルテットの全曲制覇記念を迎えます。
バッハより当時は人気が高かったというテレマン、弾けば弾く程、聴けば聴く程その魅力に気付かされます。
ヨーロッパ、特にフランスでは人気と演奏人口が200年前の革命前のゴールデンタイム(ヴェルサイユのルイ14、15世時代)熱が再び高まっているヴィオラ・ダ・ガンバ、せんくらで聴けるのは、私達のこの公演だけの様ですので、ガンバにご興味かある方、お好きな方、お待ちしています。
仙台フィルの9月定期演奏会に指揮者でいらした鈴木雅明さんがリハ中に何度も、歌の様に、母音、子音の様に、会話の様に、スピーク!とおっしゃっていましたが、バロック時代の作品はまさにそれ。
テレマンの作品はダンスと会話、歌、サプライズ(!)のオンパレードです。
せんくら公演で、私がライフワークとして大切にしているキッズコンサートもあります!
今回の共演者はフランス在住で同級生ピアニストの望月優芽子さん。
2012年から7年振りにせんくらご登場です❣️
彼女のイマジネーション、リズム感が私は大好きです。
こちらの公演は早々完売となりました(㊗️)。
この公演のテーマは「世界のマーチ」です。
3分間で料理したくなる、あの有名な曲からスタートします。みんなが大好きな散歩したくなる曲もヴァイオリンとピアノで演奏します。
せんくら会場ではいつも以上にお客様とお話する機会があるのも楽しみです。
次の演奏会場へとバタバタ移動する演奏家の姿が見れるのも、せんくらならではかもしれませんね。
次回は仙台フィル公演、仙台フィルメンバーで結成したパトナクァルテットについて書きたいと思います。
お読み下さり有難うございました。
仙台フィル コンサートマスター
ピアノデュオ・リブラのせんくらブログ、2日目は結成から6年経ってのリブラあるあるをお伝えしようと思います。
①パート決めを慎重にするようになりました。
どちらがプリモ(上のパート)、セコンド(下のパート)をやるか、というのは、デュオ組み始めたばかりの頃は、偏らないようにだけ気をつけてあとは割となんとなーく選んでましたが、年数が経ち、お互いの強みや個性を知った上で、この曲はこの人がこっちのパートがいいね、とか、ちょっとこっちやってみても面白いかも、と慎重に色々考えて選ぶようになってきました。
当初は気づいてませんでしたが、案外グリッサンドの多さや腕の長さ、なんかも選ぶ基準にはかなり関わってきたり。その辺り今回の公演でもお伝えできるかと思います。
②合わせが老夫婦みたくなってくる。
1.ねぇねぇそこさ…
2.わかってる。
弾く。
1.そうそうそれ!
2.ドヤ顔
みたいなことが頻繁に(笑)
皆まで言うな、と言う感じでお互いのやりたいことを察知できるようになりつつあります。
③衣装決めに時間がかかる。
これも組み始めた当初はお互い好きなの着てたらいいじゃん?くらいの感じでしたが、やはり活動を続けていくと、デュオとしてのまとまりは大事だね、となり最近は相当話し合って決めています。お互い普段は着ている服のテイストが違うので、それぞれの個性を生かしつつきちんとデュオとして見える衣装探し。かなり難しい!あと、連弾ではトリッキーなものになると、突然立ち上がったり、ペダルを交代しないといけないこともあるので、いつもドレス、というわけにもいかなかったりで、毎回楽しく苦労しながら決めていきます。
先日令和になりたての時期のコンサートでは、こんな感じで紅白の衣装で合わせてみました。今年のせんくらはどうなるでしょうか。
とこのような感じで変化と進化を続けるピアノデュオ・リブラです。今年も会場で皆様にお会いできますこと、本当に楽しみにしています!
せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは。
ピアノデュオ・リブラです。
左:三又 瑛子(みまた あきこ)
右:文 京華(ぶん きょうか)
私たちは共に仙台出身、同い年のピアノデュオです。ピアノアンサンブルの世界を追求し、その魅力をお客様と分かち合いたいという想いから活動を続けて参りました。
今年のせんくら公演では「連弾七変化!」と銘打ち、オーケストラ、歌曲、チェロ、フルートなど…さまざまなジャンルの名曲を連弾でお聴きいただきます。
歴史上、たくさんの曲が連弾に編曲されてきました。当然、全く同じものにはなりません。
単なる【再現】ではなく、そこになにか魔法がかかって【変化】が起きるのでは…?
そんなところを糸口に、プログラムを作りました。
名曲を連弾で聴くと、普段とは違う顔が見えるかもしれません。
また、違うジャンルの曲をあえて連弾で弾くことで、連弾の新たな魅力や可能性を発見できるかもしれません。
私たちも、とてもワクワクしながら準備を進めています。
昨年反響が大きかった「鍵盤実況カメラ」「おもしろ連弾」「連弾解剖コーナー」も是非お楽しみに!!