みなさま、こんにちは。
仙台フィルのオーボエ奏者の西沢澄博(にしざわ・きよひろ)です。
今年の「せんくら」では0歳から入場可能な公演に登場します。今回は少々古い時代の「バロック音楽」を演奏します。
ご一緒するのは同じ仙台フィルの仲間であり、また古楽器の名人でもあるヴァイオリンの小池まどかさん、そしてチェンバロ奏者の梅津樹子さん。この3人で出演します。
お二人はこれまでにも何度も一緒に演奏している仲間です。この3人で一番記憶に残っている公演は、何年か前に名取市文化会館のアウトリーチ事業で市内すべての小学校を対象に出張コンサートをしたときでしょうか。
学校のピアノをお借りしてアウトリーチということはありますが、こちらから「チェンバロ」を担いで?学校訪問という内容は稀だと思います。
弦をハンマーで叩いて音を出すピアノとは構造が違い、中に張ってある弦を爪のようなものでひっかいて音を出す構造のチェンバロの音色は、どちらかというとギターに近く、とても繊細で美しい音色です。
子供達も普段なかなか見ることのない楽器に興味津々。終演後には毎回楽器の周りに人だかりが出来ていたことが印象的です。
今回の公演でもピアノに比べると接する機会の少ないチェンバロを、耳、そして目の両方で楽しんでもらえればと思います。
また0歳から入場可能です(大切な事なので2度言います!)ので、是非お子様と共に気軽にご来場いただき、バロック音楽で古の優雅な舞踏会に来ているような気分を味わって頂ければと思います。