せんくらファンの皆さま、こんにちは!
助川ブラザーズの弟、仙台フィルコントラバス奏者の助川龍です。毎回言ってますが念の為…
「弟は、俺だーーーーー!!!」
さて。
毎回ブラザーズはクラシック×ブラジル音楽をコンセプトにクラシックの曲をアレンジしたりオリジナルの楽曲をお届けしています。
今年のテーマはソナタ。
バロック時代の作曲家、ヘンリー・エックレスのヴァイオリンソナタとブラザーズオリジナルソナタを掛け合わせた新曲”ソナタの彼方”をお届けします。
エックレスのソナタはコントラバスでは馴染み深い曲で僕も音大時代に出会いました。
ヴァイオリンソナタをコントラバスで弾くなんて凄ーい!って?ありがとうございます…
しかしお客さん、この曲ヴァイオリンの皆さんは小学生で弾くらしいですぜ。。。
ですがこの曲めちゃくちゃ良い曲なんです!
4つの楽章から成り、緩−急−緩−急という典型的な教会ソナタの形式を持っています。
和声進行が実にドラマチックで、美しいメロディは朗々と歌うコントラバスの為にあるのでは、と思うほどマッチします。
僕の尊敬する2人の師匠、ゲリー・カーさん、池松宏さんも大得意なレパートリーで僕も一生付き合って行きたい楽曲の1つです。
そんなソナタが南半球のブラジルに行ったらどうなるのか?
ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季を掛け合わせた8シーズンズという演奏をしているギドン・クレーメルを聴いていて閃きました。
ブラザーズでの役割。
僕は曲目やテーマを決めたり、コンサート全体の方向性やメッセージから決めて行きます。その過程で閃きがあります。
大変なのはここから。そのテーマを兄に伝え作曲やアレンジに入ってもらうのです。
後は祈るだけ…
「お兄ちゃん、頑張って!」
もちろんそこから一緒に音を出しながら形にして行くのですが、まず1つ小さな音楽の命を生み出すのはとても大変な作業です。
その辺り明日は兄でギタリストの助川太郎さんに語って頂きましょう!
助川ブラザーズ
助川 龍