“仙台”はどこへ行っても胸を張って誇れる私のふるさとです。
こんな素晴らしいフェスティバルが毎年開催されるのですから!
今年はせんくらが無事に開催されるとのこと、とても嬉しく思うと同時に、ここまでいくつもの大変なご苦労を乗り越え開催に結びつけてくださったスタッフの皆様に心より感謝を申し上げます。
前回のせんくら以降、世界ではパンデミックが起こり無情にも多くの尊い命が失われ悲しみに溢れ、不安と闘う日々が今なお続いています。私が演奏する“民謡”という音楽は、祈りのうたです。豊作豊漁への祈り、山への祈り、先祖への祈り、様々な祈りが唄い込まれています。そして“津軽三味線”という楽器は、貧困にもどんな困難にも負けず、力強く生き抜いてきた日本の楽器です。
今回の出来事によって、皆さんに自分の演奏を生で聴いていただけること、皆んなが同じ空間で音楽を楽しめるということがどれだけ奇跡的で貴重なことなのかを痛感しました。同時に幼い頃から舞台で生きてきた自分は、やはり舞台に立つことで生きていることを実感するのだと、その幸せを再確認しました。
2年ぶりのせんくら。特別な想いです。この幸せを会場にお運びいただく皆様と分かち合い、祈りを込めて精一杯奏でます。
今回、楽楽楽ホールでのソロコンサートは、私が日頃大切に向き合っている「民謡」をお楽しみいただきます。全編民謡です。津軽三味線の生音独奏、弾き語りをどうぞお楽しみに!
そして日立システムズホールでは、スギテツさんとのコラボレーション!素敵な音楽と爆笑トーク、こちらもお楽しみに!
何事もなく無事に開催されることを願っています。
そして当日お目にかかれるのを心待ちにしております。