先日東京都庭園美術館に遊びに行きました。
その名の通り緑溢れる庭園とアール・デコ様式の建物、素晴らしいお茶室などもあり、ゆっくり散歩するのにオススメです。
私は緑の中を歩いたり、木陰に座ってぼおっとすることが大好きです。
仙台もけやき並木の通りや森林公園など緑の美しい場所がたくさんあります。
せんくらではコンサートを楽しむ事はもちろん、仙台の自然を楽しみ、美味しい食べ物に舌鼓を打ち、秋の仙台を満喫して頂けたら嬉しいです!
津田 裕也(ピアノ)
私が出産した病院では子供が生まれるまでその部屋で全部行います。部屋に入ったらすぐ麻酔科医の先生が来られ薬どうすると聞かれました。
即OK。
背中に注射。私軽く悲鳴。
先生:あ、ごめーん。消毒冷たいからね。
…わかっとるわ!今経験したわ!メッチャ冷たかったわ!
でも麻酔薬って最高。段々痛みが和らぐどころか私の世の中への不満も一緒に彼方へ。
人生バラ色。
固形物は禁止されてたのですが液状はマル。看護師にアイスキャンディー欲しい?と聞かれたので一本調達。もう一本頂いたので夫にドヤ顔でお裾分け。
お産始まったら大変だから出来るだけ休んだ方がいいと言われたのでテレビ鑑賞、お昼寝鑑賞、インターネット鑑賞の繰り返し。
…暇だわ…
夜、映画の途中で先生が部屋に入って来られチェックしたらいきなり出産青信号。
コマーシャルまで待ってといいそうになるのを我慢。あっという間に部屋が道具であふれる。
先生が夫にへその緒きりたい?と聞くと夫はダイナミックなジェスチャー付きでヤダヤダ。
…アナタ、確か医学部でてるからへその緒よりもっと凄い物絶対切ってるよね…なにがそこまでイヤなのさ。
先生:今から10数えるからその間力んでね。目一杯よ。
アイヨ。
先生:いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーち
………………
………………
にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
………………
………………
さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
ちょっと待ってよ。先生、10数えんの激遅!それに次に行く数字までの時間、長!
出産そのものより息保つほうが大変。酸欠寸前。
それより一大事なのがお腹ペコペコ。早く夕飯に辿り着くには押すしかない。テイクアウトのメニューを横目で拝みながら気張る。そのおかげ(?)か約15分で娘っ子とご対面。先生たちは
早く帰れると大はしゃぎ。その中ヌルヌル娘を体の上に置かれた私が放ったアホウドリの一声:
えっ?! これ どうしたらいいの?!
松山 冴花(ヴァイオリン)
みなさま、こんにちは!今日から3日間ブログを担当させて頂く津田裕也です。
今年もせんくらに参加させて頂ける事、大変光栄に思っています!
せんくらも今年で13回目!生まれ育った故郷仙台で、このような素敵な音楽祭が根付いている事は本当に嬉しいです。
最近では動画や配信などで音楽に触れる機会が増えましたが、コンサートならではの生の音の空気感を感じて頂きたいです。
せんくらの3日間は魅力的な公演が目白押しです。皆さま、せんくらへ是非お越し下さい!!
津田 裕也(ピアノ)
皆様、ご無沙汰しております。ヴァイオリニストの松山冴花です。今日から3日間、私のバカブログにお付き合いお願いいたします。
写真はちゃっかりバシネットで大きな腹出して寝てた家の猫です。
去年の春、娘が産まれました。
予定日の朝, 違和感があったので夫に病院へ車を出してもらいました。
一言: 恐怖。
ラッシュアワー = 地獄2丁目交差点。夫は日常なので慣れているものの私はど素人。運転してる皆様(夫含めて)、圧倒的なアグレッシブさ。
助手席の私は怖くて目を閉じたいけど目もビックリしてショートサーケット。
凄いわ…
そのせいか病院へ着いても子供も巣に引っ込み出産するには早すぎ。出直して来いと追い返されました。
でもその日のお昼にはドクターの予約があったのでその辺でぶらぶら。
映画を見に行こうと思っても観たい物なし。お昼食べてもまだ時間あり。辺りを歩いても私の亀ペースではなかなか進まない。
…暇だわ…
やっと予約の時間になってドクターに診てもらったら分娩室へ直行と命令。
夫は車を駐車場に入れていたので一人で離れた別棟までガニ股で移動。
ロビーで夫に会い、分娩室へ移動と告げたら彼に陣痛はと聞かれた。
あぁ、そういえばなんか重い痛みが時々あるよ。陣痛だったんだね。
…鈍…
松山 冴花(ヴァイオリン)
暑い夏の日々の中でも食欲は変わらず(^0^)!
食べたいもの食べ、美味しいお酒を飲んで…という作戦を展開しております。
カラスミというと日本酒飲みながらちょびちょび食べるイメージがありましたが、イタリアの国ではもちろんワインと食するわけです。
イタリア・サルデーニャ島の料理カラスミ・スパゲッティ🍝✨
ワインもカラスミの産地近くの土壌で作られたワイン🍷✨
食べると口の中と頭の中が一気にイタリア旅行気分になります。
エネルギーに満ちた料理に夏の暑さも恐れおののくことでしょう!
成田 博之(バリトン)
皆さん、こんにちは。
今年もせんくらで歌わせて頂きます。毎年、お正月か七夕かっていうくらい季節を感じながらこのフェスティバルを楽しみにしています。
季節といえば今は夏真っ盛りですが、今年の夏は違いますねー!熱過ぎます!皆さんは体調の方はいかがでしょうか?先日車を走らせている時に温度計を見たら44℃というのを見て驚きました!初めて見た数字に今年はどうなってるんだと汗をかきながら焦ってます。
少しでも涼しいところへ行こうと、休日に谷川岳に登ってきました。
登ってる時はさすがに暑かったですが、この風景を見ると暑さも忘れ、時の流れを忘れます。
そんな大自然の風景を見に、この夏はいくつかの登山を予定しています。
暑いですが楽しみがたくさんの夏でもあります。
成田 博之(バリトン)
ブログ3日目はコントラバス奏者助川龍がお届けします!
兄と演奏していて一番楽しいのは、普段見る事の出来ない”景色”を見せてくれる事です。
これは良いコンサートの全てに当てはまる感覚です。
今回のせんくらで僕は仙台フィルはもちろん、助川ブラザーズ、フェスティバルソロイスツ、せんくらうた劇場、に参加します。
素晴らしい音楽家達は皆自分の世界を持っています。自分の音を持っています。
その音楽家の世界が、掛け算になって折り重なって行く時、音楽は無限に拡がり、何処までも時空を超えて国を超えて旅をしている、そんな感覚に僕はなります。
ギターとコントラバス。オーボエとホルンとファゴット。チェロと尺八。ピアノとピアノとオーケストラ。いくらでも掛け合わせ拡がる音楽。想像しただけでワクワクします。それは楽器と楽器の出会いというだけでなく、人と人との出会いであり音楽家同士の共鳴する心だと思います。
素晴らしい音楽家とまた出会い、共鳴出来た時、本当に音楽をやっていて良かったと感謝します。そしてまた自己と向き合い成長して行く糧となります。
せんくらはそんな音楽家にとってもワクワクの連続!音と戯れる最高のフェスティバルだと思います。
コンサートとは音楽を聴きに行くだけで無く、その人に会いに行く行為。その音楽家達がまず楽しみ、とっても嬉しそうに楽器を奏でている姿を見るのが僕はとても好きです。
皆さんも是非1人でも多くの音楽家と出会い一緒に旅してみてください!
いやー、音楽って本当に楽しいですね!
それでは皆さんどこかの会場で!
せんくらファンの皆様、こんにちは。
助川ブラザーズ、兄でギタリストの助川太郎です。
例年、せんくらの為に新しい作品を生み出して来ましたが、今年のお題はソナタの作曲。あまりに大きなテーマでした。
作業に取り掛かったのはゴールデンウィーク前の4月下旬。
せんくら本番2日前まで内容が固まらずに地獄を見た昨年の反省から、今年は早めにスタートしました。
でも。
そもそもソナタって何だろう?
それがよく分からない。
ソナタを弾いた事がある人は何となく把握している、らしい。
でもソナタがソナタである条件は厳密ではないような印象を受けました。
何がサンバなのか、何がブルースなのか
突き詰めると結局定義できないのと同じかなと。
だから自由に作る事にしました。
ゴールデンウィークにホテルに缶詰めになって数日。
更に遂行を重ね、5月中旬に仙台で第1回のリハーサルに臨みました。
そこで弟から出た衝撃の発言。
「こういうことじゃない」
まさかの全ボツでした。
そのショックと過労から私は一時的に散歩しか出来ない状態になり、6月はひたすら散歩して過ごしました。
動く、歩く、自転車を漕ぐ。
街を見て、緑を見て、アイスコーヒーを飲む。
サウナに入る。
公園に寝転がる。
そして7月上旬。
書きためた新しい素材を基に一気に新しいソナタを書き上げました。
全4楽章のそれが、クラシックの技法でソナタに当たるのか、そもそもその音楽が何なのか僕には分かりません。
もう何も構っていられないくらい余裕がなかったので。
ただ言えるのは
全てのメロディは毎朝
目覚めた直後に頭に浮かぶ一番ピュアな状態から書き起こしたものです。
素直に書いた4つの曲。
それがエックレス様のソナタと絡み合って、一つの作品として少しでも聞いてくださる人の心を動かすものであることを願っています。
せんくらファンの皆さま、こんにちは!
助川ブラザーズの弟、仙台フィルコントラバス奏者の助川龍です。毎回言ってますが念の為…
「弟は、俺だーーーーー!!!」
さて。
毎回ブラザーズはクラシック×ブラジル音楽をコンセプトにクラシックの曲をアレンジしたりオリジナルの楽曲をお届けしています。
今年のテーマはソナタ。
バロック時代の作曲家、ヘンリー・エックレスのヴァイオリンソナタとブラザーズオリジナルソナタを掛け合わせた新曲”ソナタの彼方”をお届けします。
エックレスのソナタはコントラバスでは馴染み深い曲で僕も音大時代に出会いました。
ヴァイオリンソナタをコントラバスで弾くなんて凄ーい!って?ありがとうございます…
しかしお客さん、この曲ヴァイオリンの皆さんは小学生で弾くらしいですぜ。。。
ですがこの曲めちゃくちゃ良い曲なんです!
4つの楽章から成り、緩−急−緩−急という典型的な教会ソナタの形式を持っています。
和声進行が実にドラマチックで、美しいメロディは朗々と歌うコントラバスの為にあるのでは、と思うほどマッチします。
僕の尊敬する2人の師匠、ゲリー・カーさん、池松宏さんも大得意なレパートリーで僕も一生付き合って行きたい楽曲の1つです。
そんなソナタが南半球のブラジルに行ったらどうなるのか?
ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季を掛け合わせた8シーズンズという演奏をしているギドン・クレーメルを聴いていて閃きました。
ブラザーズでの役割。
僕は曲目やテーマを決めたり、コンサート全体の方向性やメッセージから決めて行きます。その過程で閃きがあります。
大変なのはここから。そのテーマを兄に伝え作曲やアレンジに入ってもらうのです。
後は祈るだけ…
「お兄ちゃん、頑張って!」
もちろんそこから一緒に音を出しながら形にして行くのですが、まず1つ小さな音楽の命を生み出すのはとても大変な作業です。
その辺り明日は兄でギタリストの助川太郎さんに語って頂きましょう!