エマニュエル・ジラールさんからのメッセージ

2022.09.30| 2022

エマニュエル ジラール です。

せんくら、いよいよ開催しました!

明日の公演が楽しみです。

 

神谷未穂、小池まどか、梅津樹子、私、の4人による結成10年を迎えたアンサンブルは、10月1日のコンサートに出演し、ブクスフーデ、テレマン、ラインケンの作品を演奏します。

 

 

北ドイツの素晴らしいオルガン奏者でもあったブクスフーデとラインケン、私達が大尊敬し、毎回取り上げている大作曲家・テレマンによる、弦楽器と通奏低音(チェンバロ)の為に作曲されたものを、当時使われていた様式の楽器や弦、弓でつくる、あたたかい音色でお届けしたいと思います。

 

このコンサートで使用する楽器はこちらのヴィオラ ダ ガンバです。

 

フランスの黄金時代に大活躍した楽器ですが、ドイツまでその影響が行き、素晴らしい作曲家達がこの楽器の為に名作を遺してくれました。

 

せんくらの私達のコンサート、早々完売だそうですね。

有難うございます。

 

 

 

続いて、私が普段使っている楽器を少し紹介したいと思います。

 

こちらはバリトン。

表の弦はヴィオラ ダ ガンバと同じく6弦、裏はプラス共鳴弦(左の親指ではじく)が9弦という、全15弦もある楽器です。

 

この楽器は今年の12月7日に、教えている桐朋学園大学の私の特別講座「ドイツの18世紀のガンバ曲」で使用する予定です。

 

ハイドンはこの楽器を演奏したエステルハージ侯の為に、この楽器を使う125ものトリオ(バリトン、ヴィオラ、チェロ)を作曲しました。

19世紀まで生きていたハイドン、彼の全盛期にこの楽器の為の作品が多く作曲されました。

 

 

こちらはリローヌ。弦は13弦あり、弓で奏でるとオルガンの様な音色がする楽器です。

 

この楽器で近々コンサートが仙台の川平教会と、東京・上野の東京文化会館であります。

 

未穂が演奏するコレッリのラ・フォリアとルクレール、そしてヴィヴァルディのリュートコンチェルトで一緒に弾きます。

本当に素晴らしい作品が沢山あり、歴史にも興味があるので、チェロとガンバだけでなく、高い音が出せるパルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール、弓で弾きながら、指で弦をはじいたりするバリトン、同時に四つの弦を弾いて和音を作るリローヌ、と様々な楽器を演奏しています。

ご興味ある方は、私のYouTubeでチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ(バッハ、フォルクレ)の演奏動画をご覧頂けたら幸いです。

 

https://m.youtube.com/channel/UC4x82jW7kgG7eKLX11Sn5wg

 

それではせんくらでお会いしましょう(川平教会&東京文化会館でも是非)🎶。

 

エマニュエル・ジラール

 

出演アーティスト 神谷未穂さん、エマニュエル・ジラールさんからのメッセージ

2022.09.26| 2022

パンパカパーン‼️

 

 

 

毎年せんくらに出演させて頂いているこの四人によるアンサンブル、

 

 

なんと、なんと、結成10年を迎えました㊗️‼️

 

 

そして早々チケットも完売という何ともおめでたいニュースも。

(どうもありがとうございます🎶)

 

 

メンバーの小池まどかさんもせんくらブログに書いていましたが、今回もなんて素晴らしい作品なのだ...。

 

リハ時に「選曲、今回も良かったね❣️」と自画自賛する私達。

 

10年経った私達の、息の合ったアンサンブルも、是非お楽しみ下さい🎶。

 

 

 

ドイツは乗り継ぎ以外、もう20年近くも訪れていませんが(ハノーファー国立音大ソリストクラスのコンチェルト試験で、パリから受けに行った時が最後でした)、今回演奏する作品を通して、ドイツを旅をしている様な気分になっています。

 

 

つい最近、レジデントアーティストをさせて頂いているサントミューゼのアウトリーチやコンサートで長野・上田に6日間滞在しました。

 

ホテルの雑誌に今をときめくピアニストの反田恭平さんのインタビューが載っており拝見したところ、モーツァルトの名言である「旅をしない音楽家は不幸だ」が引用されていました。

 

 

音楽家にとって、作曲家の街の景色、建物、香り、食べ物、衣服、言葉、文化、芸術等に触れる事はとても重要だと思いますが、この未だに治まらないコロナ禍、フランスの家族にも三年も会えていないという...。

 

義理の弟のところの子供も、まだ会わぬ間にもう走り回っているそうな。

そろそろ会いに行きたいところです。

 

 

 

せんくら公演が完売㊗️なので、こちらの自主公演の宣伝をさせて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのアンサンブル『アンサンブル・マレッラ』も、時代様式に基づき、作曲当時に使われていた楽器を用いて演奏します。

 

コロナ禍でなかなか出来なかった自主公演、やっと、やっと、開催です‼

 

 

10月29日には、ギターの大萩さんがせんくらブログで書かれていた、登米の三浦屋旅館(素晴らしいお料理付き)で、10月30日には仙台川平教会、11月2日には東京文化会館で開催します。

 

 

音楽による『フランス&イタリア音楽紀行』どうぞよろしくお願いします。

(創設者エマニュエルの動画です。→https://m.youtube.com/channel/UC4x82jW7kgG7eKLX11Sn5wg

 

 

もちろん仙台フィル公演でもコンマスを担当します🎶。

太田弦さん、仙台ジュニアオケでもご一緒させて頂いていますが、毎回素晴らしい、と思える指揮者です。

 

 

 

外から鈴虫の歌が聴こえてきました。

音楽の秋、皆様にお会い出来る事を、楽しみにしています。

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