パン

2009.08.03| 長谷川陽子

パン作りが趣味です。パン生地ってホントに赤ちゃんのほっぺみたいにつるんとしていて、手で丸めていると何だか心のササクレが癒されていくんです。
今ではパン作りはすっかり趣味と実益を兼ねて、日常の小さな楽しみとなっています。

最初の頃は手軽に作れるイーストで焼いていましたが、やっぱり天然酵母は焼いた翌日でもしっとり風味が増して美味しい!!
時々あんぱんやシナモンロールなどお菓子パンも作りますが、普段は食事に合うようカンパーニュやバターロール、プレーチェンなど。皮がばりっとしたバケットを焼いてみたいと思いつつ、あれって結構難しいんですよね。

いつの日かパリッとしたパケットや、キリッとした角食パンが焼けるようになりたい!!
今日のカンパーニュは我ながらちょっといい感じに焼きあがりました、 いい香り♪
長谷川陽子(チェロ)

 

食いしん坊ブログ

2009.08.03| 住田怜美

さて二日目の今日はせっかくの仙台在住!ということで仙台の美味しいもの紹介です。
とは言ったものの街中しか詳しくないので今回の会場の1つでもある仙台メディアテーク近くをご紹介したいと思います。

まずはメディアテーク向いにある定禅寺通り沿いの2件。
1つ目は「ナプレ」というピザ屋さんです。
普段あまりピザを食べる方ではないのですがココは野菜が美味しい!オリーブオイルが美味しい!!チーズが美味しい!!!と3拍子?そろったピザ屋さん。もちろん生地もすっごく美味しくて足を運んでみる価値あると思います。
ただいつも混んでいるので予約して行くのがおすすめです。

2つ目は甘いものが食べたくなったらここのエクレア!
その名も「甘座」(あまんざ)です。
パサパサシューが苦手な私ですがここのお店のエクレアは中のクリームも甘すぎず生地もしっとりしていて、危険と知りつつもいくらでも食べられちゃいます。

最後はちょっと歩いたところにあるイタリアワインとアテの店「立町つくし」ここはワインも美味しくお食事も何でも美味しい本当にお薦めのお店です。
噛み切れないもの好きな私のお薦めは〝たこと苦味野菜のサラダ仕立て〞〝マッシュルームとエビのオイルフォンデュ〞もガーリックが絶妙なアクセントになっていて元気になれる一品です。

美味しいお店は何でも美味しい!ということで写真はデザートの〝カタラーナ〞いつ行っても笑顔で帰れるお店で、数々の美食家の友人たちをも唸らせてきました。

音楽もお料理も求められている以上のものを出せるって素晴らしいですよね。
私もそんな演奏目指して頑張ります。以上食いしん坊ブログでした。
住田怜美(ピアノ)

 

せんくらの楽しみ方♪

2009.08.02| 長谷川陽子

こんにちは、今日から一週間この「せんくらブログ」を担当させていただきますチェロの長谷川陽子です。

「せんくら」に出演させていただくのは今年で4回目、皆勤賞は嬉しい限り!!
毎年あの熱気あふれる「せんくら」で弾けるのは、1年分の元気の素で、同じく連続出場の演奏家仲間と「せんくら出場おめでとう!」とメールし合ったほどです。
何といっても、手頃な料金で45分間、色々な楽器の味わいをちょっとずつ数多く聴いてみることが出来る・・・
先日のせんくら記者会見で「まるでアイスクリームの数種類入るパックみたいに、このフレーバーとあの味と・・・と気になるものを選んで、お好きにパックして下さい」とお話したのですが、せんくらの上手な楽しみ方は色々な公演をお好みに合わせてカスタマイズして【はしご】すること!!
演奏家の私たちも、あの熱気に乗せられて毎年皆テンション高く弾く喜びを再確認しています。
懐かしい街、仙台に会える10月を楽しみにしています。
長谷川陽子(チェロ)

曲目のご紹介♪

2009.08.02| 住田怜美

はじめまして。ピアノの住田怜美です。
今回せんくらに参加させていただくことが出来、
とても嬉しく思っています。

今日から3日間どうぞお付き合いください。

1日目の今日は今回演奏する曲目についてお話ししたいと思います。
テーマが〝0歳からのコンサート〞ということでしたので「お菓子の世界」「子犬のワルツ」「子猫のワルツ」「きらきら星変奏曲」など私が小さいころから大好きでよく弾いていた曲を集めてみました。

その中でも湯山 昭さんの「お菓子の世界」は不思議なハーモニーと楽しいリズムに魅了され、やらなくてはいけない練習もそこそこに得意気になってよく遊び弾きをしていました。
ちびっこ達にも気に入ってもらえるのではないかなと思っています。

「子犬のワルツ」は発表会で弾いた思い出の曲。
小さいころ、犬におでこを噛まれ今も傷が残っているにもかかわらず、犬が大好きで大きくなったらムツゴロウ王国で働くんだと本気で思っていた私。

今、我が家には1歳のトイプードルがいて毎日たわむれています。

この曲はわんちゃんが自分のしっぽを追いかけている様子を表現していると言われていますがウチのわんこ、しっぽが短いからか追いかけているところを今だに見たことがありません・・・

「子猫のワルツ」これも先生から頂いて大好きだった曲です

我が家にはネコもいます。推定4歳の拾われネコですがかなりの美人ネコで、ネコのほうがしっぽが長いのでよく追いかけて遊んでいます。

曲目紹介というよりペット紹介になってしまいましたが、もしかしたら会場にわんことにゃんこも来るかも?
住田怜美(ピアノ)

筋肉モリモリ

2009.08.01| ル・キャレ

よく お客様に、「凄い腕ですね!」と声を掛けられる事があります。
実は 演奏する時は脱力を使っているのです。

力を使うのは、楽器運びなんです(T_T)
マリンバは、通常バラバラに分解して運びます。

楽器の種類にもよりますが、十数個のパーツに分かれます。中には、とても重い物もあります。だから、筋肉モリモリです。

本番では、腕に注目しないでください(*^_^*)

楽器は、ヤマハ YM-6100です。

10月4日 当日は、マリンバ四台と、太鼓などを使って演奏します♪
仙台メディアテーク にて 朝10:40~11:25です。
ル・キャレ(アンサンブル)

 

音楽=料理

2009.08.01| 漆原啓子

早いもので、せんくらブログの担当も今日で最後になりました。

今日は何について書こうかと考えましたが、普段自分が演奏する時のことを書いてみようと思います。

音楽とお料理は少し似ているなぁ、と思うんです。なぜかというと、お料理は何料理になろうと、使う材料がほとんど同じ。もちろん、日本のお米とタイ米が違うように産地によって少し違いはありますが、「肉」「魚」「野菜」の使い方によって、それが日本料理になったり中華料理になったり、フランス料理になったりイタリア料理になったり…。
それと同じことで、「音符」(「ドレミファソラシド」にシャープやフラットがついても、全部で20個くらいしかない「音符」)が、使い方により、ドイツの音楽やフランスの音楽、ロシアの音楽になる…というのが、本当にすごいことだと思うんです。

だから、いつも楽譜と向かい合う時には、この「音符」をどのようにお料理しようかなぁ、と考えて取り組んでいます。
今回、せんくらで演奏する作曲家は、ベートーヴェン、クライスラー、ワックスマン、サラサーテです。

ベートーヴェンは「ドイツ料理」、クライスラーは「オーストリア料理」、ワックスマンはアメリカ人ですが、原曲がビゼーのカルメンなので「フランス料理」。そして、サラサーテは「スペイン料理」となるように、それぞれをお料理して、皆様にお届け出来ればいいなと思っています。

それでは、一週間お読みいただいてありがとうございました。「せんくら」でお会いしましょう!
漆原啓子(ヴァイオリン)

 

「せんくら」で会いましょう

2009.08.01| 好田タクト

私の演目に興味を持っても、「指揮者って、あまり知らないし、おもしろく感じるかな…」と思われるでしょう。
それは安心してください。
ふだん、私の活動の場は寄席です。そこに来るおじいちゃん、おばあちゃんの9割ぐらいは、「クラシック音楽なんて…」の人たちなのです。その観客に笑ってもらわないといけないのです。

そんな人たちに「なんか、指揮者っておもしろそう。今度、じっさいに見てみようかしら」と思わすことが、私の芸人としての真骨頂なのです。
逆に指揮者に詳しすぎる人がお客様だと、「違うだろ、もっと似せろ、勉強しろ!」と、こちらは冷や冷やもんです。

この芸は、脚光を浴びなくてもやり続けることが意味があると信じてやっています。
そうです、「オンリー1」なのです。ま、アホらしくて、誰もやらないからだと思いますが。

「なんで、そんな指揮者の物真似をする気になったの?」
よく聞かれる質問です。理由は単純。演じている自分が気持ちよくて、
見ている人にも楽しんでもらえると思っているから。

いつから指揮者をやり始めたか。それはもう小学生のときから。小学生の四年生頃に音楽の時間に聞いたケテルビーの〈ペルシャの市場にて〉を聴いてクラシック音楽が好きになり、FM放送でエアチェックしてそれこそむさぼるようにクラシック音楽を聴きました。
当時はヘルベルト・フォン・カラヤンが人気がありました。レコードジャケットには、目をつむりながら陶酔するカラヤンの指揮姿の写真。
そして、テレビとかでたまに放送するカラヤンの映像を見て、

カラヤンって、かっこええやん!

それからは、箸を片手にカラヤンの真似事を、レコードをかけて悦に入ってするようになりました。
中学に入ると、クラス対抗の合唱コンクールが校内で催されました。そのとき、私はカラヤンになるのだ。
音楽に関心のない男の子もおもしろいから、すごく協力してくれる。やる気も練習量もちがうから、私のいるクラスは三年間、合唱コンクールでは圧倒的に一位になりました。
高校に入ったら、もう音楽への渇望は止められない。
ブラスバンドに入ってふだんはチューバを吹いていましたが、顧問の先生がいないときは率先して指揮をしました。
それもストコフスキーばりに、解釈も編曲もやりたいように変えて。
その頃には、カラヤンだけでなく世界の巨匠が私のレパートリーにどんどん加わっていきました。

高校の頃に『漫才ブーム』があって、ツービート、B&B、紳介竜介などがテレビで活躍していました。
それからしばらくはお笑い勝ち抜き戦番組がテレビで花盛りでした。
二十歳のときに初めてテレビに出ました。TBSの『ビートたけしのお笑いサドンデス』。
豪華な賞品に目がくらんでの応募でしたが、当日、司会の三田寛子さんが、「本日からチャンピオンの賞品が変わりまして、今までは車とか海外旅行でしたが、本日からはビートたけしさんからすばらしい芸名がもらえます」
何すんねん。でもそこで画用紙に書かれた芸名を今も使わさせてもらっています。

吉本新喜劇に在籍したり、NHKの教育テレビの『あしたもげんきくん』という新番組でげんきくん役をやったり、ヨーロッパで大道芸の旅をしたり、寄席芸人をしながらも、私はこの指揮者形態模写にこだわりながら、細々と活動をし続けています。
指揮者物真似は珍しいので、時々はスポット的にメディアに取り上げられたりしてましたが、ここ数年、急にクラシック音楽業界が私に興味を持って、声をかけてくれるようになりました。

その中で忘れられないのは、今年3月5日の「仙台フィルと好田タクトの楽しくクラシック」(写真はそのチラシ)。
あの仙台フィルと共演しました。
会場となった石巻市民会館が、お客様でぎっしり埋まっている。

す、すごい…、こんな雰囲気で始まるのか…。

無我夢中で舞台は終わりました。
おおいに笑っていただき、最後の朝比奈隆の物真似で、ワーグナーの曲が終わったとき、観衆のみなさまがスタンディングオベイションをしてくれました。
もう、鼻水が出て涙が止まりませんでした。

こんな素敵な街に、また来れる。
タクトはもう燃え尽きてもいいから、なんとかいい舞台を作りたい。
今からプレッシャーで胃が痛みますが、世界のどこにもない楽しい舞台を作り上げたいと思います。

好田タクト(パフォーマンス)

 

マレットについて

2009.07.31| ル・キャレ

マリンバについて、ちょっとだけ
お話しますね♪

マリンバの音色を聴いたことがありますか?
とても温かみのある深い音色なんです!

実は・・・
鍵盤がメキシコの南にある暖かい国、 ホンジュラスで取れた硬い木で出来ています。だから 自然な音がします。

温度や湿度によってかなり響きが変わります。
会場の大きさや造りが違っても変わります。
ですから、リハーサルがと~っても大切です。

たくさんマレットを持って行って 音の響きを確認しながら 演奏する曲によって使うマッレトを決めます!

※マレットは、たくさん持っていますよ!自分が何本持っているか分からないくらいです。音色、硬さが、全然違うんです♪
洋服に合わせて選んでいる訳では無いんですよ(^.^)
加藤詢子(ル・キャレ)

異文化コミュニケーション

2009.07.31| 漆原啓子

今日は10日間のセミナーの最終日でした。始めは「10日もあるから長い」と思っていましたが、今日になってみると、あっという間に終わってしまった、という感じでした。

講師の先生達は、世界各国から20人ほど来ています。講師によるコンサートが毎日行なわれ、ほとんど毎回聴かせて頂きました。皆さんそれぞれ素晴らしく、楽しく聴かせて頂きました。

それぞれの個性が様々あるのは当たり前なのですが、やはり、各国の方の演奏を聴いていると、お国柄が出るなぁと痛感します。

日本人が一番シャイかな…?
同じアジア人でも韓国も中国も(特に中国は)、ヨーロッパと同じ「大陸」の中にあるということで、我々とはちょっと違ったものを感じます。(例えば中国では、昔からベッドで寝ていた、とか…挨拶の時にハグする、とか…。)

今年、私はドイツ人ピアニストのヤコブ・ロイシュナーさんと、中国人(上海の方。しかし、アメリカに20年くらい住んでいる)チェリストのヘクン・ウさんと、ベートーヴェンの大公を一緒に弾かせて頂きました。リハーサルを含め、とても楽しく弾くことが出来ました。

コンサートの後には必ず食事会があるので、たくさんの先生方と仲良しになれました。意外に思われるかもしれませんが、実は私、留学をしたことがないのです。だから、お食事会の時に先生達から色々なお話を聞くのは、文化の違い、考え方の違い、又は、逆に共通のもの、など、たくさんの発見があって本当に楽しかったです。

というわけで、また来年までみんなに会えないのが寂しいなぁ、としみじみ感じた一日なのでありました(^_^;)
漆原啓子(ヴァイオリン)

名指揮者をデフォルメものまね その5

2009.07.31| 好田タクト

第5回 怪人「ゲルギエフ」

これからまねてみたい指揮者は誰かと聞かれたら、真っ先に挙げたいのが、バレリー・ゲルギエフですね。
彼は久しぶりに現れた、癖の強いカリスマ指揮者だと思います。
以前、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と一緒に来日した際、
プロコフィエフの「交響曲第5番」の楽章間を、休みなしで一気に演奏した斬新な解釈には圧倒されました。

彼はジェームズ・レバイン同様、世界各地の指揮台にエネルギッシュに立ち続けています。
それに発言も面白いですね。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者サイモン・ラトルが「さわやかなエンターテイナー」なら、ゲルギエフはその対極にある「怪人のようなコメディアン」だと思います。
私の中では竹中直人さんのイメージに重なるんです。

ゲルギエフの演奏や映像はとにかく見ごたえがあって、私のライブラリーの中で最もCDやDVDが多い現役指揮者かもしれません。彼のまねをするとしたら、怪人のようにストイックな雰囲気の中で、時折のぞくユーモラスな表情に力点を置きたいところです。しかし、彼の本当に面白い部分は演奏解釈ですから、選曲も重要になってくると思います。

彼の指揮姿は打点が分かりにくいので、選曲するならオペラがいいかもしれませんね。
来日公演で話題になったプロコフィエフのオペラ「炎の天使」には興味があります。
あるいは、ストラビンスキーの「春の祭典」のように、前衛的で、派手で、神経質な作品が合うような気もします。

現代において、ゲルギエフのように個性的なカリスマ指揮者は本当に少なくなりました。
彼は今後世界のトップに君臨するかもしれない人ですから、私のレパートリーで中心に来る可能性があります。
その日に備えて、私もゲルギエフの物まね芸を磨きながら、彼の頭髪にふさわしい究極のカツラを見つけ出したいと思います。
好田タクト(パフォーマンス)

 

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